BASSO ドリルマン 東京・池袋西口





青空から注ぐ陽射しが春を加速させていた、可憐な梅の小花が風の向きも変えていた3月下旬の休日火曜日。平日正午少し前の山手線電車の大きな窓ガラスから、そんな春の陽光が車内の長椅子を照らしていた。

今日も午後からだが都内で所用がある日で、そんな都合にしばらく前からこちらへまた訪れて見たくなっていたので出掛けることにした。

2007年6月中華そばゼットンとして創業し、2008年11月突如店名を改称して現在に至っている名店領域と言える都内人気店だ。

実は先日社内の方に美味しい店を尋ねられて赤羽某店を教えたら早速行った方に、その後今度はこちらも教えて差し上げると、なんとこちらにも早速訪れたのだそう。

なかなかの味わいに、こちらも喜んでくれたよう。すると行列も無くすんなり座れたと言う。あの味わいが並ぶことなく口にできることを知って近い内に行ってみようと思っていた次第だった。

そんなわけで山手線を池袋で下車して、久々東武側を上へ上がって向かうと、東京芸術劇場の大改修工事が始まっていて高い塀に囲われていた。芸劇変身中、2012年9月リニューアルオープンだそう。

そんな塀を見上げながら大通りに出て、左手へ進んで行った。すると住宅街手前に今度は、新しい道路が出来ていてまた街の変化に驚いた。山手通りへ続く都道らしい。時代は常に変化を遂げて行く。

長い一方通行の道をひたすら歩いて行けばこちらで、なるほどこの時間なら大抵は6〜7人の行列が出来ていているものだが1人も並んでいなかった。

それでも入店すると大変に盛況な店内で、入口付近の空いた2〜3席の一つに腰を降ろして、麺量400gとなるつけそば中盛りに追加トッピングでチャーシューもお願いした。

およそ2年ぶりのこちらだ。アブラバッソなる油そばのメニューが増えており、さすが時代の変化に即応しているこちらと言えた。前回訪れた時は無休になっていたが、また月曜日定休が復活していた。

昨年11月11日に西池袋の立教通り沿いの「塩中華の店まるきゅう」が、こちらとのコラボによりリニューアルし「BASSO DriH」としてオープンしていて、こちらで製麺した麺によるメニューが楽しめるらしい。

また少し前までネギ増し無料サービスをしていたようだが、現在はそのサービスを一時終了したことが店先で案内されていた。大テーブルの椅子に腰掛けて待っていたが、奥のカウンター席が空いたのでどうぞと移動を促された。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、相変わらず素晴らしい滑らかな風合いが良い太い麺。つけ汁も独特でありつつも、王道一直線な旨みがたまらないもの。出汁はなんと日本三大美味鶏と称される、秋田を代表する食材の比内地鶏を利用しているらしい。

赤みが強いビジュアルのつけ汁だが、全然辛さはないベーシックな豚骨魚介風味だ。醤油は秋田県湯沢市石孫本店の麹蓋によるこだわりの製法のものなのだそう。

驚くことに自家製麺で利用する小麦は、そんな石孫本店が醤油造りに欠かせない小麦と同じものを利用しているらしい。

炙り工程の無い方のチャーシューも、かなりとても美味しかった。最近ベジポタ系の瀞みの強いつけ汁が流行だが、ふとこのつけ汁でもそんな製法で出来ると嬉しいと思ってしまった。中盛り麺量400gながら、気がつけば麺が消えた。

スープ割りも味気無いポットを用意することなく、厨房の方にマンツーマンで対応して貰いその分美味しいものと言えた。いや、特に食後に来る後味感や、麺の食感がやはりとんでもなく素晴らしいもので実にかなり良かった。

(左フォト) つけそば中盛り+チャーシュー(麺・汁)/店頭外観 (2012.03.27)


 BASSO ドリルマン    ※公式サイトはこちら。  ※下記データ(2012.03.27)情報更新

 中華そば麺量/並盛180g 中盛250g  濃厚中華そば/並盛200g 中盛300g 大盛400g

 つけそば麺量/小盛200g 並盛300g 中盛400g 大盛600g

 住所:東京都豊島区西池袋2-9-7 定休日:月曜日 営業時間:11:30〜21:00 ※売り切れ次第終了

 アクセス:JR山手線池袋駅西口下車。東京芸術劇場奥の道を左に進み行き、突き当たりの狭い右
       路地を入り、次の左路地をずっと進んだ西武線線路80m手前左側、徒歩およそ12分。



  2012.03.27 住宅街の中にある池袋を代表する一店のこちら。   2012.03.27 芸劇変身中、2012年9月リニューアルオープン予定。





やや湿度を高くして初夏の青空と気候がそう変わらない五月下旬で、もう間もなくすれば六月と言うそんな金曜日の昼頃だった。

またこちらと言う気分になって、出掛ける事にした本日であった。そんなわけで都営地下鉄と旧営団の東京メトロを乗り継いで池袋へ向かう。それにしても都内には縦横無尽に張り巡らされた地下鉄路線がある。

西暦1927年(昭和2年)年の瀬も迫った12年30日、現在の東京メトロ銀座線の浅草〜上野間が開業。

その後渋谷まで全通したのに12年も掛かったのが嘘のように、その後丸ノ内線を皮切りに多くの地下鉄路線が開業し、最近では東側の私鉄路線と西側の私鉄路線が当たり前のように連絡している。

都営地下鉄新宿線も新京成線辺りまで路線延長して連絡すればまた何かと便利な首都圏ではないかと思いつつ、東京メトロ有楽町線に乗り換えて池袋へやって来た。外に出れば街路樹が湿気を含んだそよ風に揺れ、眩しい陽射しが夏側に向いていた正午過ぎだった。

ここ2度ほどそう並んでいなかったが、今回は従来通りの十人を越える行列が待ち受けていて、そこはさすが人気店であった。東池袋系では「とみ田」や「六厘舎」に次ぐ人気のこちらだと思う。

そんな外列の後ろに着いてしばらくすれば先行してオーダーの確認があり、つけそばをオーダーしようとするもう一人の自分が現れて来て、そうした葛藤がありつつも結局は濃厚中華そばの麺量300g中盛に、炙りトロチャーシューを注文した私であった。

壁面のインフォメーションを見ると、以前は月曜日が定休日だったが無くなったようで、年中無休の四文字が表示されていた。

15人近い人数に待ち時間も覚悟していたが、そんなに掛からずに入店出来た。厨房前の右端の席に案内を受けてそこに腰掛けて程なく濃厚中華そばがやって来た。

ここ最近の濃厚ブームだけにそこはやはりの濃厚系魚介豚骨で、以前からこちらで提供していたが一時期だけ休んでいたメニューだっただけに今回が初めて。

それではと口にして行けばそんなスープに、比較的太めの中太麺が絡んで来て動物系も魚介系どちらも在り来りさが皆無で、大満足な東池袋的な至福の一杯が堪能出来た。

また特製メニューは炙りトロチャーシュー海苔煮玉子メンマが入って、最近50円値下げしたようでプラス200円になっていた。

なお特製でなくても通常チャーシューにメンマや海苔に刻みネギも比較的多めに入っており、味玉子が不用に感じた時はプラス150円で炙りトロチャーシューを追加オーダーすればトロトロの炙りものが三枚楽しめてお徳感がある。

口内でムチムチした太麺が暴れるのは、つけそばとそう大差は無かった。もうやはり気がつけば完食だった。楽天市場店でも通販しているよう。いやいやいや、良かった美味かった。

(左フォト) 濃厚中華そば中盛/炙りトロチャーシュー (2010.05.28)







都会の雑踏から見る薄曇りの空から射す薄陽と青空が、ゆっくりと裾野を広げるように街角に馴染んでいた、クリスマスが終わって大晦日を待つ時期となって来た、そんな土曜日の午前中であった。

先日も来たこちらだが、運よく限定ラーメンを楽しんだものの、やはり本来のレギュラーメニューの方を堪能したくなり、再度こちらを訪れた歳末であった。

実は未訪店への訪問も頭の隅にあったのだが、そんな事由から池袋に来て見ればそんな風に気持ちがなびいてしまい、その昔ソニー製品でキララバッソと言うテレビがあったが「来たらBASSO」となってしまった。

池袋は母親が若い時に女学校の教師をしていた頃まで住んでいた街で、生きていたのが不思議な程と戦中時期の生々しい苦労話しだけが記憶に残っていたりしている。

そんな池袋は新宿・渋谷と並ぶ山の手三大副都心の一つで、池袋駅1日平均利用客数はおよそ270万人と言われており、新宿駅に次いで日本第二位のターミナル駅となっている。

中学校から都内に通学していた私だが、そんな級友がこの街をブクロと呼んでいて、そんな言葉が東京では定着している。東に西武百貨店、西に東武百貨店があり、どちらもそこがその本店であったりする。

店頭には正午前の開店まもない時間に到着。並んで待っていた方が全員吸い込まれたばかりのよう。ドアの前で少しばかり待っていると、後続客が様子待ちせずに入店しようとしたので同時に私も中へ入店。

一席だけ空いていた、カウンター席に促された。つけそばの中盛400gでチャーシュー追加トッピングをオーダーしたが、辛つけそばに気がつきそちらにして貰った。

と言うかホットバッソの文字に、うっかり暖かいラーメンと勘違いしてしまった。しかしその後でつけそばだった事に気がついた次第であった。程なく到着。

おお、これは紛れも無く美味しそうなビジュアルであった。思わず来て良かったと実感した。それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

それにしても辛みは旨みを押し上げるパワーがあり、いつもの風情も良いが、こんな感じで楽しむのもまた一興と言った所であった。チャーシューは炙りでは無い方だったが、こちらも柔らかく美味しいものであった。

帰りにいつもと違うルートで池袋駅へ戻ると、池袋地名ゆかりの池とある石碑がある場所の前に出た。その由来について読んでみると、清らかな水が湧く多くの池が昔あったそうで、そんな所から池袋の地名が生まれたらしい。

31日大晦日は正午から、店頭で年越しそばが販売される模様。いや、今日もまた実に美味しつけそばだった。

(左フォト) HOTBASSO(辛つけそば)中盛+チャーシュー(汁・麺) (2009.12.26)


  2009.12.26 店頭入口外観。   2009.12.26 近くにあった「池袋地名ゆかりの池」。







冬の表層がしばらくのあいだ降り積もる綿雪のように、深まって行く十二月も明日からはもう下旬という、冷蔵庫の中にでも居るような日曜日の遅い午前中であった。

そんな今日は一昨年の6月にゼットンの名でオープンして、昨年の11月に現在の店名に改称した、東池袋大勝軒系のこちらへふと気が向いて出掛ける事にした。

店名は一度聞いたら忘れない名前だが、つい最近になって「バッソ」は「ソバ」を引っ繰り返した所から来ている事を知った。ドリルは鍛練や練習の意味であるから、言わば「鍛錬を欠かさない中華そばの修行僧」と言った所であろうか。

秋葉原で山手線電車に乗り換えて池袋へ向かう。いつもつけそばばかりをこちらで堪能しているが、たまには中華そばもいいかも知れない。しかしやはりつけそばにしようか、どうしようか、いやいやこれは何とも定まらないまま、山手線電車は池袋のプラットホームに身を滑らせて行った。

そんな思いにふけりつつ、正午間近に店頭へ到着。すると列が無いと思ったら、昨日と今日は限定ラーメンのみだそうで、つけそばは提供しないで営業しているそう。

電車の中で悩んでいたのが馬鹿らしくなったが、限定は限定で縁起物だけにそれはそれでラッキーと言え、それであれば限定を楽しむ事にした本日であった。

店頭でそんな案内に了承すると、中盛りに玉子のサービスもあるそうで、もちろんその両方ともお願いした。中に入っても直ぐに座れてこれまたラッキー。目の前におられた方に「バッソ」の由来をお聞きすると、間違いなく先述の通り「ソバ」を逆にしたものだそう。程なく到着。

おお、やはり限定らーめんも美味そうなこちらだった。それではと行かせて貰えば、それはもう美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

煮干しがふわんと来るが、口にすると出だしはどちらかと言えば焼きアゴ主体で、後から煮干しがやって来る感じがあった。中太ストレートの麺は、やはりこちらの持ち味がよく出ていて大変いい麺だった。

玉子も絶妙な柔らかさで、チャーシューもいい脂感が支配していた。そこに削いだ感じの長ネギに新鮮味があって、その分辛みもあってこれもまた良かった。

いやいやいや、気が付けば完食。やけに空いていると思ったら千葉・中山のラーメンイベントに、こちらが参加していてやってないと思った方が大半のようだった。ともあれそんな日でもこちらは営業しており、これまたラッキーで美味しい限定ラーメンであった。

最近になって公式ホームページを立ち上げたそうで、帰宅後に見てみると本日の限定の事がしっかりと謳われており、店主が秋田のご出身らしく秋田の食材を中心に利用している事に、メニューの名前にBASSOが入るようになった事が紹介されていた。

そして一番目を引いたのが、店頭にウェブカメラを設置したようで、なんと混雑状況がリアルタイムに判るようになっていた。これは大変に画期的な公式サイトで、今後は他店も同じようにして来る事が考えられた。なお、年末は29日まで営業して、年明けは5日からだそう。


(左フォト) 限定焼きアゴと比内地鶏正油中盛+玉子/店内 (2009.12.20)


切なくなる程に黄色い、そんなヒマワリの花が咲き誇り、見上げた雲は不安定な表層を地面にさらしていた、七月中旬の金曜日であった。朝方に降っていた雨は、午前9時過ぎには止んだようだ。バス停の少し前で、立ち止まって深呼吸すれば、梅雨が明けた事を約束でもするかのように、湿っていても夏の色に変わっていた空気の匂いが飛び込んで来た。

そんな今日は、先日の日曜営業の振り替え休日と、あらかじめ研修先の工場長に申請していた日で、久々の平日の休みに、何処にでも行ける日と胸が高鳴った。そんな中で結局選んだ訪問先は、土曜日も日曜日も営業しているこちらだが、そんな曜日に行けば長蛇の列必死と言う事で、敬遠していた丈に出掛ける事にしたのであった。まだ二回しか訪問していないが、その東池袋大勝軒系の味に、即座に魅了されたお店だ。

またJR池袋駅東武デパート側に出て、左斜め前方に進んで行き、途中から狭い路地に入り、西武鉄道線に向かって歩いて行く。午前11時頃に到着すると、六人の先客が住宅街の中にある、こちらの店頭で待っていた。平日でもこれなんだから、土日曜日はさぞかし待つ事であろう。





その後ろに着いてしばらく待っていると、開店間近になってからお店の方が出て来られ、オーダーの確認を前から順番にしていた。

私の前に来たのでメニューから、つけそばの麺量400gである中盛800円にして、炙りトロチャーシュー150円もお願いした今回であった。なおその際に、麺は柔らか目とも希望した。

以前メニューにあった「濃厚中華そば」は、既に提供を終了しており、その変わりに平日の午後七時からだが「濃厚ジャンクつけそば」の提供が始まっていた。野菜増しのオプションからも判るように、どうやら二郎系のつけめんらしい。

まもなく開店と言う頃、後ろを振り返って後に続く客を確認すると、10人を少し越える程度の方々がおられた。やっぱりハンパない人数である。

定時になると、ドアが開いて開店。カップルや友人同志の複数で来た来店客は大型テーブル席、単独で来店した客はカウンター席に夫々を誘導仕分けていた。

まもなくつけそばが到着する頃、麺柔らか目と言う事で、後続する方のつけそばが先に供された時も、お詫びの言葉が入る素晴らしさ。海外の一流ホテルのレストランカフェだって、こんな対応はしてくれないはずだ。

ふと壁を見れば貼ってしばらく経過した感じのインフォメーションがあり、見ればこちらで修行された方が田無方面にラーメン店を開業させた様で、麺匠ヒムロクと言う店名らしい。程なく到着。

おおー、これまた何ともなビジュアルな事か。まず先に炙りトロチャーシューが別皿で、軽いジャブが入る様に来て、そこにドドンと麺と汁がやって来た。既におそるべし。

それではと緊張感さえ走る神々しさゆえに、そのビジュアルから片時も目を離さずに割り箸を割って口にすれば、それはもうもう、いやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

東池袋の旋風が、口内でざわめきにも似た、感動を与える美味しさだ。

悠久に続く大陸の丘を駆け上がった、とんでもなく荒々しい風が、樹齢三千年を超える大木の幹にぶつかり、そこに住み就いて落ち着いた風の精霊の、果てしない優しさに満ち溢れた味わいと言えば良いか。

麺柔らか目は、一度言おうとして止めて、悩んだ末にお願いしたものだったが、実際にどうだったかと言えば、こちらの麺を楽しむと言う観点からすればこの上なく良かった。

しかし、つけそばを楽しむと言うトータリティからすれば、汁との絶妙なバランスが変わってしまい、出来る事なら麺の茹で加減はお店に一任した方が良さそう。

こんがりと焼かれた炙りトロチャーシューも美味しく、スープ割りのフィニッシュに至るまで、そのドリルマンワールドに洗脳されてしまった。

気が付けば完食。いやいやいやいや、やっぱり東池袋系の冴えた、つけそばであった。

(左フォト) つけそば中盛(麺400g)+炙りトロチャーシュー(麺・汁) (2009.07.17)




 


変わり易いと形容される程に、昨日の午後からの爽やかな天気も束の間に、また朝方から冷たい雨模様の天気の、11月初旬の休日の土曜日だった。そんな今日は、こちらへ出掛ける事にした。

そんな一度食しただけで虜になった、つけそばを提供しているこちらだが、今月から店名をリニューアルして、新たな出発をしたらしい。

同時期に千葉ラーメン劇場で開業した、熊本ラーメンのお店が平仮名で「ぜっとん」としていて、その絡みなのか定かでは無いが、ここに来てどことなくカッコいい店名となった。

池袋に着くと雨は小康状態となり、傘を指さなくても歩けるものの、時折りだけ天空からポタッと水滴が頬に落ちて来た。

店頭に着けば開店時間近くで、約二十人近い方が並んでいた。しばらくすると開店となり、列の半分が店内に吸い込まれて行った。

店外でオーダーの確認があり、つけそば中盛800円に、味付け玉子100円追加でお願いした。ちなみに、今回の店名リニューアルを機に、濃厚中華そばと言うメニューが新発売となっていた。

店名は直訳すれば「低音練習男」だが、ちょうど列の前の方が由来をお店の方に確認していて、耳をそば立てれば「練習」と言う単語は聴こえたが、よく判らず終いとなってしまった。

しばし待った後に入店でき、以前よりは待ち時間がそう長くは無かった。カウンター席の空いた席に案内を受け、振り返ればなるほど早い訳で、大きいテーブル席が増えてなるほどだった。程なく到着。

おお、やはり見るからにムッチンムッチンとしており旨そうな麺で、思わずそれだけを軽く口にすれば、やはりとっても良い。

これはこだわりのパンを、ジャムやバターを付けずに楽しむのに似ている楽しみ方かも知れない。ゆで加減がやはり高等テクニックであり、そんな良さが麺をさらに旨くしているのか。

そして徐に汁に浸して行かせて貰えば、それはもう汁が旨さ無限大の美味しさで、思わずウメエエエエエエエと、私はヤギさんになるしかなかった(おいおい)。

中に入る肉も、脂身がいい感じで、たまらないもの。味付け玉子もトロトロ感が良く、比較的濃い味付けながら、濃さをウリにしていない風情がどこかあって、それがまた斬新な感じもあった。

もう、一般的な他店と比較しても、頭二つはリードしている良さがあり、気が付けば麺が喉の彼方に消えて言った。

スープ割りも完全無欠に良く、精算時にはつい(おいおい)、頭二つの事を漏らすと、おくゆかしくも「いえいえ、まだまだで」的なご発言に、更なる感動を覚えるこちらだった。

いや、麺・汁・具がまさしく三位一体となって、その絶大な効果を博していたつけそばだった。

いや、とんでもなく、やっぱり良かった。

(左フォト) つけそば中盛(麺400g)+味付け玉子(麺・汁) (2008.11.08)

※以下は「中華そばゼットン」時代。





湾岸沿いの電車を遅延させるほど風が強いものの、昨日の冷たい雨も止んで、青い空は隠れているものの梅の花は満開にほころび、桜のつぼみも緩んだ気がする、そんな弥生後半の金曜日。曇り。

以前雑誌でこちらが紹介されて気になる所となり、TVでも取り上げられて列が長くなっているらしいと言う事で、しばらく敬遠をしていたお店。

ところが列は落ち着く所かその逆で、某ケータイラーメンサイトの都内店のアクセス数では、あの六厘舎に次ぐ人気度を現在誇っていると知り、これ以上と言う事で本日出掛ける事にした。

JR池袋駅東武デパート側に出て、幅3m程の住宅地の狭い道を進み行けばある、東池大勝軒系「七福神」で修行経験のある店主のお店。

七人前後が座れるカウンタ席のすぐ後ろから始まる行列は、正午を過ぎたランタイムもあって外に出て、ざっと二十人を超えていた。

既におそるべし。およそ一時間近い待ち時間で、途中でオーダーを聞かれ、つけそば中盛(麺350g)700円でお願いする。

なおメニューは「中華そば」と「つけそば」があり、「中華そば」は並盛麺180gと中盛麺230gで値段はどちらも650円で、「つけそば」は並盛麺250g・中盛麺350g各700円に大盛は麺500gで800円。

これにチャーシュー300円、メンマ200円、味つけ玉子100円の追加トッピング。

メニューリストには無化調のインフォメーション。ふと見れば浅草開化楼某氏のプロレスポスターが貼られてあり、自家製麺の粉はそちらから?と思ったがそうでは無いそう。程なく到着。

それではと口にして行く。するとこれは凄い麺。スペシャルにセクシーな食感で、なおかつブリリアントな一面も持つ、ムチムチボディな太麺と言えば良いのか?

また汁も、甘味の根本から他店とは違う素顔を持っており、魚粉も単調さは微塵もない、これぞ大勝軒インスパイア系と言うもの。

とにもかくにもこれはもう、旨い旨い旨い旨い旨い、旨い旨い旨い旨い旨い、いや旨い旨いと、おそるべし。

多めにゴロゴロと入るチャーシューも、もちろん半端でない旨さ。全てが洗練されており、スープ割に至るまで完成度の高いもの。

思わず精算時お姉さんに、「せ、セクシーでした・・・」と言って、つけそばの良さを表現したが、ちゃんと判ってもらえただろか?(おいおい)

センスがキラリと光った「つけそば」で、いや、とんでもなく、どえらく良かった。

(左フォト) つけそば中盛(麺350g)(麺・汁) (2008.03.21)

 
     
幅3mの狭い住宅街の道にあるお店。 店名はウルトラマンの怪獣を思い出す。 そんなに悩まないメニューリスト。 打ちっ放しのコンクリが露出する店内。


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