ぜんや 埼玉・新座

見上げる大空は朝から曇り空で、デニムのジャケットを着込まなければ、かなり寒い目にあいそうだった、十月下旬休日土曜日の午前中だった。JR武蔵野線新座駅から7〜8分程歩いた場所に、平成11年にオープンして今年で十周年を迎えても、なお変わらずに行列が絶えない超が付く人気店がある。そう、それがこちらだ。



店主は平成13年の中央省庁再編で経済産業省となる前の、通商産業省に勤務されていた方だそう。通商産業省と言えば高度成長期だった頃には、日本の総司令塔としてその役目を担って来た省庁だ。

そんな役人生活から抜け出して長い修行経験の後に、TV番組第2回ラーメン王選手権では決勝ラウンドまで残るフリークぶりも魅せつつ、長年の夢だった塩ラーメン専門店を開業させた経緯らしい。

そんなこちらへ開店40分前に店頭へ到着すると、既に大勢の方が用意されている長椅子に腰掛けて並んでおり、十番目の入店客としてその長椅子に座った。振り向けば開店時には30人近い方がおられ、やはりおそるべしと言うしかなかった。

十人目でカウンター席八席だけに1巡目はあきらめていたが、すぐ前の方がご夫婦の二人と言う事で、先にどうぞと言う事になり入店出来る事となった。券売機でチャーシューメンを選んで着席。

店主が中華鍋で茹でた麺を平ザルを軽妙に操り、素早い手つきで具が並べられて行く。程なく到着。

ビジュアルもいい感じだ。それではと行かせて貰えば、なるほどシンプルイズザベストとはこの事かと、いや 美味い美味い美味い美味い美味い。

スープは特に産地等を指定しない老鶏の丸鶏だそうで、それに豚骨・香味野菜・日高昆布等が投入されているらしく、塩ダレは中国福建省の天然海塩を利用されているそう。塩が中国産と言う事で、問題が無い旨のインフォメーションが丁重になされていた。

また麺は地元の製麺所の色の濃い中太ちぢれ麺で、ぷっつりした感じが特徴的なもので良かった。チャーシューは、こちらも2種類のタイプが入り、美味しいものであった。100食で終わらせる事が多いそうで、早めに閉店する事もあるらしい。

以前は完全入替制だったようだが、現在は一人が出て行くと一人が入って来る方式となっていた。そう言えば今回初めて訪問した訳だが、実はもう随分前となったが京急品川駅下の品達某店へ行った帰り道に、土産店でこちらの土産ラーメンを買って夕食で食した事があった。

当然麺が太さなど全然違うものだが、スープの雰囲気はやはりほぼ同じ味わいで、そうした土産ラーメンでも充分楽しめるものだと今回比較して実感できた。気が付けば完食。いやいやいや、良かった、美味かった。 

(左フォト) チャーシューメン/行列が凄い店舗前 (2009.10.24)


 ぜんや

 住所:埼玉県新座市野火止4-9-8   定休日:火曜日・水曜日

 営業時間:11:30〜スープなくなり次第終了(15:00〜16:00予定)

 アクセス:JR武蔵野線新座駅南口下車。改札を出て左のロータリー右奥の道を歩き、突き当たり
       の川越街道(国道254号)を左手に進んで行く。野火止交差点を右折して志木街道(県道
       40号線)を150m程進んで、野火止小学校の先の右側で徒歩およそ7分。



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