手打風 湯島らーめん 東京・湯島





通勤電車が、江戸川の鉄橋に入り、車内に軽快なリズムの、レールの音が響き渡る頃、青い空を臨む都内の街並みの頭上に、まるで蜃気楼のように、運良く白雪を被った富士山が見えた。

しかし、中川と荒川が合流する地点の鉄橋を越える時には、目を凝らしても、魔法の切れたかぼちゃが馬車に戻らない様に、都会のスモッグが立ちはだかっていた、二月後半水曜日の朝だった。


実はこのラーメンサイトを始めた頃、一度だけこちらに入店した事があった。しかしその際には、レポートで紹介せずにいたお店だった。しかし、こちら界隈に勤務先がなった事もあり、今回は是非、その良さを案内したく、本日出掛ける事にしたランチ時だった。

店頭には、正午頃に到着。何を選ぶか迷っていると、ラーメンにかき揚丼、お新香も付いた、お昼のセット750円のインフォがあった。

これで行こうと入店すると、まだ早いランチタイムもあり、それでも多めの先客で、盛況な店内だった。一番入り口近くの、カウンター席に腰掛け、先程のメニューをオーダー。

その昔の明治時代は、印刷業を営んでおられた家系のお店の様で、その後飲食店業に転身し、甘味喫茶、洋食店、ステーキ店の変遷を経て、現在のラーメン店に至っているらしい。程なく到着。

おお、見るからに旨そうなラーメンと、かき揚丼が到着した。それではと口にすれば、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

ラーメンに、こだわり始めた頃に伺った時は、街の中華店がラーメン店としているだけと思ってしまったが、今改めて食して見ると、そのあっさりした醤油スープは、何とも味わい深い持ち味があり、麺も良い風情があり、今回はその良さが、よく判った美味しさだった。

かき揚丼も、またこれがかなり旨く、自家製のかき揚げの様で、こちらの人気の度合いが、それで充分に理解出来た程に良かった。

現在、ラーメン専門店を大きく分類して見ると、「和風系」に「新中国系」、そして「旧中華系」に分ける事が出来ると思う。ここ10年の和風らーめん系と、新中国系の台頭には、目を見張るものがある。

しかし、昭和の昔から存在していた旧中華系店は、今でも地元の方々に愛され、多くの常連客が足繁く通うお店も少なくない。そう、こちらも、そんな旧中華系の一店と言えた。

気が付けば完食。それにしても、井上陽水の「傘がない」の歌詞が浮かんだ程に、早く行かなくちゃ♪だったが(おいおい)、来て良かった、美味しいラーメン店であった。

(左フォト) 湯島らーめん/かき揚丼/店舗外観 (2009.02.18)


 手打風 湯島らーめん

 住所:東京都文京区湯島3-10-10  定休日:土曜・日曜・祝日  営業時間:11:00〜23:00

 アクセス:東京メトロ千代田線湯島駅5番出口下車。昌平橋通りを昌平橋方面に向かって進み、
       しばらく歩いた妻恋坂交差点手前の右側。末広町駅からも比較的近い場所。
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店頭には日替わりセットメニューインフォ。 店内の上には、様々なラーメンメニュー。



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