名代ねぎそば 月梅 千葉・本八 ※閉店



霞んだ青空から淡い陽射しが注いで、放射冷却現象の所為かまた一段と冷え込んでいた一月睦月半ばの週明け日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかに寒いそんな午後七時過ぎだった。

ネギラーメンと言えば昨夜の通りだが、ねぎそばと来ればそこは勿論こちら以外考えられない。

そんな昨日の流れの中で思い出して、仕事帰り立ち寄ることにした今夜となった。そんなわけでまた真っ直ぐ本八幡まで帰って来て、風情のあるその店頭へやって来た。

ラストオーダー10分前でちょっと危なかった。さっそく入店して先客一人がラーメンを啜るなか、予定通り一人居る息子さんに味噌ねぎそばと揚げ餃子をお願いする。厨房の出入り口には今日も「貸して不仲になるよりも、いつもニコニコ現金払い」の表示札があった。

ふと見るとその傍にあった公共施設の電話番号が表記された模造紙が半分ほど破れており、その下には注文数合計額早見表のようなものが見え隠れしていた。

ねぎそば+餃子が2セットならいくら3セットならいくらと、かなりのセット数にまで及んでいるようだった。

チャーシュー麺がまだ提供されている頃らしくその倍数もあったが、そこには更に冷し麺なる提供メニューもあり以前は色々とあったのだろう。

先客が精算して帰って行く頃後続客が入店して来て、私とそう変わらないオーダーをしていた。厨房から餃子を揚げる低いパチパチとはねる音がしばらくのあいだ響いて、その音が静まると後続客の分と一緒に揚げ餃子が到着した。

いつもより粉砕度の強いねぎをいつもくらい乗せて、今宵も月梅の揚げ餃子を愉しませて貰った。いつもと違った風合いだったがこれがまた良かった。そしてラーメンも程なく到着。

やはり味噌ねぎそばもまたワンランク色の濃いものだった。粉砕ねぎとモヤシを入れて行かせて貰えば、今夜も実に素敵な味わい深い美味しさ。

定かではないが、隠し味を強調した風合いを意識しているところだろうか。気がつけば完食。いや、今夜もまたなかなかとても実に良かった。

(左フォト) 味噌ねぎそば(サービス具材投入後)/揚げ餃子 (2013.01.13)


 名代 ねぎそば 月梅 (ユーメイ)   ※下記データ(2012.08.17)情報更新

 住所:千葉県市川市八幡2-15-18   定休日:月曜日・火曜日

 営業時間:10:30〜13:00/18:00〜20:30(LO20:00) ※一人体制の為日時が不規則になる場合あり。

 アクセス:JR総武線本八幡駅北口下車。ロータリーから国道方面に進み、ひとつ目の右路地を
       入り少し歩いた右側。徒歩およそ3分。






昨日の雨雲が付かず離れずの所為か、陽射しを隠した雲から時折り霧雨が滴り落ちていた、そんな朝方の11月下旬の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、昼前後には晴れ上がったようで、また穏やかな夜空が広がる午後7時過ぎだった。

またこちらへ行きたくなって、3ヶ月ぶりの店頭へやって来た。入店すると閉店間際の店内に一人の先客がおられた。やはり三代目となる息子さんだけで、残念ながら女将さんはおられなかった。

メニュー表を見ること無く、醤油ラーメンと揚げ餃子をオーダー。先客と離れて粉砕ねぎとモヤシをもう1セット出させるのも悪いので、先客の直ぐ目の前の席に腰を下ろした。

するとちょっとだけ怪訝な顔をされたが、意図を理解して頂いたのかそれ以上のリアクションはされず餃子をまた口に運び始めた先客だった。

ゆっくりと揚げ餃子を口にしていたがまもなく食べ終えて、今度はラーメンに粉砕ねぎとモヤシをしこたま入れてそちらを喰らい始めた先客だった。

なにせ目の前だけに、つい見てしまう。ふと見上げると男女が室内で戯れる中国の絵が目に入った。確かここへ来るようになった頃からある絵だが、こうしてじっくりと見ることはなかったが、かなり色褪せていた。

以前から触れているように、こちらは戦後まもない頃から営業している店だ。国府台に軍隊の駐屯地があった関係で、市川は太平洋戦争が終結するまで軍隊の町と言う要素が強かったと言われている。

あえて記さなかったが以前から幾つかのネットサイトで紹介しているように、1950年代になってからこちらが開業していることが通説となっている。

それだけに1951年と仮定すれば、昭和26年のその頃にちょうど市川市内の大字が町へと改称されており、八幡町が生まれて周辺の戦後復興が加速化しているだけにあながちでもなさそうだ。

程なく到着。揚げ餃子が先に来たので例によってそこへ粉砕ねぎをたっぷり入れてから、唐辛子ラー油を適量添えてさらに醤油とお酢を軽く回し垂らした。さっそく口にすれば、そこは月梅らしさが愉しめる食べ方だけにもう何も言うことは無かった。

そうしている内にラーメンもやって来た。先客に負けず劣らずの粉砕ねぎとモヤシを、少しだけネギが入ったラーメンへしこたま入れて行った。前回の時にも感じたが、三代目となる息子さんが作るラーメンは、若干スープの色が濃いものと言えそうだ。

それではと行かせて貰えば、そこは紛れもない月梅の醤油ラーメンで、もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い、いや美味い。チャーシューが入らないラーメンで、これだけ美味く感じることが出来るのは、おそらくこちら以外には無いのではないかと思わせるものがあった。

初代のラーメンは口にしていない私だが、もしかしたらそれを彷彿としているのではないかと言う説得力さえあるように思えた。スープを完飲して、気がつけば完食。

女将さんのラーメンもとっても素敵だったが、息子さんのラーメンもかなり美味しいものだ。いや、とてつもなくとんでもなくとても良かった、実に旨いそんな醤油ねぎそばと揚げ餃子だった。

(左フォト) 醤油ねぎそば(サービス具材投入後)/揚げ餃子/中国絵がある店内 (2012.11.24)


  2012.11.24 夜の店舗外観。   2012.11.24 向こう側にも丸椅子がある、そんなこちらの店内。


たまに入らないまでも通りがけ店先から中の様子を伺うことがあるが、今年の春先頃からだったろうかいつもおられた女将さんがおられず息子さんがお一人で営業する状況がずっと続いている。いつも元気そうな女将さんだけにそのうち復帰するだろうと思っていたが、店頭の営業時間が書き換えられるばかりだった。

そんなわけで花輪某店の帰り道、こちらの店頭へやって来た。先日確認した営業時間がまた書き換えられており、息子さんお一人で大変なご様子が伺い知れた。先客一人の店内に入ってさりげなく腰掛け、メニューを振り返って見上げ、そこから塩ねぎそばをお願いした。

いつもなら揚げ餃子もオーダーするところだが、今回は連食もあって自重した。程なく到着。いつものようにモヤシと粉砕ネギを、納得できるだけカゴから入れて行く。それではと行かせて貰えば若干違う風情を感じるものの、ほぼ月梅のラーメンと言えるものでいい風合いが丼の中にあった。

ズンドウからスープをすくう位置が少し違うだけで味が変わるラーメンだけに、その人の癖によって得てしてそうなることをかなり前に何処かの店主からお聞きしたことがあった。そこは勿論こうして食べ較べて見ると、女将さんの作るラーメンの偉大さがひしひしと伝わって来た。後半になってからラー油を適量投入。風合いが変わってこれまた良かった。

出来ることならまた常連さんに愛される女将さんが作るラーメンを口にしたいものだが、それが我儘になるならその希望は取り下げたい。息子さんにお聞きすると女将さんは静養中だそうで、もう無理がきかない体力だそう。気がつけば完食。いや、息子さんのラーメンも、なかなか素晴らしかった。

(2012.08.17)


  2012.08.17 塩ねぎそば(サービス具材投入後)   2012.08.17 壁面のメニュー表






-------------------------------------------------------------






昨日からの雨で秋が深まるように気温をさらに落として、二十四節気を辿れば暑さも峠を越えて後退し始める処暑も近い8月下旬の週明け日曜日だった。

今日からまたしばらくだけ無職の予定で、とりあえずはその間は英気を養いたいところ。

勤務先の関係で西東京・多摩周辺ラーメン店の訪問が多かったが、当分は自宅周辺のお店を巡る予定となりそう。

そんな第一日目の今日はずっと行きたかったが行けてなかった、昨年初頭以来のこちらへやって来た。市川周辺で戦後まもない頃から営業している、老舗人気ラーメン店のこちらだ。

そんな老舗店の多くは全国的に人気を集めていたりするものだが、同じ場所で営業して行きたい事もあるのだろう、取材拒否店もあって知る人ぞ知る名店となっている。

店名だけはゆうめいと読むのも、実に何処か皮肉なところと言えた。

霧雨が本八幡の街を軽く濡らしていた午前中、店内へ入ると先客ゼロのフロアに店主がいらして入店客を待っていた。

メニューから塩ねぎそばと揚げ餃子をオーダー。合計金額は1200円となっていたが、それでも常連客は誰も不満に思う事はないだろう。

以前は入り口の上にアナログ地上放送のテレビやプロ野球の結果を知らせる案内板があった。しかし今では取り払われて、棚板だけが残っている。

ふと見るとオカメの御札に、(株)月梅の文字を見つけた。どうやらこちらも株式会社化されていたようでそこは御時世だった。

痛まないよう冷蔵庫にしまわれていた粉砕ねぎと茹でモヤシがカウンターに置かれて、まもなく注文した揚げ餃子が一皿やって来た。

小皿に醤油とお酢とラー油そして粉砕ねぎを入れながら食せば、独特な面持ちが実に唯一無二で今日もネギが全ての世界を変えて美味しい揚げ餃子となっていた。

そして見計るようにそれを食べ終える頃、軽く粉砕ねぎが添えられた風情のいい塩ねぎそばがやって来た。そこに粉砕ねぎと茹でもやしを常識の範囲内でしこたま入れる。

それではと行かせて貰えば、これぞ月梅のラーメンと言った味わい深いもの。子供の頃からずっと食べて来たわけでは無いが、まさしくラーメンの中の私のソウルフードと言えそう。

気がつけば完食。いや、果てしなく良かった。

(左フォト) 塩ねぎそば(サービス具材投入後)/揚げギョウザ (2011.08.21)


青空に穏やかな白雲が浮き、陽射しが街角に注いでいた、晴天の一月後半土曜日であった。また図書館へ出掛けようとした日で、その前の腹ごしらえと言う事でこちらへ入店する事にした。

あっさり系のラーメンと言う気分で、直ぐ思いついたのがやはり月梅さんだった。

そんなわけで路線バスで本八幡まで出て、店頭には正午ちょうど頃に着いた。三年前から始まった午前9時開店の営業時間は、相変わらずそのままのようだった。

一本伸びるカウンタの厨房通路側にだけ、先客3名がおられた店内であった。

誰もいないその反対側のドアを開けて入店し、そちら側のやや道路寄りの丸椅子に腰掛け、今回入店前から決めていた、初めてオーダーする味噌ねぎそばを、いつも口にする揚げ餃子と共にお願いした。

いつか食そうと思っていたが、ここでラーメンを愉しみたい時は、今日のようにあっさり系のラーメンにしたいからで、ついつい今までのように塩か醤油となってしまったのであった。

しかし暫く前に、味噌ラーメンでもあっさり系がある事を知り、そう言えばこちらにも味噌があるが、それだけこってりしている事もないだろうと、思った事があったものだった。

まもなくいつもように揚げ餃子が先行してやって来た。たっぷりの粉砕ネギを横たわせ、相変わらず唐辛子だらけのラー油をその上に掛けた。

なんとも何度食べても不思議な感覚になる餃子ながら、それが実に美味く、ネギの相乗効果もあるのか実にさっぱりと愉しめるものだ。

そして揚げてはいるが柔らかい餃子で、加えて言えば全然飽きない所も不思議に思えた。

無心になってほお張れば、6個の餃子は気が付けば胃の中に収まって行った。そしてねぎそばも程なく到着。

おお、ついに味噌ねぎそばが、自分の目の前にやって来た。先客や後続客が口にする姿は見て来たが、こうして見るのは初めて。

もっと薄い色合いをイメージしていたが、意外と濃い色合いと風合いで、白と赤の合わせ味噌を使用している風情を感じた。

味噌ラーメンだけにいつもより茹でモヤシを多めに入れて、粉砕ネギはいつもと同じ程度で留めた。ラー油を垂らして準備完了だ。

それではと行かせて貰えば久々のねぎそばもあり、それはそれはいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

味噌の色合いはやや濃いものの、そこはあっさり系のねぎそばだけに、イメージ通りのあっさりした度合いで、それでも味噌の風味はしっかりしており、味噌はしっかりと楽しみたいがこってりが苦手と言う方にぴったりと当てはまるラーメンであった。

もうそれは、気が付けば完食である。粉砕ネギとモヤシは、当然ながら味噌ねぎそばにも絶妙の相性を示していた。そんなわけで今日もまた美味し、月梅のねぎそばと揚げ餃子であった。

(左フォト) 味噌ねぎそば/サービス具材投入後 (2010.01.23)


  2010.01.23 揚げ餃子   2010.01.23 店舗外観




-------------------------------------------------------------




今日は何日か前に決まった所用で朝早くから出掛け、それが済んでJR立川駅近くのスカイウォークで背伸びをしたのは、陽がとっぷりと暮れた午後七時少し前の事だった。

朝は新京成駅構内の立ち食いそば店で済ませ、昼のランチではご飯ものランチと共に、ミニタイプのラーメンも食した。せっかく立川に居るんだし、これからこの近くの有名店へ繰り出すのもいいかなと過ったが、それ以上先に考えは及ばず、とりあえず改札を抜けて電車に乗り込み帰路を急ぐ事を優先する程に、立川は自宅から遠い場所だった。

とは言え、荻窪辺りで途中下車するか、新宿でもいいかな等と巡らせながら、ケータイを操作して某サイトを見ていると、こちらのラーメンがポンと出て来た。

そんな訳で、荻窪も新宿も途中下車する事無く、気がつけばこちらのカウンターの席に腰掛け、醤油ねぎそばと揚げ餃子をオーダーしていた私がいた。そう、思えば、ラーメンを食すとは、かくありき、ではなかろうか。

先に来た揚げ餃子を、醤油・お酢・ラー油・粉砕ネギを混ぜ込んだタレでがっつりと行き、しっかりと堪能して皿に餃子が無くなった頃、粉砕ネギは気持ちだけ乗せた、醤油ねぎそばがやって来た。

そこへカウンターにある粉砕ネギで更にそれを増量して、モヤシを添わせ、ラー油を小匙で回し掛けて行く。準備完了。

それではと行かせて貰えば、それはもう旨さ感無量の、ネギの苦みにこのラーメンの奥深さが感じられもして、味わい深さは何処までも深く、旨さ無限大の良さが炸裂して行く。気がつけば完食。精算して外に出れば、月夜の晩ながら雲で月が隠れて見えない、やっぱり旨い月梅(ゆーめい)の晩だった。

(左フォト) 醤油ねぎそば(サービス具材投入後) (2008.12.06)


また風が微風に戻り、吸い込まれそうな青空の、うるう日前日の木曜日。本日は、公共料金支払いで銀行に行ったり、ネットが光回線になった関係で、古いモデムの返却で郵便局にも行ったり。

そして本八幡でその所用を全て済ませて一段落した後、定休日に店頭へ立ってしまった、こちらへ久々に入店する事にした。最近は午前九時から、営業しているらしい。

今年で10周年を迎えた石神氏のラーメン本にも、本来なら登場していたラーメン店。

2003年セレクションの巻末取材拒否店特集で、店名が隠されて紹介されている。先代のご遺言で、マスコミにはかたくなに出ないラーメン店。

そんな訳で、昼の入店はかなり久々だなとか思いつつ、塩ねぎそばに揚げ餃子もオーダー。

程なく来た揚げ餃子に、たっぷり粉砕ネギと醤油・お酢・自家製ラー油を絡めて食せば、これが実に旨い餃子。

揚げているにも関わらず不思議と胃にもたれず、食感も好きなタイプ。そうして最後の餃子が口に収まる頃には、らーめんが到着した。

粉砕ネギとモヤシを程々投入し、それではと口にして行けば、やっぱりもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い、いや旨い。

近くに住んでいて良かった、だった。後半トウガラシ粉が9割を占めるラー油の容器から、それを入れて続けば、また違う味わいが楽しめ、これがまた実にうんまい。

コクとキレの良さは、多分ここが一番ではないか、と言い切りたくなる良さがあるラーメン。

その麺は王道であり、秩序のあるアイドルであり、しなやかな伸びがあり、ふんわりとした綿菓子の如く、口から消えて行くもの。

絶妙にして、可憐にして、麺とスープとネギだけで広がる、広大な大海原の様な存在感がそこには在った。気が付けば完食。

店内や周辺の環境から言えば、どこがそうなのかとか言われそうだが、 向かい合ったラーメンを口にすれば、はんなりと旨いらーめん此処にあり、と言えた。

ブランドや、それを追いかけるお店ばかりで無く、こちら見たいなお店のラーメンにこそ、その本質を感じ取れる気がした一杯だった。

いや、とってもなかなかだった。

(左フォト) 塩ねぎそば(サービス具材投入後)/揚げ餃子 (2008.02.28)



  2008.02.28 シンプルながら悩む時もあるメニュー。   2008.02.28 卓上にあるモヤシと粉砕ネギは無料具材。


月に梅と書いて、ユーメイ。二月が、梅見月と呼ばれる様に、ちょうどこの季節に似合う店名。月夜の明かりに、照らされた可憐な梅の花。そんな訳で、会社帰り、またこちらへ入店。塩ねぎそばに、揚げ餃子もオーダー。まずいつもの様に、揚げ餃子がやって来る。この餃子だけであれば意味が無く、ここにこちら特有の、粉砕ネギと共に食す所に、この餃子の醍醐味がある。そして塩ねぎそばも到着。

やはりそのネギを気分次第で入れ、一味の上澄みの様なラー油を気分次第で入れ、モヤシは冷静に量を見極めて入れる。ここが、ポイントと言える。で、後はわき目もふらず口にして行く。このねぎそばを食す度に、ラーメンと言うものは、ただ味を付ければ良いものでは無い事を感じさせてくれる。気が付けば完食。

今日も、また良かった。精算を済ませて、すぐ近くから発車する、通勤バスに揺られ、自宅近くのバス停で下車。ラーメンに入れたラー油の所為で、冷えた夜だが涼しく感じる、そんな午後10時近く。ふと見上げれば、月夜の明かりに照らされた、可憐な梅の花が浮かぶ。そんな、三月初旬の、弥生月夜。

(2007.03.02)




-------------------------------------------------------------




仕事が終わって、電車に乗って。本八幡の改札出口に、定期券を通す。そして店頭に立ち、赤いネオン看板の明かりに安堵を感じ、それほど混んでない時間帯の、こちらの一席に着く。 

背の低い一本テーブルの、両側には丸椅子があり、テーブルには粉砕状の長ネギにモヤシがザルに入り、どこに座っても手が伸ばせる場所に、それは置いてある。

もしかしたら、広い日本のどこかに、似たようなこんなお店があるのかも知れない。それでもここに集まる人達は、誰もが唯一無二の月梅と応えるに違いない。さてここの所、塩ラーメンばかりだったので、今日は醤油ラーメンに、揚げ餃子でオーダー。程なく餃子が到着。

揚げ餃子にネギをのせ、醤油にお酢にラー油のタレにつけてパクついて行く。揚げと名前に付いても柔らかいもので、何とも表現し難い餃子だが、これがいい。

後から来たラーメンにもネギをのせ、モヤシをのせ、またネギをのせる。口にして行けばもう、 いやいやいや、醤油味もいいですねえ、だった。どんな超人気店にも真似できない、ものがこのラーメンには在る。

それが何なのか答えようがない。 ひとつ言える事は、こんな風に語りたくなるラーメンと言う事。 気が付けば完食。いや、今日も旨かった。

(左フォト) 醤油ねぎそば(サービス具材投入後) (2007.01.18)


夜になって八幡で所用があり、それが済んで同行した方と、二人で入店。今日は、しおねぎラーメンをシンプルに食した。気が付けば完食。大晦日の12/31だけお休みで、年明けは、元旦から営業する様。いや、旨かった。

(2006.12.13)


昨日、夕暮れ前に散髪をしてから、頭がさっぱりしたのもあって、やや風邪気味になり、ここはまたあの揚げ餃子とねぎしおラーメンに、たっぷりと粉砕ネギを入れて、そこへ自家製ラー油を気の済むまで入れて、ばばんと食したいとなった。

そんな訳で、仕事帰りに入店。こちらもやはり、隠れた名店。取替えの利かない、唯一無二な月梅と言える。揚げ餃子を軽く平らげ、程なくラーメンが到着。

まず粉砕ネギをどどんと、麺の上に乗せる。モヤシはそこそこの量を、ネギの横に添える感じ。そし月梅特製のラー油を多めに小さじで投入。先日はそのビジュアルに見とれて撮影を忘れてしまったが、今日はジャケットのポケットにデジカメを忍ばせ、周囲に目立たない様にパチリ。

で、一度口にすれば、不思議なほど食している最中は大した辛みを感じず、しかしそのほどほどの辛みに旨みが足されて、はっきり言わせて貰うが、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

気が付けば完食。そして、外へ出て、バスに乗っているあいだ、汗が止まる事はなかった。ひとり、大汗。いや、旨かった。

(左フォト) 塩ねぎそば(サービス具材投入後) (2006.11.09)


昼は多忙で、車の中で弁当。夜はこちらへ行きたくなって、ロータリーを出て入店。いつも違う席で、今日は商店街寄りの路地側。揚げ餃子に、しおラーメンをオーダー。餃子がやって来て、酢を多めにつけてパクつく。ふと目の前の先客の方が、しおラーメンにたっぷりと自家製ラー油を入れている。これがとっても旨そう。こちらのラー油は、油に唐辛子粉が入っていると言うよりは、唐辛子粉に油が浮いていると言った方が正しい。程なくラーメンが到着。

すぐさまそのラー油を、多めに入れて口にする。もちろん粉砕ネギにモヤシも多めに投入。いやいやいや、いやいやいや、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。これは、どえらい旨い。単なる辛うまで無く、そのあっさりのスープで繰り広げられるキレとコクに、辛みがビシッと来る美味しさ。気が付けば完食。いや、旨かった。

(2006.10.12)

一段と涼しさが増した、もう九月も中旬。降り続いた雨も、昼過ぎには止んで、涼しさだけが色取り月の空に残った日暮れ時だった。ロッカーのハンガーに何日か前に掛けていた、薄手のジャケットを羽織り帰宅の途に着く。むむ、放っておいて風邪をひくのもつまらないので、こちらの揚げ餃子とねぎラーメンで行こうと店頭に立つ。先客の少ない中へ入り、それらをお願いすると餃子がすぐ到着して、食べ終わった頃にタイミングよくラーメンが到着した。

粗刻みのネギを行ける範囲まで入れモヤシも入れて、食して行く。いやいやいや、ここのところ塩ラーメンが続いていたが、やっぱり醤油も旨い旨い旨い旨い。鶏のいい所が出て大変旨い。こちらのラーメンは、ネギ・もやし・麺など全てが脇役でありながら、出来たラーメン自体はよき主役と言える。こちらが出来た当時(※)、京成電車の八幡駅が八幡神社前にあり、そんなその頃の八幡の街は、どんな風景が広がっていたのか、空想しつつ食して行く。気が付けば完食。

今日も良かった、うまかった。※昭和17年まで現在の八幡駅は新八幡駅で、八幡神社前に八幡駅がありました。当時の八幡駅が廃止され、新八幡駅が八幡駅と改称されました。こちらのお店は戦後まもない頃に開業しています。

(2006.09.14)

しばらく行かないと、行かずにはおられない、そんなお店。帰りがけ入店すると、丁度混雑が引けた感じの、先客お一人の中に入る。しおねぎラーメンに、揚げ餃子、計1100円でお願いする。揚げ餃子が到着する頃には、またお客さんの波が来た。そしてラーメンが来る頃にはほぼ満員。いやいや、それにしてもこの餃子を食べて、ラーメンがすっきり味わえるのも、この大量に入れられる擦り長ネギのお陰。おそるべし、擦り長ネギ、だった。そして味わい深い麺にスープが何とも良く、おそるべし月梅ラーメンだった。

今日も気が付けば完食。あらかじめ精算を済ませておいたので、そのまま席を立つ。厨房側に挨拶する様に席を離れる。振り返ると、何故か隣りの方が、私の使っていたカラのコップを押さえていた。席を離れた瞬間、わたすの重みが無くなった所為で、小さい傾斜が生じた様で、カラのコップがスライドして落ちそうになった様。おそるべしオレ、だった。

(2006.07.07)

また帰りがけ八幡でラーメンとなり、昨日と同じ店では芸がないなと、灯りがともっているのを確認して、ついこちらの暖簾を潜る。先客1、後続1。塩ねぎらーめんに揚げ餃子の定番を注文。程なく到着。揚げ餃子、塩ねぎらーめんとも、いつもの様に良かった。ネギの苦みがどこか大人の味で、麺がどこか甘く感じ取れ、どこにでもありそうで、どこにもないラーメンと言えた。いや、旨かった。

(2006.01.05)

少しだけ、暑さが和らいだ様な、風が関東を駆け抜ける今日この頃。秋と言う入り口が、そろそろ見え始めた、そんな大空に浮かぶ高い雲の下を行く、台風の影響で造られたどんよりした雲が隠して行く九月初旬の水曜日。そんな選挙の前の日々。あれからまた長い臨時休業が続いていたこちらが、再開したと言う情報を得て、会社帰りの午後九時過ぎ、こちらに入店する。中に入ると、いつものお二人がおられた。

何を見るでも無く、しおラーメンと、揚げ餃子をお願いする。こっちに来てから、何度となく来たお店で、パチンコで負けて気落ちして食べた記憶も、今では本当に良い思い出だったりする。すぐ揚げ餃子が来て、以前より少しあっさり気味だが、充分にギトギトしたもので今日も旨かった。ラーメンも程なく到着。

いや〜〜、やっぱり良いねぇ、である。途中、常連さんが来られ、女将さんが客席に出て来られ、「元気になった様で良かったですね」と一言。照れられた様にして、「まだ痛いんだけどね」との事で、大変そう。それにしても麺が、やつぱり良い。スープは、ほぼ無色透明で、大変にあっさりしているが、これほどに人を引き付けるラーメンも珍しい。多くを語って来ないシフトでありながら、その表現は絶妙にして優雅なもの。いや、旨かった。

(2005.09.07)

外へ出ると初夏の爽やかな大空。こちらがここの所、ここしばらく長期休業に入っていて、実は何度か、まだかなと店頭に行っていたりした。どうやら再開したらしい。そんな訳でこちらの暖簾を潜る。しおラーメン600円をお願いして、揚げ餃子500円も追加で注文。餃子はすぐ来る。ふと見上げると、野球結果のボードが無い事に気付く。「もうやめました」と教えてくれた。ラーメンも程なく到着。

粉砕ネギとモヤシを好きなだけ入れて口にする。う〜ん、相変わらず旨い旨い。これほどすっきりしていながら、これほど旨く感じ取れるラーメンもそう無い。中太ストレート麺も、どこか味わい深い。おや?脇の道の屋根が無い。クレームが出て、やむなく撤去したらしい。そんな時代なのかも知れない。いや、しみじみと、旨かった。

(2005.06.06)

先日へべれけになって塩らーめんを食べて、昨日現ラーメン王が行かれた某店に行った所、その所為もあってか満員御礼。一度は列に並んだが、かなり待ちそうだったので、お詫びして外に出る。已む無しと思いつつ、素朴なラーメンが食べたくなり某店に行くと、「夏はラーメン出してないんですよ、10月からまたやりますんで宜しくお願いします」との事。そ、そうだったのか、である。普通の街ならここで路頭に迷う所だが、そこは本八幡である。それならここと向かう。これまた久し振りである。雨が降っていて、傘を畳み入店する。

先客はお一人のみでガラガラ。醤油ラーメン大盛に、懐かしくなって餃子もお願いする。程なく独特に揚げられた餃子が到着する。すると形が変わっていたのであった。以前はコロコロとした丸いのが、普通の餃子の形をしていたのであった。醤油に刻みネギをまぶしパクついたが味は同じであった。ラーメンも到着。

湯(スープ)は不思議な程にあっさりだが、まったく薄いと言う事は無い無化調ラーメン。麺が中太ストレートの、あー、ここはこんなに良かったんだと言う事が解ったラーメンであった。今食べたラーメンは、間違いなく、かなり良いラーメンであった。後半例の粉砕刻みねぎと、茹でモヤシを入れ食べたが、雰囲気がまた変わった旨いラーメンとなったのだった。先客の方が、「兄ちゃん、今何時だ?」と聞いて来て教えると、礼を言って清算して雨降り止まぬ外へ出て行った。

店内の客は自分一人。近くにお店の方が来られたので、一つ気になっていた事を質問してみた。「あの、こちらって取材拒否店なんですか?」である。某ラーメン本で、そんな案内らしき事があったからで、「いえ、そんなつもりでは無いんですが・・・」との事だった。清算際厨房を覗くと、気の良さそうなお婆さんがおられご挨拶をした。外に出て暖簾を撮影してると、そこに現われてくれて、再度挨拶をしてから、「化学調味料、入れてないんですよね」と申し上げると、「うん、入れて無いよ」との事だった。

少し世間話しをして、その場を離れた。霧雨が夜の本八幡を濡らしていたが、晴れ渡った昼下がりの草原で寝転んで足を組み、そよ風が頬を伝う爽やかな一瞬を感じた様な美味しいラーメンを堪能出来た。ま、餃子はそうは言い難いが。そして、雨の本八幡の夜景を見ながら、マクドナルドで若者のふざけ声を聞きながらこの記事を作っていると、ふと夜に雨と風がガラス窓を叩くどこかのさびれた終着駅の大衆食堂で流れて来る様な感じで、心のどこかからか、奥村チヨさんの往年の名曲、「終着駅」が聴こえて来た。

(2004.09.05)

(2002.12.08)〜記事お休み

今から10年前に市川市相ノ川から今の所へ引っ越してまもなくこのお店に何気なく入り数年間通っていたラーメン店でこんならーめんがあるのかと当時から感じていた。数ヶ月前に一度入店して久々また店に入る。ちいさな黒板にプロ野球の結果報告が書かれそれをよく見ていたのを思い出す。小松が投げ、矢沢が打っていたチームを良く当時応援していた。今もそれはそのままあった。カウンタがひとつあるだけで10人も入ればいっぱいの小さなお店である。戦後まもない頃からあるそうで40年来のファンも沢山いるそうだ。以前代変わりをしたうわさを聞いているが定かでは無い。

塩ラーメンにチャーシューを注文する。しばらくしてラーメンが到着。以前となんら変わり無い様に感じる。湯(スープ)はこの上ないコクとキレ。しょっぱ過ぎず、薄くなく旨いの一言。麺は嫌味の無いカン水で中太のストレートで量が少ないがボリュームを感じさせる麺である。コシも良い。チャーシューは典型的なバラロールで脂が多く好みである。一通りスープ・麺・チャーシューを楽しんだら目の前にあるザルに入ったみじん切りにされた長ネギともやしをたっぷり入れる。特にネギがこのお店の最大の特長となっており、とにかく旨い。

クセがあるので人によるが私は簡単にはまってしまった。両方とも取り放題で好きなだけラーメンに入れられる。何しろトッピングを注文しないとここは麺の上には何ものっていない。モヤシもいい味を出してくれる。また今日は食べなかったが餃子も名物となっている。いわゆる揚げ餃子を茹でた感じのもので油がたっぷりついている。これを醤油に例のネギをたっぷりからめて食べる。

スイトンのようなものが入って大変ボリュームがあり、こちらも大変クセがあるが私は好きである。冷水はお店の人が持ってきてくれ水が無いと継ぎ足してくれる。ラーメンは塩の他に醤油とみそもある。ラーメン二郎のラーメンをソウルフードと言った方がいたがこのユーメイのねぎそばもそれに近いものを感じる。すごい旨いわけでは無いが心がひかれるらーめんである。(追記)〜なおチャーシューについて来るレモンは何もせずどけました。なぜ入っているかいまだ不明です。

(2002.10.11)

(2002.05.02)〜記事お休み  (2002.04.17)〜記事お休み