用心棒 東京・神田神保町





昨日の雨を引きずらなかったものの、大空は何とも、どんよりとしたままだった、五月上旬GW最終日となった水曜日の午前中だった。

今年の三月に神保町で、また新たなる二郎系がオープンしたらしい。利用する麺は、ぽっぽっ屋での実績もある、あの浅草開化楼だそう。

と言う事は、かなり期待出来るに違いない。そうに、決まっている(おいおい)。

昨日はアンティークショップで物色して、何も出て来なかった為そっちのわだかまりが広がってしまった事もあり、また神保町に足を運んで見たくなった。

そんな事も手伝って、そろそろズンドウもこなれて落ち着いて来た頃だろうと、出掛ける事にした昼少し前であった。

決まれば善は急げで、都営新宿線の快速電車に飛び乗り、地下鉄神保町駅の階段を駆け上がると、結局また昨日と同じ雨降りになっていた都内だった。

傘を指して、こちらへ向かう。路地を入った所で、二郎でよく嗅ぐ、出汁の香りが鼻をつく。さて、確かラーメン二郎神田神保町店は、本日は定休日の筈と近づけば、やっぱり店内は暗くお休みであった。

そして私は、こちらへ振り返った。なんとその香りは、そう、こちらからの香りだった。もう開業して、しばらく経過しているので今更だが、本家二郎の目の前にあるのだ。換気扇の香りまでもが、ほぼ同じで、おそるべし用心棒だった。

ただ、祭日の神保町の加えて雨降りの所為か、こちらの店頭は数人の待ち客で留まっていた。入り口ドア横には、ネットに入った、ニンニクがあり笑えた。

しばらく待てば前が動き、中へ入って券売機の前に立ち、まずラーメン680円を選び、鰹節鯖節鰯と記載されたまぜ魚粉100円に、味玉100円のボタンも連打した。

ふと見ると直ぐ目の前に、小学生高学年のお子さんを連れたお父さんがおられ、その方たちのラーメンが到着したばかりだった。そのラーメンを覗けば、トロけたチーズが野菜の、柔肌に寄りかかっていた。

それをまた美味そうに食す親子の姿を見て、これはタマランとなり、まだ券売機の前にいたので、更にチーズ100円のボタンも追加で連打した。

今までも何処かであった気もしたが、チーズの追加トッピングをしたのは、今回が初めてだった。ねばねばの納豆や、クサヤ(一緒にしない)よりは、良いかも知れない。

しばし後に、その複数枚になった券をお店の方に渡し、若干してから、5番の席に案内を受けて着席。まもなくと言う頃、お店の方が私のカウンター席ナンバーを読み上げ、ニンニク入れますかコール。

ニンニクをお願いして、野菜ましもお願いする。程なく到着。これは紛れも無く、ウマそうなラーメンだ。

それではと、行かせてもらえば、これがもう、いやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い。複合立体的な魚粉が、トロトロになったチーズの付いた茹でモヤシに更なる絡みを見せ、柔らか目の極太カイカロー麺が、脂多めのスープを勢いよく持ち上げて来た。

ある意味、情熱的で暴力的に責めて来るシフトに、怒涛の感動を覚える程の、二郎インスパイア系だった。どうにもとまらない美味さで、こってりと来る割りには変にもたれない感じだった。

気が付けば完食。これは良かった、ウマかった。

(左フォト) 味玉チーズまぜ魚粉+野菜ましニンニク/店内インフォ/店舗外観 (2009.05.06)


 用心棒 (ようじんぼう)

 住所:東京都千代田区神田神保町2-2-21 定休日:日曜日

 営業時間:11:00〜16:00/17:00〜21:00 ※土曜祝日11:00〜16:00

 アクセス:都営地下鉄新宿線他神保町駅A3出口下車。靖国通り神保町交差点から九段方面へ
       進み二つ目の右路地を入り一つ目の十字路にあり、徒歩およそ2分。



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