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大和軒@東京都文京区・白山※閉店 | ||||||||
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会社を辞めてから、大手町によく所用で出掛けているが、それは再就職支援の会社があるからで、担当の方と色々相談をしながら、現在その活動をしていたりする。それでその担当の方に、このサイトの話しもしていて、「いや、私も結構ラーメン、大好きなんですよ」と教えてくれた。 それで昨日も行ったのだが、一通り打ち合わせが済んだ後で、「大和軒って、知ってます?」となった。板橋区の大山銀座商店街に昔あって、「桃太郎」と言う名前に途中で変わって、今はもう既に無いらしい。大山と言うと、先日も会った高校時代のクラスメートが住んでいて、よく彼の家に遊びにいったものだが、かなり前の話しで記憶を辿っても判らなかったりした。 しかし、その店名、こうやって食べ歩いていて、どこかで聞いた記憶があった。帰ってからネットで調べると、その味に惚れ込んだ方が、文京区白山で名前そのままに、昨年その味を再現して営業を始めていた。昨年も随分と新店がオープンしていて、その大量な情報の中で埋もれていた感があった。 オープン当初からベストの味は厳しい話しだったので行っていなかったが、あれから随分経ち、味もしっかりと落ち着いてもいる事だろうと、気になる所となり行って見る事にした。梅雨のはっきりしない、時折り雨がパラつく天気の中、都営地下鉄を乗り継いでこちらに到着。先客1、後続2。比較的狭い店内。 こういう時間帯に客の出入りが絶えないのは、人気がある証拠。壁のメニューを見ると、個人経営風の雰囲気があった。それを見て、ちゃーしゅーめん850円をお願いする。店内臭もほのかに煮干しが漂い良い感じ。程なく到着。 箸とレンゲを持ち、食べ始める。なるほど、これは良い。やや茶濁のスープは、軽い適度な魚介感に、生姜に胡椒と、しっかりしたコクがふつふつと感じられるもの。麺も中太目の、サッポロめんフーズだそうで、なかなかの麺。 チャーシューもバラロールの、なかなかイカしたものであった。どちらかと言えば、ありがち気味にシフトしているがここはそこら辺には無い、直立不動の大木の様な存在感のあるラーメンであった。ただ吸引力的には昔の味を忠実に再現しているからなのか薄い面もあるが、なかなかのラーメンと言えた。いや、良かった。 ちなみにネットで調べていたら、大山にあった大和軒で働いていた方が、「板橋区大山西町2-2」にある中華料理店の「丸鶴」と言うお店で、ラーメンを提供しているらしい。 (2005.06.23) |