山形家 東京・須田町 ※閉店





夏の序章とも言える五月の空は、やや冷え戻ったものの、陽射しを一杯に浴びた青空を、まるで夢の断片の様に広げていた、そんな金曜日の朝だった。

天気が良いと足も、軽やかにならないだろうか?ついもう少し先まで、と言う気分になるものである。

気がつけば万世橋を越え、もうすぐ靖国通りとなった。そんな訳でこちらを思い出し、こちらへ針路を取り、今日はここまでやって来た。

早速中へ入ると、右手入り口寄りのカウンター席が丁度一席空いていて、そこに促されて着席する。開放された入り口から、良い風が吹き込む。

醤油・味噌・塩味(限定)のラーメンがそれぞれあるラーメン店で、メニューを見ると夏季限定で「冷やしラーメン」もやっていた。

その限定の冷やしラーメンもいいかなと思ったが、冷たいラーメンなのだろうが、具体的にどんなか見えて来なかった事もあり、今回は見送る事にした。

こちらへ針路を取り始めてから、その道すがらで決めた、味噌らーめんをライスと共にオーダー。

店主と奥さんの二人三脚により、手際よく先客のラーメンが作られて行き、さほど待たずに程なく到着。今日もまた、美味そうなビジュアルだ。

茶色い味噌スープに、麺が見え隠れしていて、緑色した刻みネギに、ドンブリから香る芳香が、何とも食欲をそそらせる。

それではと口にして行けば、しばらく間を空けた事もあり、それで新鮮な感覚ともなり、もう美味い美味い美味い美味い。実際に以前より、洗練された風情も混在しており、また違ったシフトを楽しむ事が出来た。

それでいてこちららしい、熟練して研ぎ澄まされた、プロ意識の高いスープで、変なうま味による波の立ち方も無く、そんな美味しい味噌らーめんを堪能する事も出来た。

いいラーメンとは、新しくもあり、懐かしくもあり、どちら付かずの風を感じるものだ。最後にご飯をスープへ入れ、オジヤにしてもこれまた良かった。気が付けば完食。やつぱり今日も、良かった旨かった。

(左フォト) 味噌らーめん/アップ画像/店舗入口 (2009.05.15)


 らーめん神田 山形家 (やまがたや)

 住所:東京都千代田区神田須田町2-12  定休日:日曜日・祝日

 営業時間:11:30〜21:00(土曜〜15:00)

 アクセス:JR山手線他秋葉原駅下車。中央通りに出て神田方面に進み、靖国通りの横断歩道を
       渡ってから、左折して進んだ新幹線ガード下の右側。秋葉原周辺拉麺MAPはこちら

卓上の容器も、かなりお洒落なもの。   秋葉原駅から神田川を越えて進んで行く。





やっと晴天に恵まれた昨日が、まるで白日夢だったかの様に、また薄暗い雲が電気街を包む木曜日。そんな今日は、数日で終わった耳鼻科通院から解放され、かねてより行きたかった、こちらの暖簾を潜る事にしたランチ時だった。

以前の秋葉原勤務先まで徒歩およそ五分で、そこからこちらまでがまた五分と言う道程で、正午を少し過ぎた頃に入店。大変に久々な山形家さんだった。

塩らーめんは30食限定のメニューでそんな事もあり、まずつい聞いてしまう人の性だったりするが、まだランチタイムの早い時間もあり、有ると言う事でその塩らーめん750円を大盛150円増しにして、味付玉子100円も一緒にお願いした。

以前にも触れたが山頭火出身の店主で旭川ラーメン系のお店で、麺は北海道ラーメンの中細ちぢれ。午後二時までのランチタイムは、チャーシュー丼等のサブメニューご飯ものが、300円が200円で大変お得となっている。

新幹線ガード下店舗の二階にも客席があるこちらで、時折り奥さんらしき方が、その二階にラーメンを運んで行くのもあり、しばし多少だけ待って到着。

おお、相変わらず風情の良い、ビジュアルでとても旨そう。顔を近づければ、香味野菜の芳香が食欲をそそり、質実剛健的なしっかり煮込まれた、味付け玉子も美味しそう。それではと口にして行けば、それはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

独特感ある出汁のコクが縦横無尽と言える程に、口内へしみじみとした味わいを刻んで行く。気が付けば完食。完全無欠なコクに、まるで夢の途中の様に、かなりの間まったりな気分が続いた。いや、ズバン!!と、良かった。

(左フォト) 限定塩らーめん大盛+味付玉子 (2008.08.28)


最近、ニンニクを感じるラーメンが続いて、こちらを思い出した。朝降っていた小雨は止んで、空は青空になっていたが、まだ半袖で寒いという事も無い気候。正午過ぎの入店で、限定塩とそぼろご飯計900円をオーダーする。カウンタ席一番奥の席に腰掛けたが、一番入口寄りの方が着いたラーメンにズーム付デジカメでパチリしていた。人が撮るのを久々見て、なんか自分もやっているかと思うと照れる。程なく到着。自分もパチリ。

とろみがあり、ニンニクを強く感じる旭川系塩スープと、低加水中細ちぢれの、ぼそっとした麺が合う。コクと切れの良い、まずまずのラーメンを堪能した。ところでで昨日、某店をご紹介頂いた方からまたメールを頂き、某関係でアンケートに答えて欲しいとの事で、快く回答した次第だが、その中でラーメンを別の事に例えると何?的なご質問が在った。少し思いを巡らせ、出て来たのは「一人旅」だった。う〜む、メルヘンである、俺たちシリーズである(おいおい)。

20代の頃よく一人で旅行をしたものだが、出掛ける度に、その価値観が変化したもので、ラーメンも食べる度にその価値観が変わって行く。それが魅力のひとつなのかも知れない。同じラーメンが、食べ歩く事によって違うラーメンになって行く。そういう意味でこちらのラーメンは、以前より旨く感じる事が出来た。そして、人はいつも旅人、なのかも知れない。

(2004.09.25)


暖かくなって来たなと思ったら、また冷えて来た感じである。やや、暗い雲が青空を隠す混迷の感在る火曜日。午後一時過ぎに外へ出て、残念にも閉店してしまったお店を確認しつつ、こちらへ。年季の入ったかすんだ紺色の暖簾を潜る。今日は正油チャーシュー大盛で食した。本当に独特な濃厚味で、味噌かと思う程である。

チャーシューも良い脂感が、口に含んだ瞬間に妙なる広がりを見せる。これだけ濃厚感高いスープなのに、苦もなく全て飲み干せるのはやはりコク高く旨い証拠である。ただ、お茶をガブ飲みしたのは言うまでも無い。

(2004.04.13)


時折り多少の雪が舞い踊り、そして時折り多少の薄日が指す土曜日。雪の予報の所為か、人の出も少ないアキバである。今日はあそこへ行くかと、あるお店を出る時に決めて、万世ビルの裏通りを歩いて靖国通りの前に出た。ふと、こちらのお店の存在に気付かされる。

いや、今日は山形家じゃ無くて、あっちの方だ。と、思いながら何故か足がこちらへ向いてしまう。こ、これはきっと念力に違いない。なんて事も無く、やはりこちらのラーメンの存在感からなのか、気がつけば暖簾を潜っていた。

味噌チャーシュー大盛1150円を注文。加水率の高そうな麺が、手揉みされながらズンドウへ入って行く。一分もしない位で引き上げられ、丁度良い感じ。かん水に気を使っている感じで、茹で湯の上澄みを捨てていた。大半の方はラーメンと共に、そぼろご飯を注文していた。程なく到着。

湯(スープ)は、赤味噌のコクがたまらない感じで、複雑多面的な旨みが押し寄せる。麺にスープが絡み、麺の旨みさえ増幅させていた。チャーシューも独特なトロトロ感が良く脂も良い感じ。量はそこそこのお店だが、惜しさを全く感じさせない。食べ歩いて来る度に、ここの本質的な良さが判って来る様な気がする。そして以前よりまた進化した要素を感じた気にさせる。気合いが入っているラーメンは、やはり旨いものである。

(2004.01.17)


当掲示板話題シリーズという事で入店。靖国通りの車の往来が少ない所為か、万世の裏道から通りに出た所で、横断歩道を渡る前からこちらの換気扇から出たかぐわしい匂いが鼻につく。いつもより多い材料を使用しているかも知れない。店内は盛況の一言。醤油大盛をお願いする。程なく到着。

前回と同じ様にどこかコクが少ない気がする。味噌の濃厚スープを食したからか、自分でも不思議な位。おそらくスープ自体は変わっていないかも知れないがそう思うのだから仕様が無い。ただ胃がいつもよりすっきり来る。何をかいわんやである。湯(スープ)は熱いものの、麺の温度が低いという、この前のお店と全く逆の状況を目の当たりにする。スープは醤油の独特さは相変わらずで、豚骨醤油でも醤油は他をかき分け前に出る感じ。

チャーシューはまずまずで相変わらず悪くは無い。大盛で注文すると一枚多くつき、チャーシュー300円よりも大盛り150円増しにした方が適度にチャーシューを楽しめるのかも知れない。ひとつ気が付いたのはレジ箱を見る限り、チェーン化の予定は全く無い事が判る。掲示板で山頭火と較べたが、某江戸川沿いの旭川ラーメンのお店に、「本店を食べなきゃ駄目だよ」と言われた。チェーン化されたお店でも本店は違うケースが多いらしい。それは知らなかった。

(2003.11.15)


ずっと、こちらの麺は加藤ラーメン(製麺)だと思っていたが、某女性店主にその親戚筋の北海道ラーメン(製麺)と教えて貰った。また久々入店すると、初めて見た北海道ラーメンの麺箱があったりする。

醤油チャーシューを大盛で食したが、夏の暑さのせいかも知れないが、ややいつもより薄く感じた汗がしばらく止まらない夏の午後であった。暑中お見舞い申し上げます。ところで秋葉原は牛丼屋の元吉野家のどんどんが消え、中央通り松楽近くに吉野家がまもなく出来る様である。そしてどんどん跡地に、ダルマの目って一体?

(2003.08.07)


今日は大盛シリースで行こう、と久々こちらへ入店。醤油らーめんを大盛でお願いする。ランチタイムで店内は盛況でしばらく待つ。ガード下となので電車の通過音が上から鳴り響くがそんな中、店内の有線から、かまやつひろしさんの若い頃録音されたであろう「我が良き友よ」が流れる。良き時代の歌でこちらの旭川ラーメンとオーバーラップする。

しばらくして大盛が到着する。器が大きい。湯(スープ)はトロミを感じる豚骨醤油に、麺はこれでもかのカン水バリバリの旭川ラーメン。随分カラオケで歌ったあの歌を今日久々に聴いた。そして今は初夏を待つ季節。

(2003.04.28)


(2003.02.24)〜記事お休み  (2002.12.13)〜記事お休み


みそラーメン。ふと脳裏に浮かぶ。営業中にその妄想は段々と大きくなる。食べたい。そう思った時ここが頭に浮かび入店。今日は最近来た会社の新人さんと一緒に暖簾をくぐる。私はみそチャーシューを注文。程なくらーめんが到着。濃厚魚だしスープに白味噌寄りの味付けはファンが多いと言う。麺のちぢれがそのスープを吸い付けスープと麺の愛の二人三脚といった所(何が愛なのか?)。チャーシューはトロトロを極めた感じで旨い。
(2002.10.31)

このお店の店主はあの名店の「山頭火」で働いていたそうで、そう言えば食べた事は無いが雑誌などで見かける山頭火の塩ラーメンのビジュアルが似ている。と言うことは旭川らーめん系となるが、湯(スープ)の魚介系の味はそれ程では無い山形屋のラーメンである。

本日は醤油らーめんとそぼろ御飯を注文する。お店では醤油といっているが、私は豚骨醤油と掲示している。どう食べてもこれは豚骨醤油らーめんである。なお麺は中細ちぢれ麺で、旭川ラーメンの流れを汲んでいるところがある。

(2002.09.20)


本日デジタルカメラを新たに購入して、初めてデジカメをらーめん屋に持ちこむ。「あっ、お客さん!らーめんを店の中で撮影するのはよしてください!」なんて言われたらどうしよう?なんて思いつつ入店。限定の塩にチャーシューとそぼろ御飯を注文。程なくらーめん到着。食べる前になぜか店の人に気兼ねしながらパシャ!うーん何でも初めてというのは気もそぞろである。というわけで撮影したフォトが上にある。ややトロミを感じる湯(スープ)は濃厚で美味しい。

(2002.08.16)


ランチタイムを過ぎた午後二時半頃に入り、醤油チャーシューを注文する。客もまばらで冷水ボトルもカウンタに一個のみ。程なくラーメンが到着。ここのチャーシューは角煮のような感じで、とてもトロトロになっている。気のせいかいつもより厚い感じ。軽く振りかけられたゴマが食欲をそそる。またのりが一枚のっているが、スープと共に食べるとこれがまた美味しい。店内がすいていると落ち着いて食べられるのかよりらーめんを堪能する事ができた。

(2002.07.29)


6月26日以来の入店。前回の掲示で、「麺は太く」と書いたがどちらかと言えば中細麺でした。低加水のおいしい麺の為か細いのにも係らず大きく見えるからといいわけしておきます。今日は基本の豚骨醤油にそぼろご飯を注文する。今日も暑い、冷水がごちそうだ。程なくラーメンが来て食べ始める。

それにしても湯(スープ)は洗練されている。豚骨醤油に魚ダシをクセなく主張させるこの技はすごいと思う。チャーシューは絶妙のトロトロ。ラーメンの趣味を始めた頃は「がんこ八代目」が基本でしたが、ここ最近はこの店のラーメンが基本となっています。

(2002.07.13)


靖国通り新幹線ガード下。あと10mというところでいつも麺を茹でるいい匂いが私を誘う。みそ・醤油・しおがメニューにあるが、しおの後に限定の二文字があり午後一時あたりでいつもそれは無くなる。湯(スープ)は濃厚で特にみそはファンが多い。

麺は太くあの茹でる匂いがプラスとなって、コシもありうまい。具はまさしくトロトロのチャーシューで、角煮も別にありよく煮込んでいる。味付玉子はカタ茹でタイプだが、しろみは煮込んだみそ系のタレの色で100%染み込んで格別の味である。限定のしおの味はごまの匂いに濃厚ダシのスープにしおで味が整えられ一食の価値あり。またこの店の人気メニューにそぼろご飯があり、私もよく注文する。

やはりみそ系の味でランチタイムには300円が200円になりおトクである。なお二階席があるが階段を降りる際、くれぐれも頭にはご注意下さい。さもないとぶつけます。はい、体感者です。なお冷水はカウンター等ににコップと冷水ボトルがおいてあり、勝手につぐ方式です。

(2002.06.26)


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