中華そば つし馬 東京・浅草





また休日を利用して浅草へやって来た。幼い頃母親に連れられて来てから、いったい何度目の浅草なのだろうか。

そんな浅草だが、こちらには何度も店先を通過しているものの6年来入店していなかった。

今日は何軒かの候補店を考えて出掛けたが、大正解の1店だけで帰ろうかとしていた。見上げればスカイツリーは、この天候もあって上半分を雲に隠していた。

そう言えばしばらく前に秋葉原に姉妹店の田中そば店が出来て、こちらにもその内行って見たいと漠然と考えていた。そんなわけで予定していなかったが、こちらへ行って見ようとなった。

店頭に立てば、お店の方の粋のいい掛け声に迎えられた。入口の券売機の前に中華そばで行くかと考えて立つ。

すると昼夜各30食限定バリ煮干しそばが案内されていて、思わずそれで行こうと決めてそのボタンを選んだ。

空いたカウンター席に腰掛けて、麺少なめとお願いしながら券売機から出て来たプレートをお店の方へ手渡した。午後2時近い時間だが盛況な店内だ。

大量の煮干しと豚骨を煮出した特濃煮干しそば、と言うことらしい。浅草で煮干しそばと言えばこちらだが、最近は赤羽伊藤の支店が出来ている。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、なるほどかなり濃い煮干しのスープがズバッとやって来るもの。そこに豚骨の風情が時間差攻撃で来て、煮干し一辺倒で無いなかなかの素敵なバリ煮干しそば。

チャーシューも相変わらずの美味しさで、気がつけば完食だった。いや、かなりとんでもなく素敵で、実にとっても良かった。

(左フォト) 限定バリ煮干しそば/店頭外観 (2012.06.22)


 中華そば つし馬 (ツシマ)

 住所:東京都台東区浅草1-1-8  TEL03-5827-3181

 定休日:年中無休※スープ無くなり次第終了  営業時間:11:30〜21:30

 アクセス:浅草駅下車。観音通り中程やや新仲見世通り寄りの場所にあり。


北風が気温を下げ、弥生の透き通った、水色の空。綿菓子の様な、真っ白な雲がゆっくりと動き、その下では古木の梅の可憐な花が、繚乱していた好天の火曜日。 

浅草・つしまが、らーめん大幅リニューアルの為に臨時休業となり、月明けからオープンしたと知り、それではと行って見る事にした。青森煮干しと言う事らしい。社長が青森ご出身なのだそう。

そんなわけで、浅草へ電車で向かう。店頭に立つと、赤い幅広で、丈の短い暖簾が掛かり、青森煮干中華そばのインフォ。

引き戸を開けて入店すると、これでもかと煮干しが立ち込める、そこは煮干しワンダーランド。どこか永福町系のそれとは、結構違うのが面白い。

中華そばメニューは、至ってシンプルで「中」か「大」。先客4〜5人の中、テーブル席に腰掛け、もちろん「大」をお願いする。麺200gと300gの違いらしい。

目の前にゆで玉子が50円として小カゴに入っており、思わずテーブルの角で割って剥いて待つ。程なく到着。

油の殆ど浮かないスープで、どこか田舎町で出て来そうな、ほのぼのとしたビジュアル。店内臭で感じた煮干しはシルキーカーテンで閉ざさた様に隠れて意外だった。

ただ、その変わりにやはりほのぼのとしたうま味が、インパクトとは無縁と言うスープで好印象。麺はツルツル系で結構太め。チャーシューもいい味を出していた。ゆで玉子もほのぼのだった。

浅草を歩く人の世代を考えると、もって来いのラーメンだ。偏見かも知れないが青森の観光地ポスターも無く、内外装は割烹料理店っぽかったが、ともあれ「青森煮干中華そば」は、かなりとても旨かった。

(左フォト) 青森煮干中華そば(大) (2006.03.14)

※以下は豚骨醤油らーめん時代  


2005.11 中華そば



2004.09 特製中華そば


今日は夕方から浅草で所用があり、こちらへ久々立ち寄り中華そばを食した。最近、油少なめのラーメンばかり食していた所為か、やや油が多めに感じたものの、やはりなかなかのラーメンであった。

この後で呑み会があり、かなり酔って帰り一休みしたものの後が続かなかった。こんな調子だから、その呑み会で韓国冷麺を食したが、既に覚えておらず、レポはお休みするしかなかった。いや、酔った。

(2005.11.26)

本日夕方前だったか、何気なく、それは何気なく、家電販売店の一フロアーで、いつもの様に仕事をしていると、背後からお客様が、「冷蔵庫安くなります?」とおっしゃって来られた。

ふと見ると、白衣の様である。お医者さんかなと思いつつ振り返ると、胸に刺しゅうか何かでこちらのお店の文字が入っていた白い仕事着の方であった。

この状況は確率的に考えると、とても凄いものを感じる。思わず出た言葉が、「あ、ラーメンのマニアです」だった。人間慌てると、出る言葉の少なさに驚く。

「お安くしますよ」と冷蔵庫フロアへ一緒に行くと、既に奥様がいらして成約が済んでいて恐縮しておられたが、買い物をして頂くだけでも嬉しいものでその旨を話し、挨拶をして持ち場に戻ったのであった。

そんな事があったもので、会社帰りにやや遠回りだったが、こちらを訪れたのだった。

特製中華そばをオーダーして、あたりを見てもその方はおられず、今日は早上がりだった様である。麺箱には、以前と違う名前の製麺所の名が刻まれていた。程なく到着。

う〜む、これぞ特製中華そばと、うなる一杯を堪能した。スープ、麺、具に至るまで、隙の無い旨さ。どこか以前と仕様が同じ様な、そうで無い様な、何れにしろ格別の一杯であった。旨い旨い旨い、もうメロメロ。

(2004.09.23)

【開幕400年記念パートU・浅草食べ歩き/大浅草祭記念スペシャル後編】

与ろゐ屋を出て、付近を散策してから観音通りに入り、「珈琲屋ハロー」という雰囲気の良さそうな喫茶店を見つけたのでそこでしばらく落ち着く。勿論レポートの入力の為でもある。浅草の浅草寺周辺程、喫茶店が多い地域は無い。犬も歩けば、である。

そこに入る直前に、最近出来た感じの白い暖簾が目を引く、こちらのお店が目に飛び込んだ。今回、掲示板に書き込み頂いた浅草に勤務地がある方の文が発端で、浅草に来た次第でお薦めがあれば教えて下さいと掲示板に書いた所、メールで四つのお店がいかに旨いかが丁寧に列記されその筆頭が与ろゐ屋さんであった事もあったりする。そんな訳でこのお店どこかの本で見たぞ?となった。あ、そうだとすぐ思い出す。石神さん2004年版の新刊である。

環七の有名店博多ラーメンの田中商店が開いたお店である。そことは全く違ったとんこつ和風仕立てのラーメンを出すお店らしい。中に入ると数人の先客がおられ、一番奥の厨房前のカウンタ席に座る。中華そばと、ワンテンポ置いてから味付玉子もお願いする。程なく到着。

湯(スープ)はこれぞ東京魚系の豚骨醤油。複雑多面的魚ダシにもう我を忘れる位にのめり込む旨さ。麺も勿論九州ラーメンの麺と違い、カネシン食品という麺箱が見えたが、やや中太ややストレートでモッチリ感があり、コシが高く旨い。チャーシューも甘い脂を感じる秀逸なもの。

シナチクに焦げが入っており一仕事しているのが判る。総括的に塩気が少ない方なのに、大変に説得力がある旨いラーメンであった。帰りがけ清算時に、「ライバルは与ろゐ屋さんですか?」と尋ねると、「いえ、田中商店です」と大変にキッパリと応えてくれた。

お店を出て、また散策して雷門柳小路にある「コーヒー金龍」で一服。メイン通りの仲見世通りに入り、宝蔵門やや手前にある「九重」で、あげまんじゅうを一個から売っているのを見つけて買い、食べながら浅草寺に入る。お賽銭を投げ、来た道を戻る。

途中路地を一本変えるだけで、歩き易くなりまた違った風情を楽しめた。行きの時に見つけた新仲見世通り出口近くの都まんじゅうのお店で、帰りがけに三個で200円という事で思わずまた食べながら界隈を歩く。子供の手の平にのる程度の大きさで、白あんにカステラ生地が合いこれも美味しかった。

(2003.10.31)


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