九十九とんこつラーメン
千葉・津田沼



水蒸気をたっぷりと含んだ青空から夏色の陽射しが煌めいて注いでいた7月下旬週明けの日曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、ある程度穏やかな午後8時近くだった。

未訪問店舗のレポートを作成をする余裕が無かった今夜で、その訪問予定店の近くまで来ていたがそんなこともあってこちらへまた入るかとなって急遽入店。

店頭のインフォメーションを見てその気になった味噌とんこつラーメンと、ネーミングに惹かれたわけでも無かったが手作りパリパリギョーザのボタンを連打。

黒ごまペーストが掛かる醤油とんこつも気になったが、それは次回に持ち越しとすることにした。そう言えばつけ麺もあった。

振り返ると入り口寄りのカウンター席に冷水が入ったコップが置かれてそこへ促されて、チケットを手渡しながらその席へ腰を下ろした。

後続客が続いて、今夜も盛況なこちら。たまたまのか何故かチーズを削る音は一度も聴くことは無かった。程なく到着。

全国から選りすぐりの味噌を厳選して独自の十数種類のスパイスをブレンドして作った秘伝味噌ダレが豚骨スープと絶妙なハーモニーか生み出すものと案内されていた味噌とんこつ。

それではと行かせて貰えば、先日の味噌らーめんが郷愁を誘うものならば、今回は「往年の」と形容したくなるそんな味わい。

どちらかと言えば穏やかな持ち味を持つ味噌らーめんで、毎日食しても飽きない風合いとなっていてそれがとても良かった。

手作りパリパリギョーザは薄皮を利用して焼き上げたもので、お肉がたっぷり詰まっていて小ぶりでジューシーなものでこれも良かった。

気がつけば完食。いや、何はともあれこれが、なかなか実に良かった。

(左フォト) 味噌とんこつラーメン/手作りパリパリギョーザ (2012.07.29)


 九十九とんこつラーメン 津田沼店

 住所:千葉県船橋市前原西2-21-6  TEL047-404-0141  ※公式サイトはこちら

 定休日:月曜日  営業時間:平日11:00〜翌5:00/土日祝11:00〜翌3:00

 アクセス:JR総武線津田沼駅北口下車。ロータリー左手のパルコ前の道の右側の歩道を進んで
       行き、200m程歩いた津田沼十字路の手前の右側にあり。徒歩およそ3分。

  








どこか初夏の旋律さえ感じられたそよ風に、青空が広がって爽やかな陽射しが注いでいた6月前半の木曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかな午後8時近くだった。

10年近く前に一度だけ訪れたことがあるこちら。また行こうと思っていたが光陰矢の如しで、こちらも仕事帰りに立ち寄れるのであればと、津田沼でまた途中下車して先日通り過ぎた店頭へやって来た。

さっそく入店すると左手に券売機があり、その前に立って10年近く前すでに決めていた、こちらの看板メニューである商標登録第4588370号らしい元祖○究味噌チーズラーメンを予定通り選んだ。

振り返ると大変盛況な店内で、促されたカウンター席へ腰掛けた。後続客も続いて、よく外待ちが出ないなと感心するばかりだった。

10年近く前と同じで、時おりチーズを削るギュイイイインとした音が、今夜もフロアにけたたましく鳴り響いていた。壁一面に蘊蓄が綴られている店内で、そのこだわりがひたすら書き込まれていた。

赤坂ラーメンでの修業経験や漢方医を5年程おこなった経験を持つ方が、1997年4月に恵比寿に本店をオープンさせたお店で、この津田沼店は2001年3月から営業が始まっている。

以前は木更津や市原にも支店が営業していたが、現在は本店と津田沼店の2店舗体制だけとなっている。九十九と言う店名は、長寿と言うテーマから生まれたものらしい。

目の前にはモヤシのサービス惣菜と、刻まれたネギがそれぞれたっぷり入った容器が来て、思わず小皿にモヤシ惣菜を取り分けて口にさせて貰ったがこれがまず良かった。程なく到着。

風味が豊かそうな味噌ラーメンに完全無添加らしい削られたナチュラチーズが、これでもかと振り掛けられた元祖○究味噌チーズラーメンが目の前にやって来た。

それではと行かせて貰えば、なるほどこれはクセになりそうな程やみつきな味わい。チーズの量がハンパでないだけにやめられないとまらない美味しさだった。

ラーメンの旨味成分と言えば、豚肉・豚骨・カツオ節等に含まれるイノシン酸と、鶏肉・鶏がら・昆布・大豆・ご飯・トマト・チーズ等に含まれるグルタミン酸によって成り立っていると言っても過言ではない。

その豚骨とチーズがドンブリと言う名のリングの上でタッグを組んで暴れているいるような愉しさと言えば良いのだろうか。しかもその振りかかるチーズは、田中義剛氏が社長として有名な北海道・十勝中札内に位置するあの花畑牧場で生産されたものだそう。

以前自己破産直前の危機的状況だった花畑牧場を救ったのが当時ブレイクしたこのチーズラーメンと言われていて、それをきっかけに次々と販売する乳製品等が大ヒットして今日に至っているよう。

利用するチーズはコンテストで優秀賞に輝く実績も持つ、ジャージー種中心の高品質乳から作られるトムチーズらしい。それだけに気がつけば完食だった。いや、とてつもなくたまらない味わいでかなり素晴らしく良かった。

(左フォト) 元祖○究味噌チーズラーメン/店舗/店内/店舗遠景 (2012.06.07)


ネットにしか紹介されていないお店を訪ねて見ると、かなり前に閉店していて看板さえも取り外されている店頭に立ちつくす場合もあったりする。まさにそんな午前中であった。

そんなわけで午前11時少し前。某店前。「また、やっちゃった…」と独り言。気をまた取り直し、恵比寿に本店があるお店の存在を思い出し、駅の反対側へ出て今度はこちらの店頭へ立った。

赤を多用した装飾の店先で大きい提灯が目を引いた。入ってすぐ券売機があり、すぐ左の壁にはメニューが説明してあり判り易かった。

醤油とんこつチャーシューに味玉の券も買い、ケニヤ当たりの国のアルバイトらしき方に案内され、カウンタの一番奥の席に着席する。

その方が「サービスで好きなのが選べマス。麺の硬さはどうされマスカ?」と聞かれてきた。見るとランチタイムサービスという事で、茹で玉子やコーン等がサービス出来て麺の硬さや油の量が選べる旨、標記されている。

この際だからと、麺硬めでノリ増量と云う事でお願いする。店内は開店まもない時間なのにカウンタ席がすぐ一杯となって盛況なお店である。二年前の三月にオープンして着実に常連さんを作っている感じである。

時おりギュイーンとけたたましい音が店内に鳴り響いた。最初は「何事か?」と思ったがチーズを削っている音と判る。こちらの看板メニューの○究ラーメンの具で、先客に来たそれを見るとそれはそれは山盛りの粉チーズがのっていた。

厨房を見ると二杯ずつ丁寧に作られており好印象。しばらく待ってラーメンが到着する。湯(スープ)はアレンジしたとんこつスープに魚が香る醤油と云った感じに、何やら黒い油の様なタレがスープの上に点在している。

ニンニク油かと思いきや黒ゴマペーストで、これが旨みを足してとても旨い。厨房内の貼り紙に中国の滋養スープとあり、その製法らしく深い味わいさえ感じる。

麺もやや中太ストレート熟成系の感じで天然かん水仕様とあるが全く嫌みの無いかん水がほのかに匂いモッチリして大変旨い。

チャーシューは超トロトロ系バラロールでいける。味玉のトロトロ加減が絶妙だった。冷水は始めに持って来てくれ、カウンタに冷水ボトルが置いてあり自由につげる。

本店、津田沼店の他、現在同じ千葉県内の市原と木更津に支店がある。お店を出てドトールで一息つき、快晴の津田沼をさわやかな気持ちで後にした。

(2003.01.08)
  

  2012.06.07 利用し放題のモヤシサービス惣菜と刻みネギ。   2012.06.07 津田沼駅北口パルコ左手の道路を進んで行くとある。