月島ロック 東京・月島





昨夜は例年より早い春一番が、木々が傾(かし)ぐ程に揺らせ、それは夜半まで吹き荒れた。そして明けた本日の時ならぬ春の陽気は、まるで春景色の飛び地の様な穏やかさだった。

そんな今日は、旧正月にあたる1月26日にオープンしたばかりの、こちらが気になる所となり、出掛けて見る事にした。当初は、月島カフェの限定ラーメンとして、提供していたラーメンのお店だそうで、そちらが直営する店舗だそう。

町田の人気有名ラーメン店、「69'N'ROLL ONE(ロックンロールワン)」のオーナー、嶋崎順一氏の完全プロデュースにより、町田で仕込みが行われている、嶋崎氏のラーメンがこちらで楽しめるらしい。

ロックンロールワンでは、鶏の食材によるラーメンが提供されているが、こちらでは相反する豚100%のラーメンを提供しているそう。もちろん流行りの無化調。

食器関係では、有田焼きの器が使われているらしく、用意されるお箸は、歴史ある京都の古民家の材木から削り出した、漆塗りで仕上げたものだそうで、ラーメン以外のプロデュースでは、あの「ちゃぶ屋」店主の森住氏も係わっている模様。

また、こちらの西秀氏は、20年以上前のバブル最盛期に、嶋崎氏と同じ六本木にあったお店で、コックとして勤めていたそうで、当時ウェイターだった嶋崎氏に、料理の道を薦めた方らしい。と言う事は、西秀氏と出会っていなければ、嶋崎氏は別の世界におられたのかも知れない。


開店する少し前には、店頭へ到着した。月島界隈も時ならぬ、まるで季節を司る神様からの、バレンタインプレゼントの様な、春の陽気に包まれていた。

少し離れてから戻ると、いつの間にか二人の待ち客がおられ、その後ろに着くと、さらにその後ろにも後続客が続き、既に人気店の様相の開店前だった。

時間通りに開店して引き入れられ、打ちっ放しのコンクリには、2本のエレキギターと、メニューが紹介された黒板が掛けられた店内が広がっていた。

背の高い椅子へ、よじ登る様に腰掛ける。極力テーブルの上には、何も置かないスタイル。小さいスチールトレーが来て、紙おしぼりと、件の漆塗りの箸が置かれた。

メニューリストが更に置かれ、そこからオーダーしたのは、月島ロック(ラーメン)と卵ごはん、そしてチャーシューの佃煮も付くらしい1,000円の「ロックランチA」と、焼きぷりん350円の本日のデザートだった。

店内のお客さんは、半分はラーメンフリークらしき若者で、もう半分は地元の新しもの好きの奥さんが、ご自分の主人や、お子さんと一緒に来た感じの、いわゆる家族連れ。程なく到着。

おお、生姜の香りが良い風情で漂うラーメンで、雰囲気で楽しませるオーラが感じられるもの。それではと行かせて貰えば、なるほどな美味しさで、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

鶏ガラ風な風情がありつつも、白濁させない豚骨のあっさり醤油を、味わい深くさせたもので、大人の遊び心があるラーメンと言う印象を強く感じた。

味付け自体は、オーソドックスなイメージではあるものの、変に個性的な衣装をまとわせていない分、誰からも愛されるシフトになっていた。

麺がまた良いスタイルを造形しており、低加水中細ストレートの、月島の風土を大事にした、ヤワ目調ツルツル仕立てと、言えば良いか。

その後で、卵かけごはんに、チャーシューほぐしの様なチャーシュー佃煮を楽しみ、後半残ったラーメンスープを、そこに入れてさらに楽しんだ。

また、最後にやって来たデザートの焼きぷりんも、もちろん自家製で濃厚な食感と味わいが良く、大変に美味しいものだった。

(左フォト) 月島ロック(ラーメン)/本日のデザート(焼きぷりん)/店舗外観 (2009.02.14)


 月島ロック TSUKISHIMA ROCK ※公式ホームページはこちら

 住所:東京都中央区佃2-16-7 定休日:日曜日・祝日

 営業時間:11:30〜15:00/17:00〜24:00※土曜11:30〜20:00

 アクセス:東京メトロ有楽町線・都営地下鉄大江戸線月島駅6番出口下車。正面にある十字路を
       右折して進み程ない左側。 


                                                                                                                                   
     
                                                                                                                                   


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