ラーメン つち家 千葉・穴川





-------------------------------------------------------------





千葉を代表するご当地ラーメンと言えば竹岡式ラーメンだが、そのインスパイア系とも言えるラーメンが現在も千葉市内で楽しめるお店が在る。そのお店が一度訪れたことのあるこちらで、実はそのラーメンを口にしたくなったこともあって、今回穴川までやって来た次第だった。

本来の竹岡式ラーメンは乾麺を用いてそれを茹でたお湯にチャーシューの煮汁の醤油を入れる製法だが、こちらは丸鶏やゲンコツが入る出汁に煮汁醤油を入れ麺も一般的な生めんを利用している。

一軒目の某店を出てこちらへ向かうと、まもなく京成バスの停留所があることに気づいた。稲毛駅から発着するバス路線のようで、比較的頻繁に走っておりこれを利用すればアクセスも良さそうだ。

そしてまた降り出した雨に傘を指して進めば、小山のような森の下に以前と同じように風情良くこちらが佇んでいた。

当初は1991年に開業した「ラーメンみまつ」だったが、経営が変わったことにより2007年8月から店名を変えて営業を開始したこちらだ。

さっそく入店するとランチタイムのいい時間もあって盛況な店内。左手のカウンター席中程に腰掛けて、メニューから予定通りチャーシューメンをお願いした。

冷水はセルフ方式にゆで卵無料のこちらで、入口に戻ってコップを手にして冷水機で冷水を注いで、ゆで卵一つと共に小皿も頂いて席へ戻った。殻もツルリと簡単に剥けた。後続客が続いて更に活況を呈す店内。女性だけの厨房。漫画単行本も多めにあった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、そこはもう豊かな味わいを持つ竹岡式の坩堝。濃い醤油に本来の竹岡式とは違う豊かなコクが相乗効果を成して実にうんまい。刻んだ玉ネギが浮かぶ様がまた良かった。

先代が木更津ご出身の関係から竹岡式ラーメンの流れを汲むをラーメンを提供しているが、5年前から経営体制が変わったからなのか定かでないが、こちら自らはそうした竹岡式の意識は無いそうで、確かにそうしたインフォは微塵もないこちらだ。

チャーシューが多めに入って、これがまた良かった。気がつけば完食。いや、かなり素敵な竹岡式インスパイア系で、果てしなく実に美味しいラーメンだった。

(左フォト) チャーシューメン/店舗外観 (2012.08.06)


 ラーメン つち家

 住所:千葉県千葉市稲毛区園生町569-1  TEL043-284-0002

 定休日:火曜日  営業時間:11:00〜24:00(ラストオーダー23:30)

 アクセス:JR総武線稲毛駅東口ロータリーより京成バス稲12系統草野車庫行きまたは稲21系統
       ファミールハイツ行きに乗車して第二あやめ入口バス停にて降車。進行方向へ200mほど
       歩いた左側にあり。

       または千葉都市モノレール穴川駅下車。改札を出て左側に進んで左の階段を降りる。
       階段下の右手に入る路地を進んで行きひたすら直進。大通りに出たら右へ300mほど
       進んだ左側にあり。


目覚めた頃は薄暗い天空から秋雨の滴る、11月・霜月前半の金曜日の朝方。本日は、また定期検診の日で千葉市内へ出掛けた。

それも正午頃に終わり、棟外から出ると明るい陽射しがまばゆい、秋の一日に変わっていた。この爽やかな秋晴れであればと、予定通りこちらへ向かう事にした。

かつて千葉市内に、竹岡式ラーメンに近いラーメンを提供する、「ラーメンみまつ」というお店があった。駅からそう遠くないし、そろそろ行って見るかと思った頃、そのラーメン店は何と閉店してしまったのであった。

ところが昨年の夏頃、経営者が変わって店名を変え、同じ系統のラーメンを提供している事を最近になって知り、検診の日で早めに終わった時に、行って見ようと思っていた次第だった。竹岡の風を千葉市内で求めて、だった。

そんな訳で、千葉モノレールに乗り、穴川駅で下車。地図を見ると、この駅からこのお店方面に向かう一本の細い道の存在に気が付いて、行って見る気になった経緯も実はあった。

階段を降りて地面に足が着くと、右手に確かにその道が存在して奥へと伸びていた。さて進んでしばらくすると、その道は鬱蒼(うっそう)とした、森の中へと続いていた。ま、何とかなるさと直進。

そうすると車の行き来が激しい、通りに出て一安心。そこを右へ進んで更に歩いて行く。

周辺は新興住宅地と言った感じで、手付かずの造成地があったり、土が露出する小さな崖があったりするそんな感じだった。

ラーメンの表示があり此処かと思えばいわゆるラーメンショップで、さらに行くとやたら広い駐車場のあるセブンイレブンがあって、その奥にこちらが風情よく佇んでいた。

中に入ると右手にテーブル席があり、左手に厨房とその前にカウンター席が奥まで延びていた。先客がそこそこの、ランチタイムの時間帯の店内。

メニューから、ラーメン・半チャーシュー丼・餃子3個・お漬物のラーメンセット980円をオーダーした。そんなセットメニューが色々とあった賑やかなメニューリストだった。

オーダーが決まり何気なく厨房を眺めると、そのシチュエーションがとある有名ラーメン店と酷似していることに気がついた。

何処かと言えば、町田駅から程近い、その名は「胡心房」。女性の店主に、若い女性の従業員さんが二人。もうこれは千葉の胡心房と、言いたくなる程だった。

またメニューを何気なく裏返すと、「ゆで卵無料サービス♪」とあり、確かにカウンターのレジのそばに山積みの茹で玉子があり、思わず一個を頂いて殻を剥いてラーメンに入れようとスタンバイ。程なく到着。

半チャーシュー丼がまず来て口にすれば、ちゃんと暖められており脂がうまく解けていて、なかなか良いお肉で刻み海苔が乗り、これにお新香まで付いて大変に良かった。

次に来たのは餃子で、これまたニラと餡がたっぷり入ったのが三個で、オリジナル感ある自家製の様で美味しかった。そして本日のメインイベント、竹岡式を彷彿とするらしいラーメンの登場だった。

なるほど、もうビジュアルからして、竹岡式だった。それではと行かせて貰えば、これが旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

結構な美味しさで梅の家がある富津と言うよりは、木更津ないしはそのちょっと青堀寄り的なラーメンで、中に入るチャーシューとカエシは、ほぼ梅の家を思い出すもの。

気が付けば完食。精算時に良かった事を告げて、木更津のラーメンに近い感じと続けると、タマネギは木更津産を利用している事を教えて頂いた。

外に出れば爽快な青空に、常緑樹の森が見える周辺。住所の区名の稲毛と言えば、幼少の頃家族で海辺にあった遠浅の浜で潮干狩りをした思い出がある地名。今はニュータウン計画さえも、随分山側まで及んでいる様子だった。

いや、ラーメンだけで無く、セットメニュー等、全てにおいて良かった。

(左フォト) ラーメン/半チャーシュー丼・お漬物/餃子3個 (2008.11.07)