冬馬 東京・秋葉原 ※閉店







手に持つ傘から落ちる梅雨の雨だれに、その向こうに待つ入道雲の幻影を見た、間もなく七月という木曜日。我に返れば、薄墨を落としたかの如く、グレイトーンな秋葉原電気街の雨模様。

気温も下がり気味で、それもあり、味噌ラーメンで行きたくなったランチタイム時だった。確認したい事もあり、こちらへ入店する事にする。

券売機でみそらーめん650円を選び、ふと気が向いてキムチめし200円のボタンにもタッチ。左寄りの壁際のカウンター席に案内を受け、冷水を置いてくれた場所に腰を降ろす。

以前は小川町にも支店があったが、先日その付近を歩くと別の外食店が営業していて、今回確認するともう一年半程前にそこは閉店させたらしい。

良い場所だったが、賃貸料が高かったのか、人員の都合か定かでは無いが、全般的に後者の方で閉店させる場合も少なくない昨今。程なく到着。

キムチめしが先に来て、ホカホカの白い飯粒の上に、赤々としたなキムチをのせ、パクッとひとくちほお張れば、ただ辛いだけでないカラウマなキムチの風情も良く、それで刺激的な辛さも合わせ持ち、汗が軽く出て来て何も言うまいと言う程に美味しい。

程なく味噌ラーメンも来て、650円にしては充分過ぎるほどの具が沢山のっており、サービス満点なこちらと言えた。それではと行かせて貰えば、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

さっぽろ純連で定評高い森住製麺の中太ちぢれ麺の、硬質感がありながらも良い小麦粉感があり、スープは札幌味噌とはまた違った、趣向が判り易く表われており、脂に微量の甘味感があり、札幌味噌に飽きて来た人には、打ってつけな味噌ラーメン。

チャーシューも、ここのはまた良く、気が付けば完食。いやいやいや、うまかった〜。

(上二つ左フォト) みそらーめん/キムチめし (2008.06.26)


 喰麺家 冬馬 (とうま) 秋葉原店

 住所:東京都千代田区外神田3-4-1 定休日:無休 営業時間:11:00〜21:00※日曜日〜17:00

 アクセス:JR山手線・秋葉原駅電気街口下車。中央通りを上野方面へ進み、ソフマップ秋葉原本館
       がある十字路を左に曲がり、次の神田明神下交差点を右へ進む。しばらく歩いた右側。


休日明けの月曜日。いつもよりラッシュアワーの通勤電車もあってか、本日はこちらのラーメンで行きたくなり、ランチ時に昌平小学校を横目に昌平橋通りに出て到着。

こちらも三年ぶりのラーメン店。券売機に立ち、賑やかなボタンの中から塩ラーメン650円と、とろ肉飯300円を選び券をお店の方に渡し、冷水を置いてくれた席に腰を下ろす。

JR函館本線岩見沢駅の近くに本店があるお店で、知らない内に赤羽や西荻窪にも、支店をオープンさせている様子。店内は手書きのインフォメーション等がある所為か、肩の凝らない程度の蘊蓄の所為か、落ち着く雰囲気があり良い風情。程なく到着。

スープからは、ローストした様なガーリックの香りがして、これが食欲をそそらせる。それではと口にすれば、半裁味玉子に大きめのチャーシューに、ワカメなどと具材が多めに入り、旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

やはりひと昔前の、札幌味噌チェーン系ラーメン店の、ノウハウの良い所だけを利用した感じのラーメンで、特にそんな風情の麺は、昭和50年代を彷彿とさせており、そんな所が好きなラーメンと言えた。

ネギの切り方などもそうだが、メンマは逆に新しい風があり、ラードっぽい油は慣れて来ればクセになりそう。

アマカラな味付けが成されているとろ肉飯は、これがまた素晴らしく良いもので、肉を食らいつかせる一枚一枚の肉の大きさが絶妙なもので、脂の解け方も満足感を高めた美味しさ。気がつけば完食。いやいや、良かった。

(下二つ左フォト) 塩ラーメン/とろ肉飯 (2008.05.26)

昼になって、外へ出ると、凍える寒さに、身が縮む。空を見上げれば、蒼灰色の雲が、陽射しを遮る、日曜日の秋葉原界隈。雨の降る気配は無く、恒例の歩行者天国で、道の中央を家族連れが辿っている。

ふと、その寒さからか、こちらのキムチを口にしたくなり入店。今日は辛い物で身体を暖めようと、券売機でみそ辛らーめん750円に、キムチごはん200円にして低いカウンタ席一番奥へ着席。程なく到着。

10年以上前、結構こんな感じのラーメンを食べた記憶があり、今は逆に新鮮なのかも知れない後味感。一味が結構入り辛い辛い。キムチごはんがやつぱり美味しい。喫茶店で一服していると、ふと自分にとって、今のラーメンって何?自問自答して見た。

結局、答えの出ないまま、会社帰りやや残業して、外に出ると雨が降っていて、自宅に着く頃には、雪に変わっていた。そして再び、自分に問い掛ける。「自分にとって、今のラーメンって何?」それは、「完全無欠の嗜好品」と自分の中の奥底から応えが出て来た。

嗜好品と言うと、コーヒーとかタバコで、栄養とは関係の無い、その人の好みで、味わい楽しむ飲食物であるが、かなり栄養の高い飲食物だったりする。でも間違い無く、それは嗜好品以外の何物でもなかった。(2005.01.23)

(2004.11.06) 〜 【執筆休日】  (2004.08.20) 〜 【執筆休日】

久々こちらへ入店して、塩ラーメンの大盛に、トロ肉追加トッピング、そしてキムチごはんを食した。ごはんは自家精米しているそうで、たすかに旨い。最近、松屋でもキムチを出しているが、吉野家の方が旨く、ここはそれよりも旨いと言える。

塩ラーメンは野菜等の旨みも入り、やや油感が趣味で無いものの美味しい。店内は混雑して、人気店の地位を確立している。現在、赤羽など首都圏に、こちらを含めて四店舗あるらしい。(2004.05.02)

昨日は送別会で、ビール大瓶三本程度呑んで自宅に戻り、いつもの様にサイトを更新したものだが、まぁ何とかなるものだと知った、四年に一度の2月29日、月末。東京は薄曇りの日曜日。またこちらのキムチご飯が食べたいとこちらへ向かう。途中、無休の蒼龍のシャッターが閉まっている事に気付く。

店頭に立つと、2月27日を以て閉店させて頂きます、とあった。それを知り残念であった。可能性はお店が続く限り終わらない。しかし閉店してしまうと可能性は閉ざされるからである。今でも、どのお店でも、「良くなった」と言う情報が有れば駆け付けたい気持ちは変わらない。

立ち止まった足がまた動き、そしてこちらのお店の暖簾を潜る。店内は大変盛況であった。券売機でみそラーメンとキムチご飯を押して入口近くの席しか空いておらず、そこへ着席する。程なく到着。

ラーメンは普通に美味しく、キムチご飯はちょっと見掛け無い旨さである。辛いキムチを飯と共にほおばり、みそラーメンと交互に食すと、止めども無く汗が噴出し、手で汗を拭っては麺をすすり、スープを飲む。油感はやや今イチだが、キムチは大変良いお店である。(2004.02.29)



JR函館本線岩見沢駅近くに本店がある。



味がある手書きのインフォメーション。



2004.05 塩トロ肉大盛



2004.01 みそ辛らーめん


薄い灰色の空から時折、小雨が降り出し、電車の窓ガラスがそれを知らせてくれる朝。天気も悪いと、心も沈む平日の火曜日、既に二月。昼前には本降りとなる。そんな感じの天候が何故か似合うのか、こちらに引き寄せられ店頭に立つ。北海道とオーバーラップしているのかも知れない。

20年前に一人旅で一周した時に、吹雪はザラだったのを思い出す。建物の中に入ると、必ず眼鏡が真っ白になった。暖簾を潜り、中に入る。店内は真っ白だった。換気が悪いのか、エアコンを使って無いのか、湿気の所為で眼鏡が曇る。醤油トロ肉にキムチごはんを食す。

それにしても、ここのキムチごはんは絶品と言える。ラーメンのスープは省略して、麺がなかなかの多加水にトロ肉も良かった。キムチは厳寒の北海道で作られている。冬の方が旨く感じられた。(2004.02.02)

こちら付近に用事があったので、それを済ませた後、暖簾を潜り券売機でみそ辛にトロ肉券を買いお店の方に券を渡して着席。程なく到着。他の辛物系に較べれば多少の辛さで、軽く汗が出る程度。食べていると、隣りに後続客が座った。

ふと見ると煙草を吸い始める。ありゃりゃである。実はこういう事は何度もあり、場合によっては席をさりげなく移動したり、時には我慢して食べ続ける。自分も普段吸うし、こだわり無い頃は灰皿があれば吸っていたものである。

こだわりあるお店であれば禁煙になっているし、お店によってはランチタイム時だけ禁煙になっている。出来ないケースもある様で止もう得ないのかも知れない。せめてドトールの様に禁煙席を設けて欲しいと痛感した、また来週は神田へ行くかと思っている今日この頃であった。(2003.12.06)

先日、名声名高い純連へ行って来たが、暖簾に森住製麺と製麺所の名前が刻まれていた。森住製麺と見て浮かんだのがこちらである。そうなんだぁ、である。本日行くと、店先のインフォが進化してそそるものがあり、良い感じになって来た。

暖簾にやはり同じ製麺所の名前がある。券売機で味噌と豚骨に唐辛子の、みそトン辛750円とチャーシュー200円の券を買い、お店の方に券を渡し着席する。お聞きすると、「ウチの方は(純連に較べて)麺が少し細いんですよ」との事だった。間違い無いと判るとお店に対するイメージが変わるから面白い。程なく到着。

勿論イメージだけで無い、より落ち着いた向上心が伺え、唐辛子も手伝って、より旨いラーメンを堪能出来た。チャーシューも質感が良くなっている感じ。見た目程、辛くは無かったが完食して外に出る頃には軽く汗が出て、風が心地良いそよ風となった。ふと、蒼龍の前を通りすぎるとチラシが店頭にあり拾い読むと、11月1日にニューバージョンのラーメンが始まる事に加えて、今まで味がころころ変わって申し訳ありませんと謝っていた。(2003.10.26)

しばらく経ってしまったが以前お店の前を通ったら、つけ麺が始まっており本日思い出して入店する。券売機でそれとキムチごはんを買いカウンタ席へ着席。先にキムチごはんと割りスープが入った茶瓶が着き、ごはんをパクついているとつけ麺も到着する。

つけスープはしつこく無い程度に鶏油が入った醤油味で麺は中細ちぢれでまずまずであった。割りスープにも鶏を感じた仕様になっており、しかもスープの量があり過ぎて半分程度飲んで丼を置いた。鶏油が地味さを消した感じにはなっていたがそれだけであった。(2003.08.18)

小雨降りしきる日曜日。また季節が逆戻りとなり、肌寒くなったので上着を羽織り、「味噌が食べたい」と云う事でこちらのお店へ入店。旨いキムチで汗をかきたいというのもあった。久々に来たら「月曜日もやっています」とあり、無休という事らしい。ここは味のある筆で、フレンドリーなインフォがあって大変良い。トロ肉みそとんこつにキムチごはん分の券を買い、お店の方に券を渡して着席。日曜日ともあって盛況であった。しばらくして到着。

湯(スープ)は以前よりビジュアルはさほど変わらないが、意外な程さっぱりした仕様になっていて、それで薄さは全く感じない。確かにコクがあり良い。ただし表面に浮いているサラダ油の様なもののせいなのか、油が全体の質を若干落としている気がする。

麺は中太ややちぢれで相変わらず良い。味玉も絶妙の半熟加減など申し分ない。トロ肉の脂加減にも気を使っている感じ。キムチごはんも美味しくご飯の芯の味が良く出ていて旨い。店を出てキムチのせいでしばらく身体が熱くなり、汗が出て寒く感じていた風が涼しくさえ感じる。(2003.04.20)

久々こちらに行こうと思い立ち入店。入り口には「北海道よりキムチ本日入荷」とある。券売機で醤油に、限定とあるトロ肉チャーシューと、またキムチごはんの券を買いカウンタ席に座り券をお店の方に渡す。湿気がこもって換気をもっとして欲しいところ。程なく注文したラーメンとごはんが到着する。湯(スープ)は茶濁の仕様と言った感じに白ゴマがのる。

麺はカン水を感じるものの悪く無いところ。限定のトロ肉チャーシューは脂身がついてトロトロの良い感じ。白ごまの効果が全体的なバランスは悪く無いところである。キムチごはんは今日も旨かった。(2003.01.26)

ふと、このお店の事を思い出し立ち寄る。みそにチャーシューとキムチごはんの券を買い、覚えて頂いてるお店の方に渡す。ふと見上げると、「冬馬の自慢。北海道直送のバカうまキムチ。」と書いてある。券売機で券を買う際、何気なく押したもので全く気がつかなかった。

程なくらーめんとご飯が到着。湯(スープ)は麹味噌のような感じでだしスープに特徴を感じない分つまらない所。今日の麺はさほどカン水が気にならずプリプリでひとつ抜きん出た所がある感じ。しかしチャーシューはやはりつまらない。そして「バカうまキムチ」は確かに単なる辛いキムチでは無く、旨みも感じられてなかなか良い。(2002.12.14)

醤油らーめんにチャーシューと味玉の券を買いお店の方に今回は麺カタでお願いする。程なくらーめんが到着。湯(スープ)は豚骨と野菜ベースといった感じ。麺は勘違いだった様で、麺カタだとカン水が気になる感じだった。そう言えばこのお店は麺の固さが選べるインフォは無い。

余談だが麺の固さなどを選べない店も在る。店主が考えに考え抜いたらーめんだからでそれはそれで良いと思う。なおチャーシューはどこかで出会った事がある感じ。今後に期待したい。(2002.11.02)

新しいラーメン店が秋葉原にオープンした。「冬馬」というお店で札幌から店主は来たらしい。札幌にあるお店の分店のような感じを受ける。後でヤフーで調べてみると札幌から更に旭川寄りにある岩見沢に本店を持つチェーン店という事が判った。札幌らーめんでも旭川らーめんでも無い岩見沢らーめんというところが面白い。店主とアルバイトらしき方の二人が厨房におられた。券売機でおすすめらしいみそとんこつらーめんに、トロ肉と味玉の券を買い席に座る。今風の店内で墨でこだわりの文字が壁で踊っている。

程なくらーめんが到着。湯(スープ)は白濁の豚骨スープにいくつかの白味噌系の味噌をあっさり使って味を整えた感じ。口の中に油の膜がはるのが気になるが味付けは悪くない。ただ奥行き感は意外に浅い。麺は中細でややちぢれで無添加っぽいビジュアル。北海道から送って貰い、使用しているそうで製麺所は森住製麺というところらしい。この麺はなかなか良い麺である。

トロ肉はあっさり煮込んだ感じ。先日スーパーでこの名前のお肉を買って来てゲランドと伯方の塩をブレンドして軽く黒胡椒を使い炒めて食したがなかなかいけるお肉だった。脂がたっぷりのった豚肉で外国産で安価なものが多い。味玉はお約束の半熟でしっかり味が沁みて美味しい。旭川らーめんの攻勢がひと段落した今、埼玉県戸田市のお店を足がかりに首都圏一号店を開店させた岩見沢らーめんと言ったところだろうか。(2002.10.20)


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