らーめん豚喜 東京・亀有 ※閉店





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五日ぶりに見る久しぶりな青空から爽やかな陽がふりそそぎ、冷たい微風が穏やかな関東地方の街角を巡っていた、二月中盤バレンタインデーな日曜日であった。

ここのところ亀有に新店のオープンが続いていて、なんどとなく亀有駅の改札を抜けていたが、本日はふとこちらのラーメン画像を見る機会があり、矢も楯もたまらなくなり出掛ける事にした日であった。

亀有と言うと、以前に家電量販店で勤務していた事もあり、日立製作所が開催する家電商品の研修等のイベントでよく訪問した街である。

だがそれ以上に、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」を少年ジャンプでスタート時からかなりの期間見ていた読者だけに、そちらのイメージの方が根強い街でもあったりする。

そんな亀有の産業と言うと、大正後期からセルロイド人形を中心にした玩具作りが盛んになったのに端を発し、日本紙業や日立製作所等の大きい工場があった関係で街は活況を呈していたらしい。

しかしそれも昭和30年代から始まった都市化により、時代の波によって大きく様変わりして行った。そんな風景を昭和50年代前半の中学時代から通学で利用していた地下鉄千代田線電車の窓から眺めていたものだった。

そんな昔の繁栄の跡を残す現代を映した漫画がこち亀で、そこに見る東京はどこか初めてなのに懐かしさが込み上げて来るものであった。そして両さんのような昔気質の人間が暴れるその姿に、「男はつらいよ」の寅さんとオーバーラップさせる人は決して少なくないはずだと私は考える。

そんなわけでまた亀有駅前に到着した私であった。義援金を呼びかける人々に、チラシ一枚を手渡す苦労に翻弄する人々と、今日も人間模様が繰り広げられていた駅前だった。そんなチラシ配りの人を見ると、ついわざと近寄って受け取ってしまう。

明治時代に亀有駅が日本鉄道の停車場として開業した頃は、南口にしか出口がなかったそうだが、何となくそれが理解出来るそんな駅前が広がっていた。両さんの銅像は北口を出ると直ぐ目の前にあるが、南口側にもう一体ロータリーの右端にお祭り姿の両さんが居る。

さて、開店まもない午前11時を過ぎて数分のこちらの店頭に到着すると、既に店内は満員で入り口に5人の方が並んでいた。途中でオーダーの確認があり、小ラーメンに野菜ニンニクの、生玉子も一緒にお願いした。30分掛からない内に入店できて、タイミングを図って店主にご挨拶の声を投げかけた。

汁なしそばをいつのまにかこちらでも始めていて、厨房には若い男性が一人増えており、合計三人の布陣になっていた。また味玉は需要が生玉子に傾いている為かトッピングメニューから消えていた。程なく到着。

おお、今日もまたかなりの嬉しいビジュアルである。刻みネギに魚粉も振りかけ、それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

さらにシフトが絶妙になった感じがあり、たまらなくこれはいい美味しさだ。自分の順番になって店内に入れた頃、後ろを振り返ったら凄い行列で、なるほどと言うしかなかったその美味しさだった。

独特な太麺もこれまた相変わらず良く、厨房を見ると林家と記された麺箱があった。今回は生玉子の白身をこぼす事なく麺に絡めて愉しめたが、是非お奨めしたい程にこちらも良かった。

相変わらずのいいボリュウムながら、その美味さゆえに気が付けば完食である。二郎系の中ではトップクラスと言っても、過言ではないこちらであると思う。

いやいやいやいや、それは美味しな二郎系、がっつりラーメンであった。


(左フォト) 小ラーメン野菜ニンニク+生玉子/亀有駅南口側両津勘吉銅像 (2010.02.14)


満開の桜に菜の花と、さらに春が加速してゆく、四月上旬の霞み雲が出ているものの、陽射しがまばゆい晴天の日曜日だった。

それにしても近年のラーメンブームは、目を見張るものがあり、思わず何故そうなるかを検証して見たく成るほどで、普段からそんな事も考えながら食べ歩いていたりしている。

昨夜いつものようにパソコンを立ち上げ、データ更新が落ち着いてから色々と多趣味な私の、そんな作業に明け暮れていた。ふと気が付く。

進化が約束されているウィンドウズOSだが、そのエンタテイメント性は二次元の視聴で留まっていて、どこかでそんなストレスが溜まってはいないか。

一方のラーメンは勿論三次元であり、それ以上に飲んで食べると言う飲食物の中で、発展性もある料理と言える。

しかも国内いたる場所で、あらゆる系統のラーメンがあり、それが手軽に五感の中で楽しめ、高額になりつつも大衆食と言う立場を維持している。

つまり、パソコン需要が浸透すればする程に、そのストレスの穴を埋める存在であるラーメンが、流行る結果になるのではないだろうか。

PCストレスとラーメン人気の相関定理、だった(おいおい)。閑話休題。

さて昨日は二郎三田本店で、出汁の香りを嗅ぎながらも食べられず終いとなり、まさしくストレスとなってすまった(おいおい)。

そこで二郎食べたい本能が最高潮を迎え、こちらへ行く事を思い立ち、訪問する事にしたのであった。あの美味しさで、ボリュウムで、麺の太さで、なかなかの良さを示していただけに、いつも脳裏から離れていなかった、こちらのラーメンであった。

春らしい一日だが、北朝鮮のミサイル問題で国内が揺れる中、午前11時半に店頭へ到着した。その店頭の待ち客はたまたまなのか、常連さんには見えない感じの、カップル客が二人おられるだけだった。

多少待つと自分の番となり、空いた角のカウンター席の腰掛け、メニューから、小らーめん680円に生玉子50円も追加して、野菜ニンニクでお願いした。

麺は前回太めで細麺もあるが、良かっただけに選択の余地は無く、そこは今回も太麺にしたのだった。

店内はファミリー客に作業着を来た方、休みを利用して私みたいに来た方と多彩で、席が空いてもすぐ埋まり、同じフロアーの他店舗に比較すれば、全然盛況なこちらであった。程なく到着。

おお、多めに野菜が盛られ、これ以上ないと言える程に、二郎らしいラーメンがやって来た。生玉子は別椀で来て、山盛りの裾野のそっと入れた。

すると黄身は収まったが、想定外にも白身がこぼれてしまい(涙)、フキンを借りて速やかに別椀へ白身を集め、何とか現状復帰させた。

タマネギに魚粉に一味唐辛子を適量入れ、例に寄ってメモリアル撮影。隣りの方は列の前におられたカップルで、女性は随分早めに来て食べ進めていて、男性の分が私とほぼ同時に来た。

なるほど食べ終わった時に一緒にフイニッシュ出来るよう見越しての素晴らしい配慮。

それではと行かせて貰えば、いやいやいやいや、もうもうもう、美味い美味い美味い美味い、いや美味しい。

二郎のラーメンの二郎イズムに、その型にハマらないスタイルが、一杯のこのラーメンには有り、ある意味二郎よりも二郎らしい進化系とも言える二郎インスパイアーなラーメンと言えた。

それはタマネギの刻み方であり、魚粉のこだわり具合であり、何より極平太の麺が物語っていた。

二郎三田本店の臨時休業は、総帥が入院していたからだそうで、昨日は並ぶのをあきらめ列から離れてしまい、そんな総帥にお会いできず残念であった。

気が付けば完食。やっぱりとんでもなく、それは良かった、二郎系ラーメンだった。

(左フォト) 小ラーメン野菜多めニンニク+生玉子/店頭外観/JR亀有駅南口 (2009.04.05)


やや気温は上がったものの、まるで薄く淡い時折り出る陽射しが、秋の終わり間近を告げている様な、そんな霜月も中旬休日の土曜日だった。

昨日何気なくネット徘徊していると、某ブログサイト様のラーメン画像に、また釘打ちされた私だった。
それはもう見るからに二郎系で、しかも懐かしさがこみあげて来るものがあった。

何故なのか?判らなかった。判らなければ行って見て、直接店主に確かめてお聞きするのがセオリーというもの(おいおい)。

そんな訳で、出掛ける事にした、秋日の一日だった。午前中は流山のローカル私鉄の、2両連結の電車に揺られ、充分に鉄分の補充も済ませ、こちらに到着したのは丁度正午近くの時間だった。

場所は30年間以上の長期連載なのに無休載で知られる、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の両さんの銅像が立つ、JR亀有駅の反対側の出口駅前にある、リリオ弐番館地下1階飲食店街の中にあった。

特に大々的な広告やオープンお試し価格等をしていない様子で、極めて立地性の良い駅前の、飲食店街のお昼時にも拘わらず、そこそこの入店客だった。と言うか飲食店街の通路も、やけに物静かだった。

中に入り空いていた手前左奥のカウンター席に腰掛け、メニューから二郎系と言う事で、小でも充分な量と言う事を確認し、小ラーメン680円の野菜多めニンニクをオーダー。すると太麺と細麺が選べるそうで、そこはもちろん太麺でお願いした。

厨房には店主が一人だけで、接客係は若い女性がお一人だけ、と言う営業スタイル。厨房の店主は何処かで見た気がするが、今はっきりと思い出せない。

前に何処かの二郎におられたかお聞きすると、十五年位前に品川店におられたそう。若く頭の回転が早ければここで気づく所だが、あっそうなんだ、とスルーしていた私だった(おいおい)。程なく到着。

おおおお、完全無欠な二郎系のラーメンが、どどん!!と大太鼓がなった如くのインパクトで到着した。卓上に刻みタマネギがあったので、それを多めに野菜の上に乗せさせて貰い、それではと口にして行く。いやいやいや、もうもうもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

野菜は澄み切った青空の様に甘く(判らない形容である)、麺は林家製麺らしく荘厳な大滝を真下から眺めているが如くに超極太平打ち(やつぱり判らない)。そしてスープに至っては、陽射しが燦々と注ぐ南大西洋の大海原の如くに、まったりと来てコクも良かった(絶対に、判らない)。

壮絶な量なるも、そこは気が付けば完食。そうだ。食べて今はっきりと、忘却から目覚めた私だった。

勤務先の秋葉原から昼間の短いランチタイムに、山手線の更に上から発着する、総武線電車に乗って食した麺郎@浅草橋の、カウンター席から見たラーメンと店主の姿を。或る昼下がりに店頭へ立つと、家主のいないガランとした店内。受け取り手のいない、何も語らない放置された郵便物。

そして麺徳@東上野のラーメンに、安堵の息をついて食したあの日。確認するとやはりそうで、久々の再会に喜ぶ私だった。店主も覚えていてくれていた。ラーメン麺徳は、現在三店舗に及ぶお店だが、知人に任して来られたそうで、普段からこちらにおられるそう。

店主は以前、ラーメン二郎の品川店を営業していたが、その後JR浅草橋駅近くに移転して、ラーメン麺郎と言う店名で再スタート。しかし或る日突如として、そのお店は閉店してしまった。その数年後に入谷で、ラーメン麺徳を立ち上げ現在に至っている。

時に、食べている途中で老夫婦が来られていたが、来たラーメンに腰を抜かして、心臓発作を起こしていないか、ちょっと心配だった(おいおい)。 いや、ドババババンと来た、旨いラーメンだった。

(左フォト) 小ラーメン野菜多めニンニク/麺上げの図/魚粉&玉ねぎ (2008.11.15)


 らーめん 豚喜

 住所:東京都葛飾区亀有3-29-1リリオ弐番館地下1階飲食店街  定休日:水曜日

 営業時間:11:00〜15:00/17:00〜売切れ次第(21:00頃)終了

 アクセス:JR常磐緩行線亀有駅南口下車。駅前ロータリー左奥リリオ弐番館地下1階飲食店街内。



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