らーめん食べ歩き 
 闘魂ラーメン@千葉県柏市・増尾※移転店名変更・麺屋花形@新柏

2003.12CW冬限定・塩豚骨「雪の華」
2004.03香味ラーメン+チャーシュー


アクセス 東武野田線増尾駅東口を降りたら右に出て程無い右側にあった。
定休日 月曜日
営業時間 11:30〜14:00/17:00〜0:30(日祭11:30〜14:00)


やや寒さを感じながらも、桜が序々に花開く木曜日の休日。数日前に、こちらが移転して店名も変えるという大英断を知り、迷う事無く今日はこちらへ向かう。闘魂とは闘い抜く意気込みであり、それを素直に顕した店名で、一度来て見れば却って親近感の湧く店名であると思う。

しかしラーメンを食べ歩く様になって、すぐこちらを知ったものの、個性の強い店名でこうした場合中身の無いケースが多く、二の足を踏んでいたのが事実だったりする。そうした意味で、今回の店名変更は大変気になる所である。

東武電車が増尾に着いて、店主が暖簾を掛けている所に、また後ろから挨拶をする。券売機で香味ラーメンに追加チャーシューの券を買い店主と向かい合う様に腰掛ける。「シャアのどんぶりって?」とサイトで紹介していた事をお聞きすると、単なるギャグだそうで、ただ赤いどんぶりを購入してきてラーメンをそれに入れる構想らしい。

ラーメンを食べに来たというよりは、世間話しに終始した感があったりする。相変わらずの旨いラーメンを堪能出来た。4月11日でここを畳み、隣駅の新柏から歩いて十数分の主要道沿いに新店名で来月下旬にオープンするらしい。近くには柏レイソルのホームグランドの日立柏サッカー場がある所らしい。

丁度、営業許可証の期限が切れ、駐車スペースがある所を以前から探していたらしい。「移転して店名を変えるって事は、この闘魂ラーメンの店を閉業させるって事なんですよね」と言う言葉には、どこか寂しさがあった様な気がした。新店周辺は桜並木があるそうで、是非開店後に早々と訪問して見たい。

(2004.03.25)


初冬のうららかな陽が、燦々と降り注ぐ金曜日。見上げれば薄い水色の空が広がる。上野に気になる新店もあるが、やはり今は千葉限定ラーメンが優先である。今回のCW(千葉ウォーカー)限定ラーメン冬の陣は、創作雪ラーメンという事で、例年に無く今年は降雪が遅く、各店とも大変という所である(やっぱりバカ)。勿論、各地の雪を入れる訳で無く、単に雪をイメージさせるものであり、こちらでは題して「雪の華」というらしい。

丁度、開店時間に東武電車が増尾駅のホームに滑りこむ。丁度、店主が暖簾を掛けておられた。挨拶をして券売機の限定ラーメンのボタンをチャーシュー追加トッピングと共に押す。「雪の華」は680円、一日20杯の塩豚骨で、中島美嘉さんの歌と、たまたま同じになったらしい。

世間話しをしている内に、後続客も来られ、さらに落ち着かなくなる自動ドア。前回、どちらかの行き違いがきっかけで味玉を頂く。それを別皿でお願いしたチャーシューの皿に乗ってまず来て、ラーメンも程なく到着。

高級食材と言える白きくらげと、繊細な切り口の白髪ネギがまさしく雪の華を連想させるビジュアル。その上に自家製エビ粉末がかけられ、その芳香がかぐわしい。その赤の色に、パセリとエゴマの葉の緑の色がクリスマスの様相を呈している。これにタピオカと茶漬けアラレが入り、今までのこちらのラーメンとは全く違うもの。

食べ進めて行く内に、味が変化して行く。始めは塩のやさしい味わいだが、後半はニンニクが段々強くなって来る仕様。香味油にニンニクを使っているそうでこれはもう、雪の華七変化。

アラレは思った程邪魔にならず面白い食感。このラーメンを食べると、レギュラーメニューのラーメンの秘密はいわゆるカエシに集約されている事が判るが、このラーメンもそれに加えて欲しいと願う常連さんがきっと沢山おられると思う位に旨いものであった。

燃える、店主の花道に、器の中と、同じ、大きな、大輪の花が、咲きました。さぁ、歌ってもらいましょう。玉置宏でございます。あれ?そうで無くて、BGMには中島美嘉さんの歌も良いかも知れないが、札幌オリンピックの歌として有名な、「虹と雪のバラード」が似合いそうな、大らかで優しい味わいを堪能出来た。

(2003.12.19)


昨日当たりより秋から冬に季節が変わったかの様で、薄日が指し、やや風も出て肌寒い連休の金曜日。高額運賃の北総線を利用して、新鎌ヶ谷で乗り換え東武電車を待つ。東武線駅は半地下になっていて、見上げるとススキの穂が垂れ、揺れていた。電車に乗ると車窓は、田畑に、団地に、山に、ニュータウン。そして高圧電線の鉄塔が幾つも寒空の下に立ち尽しているのが見える。

増尾駅に着くと開店までやや時間があり、少し時間を潰して店頭に立つと、丁度店主が道路の向こう側から挨拶して来られ、看板を出し、マットを引き、暖簾を掛けた後、中に招き入れてくれた。今日はこってり豚骨醤油にチャーシューのボタンを押して、カウンタの曲がり角に腰を下ろす。すると学生服に身を包んだ子達が五人程後続でやって来て、開店早々店内は賑やかとなる。

「麺は開化楼だそうですね」と言うと、頷いて、「そうです。で、最近そちらから今のよりいい麺の提案があって、サンプルを貰ったんですけど茹で時間が六〜七分掛かっちゃって、止む無くあきらめたんですよ」との事でどこも一緒らしい。今思う事はスローフードにする事は、新規店ならともかく、既設店の切り替えは容易い事では無いと言う事の様である。程なく到着。

湯(スープ)は背脂こってりと、思っていたからそのビジュアルに驚く。随分前にこちらのサイトを見て、そこにあった表現で、さぞかしギトギトで豚骨しているんだろうなぁと、ラーメン食べ歩き初期もあってそうイメージしたが、食べてもその受感はことごとく払拭される。背脂はスープに溶け込み豚骨醤油の良き引き立て役にむしろ回っており、こちら独特の旨みが余す事なく露出されていた。

香味ラーメンが出たと知り、こってり豚骨醤油よりはさっぱり系なんだろうとイメージしてこの前来てそのスープの完成度に驚いたが、今思えばある意味その両者のラーメンは逆と言える位に、闘魂スープがよく出たラーメンであった。くどく無く雑味の少ないこってり。麺もこれで充分と言える低加水ちぢれがもう相性ぴったりと言える程良い。何事も程々が良いのかも知れない。ラーメン談義に花が咲き色々出たが、ここでは割愛しておく。

こちらを出て一駅電車に乗って新柏駅で下車。周辺有名ケーキ店のオペラ座へ訪問。高架駅のホームから看板が見え分りやすく、駅から少し歩いた所にあった。フルーツパイと珈琲を楽しむ。ビジュアル良くクリーム、スポンジ共まずまずで良かった。

通りの道は以前、車に乗っていた時に何度と無く走ったのがすぐ判る特徴多い道で、すぐ気がついた。車が無くても、足と公共交通があるさと帰途に着く。闘魂店主は、柏駅近くにある「らーめんのフーサワ」におられたらしい。

(2003.11.28)


ぐずついた秋の空である。大木の下には無数の落ち葉。それほど寒くは感じない、そんなまた飛び越しのお休みである。前回は本八幡に出て船橋から東武線に乗って行ったが、今回は東松戸から北総線で新鎌ヶ谷経由で増尾に向かう。時間は早い様で接続が悪く、運賃も逆に高かったりする。どんよりした空の下、到着。

今回は香味ラーメンを240gの中盛りで、チャーシューときくらげの追加トッピングのボタンも押す。先客お一人、丁度帰り際で、後ろを擦り抜けこの前と同じ奥の席に座る。後続客もいらして店内は賑やか。程なく到着。

やはり絶妙な豚骨醤油と香味油で、旨い旨い。このラーメンの名前で、「はな乃」を営業したKan'sさんを思い出すが、こちらの常連さんだそうでこれに深く関与しているかも知れない。チャーシューもやはり良いし、きくらげがこれまた楽しい食感を演出してくれ良かった。気がつけば完食。

空いていれば店主と世間話しをしたかったが混んでいたのでご挨拶してお店を後にした。後続客が来られる前に少しだけお話しが出来、「闘魂、こめて〜♪」の歌から、「巨人ファンですか?」とお聞きしたら野球事態にあまり興味が無いらしい。

パチンコ店の従業員も食べに来る事から、「出る台、知っているんでしょ?」と聞く方もいるそうで、知っていれば苦労しないらしい。はまらない程度に注意して極たまに楽しむ程度らしい。

駅の反対側に出て、ロータリーから延びる下りのゆるいカーブを歩いて行くと、「高級洋菓子&喫茶ハニー」というお店があり、アイスコーヒーと共にミルフィーユを食べたが、甘さ抑え目の生クリームとパイ生地とスポンジ生地で出来ており、なかなか良かった。

駅に戻る途中に歩いている通りの名前が判る。ほのぼの通り。石窯で作るパン屋さんが今日オープンしたらしく、賑やかだったが、そのお店以外はまさしくほのぼのとしていた。ほのぼの。久々に目にする言葉である。

(2003.11.07)


市川市の京成線鬼越駅近くから、今は実家と呼ぶ家に引っ越したのは自分が小学校一年生になって程無い時分だった。現在の柏市南逆井周辺は当時、宅地造成が真っ盛りで山林や田園にブルトーザーが入り、新しい街が出来て行くさまを見ながら育ったものである。

そんな事もあり二年生になると、自宅から通っていた小学校とは反対方向に新しい小学校が出来て再転校をした。その小学校の最寄り駅は、随分歩くと遠いが東武野田線逆井駅がある。小学校高学年になるとその駅まで歩き、柏駅まで電車に乗って遊びに行ったのも良い思い出である。その当時、唯一の途中駅がこのお店の下車駅、増尾駅である。一度も降りた事が無かったこの駅に本日初めて降り立つ。

途中の車窓の変わり様といったらなかった。階段を降りると最近出来たらしい立派な立体駐車場もある規模が大きそうなパチンコ店がある。これが出来てお客がかなり増えた事が、店主自ら運営しているらしいお店の公式サイトで掲示されていた。駅からすぐで大変判り易い場所であった。このお店も、今度こそ行こうと思ったのが何回も続いていた所で、やっと今日暖簾を潜る事が出来た。

店名からして入店したら、店主がガウンを脱いでレスリング姿になり、「なんにする、コノヤロー!」と来たらどうしようと思ったが勿論そんな事は無く、物静かそうな格闘技が好きらしい店主がおられ、店内はランチタイム時とあって盛況であった。入り口に券売機があり、公式サイトで気になっていた香味ラーメンにチャーシューと味玉のボタンも押す。L字カウンタの奥に行くと、天井が低くなっていてそこに腰を下ろす。

外は昨日、日本シリーズを順延させた雨が降り続く。ラーメンが到着する頃には、お客の大半が店を出て店主に、中華そば愛好家と書いてある自分の名刺を差し出し挨拶する。到着したラーメンをすすると、なんでもっと早く来なかったかと後悔する程に旨いものであった。

醤油ダレと豚骨スープと香味油と食材はどれも突出する事無く、夫々の旨みが融和され、半分寝ていた五感がたたき起こされる程。元地元の地の自分が言うのも何だがこんな田舎の駅前にあるのが不思議な位にそのラーメンには冴えがあった。チャーシューもこれでどうだと存在感が高いもの。店主とお話しをしてもこだわり具合が半端では無い事も判る。浅草開化楼のやや中太の麺も大絶賛に良いし、海苔も良いのを使っている。

これはごっつい良いぞと、再度券売機に足を運び、つけめんの券を買い店主に差し出し食したが、やはりスープ割りとも期待を裏切らない味。全てのバランスにおいて片手落ちが存在しない。そんなラーメンとつけめんであった。

(2003.10.22)


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