志の田 千葉・稔台

昨日までの青空は、薄墨の雲で覆い隠され、梅雨の天候が戻った感のある、六月上旬の日曜日。某店が今月いっぱいで閉業されると言う事で、また嫁さんと共にそこへ向かう事にした。その途中で何気なくケータイラーメンサイトを見ると、閉店間近もありかなり混んでいる様子・・・。

その店頭に到着して、入口を見れば、おお、なるほどな長蛇の列が待ち受けていた。これはとんでもなく待ちそうだったので、列の後ろに着くことなく離れていく私たちであった。実は、長蛇の列が待っている事が予測された時点で、別の訪問店を模索していた。そこで決めたのが、以前から気になりつつも、まだ未訪だったこちらで、本日入店する事にした。





昨年五月にオープンした、ラーメンフリークにも既に支持されている、脱サラして調理学校で一から勉強され、ちばき屋@船橋で修行経験もある、新京成電鉄みのり台駅周辺にあるお店。

みのり台駅周辺は、戦前は陸軍工兵学校の八柱演習場があった場所で、終戦を迎えて占領政策の中でこの地も開拓入植者が入り、廃止された元八柱演習場周辺の開墾が始まった。この時それまで無かった地名を入植者の中で決めたのが「稔台」で、当時荒れた台地に実りを信じて開墾した方々の気持ちがこもった地名と言えた。

そして昭和30年には、津田沼から延伸が始まった鉄道連隊練習線を利用して営業を開始した新京成電鉄が、常磐線松戸駅まで連絡する様になり、その時にみのり台駅も誕生した。その後周辺は、続々とニュータウンが造成されて行き、今日に至っている。閑話休題。

店内に入ると、外列は無いものの、こちらも盛況な店内。おお、右手に製麺室があり、こちらの麺は自家製麺で、見るとその部屋に北海道の内麦の袋がドドンと積まれており、これは麺がかなり良さそう。まず券売機で、私は中華そば味玉付750円に、中華そば増量(100g)100円も押し、嫁さんは麺が標準で300gらしい、つけめん味玉付800円を選んだ。

つけめんは、ひやもりとあつもりがえらべるそうで、ひやもり麺ムチムチ最速理論を、日頃から嫁さんに説いている事もあり(おいおい)、そこはひやもりとなった。

中華そばの麺量は一度決めた様だが、それを消した跡が券売機のボタンにあり、その量は店主のみぞ知る所だが、ここにも小麦粉値上げの跡が影を落としていると言った所か。しばし店内の左奥で待ち、後続の方が私達の後ろに着き、その店内列が券売機の所まで達する頃に着席できた。そして程なく到着。

おお、中華そば、つけめん共、これはえらく旨そうなビジュアル。それではと、つけめんから行かして貰えば、これがもう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。何にもまして、麺がかなりやはりいい。

ちばき屋@船橋のご出身らしいが、その本店は葛西にあり、そこからそう遠くない所にある「夢うさぎ」のつけめんの麺に、私の口内と舌に刻まれた記憶からして、ウリ二つの麺の質感で、これはおそるべしだった。汁はやや味が濃いものの、やはり基本がしっかりしたもの。

中華そばも、つけ麺の麺と太さが違うものの、かなりしっかり勉強された事が判るもので、いやいやもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

余力がおありなら、夢うさぎさんも修行した麺彩房辺りなどでさらに経営指南を受けて、汁やスープをブラッシュアップさせれば、今後県内を代表するお店になる可能性さえも秘めている実力を感じたラーメンとつけめんだった。

さすがラーメンフリークにファンがおられるだけあり、さすが千葉拉麺通信の2007年度最優秀新人賞の栄冠に輝いただけあった。気がつけば完食。いや、これは良かった、旨かった。


(左フォト) 中華そば大盛味玉付/つけめん味玉付(麺・汁) (2008.06.08)


 中華そば 志の田 (しのだ)    住所:千葉県松戸市松戸新田573-2-102

 定休日:水曜日・木曜日       営業時間:11:30〜14:30/18:00〜21:00

 麺量:らーめん並盛200g大盛300g/つけそば並盛250g大盛350g

 アクセス:新京成電鉄線みのり台駅下車。改札を右折して踏切を渡り、歩道橋のある交差点を
       右折してしばらく進んだ右側。

自家製麺室には、北海道産内麦。 今月から当分の間、水曜日もお休み。



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