自家製麺 燦燦斗 東京・東十条





霞んだ青空から残暑らしい陽射しが、朝から気温を上げていた八月末日週末の土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、やや強い南風が木々を揺らしていたそんな午後七時過ぎだった。

2006年9月18日にオープンした今や押しも押されぬ行列人気店のこちらで、開業してまもない頃に二度ほど訪れたがその後そう遠くないこちらだがそれきりとなっていた。

そんなこちらも最寄り駅の東十条で、浦和勤務の通勤途中駅で仕事帰り立ち寄れると気がつき、それならばとなって早速通勤帰りJR東十条駅北口改札を降り立った。

地図を見る必要は無かったが何しろ6年ぶりで、こちらの界隈は迷路の如くだけに不安を持ちながらも向かう。まず改札を左手に出て階段を上がり切ってから左路地を入った。

確かこの道を少し歩けば右手のあそこら辺のはずと近づくと、4〜5人が並ぶ盛況な店頭を見つけ思わず安堵の息をついた。

店内の券売機でチケットを購入してから並ぶルールらしく、先客が買い終えてからその前に立つ。

ラーメンのつもりで改札を抜けたが店内臭を嗅いだからだろうか、なぜだか急につけめんの気分となってつけめん大盛を選んで、肉増し200円のボタンにこれも行くかとなって連打した。

外に出て6番目の人となってしばし待っていると、お店の方が来られたのでチケットを手渡した。

店先には三脚の椅子が用意されていたが、それ以降の人も腰掛けるのにちょうどいいへりのようなものがあり、他の方と共にそのへりに座って入店を待った。

タイミングが良かったようでそう待つことなく店内のカウンター席に座ることが出来た。

以前お会いした店主が話し掛けるのも気が引ける程に多忙そうで、それでも元気そうに厨房でラーメン作りに没頭されていた。

開業された頃は昼夜とも営業して火曜定休だったが、その後定休日が木曜日に移行したようで、その後昨年の年末近くから夜営業のみとなったらしい。

そして今年の六月頃から月曜日も定休日となったらしく、それにより現在の定休日と営業時間になったようだ。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、とんでもなくかなり素晴らしい味わいの魚介醤油のつけめん。

以前と比較して見るとメリハリが効いているもので、そのバランス感は驚くほど絶妙で素晴らしいものだった。

チャーシューが真空低温調理で作ったのだろうピンク掛かっており、ウルウルしてしまいそうな感動級の美味しさ。

肉増しおそるべしと一人で唸りながらも片手を拳にして、それを上下に振りつつその美味しさに浸りながら口にしていた。

スープ割りも大変美味しく、それだけに大盛なるも気がつけば完食。帰り際にしげっちの名前を出して御挨拶。

すると覚えておられて嬉しかった。外に出ると閉店間近と言うのに12人前後が並んでいて、かなりタイミングが良かったのをそこで痛感した。

いや、どこまでも果てなく実にかなり素晴らしかった、これは美味い無限大の途轍もない味わい深さのつけめんだった。

(左フォト) つけめん大盛+肉増し(汁・麺)/店頭 (2013.08.31)


 自家製麺 燦燦斗 (サンサント)

 住所:東京都北区中十条3-16-15  定休日:月曜・木曜  営業時間:18:00〜20:30

 アクセス:JR京浜東北線東十条駅赤羽寄り北口下車。改札を左手に進み先の階段を上がり切った
       場所の左路地入って少し歩いた右側にあり。



この路地を少し入って行く。

最近の店先。

最寄り駅はJR東十条駅。


日が暮れてから、こちら界隈に社用があり、予定通りに予定より早く到着。近くのパーキングに車を入れる。日が暮れた頃から、雲行きが怪しくなった空からは、雨粒が降り注ぐ日曜日の雨降りな夜だった。

開いていた傘を店先で閉じ、午後七時半前頃に入店。いつの間にか夜の営業も始めていた、松戸・寺小屋系の、こだわりラーメン店だ。

そう言えば、この前も雨降りの日であった。店内に入ると先客が4名ほどおられ、空いていた奥寄りの席に腰掛けた。

メニューから、つけ麺をお願いする。厨房側の上の方を見ると、最新の営業時間等が書かれた紙が貼ってあり、こっそりと目立たない様に、デジカメを向けてパチリ。

すると、オフにしていた筈のフラッシュが何故か焚かれてしまい、そう広くない店内に明るい閃光が広がり、店内の先客の皆様の視線が、私一点に注がれるのであった。 ・・・・・。

その時何を言ったか覚えていないが、とにかく何かを言っていた、気がする(おいおい)。 お、おそるべし、フラッシュだった。

すると店主が、「あ、しげっちさん、ですね」と一言。覚えていて頂いたのは、大変嬉しかったのだが、このシチュエーションの中で、ハンドルネームが出たのは、ナイアガラの滝涙と言うしか無かった。そんなこんなで、程なく到着。

おお、太平打ちの、また違った風情の高い麺に、こだわり高い感じの魚粉が、投入されているつけ汁。ひとたび口にして行けば、もうあなた、これは旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

前回の様に油が前面に出る事の無い、なかなかと言えるつけ汁に、大胆なシフトの太平麺が絶賛もの。

これは自家製麺でなければ出来ない、大胆かつ不敵とも言えるもので、大変好きになれた麺だった。チャーシューも、やつぱり良かった。気が付けば完食だった。いや、ズバン!と良かった。

(2007.04.08)
 


2006.09 寺小屋第7期生、自家製麺のお店。


2006.09 味玉らーめん



2007.04 つけめん(汁)



2007.04 つけめん(麺)


昨夜は、夏を惜しむかの様に、雷鳴が鳴り響いた。そして朝方一度止んだ雨が、また静かに降り出して来た。くすんだ路面には、無数の枯れ葉。蝶が雨宿り先を探して、ひらひらと横切ってゆく。そんな、雨の秋日。先日まついへ行った際に店長さんから、こちらのお店の事を教えて頂いた。そちらのオープン時に、一カ月ほどおられたらしい。その後、南越谷のマルカとんみんの店長を歴任後、こちらのお店をオープンさせた様。店名がなんだか今風もあって、早速行って見る事にした。

総武線で秋葉原に出て、下のホームに降りると、山手線リフレッシュ工事の真っ最中。普段は京浜東北線専用の1番線ホームには、山手線が交互にやって来た。山手線電車を見送ったあと京浜東北線電車に乗車。東十条は、嫁さんの実家が近く、以前勤めた会社の上得意がおられ、よく知っている街。そんな東十条駅に着き、北口の改札を出る。お店は伊香保温泉の様な、石段を少し上った左路地に、ひっそりとあった。

それが18日に開店したばかりの、寺小屋第7期生の店主のお店。傘をたたんで中へ入ろうとすると、また雷鳴が鳴り響く。先客がお一人おられ、厨房には物静かそうな店主。入り口寄りのカウンタ席に腰掛け、店主に「まつい」の名前を出して御挨拶。自家製麺のインフォがあるメニューから、らーめん(麺200g)650円をお願いする。店名は当初、「燦燦」とする予定だったが、ありふれている名前なので悩んだらしい。過日目の前にあった一斗缶(18リットル缶)を見て、その「斗」を足す事を思いついて命名したそう。お、おそるべし。

味玉を直前にお願いして、程なく到着。おお、これは旨い旨い旨い。豚骨鶏ガラの豚骨醤油系のスープ。油分が多めが特徴的に感じるもので、油はたまに鶏油と勘違いする背脂を溶かしたもの。麺がやはり自家製特有の良さがズバンと来るもので、意外と太く美味しい麺。そしてチャーシューが、これまた旨い旨い旨い。気が付けば完食。つけめん(麺300g750円)もお願いして食したが、さらに太い麺に、やはり油が前に出るつけ汁なものの、美味しいつけめんであった。

実はこのつけめんの前に、試作のつけ用の麺を少しだけ頂いたが、番手を変えて色々と試行に励んでおられる様子。店主は以前、体をこわされた事があったそうで、食べ過ぎには充分注意して、定期的に人間ドッグは必ず受けた方が良いですよ、と私の体調を気遣って頂いた。いや、良かった。

(2006.09.27)