味の三恵 東京・末広町



こちらもまた、近くなった分早い時期に再訪したかった、出前もこなす町の人気中華店だ。

何度か訪問して数年振りに訪れようとすると、人間過去の記憶だけで行こうと思うものだが、結構時間が経つと記憶が曖昧模糊になる様で、さぁ着いたと思ったら宅急便の営業所だった・・・。

ほんの一瞬だけ、ヒューと心に空風が吹いたが、もう一本奥の同じ通りだった事を思い出してそこから前進。ちゃんと営業しており一安心だった。一組のご夫婦が先客でおられる店内へ入店する。

店頭には新メニューのインフォがあり、定食系は肉うま煮+ライスにスープが付いて770円と、スープ付き麻婆丼の680円があった。

麺類では酢辛(スーラー)タンメン730円が登場しており、思わずそのタンメンでオーダーを通した。ちなみにラーメンは、460円のロープライス。久々に来店した事を告げて、お店の方と御挨拶。程なく到着。

スーラータンメンと言えばボリュウムがあり、野菜の餡掛けがドンブリを塞ぎ熱々で、お酢の酸味がインパクトを作り、ラー油が刺激的な辛みを表現するメニュー。

基本どおりな美味しさが、こちらの多加水気味の太麺によく絡み、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い。具の中に豆腐も入っており、日本的な風情が織り込まれいてまた良かった。

気負いの無い家庭的な雰囲気が、このスーラータンメンにも感じられ、それがまた馴染み易く心も和んだ。気が付けば完食。いや、そんな風に良かった。

(左フォト) 酢辛(スーラー)タンメン/店舗外観 (2008.07.09)


 中華料理 味の三恵 (あじのさんけい)

 住所:東京都千代田区外神田6-10-11 定休日:日曜日・祝日

 営業時間:11:30〜14:30/17:30〜21:00※土曜日は昼営業のみ

 アクセス:東京メトロ銀座線末広町駅下車。外神田5丁目交差点から中央通りを上野方面へ進み、
       一つ目の信号を左折して二つ目を右折する。程ない左側。秋葉原周辺拉麺MAPはこちら


 結構仕事場から歩くので、たまにしか行けないお店。下町の大衆中華料理店で、良い雰囲気があり、周辺の方々の人気のお店と言える。そんな訳でまた行くとランチタイムとあって、店主の操る北京鍋の、休まる暇が無い時間帯に入店。

半チャンラーメンをお願いする。後続客も続く。完璧な記憶力と判断力で料理が作られている感じ。味見も忘れない。程なく到着。チャーハンが絶品ものに美味しい。ラーメンは勿論無化調では無いものの、ダシ感良く美味しい。前述した様に雰囲気が良いからワンランク美味しくなる。そんなお店である。次回は時間をずらして行きたい。

(2004.12.28)

空(から)梅雨で、朝は厳しい陽射し。青空に浮かぶ白い雲。いつもより少ない関東の雨。梅雨と言えば、小学校低学年の頃、梅雨の長雨の時に嗅いだ、通学路の途中にあった、野菜畑の良い匂いは今も忘れない。当時、近くに昭和初期頃建てられた様なアパートの廃屋があって、その時の探検の記憶がセットになって蘇って来る。

裏山の森林の中に秘密基地を造るのが好きだった少年時代。今日は昨日の末広町交差点越えで、こちらにも行きたくなり入店。チャーシューゴマラーメン大盛をまたお願いする。程なく到着。

やつぱり良い。ゴマスープ、炒められたタマネギ、チャーシュー、中太麺、そこら辺の中華屋さんではお目に掛からない良さがある。特にタマネギのしなり加減がたまらない。数軒で修行されて、20年以上前にこちらで営業を開始されたらしい。

20年前は私は何をしてたかと言うと、永代橋のたもとにある細く長い白いビルで、机にしがみつき事務で電話を取り、伝導ゴムベルトの伝票手配をしていたものである。月日の流れは、・・・ 細麺の茹で時間の様に早い。

(2004.07.10)




2004.12.28 半チャンラーメン




2004.07.10 チャーシューごまラーメン大盛


中京圏では雪が降っている様で、TVでは雪をかぶった金閣寺が映し出されていた。本格的な冬の到来である。秋葉原も北風がイチョウの葉を舞い上がらせ、師走の街をふるえあがらせていた。もうすぐ、クリスマス。そんな気候で、辛いラーメンが食したくなった。昨日、旨いラーメンを二杯立て続けに食べたので、生半可な辛いラーメンを受け付けない自分がいた。

それならと、久々こちらを尋ねる。いつものご夫婦がおられ、またメニューに無いチャーシューごまラーメン大盛950円でお願いする。ビジネス街の土曜日というのに、どこからとなく後続客が入り口のドアを落ち着かせ無い。程なく到着。

やや仕様が変わっており、タマネギが太い麺と見間違う程にそうなって炒められてしんなりしており、それにごまの甘みと唐辛子の三重奏が舌の上で奏でられる。いや、本当に旨い。自家製チャーシューを切り出す時に、冷蔵庫から取り出し、自家製だから縛ったヒモがまばらで、それをを外して、丁寧に切っておられていたが、その後ろ姿はチャーシューのみならず、食材に対する愛情が感じられる気がするものが存在していた。

そんなチャーシューだから、もう最高に旨い。麺もよかった。ややスープがぬるい面があったがその分ゴマが甘く感じられたのかも知れない。食べている時はそう辛く感じられないが、食べ終わる頃には不思議と汗がにじむ辛さになっていた。やっぱりこれこそ、とっても真面目な担々麺である。

(2003.12.20)

遠いけどまた来てしまった。店主とご挨拶をしあい、空いている席に着席。今日はどうしようかとメニューを見入るとカニチャンポンというのがあった。カニ?カニという食材にひかれて、それを大盛りでお願いする。

カニはやはり日本人なら好きな食材ベストに入ると思う。なお大抵の場合、こうしたお店でチャンポンお願いすると、長崎チャンポンとは似ても似つかない五目そば系の塩ラーメンだったりするが、やはりここも想像に近いラーメンが出てきた。

しかしこちらのものは、やはり一味違って工夫している。白菜を七ミリ程度の千切りにして卵を溶き入れて、カタクリ粉でトロミをつけ塩で味を整えてシイタケで深みを出し、カニは茹でたものをほぐして最後に上へ散らしている。

ピーマンも入っているが良く火が通って甘くさえある。麺も中太でなかなかいける。どこかの真似で終わっているお店が多い中で、独自の発展が丼の中で繰り広げられている。

(2003.04.10)

四月下旬の陽気が続く春を感じる日。こちらを教えてくれた方から再びメールがやって来た。大盛りが凄いらしい。ノーマルなスープで食べてもみたかったのでまたこちらへ伺う。旨さを知っている分その遠さが気にならぬところとなる。お店に入ると今回はランチタイム真っ只中とあって盛況で一番奥の席だけ空いていたのでそこへ着席。

醤油チャーシューメンを大盛りでお願いする。確かに麺をこれでもか、と入れているのが目に入る。ふとダシスープのズンドウに目をやるとかなり茶濁したスープが沸騰して沢山の食材が顔を覗かせていた。やっぱりと云うところである。店主が軽快に北京鍋を振ってチャーハンを作れば、奥さんが軽妙に平ザルで麺をすくい湯切りをする。そんな調子だから今日は混んでいたが次から次へと客の注文品が出来上がってしまう。

またそれがどれもおいしそうである。そんなわけで気がついたらラーメンが到着していた。湯(スープ)はその茶濁した旨みがたっぷり入って旨く、麺は先日と違って中太ややちぢれの麺がたっぷり入ってこれまた旨い。チャーシューはスープと麺が良い分、やや脂身とプリプリ感が欲しいところ。いずれにしてもミジン切りのネギとインゲンが入って美味しく戴いた。

(2003.03.28)

先日、また電子メールがやって来た。こちらのお店周辺で勤務されている方だそうで、「ここの担々麺は一食の価値あり」的な事が連ねていた。休み明け、月曜日、陽気の良い南風。ランチタイムを過ぎた午後二時過ぎ、ガラガラの店内に入る。中年のご夫婦が厨房におられた。席に座り、中華料理店で見かける自立式のプラスチックのメニューに担々麺の文字を探すと、ごまラーメンという文字の後ろにカッコの中にそれはあった。

ふと厨房を見るとチャーシューの仕込み中の様で、生肉に紐がきつく巻かれ置いてあった。「チャーシュー食びたい病」が始まってしまう。「担々麺にチャーシュー付きのチャーシュー担々麺でお願いします」と、さもメニューにある様なオーダーを言い切る。向こうも自然に受け入れてくれ、「はい、判りました」とおっしゃって頂いた。

そのラーメンをご夫婦が連携プレーよろしく作り始める。この様な中華料理店でラーメンを作る姿とはどこか違っていた。何が違うかと言えば奥さんがスープを味見して、ご主人がまた味見をしたりしてとても真剣に作っておられたのが印象的であった。台の上にあったチャーシューの紐の縛り方も胴に入っていたし、厨房内の器具にもそれは感じる事が出来る。姿勢が真面目で真剣なのである。程なく担々麺が到着する。

湯(スープ)は芝麻醤(チーマージャン)というよりは大変オリジナルな感じで、ごまをペースト状にして醤油スープに完全に溶かし込んで干し唐辛子を細かく刻んでいれてある。その味は大変に美味しい。麺は平打ちっぽい感じで、やや量は少ないものの旨い麺である。チャーシューは良く煮込んでありなかなかいける。

これにサヤエンドウの緑が食欲をそそり、良く出来た担々麺を堪能できた。また再訪したくなる真面目で真剣な味である。なお、住所は勤務地と同じ外神田だったりする。ちなみに唐辛子の辛さは後から来て、結構体のほてりが長続きしたりする。

(2003.03.24)


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