菜 千葉・本八幡



昼間は予定通り大宮へ出掛けて、ラーメンを堪能して一度帰宅。嫁さんが呑み会で遅くなると言うことで、夕方からヘアカットに出掛けて、その帰り道こちらへ平日夜限定目当てに立ち寄ることにした。

午後六時を過ぎたばかりの時間で、空が徐々に暮れなずんで行く姿を眺めながら、駅前からこちらへ向かって歩いて行った。

新しいショップに気がついたりしながら歩いていると、そうこうしている内にこちらの店頭へ到着した。店先には三人が並んでいた。しかし到着する寸前に先客が数人帰って行き、ちょうど人数分が空いたらしくその三人が全員入店して行き、並ぶ頃には一人で入店を待つ身となった。

念の為もう一人くらいカウンター席が空いていないか、ガラス越しに店内の様子を伺うと、空いた席は無情にも一つも無かった。少し前からそうなったようだが、入口右手の壁面には平日午前の部の終了時間が14時45分に繰り上げられたことが案内されていた。

まもなく後ろに二人の方が、それぞれ間を置いて並んでいた。そして多少だけ待っていると先客が帰って行き、入れ替わりに入店して店主とご挨拶。平日夜限定のつけめんに、裏メニューのチャーシューごはんも一緒にお願いした。今月の限定は「夏野菜の冷やしつけめんパルメザンチーズとジェノバペースト風味」と記されていた。程なく到着。

夏野菜をミキシングした冷製スープは、週毎に黄色〜白色〜赤色〜緑色と野菜を変えて色を変化させて来たものだそう。それではと行かせて貰えば、今週のつけ汁はオクラにこちらのスープとクリームをミキシングした冷製スープだそうで、オクラの粘り気がもろ汁に反映されたちょっとない持ち味。

しかしながらそこは元フレンチシェフの店主だけに、その味わいは実に素敵なテイストとなっていた。別添えでパルミジャーノレジャーノで和えた肉そぼろと、エキストラバージンオリーブオイルで作ったジェノバペーストが一緒に来て、ねばねばしたつけ汁に麺を乗せてそこにその肉そぼろとペーストを適量入れ足して愉しませて貰った。

つけめんと言う領域を超えたものと言えて、あえそばを引き合いに出したがそれともまた違った次元だった。それにしてもその味わいは、実にフレンチな感覚を舌に刻み付けて喜ばせるものと言えた。

世間話しに花が咲いたりもした。もう4年ほど他店のラーメンを食していないそう。チャーシューごはんも実に美味しく、気がつけば完食。いや、かなり果てなくとんでもなく途轍もなく素敵で素晴らしかった九月平日夜最終週の限定つけめんだった。

(左フォト) 平日夜限定夏野菜の冷やしつけめん/チャーシューごはん (2013.08.30)


 菜 (さい)

 住所:千葉県市川市南八幡2-4-17  定休日:月曜日・火曜日

 営業時間:平日11:00〜14:45/18:00〜20:00◆土日祝日11:00〜15:00/18:00〜20:00

 アクセス:JR総武線本八幡駅南口下車。下総中山方面に進み、インターチェンジのある大通りを
       右折してしばらく進んだ左側。徒歩およそ15分。



残暑の頃の暮れなずむ菜の店頭。

入口のオブジェのようなライティング。

厨房内の壁面に描かれた花の絵。




今日はなかなか忙しい一日だった。本八幡で午前中所用を済ませてから電車で四街道まで行って、駅から徒歩12分のラーメン店へ訪問しラーメンと餃子を堪能。

その後千葉で途中下車して、しばしスタバでまったりしながらラーメンレポートの入力作業。本八幡に戻って予約していた理容室でヘアカット。その後やはり予約していたカラダファクトリーで整体して貰い更なるまったりタイム。

そこを出ると既に夕暮れ時の午後5時半となっていた。今夜は嫁さんが呑み会で遅くなるらしい。そんなわけで夕飯と言うことでこちらへ行くことにした。

少し時間があるなとなって、シャポー本八幡内にある椅子に腰掛けながらレポートの続きを入力してからこちらへ向かった。

今日は晴れていたこともあって、午後6時近くでもまだ真っ暗ではなかった。ニッケコルトンプラザの前に出ると、木々に鳥が大量にいるらしくその鳴き声が周辺にこだまして聞こえて来た。

こちらの店頭に到着すると、丁度夜の部スタートの午後6時だった。

10人ほどが店頭に並んでいて、その内の8人が店内へ吸い込まれて行った。20分ほど経過すると私も入店出来て、中へ入るなり店主にご挨拶。

空いていたカウンター席に腰掛けてから、予定通り今月の平日夜限定をオーダー。その提供メニュー名は、ここに来て初めて「秋茸と秋刀魚節仕立てのつけめん」であることが判った。

後続客がオーダー時にチャーシュー増しにしていて、思わずそうだったと気がついてそれも追加でお願いした。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、さすがの味わいが果てない夏の煌めきの如く輝き出す美味しさ。鶏がらと秋刀魚節風味のつけだれは、イタリアシチリアの自然海塩仕立ての秋のきのこ風味だそうで、淡泊で繊細な面を感じた。

麺は比較的細めの中太ストレートで、艶やかな面持ちは深海で出会った人魚のように美しい肌合いと言えた。最初はその淡泊なつけ汁で口にしたが、その時点で変速ギアは感動のシフトへ既に入っていた。

そこに別添えでお好みでつけだれにお入れ下さいと付記されていた、生姜風味の大葉のジェノバペーストを和えた秋茸と徳島産すだちと大根おろしを全てつけ汁へダイブさせて食べ進めた。

しなやかなオリーブオイル感に包まれながらも、個々の食材が点呼を取るように顔を出してその味わいが見え隠れしていた。

レアチャーシューも実に美味しく、気がつけば完食。いや、相変わらずとんでもなくかなり素敵で、果てない味わいがなかなかだった初秋の食材の祭典と言えた九月の平日夜限定だった。


(左フォト) 平日夜限定 秋茸と秋刀魚節仕立てのつけめん チャーシュー増し (2012.09.14)


  2012.09.14 ニッケコルトンプラザと市川ICの間にあるこちら。   2012.09.14 平日夜限定は、十食オンリーだそう。






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太平洋上の台風は進路を西寄りに方角を変えながらも、依然予断を許さない存在感を固持していた、ともあれ9月になって秋の便りを探してしまいそうな月明け初日の木曜日だった。

なお本日は防災の日と言う事で、首都圏直下型地震を想定して大規模な訓練が都内各地で行われたようだ。

先日訪問したばかりの菜さんだが、その際にこちらが2001年9月1日に創業と言う事で、もうすぐ10周年を迎える事に気がついた。

それで思わずそのお祝いの言葉を投げると、当然まだ経過していないだけに不自然な会話となってしまった。それならばちょうどその迎える日に行けるしと言う事で出掛ける事にした本日であった。

そんなわけで、またこちらへやって来た。店内に入りあらためて10周年のお祝いの言葉を投げかけながら、中寄りのカウンター席へ腰を降ろした。

特に10周年だからと言う事もなく、いつもと変わらない営業だった。多少はなにかあるのかなと思って来たが、まったく以て変わらない普段の店内と言えた。

ただし入口正面奥のスペースには、やぶれかぶれさんと目黒屋さんから贈られたお祝いの花が飾られていた。

店内は正午前ながら、今日も盛況な店内。クールな雰囲気がありながらも、何処か穏やかな空気が流れている。そんな菜さんの10周年を迎えた日の午前中だった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、今日も味わい深い美味しさ。チャーシューも実に風情が良く、奥久慈自然卵の半熟味付卵も素敵なもの。具として入るホウレン草が、塩かつおスープにとても合っていた。

そう言えば店名由来をお聞きしようと思って、いまだ一度も確認していない事を思いついた。さりげなくお聞きすると、10年も経ったから忘れたと返されてしまった。

気がつけば完食。人と一緒で主張性が強ければ、また別の味わいが表出して行くものだが、そんな事も無く今日もとんでもなく素敵な美味しいラーメンだった。あらためて創業10周年おめでとうございます。

(左フォト) 塩かつおらーめん+奥久慈自然卵の半熟味付卵/10周年祝花 (2011.09.01)


青空色の大空には綿菓子のような入道雲がたなびいて、ひと頃の暑さではないにせよ、陽射しに出れば汗が額に滲む8月下旬の水曜日だった。

またこちらと言う気分になってそんな暑い中歩いてやって来た。

途中国道14号の市川インター入口を久々通り掛かると、そこに五年後を目指して将来T字路から十字路となって富貴島小学校方面に対面通行の道路が出来るビジュアルボードがあった。

周辺の渋滞解消に良さそうな計画道路で、開通が待ち遠しいところだ。さて汗を拭いつつ中へ入ると、外に待ち列は無かったものの今日も盛況な店内だった。

奥に空いた席に店主へ促されて座ろうとすると、手前の先客がちょうど精算して帰って行き確認してそこへ腰を降ろした。

すでに見慣れた味が9つ並ぶメニューの中から濃口にぼしを選んで、かなりの麺量である事を理解しながらもつけめんの大盛でお願いして、昨日船橋で食せなかった反動と言うわけでもないが、こちら自慢のレアチャーシューもオーダー。

近年レアチャーシューを提供しているお店がかなり増えて来ているが、低温調理と言う特殊とも言える調理方法によって生肉に近い食感でも安全に愉しめるもの。

そんなところを店主にお話しすると、インターネットでその調理方法が紹介されているページを気軽に見られるそうで、そのためここまで提供店が増加傾向にあるよう。

小麦粉の大袋が直ぐ近くに山積みされていて、見るとかちどき製粉のサンブリッジと名前が入っていた。9月1日もまもなくとなって来たが、その日を迎えれば十周年となるこちらだ。程なく到着。

約500gの自家製麺がドワッと入った器に、レアチャーシュー5枚がドンと乗ってやって来た。それではと行かせて貰えば、菜らしい脂にも香辛料にも化調にも頼らない味わいだけに、知らない間に身体が喜びながらも実に味わい深く瑞々しくも美味しいもの。

麺はこうして口にすると中華めんよりもパスタのシフトに近い気がした。レアチャーシューは何度食べても飽きることのない美味しさで、つけ汁の濃口醤油の独特な塩気がクセになりそうだった。

気がつけば麺が消えた。スープ割りも良かった。いや、やはりとんでもなく素晴らしい味わいの菜@本八幡であった。

(左フォト) 濃口にぼしつけめん+チャーシュー(汁・麺)  (2011.08.24)


台風9号による雨が関東地方を久々に濡らし、やっと地表の温度を下げさせた所為か、エアコンディショナーが朝だけ要らなかった、ともあれ秋らしい九月前半休日の水曜日の午前中だった。

午後から地元の本八幡の理容室でヘアカットの予約を入れた日で、時ならぬ雨に遠方へ出掛ける気にもならなくなり、しばらく訪問してなかったこちらが浮かんで訪れることにした。

本八幡駅までいつものようにバスで出て、そこから歩いてこちらへ向かう。

それにしても久々すぎる程の雨が天空から降り注いでおり、濡れてもいいから傘を下ろしたくなる程だったが、勿論そうせずして間もなく店頭へやって来た。

平日の正午少し前にこの雨もあって土曜日曜のような行列もなく、そのまま入店して店主とご挨拶して入り口近くの席へ腰を降ろした。

今月は20日の祝日と26日の日曜日夜営業が臨時休業らしく、そんな案内が入り口にあった。

また店内には今月の平日夜の限定である、「秋茸と秋刀魚節仕立てのつけめん徳島産すだちと焦がしバター風味」がいつものように風流な文字でインフォされていた。

ここの処こちらでラーメンの方が続いていたので、今回はつけめんとだけ決めて来た。

しかし、それ以上は未定で、そんな状況の中でオーダーしたのは、塩にぼしのつけめんで、やはり外せないチャーシューもお願いして、最後に大盛と告げて注文を締めた。

外列は無かったものの、先客も後続客も他所の同じ立地状況のこだわり店に比較すれば、遥かに多くそこはさすがの名店「菜」と言えた。

2001年9月1日にオープンしたこちらで、今年で九年目を迎える。カウンター周りには、いつものように植物樹脂で出来た、つまようじがさりげなく置いてある。

グリーン家電普及促進事業のエコポイントが現在行われているが、CO2削減に端を発するそうした地球温暖化の問題は、今回の猛暑にも深く係わっているようにも感じてしまう。

近年そうした地球に優しい植物樹脂が家電機器の筺体にも利用されており、そうした観点からもこちらは進んでいるお店と言えた。

まもなく到着する頃、私が口にする予定の太麺がズンドウから引き上げられ、ふとさりげなく見ればかなりの麺量だった。そう言えばこちらのつけめんの大盛りは茹で前麺量600gで、それに気づいた時はもう後の納涼盆踊りだった。程なく到着。

相変わらず美しい色合いのチャーシューで、ほお張れば至福のひとときが店内に訪れるもの。それは汁に太麺を潜らせて嗜めばさらにその美味しさは倍加して行き、それはそれはやめられない止まらない美味しさが加速して行く。

そんな風にして愉しんでいると、ふとこちらの麺の良さに気づかされる。なんとも言えない瑞々しい味わいの小麦感で、その絶妙な弾力に表面の艶はそのままその喉越しの良さとなっている。

明らかに国産小麦では無い事に気づいてお聞きすると、やはり外麦だそうでオーストラリア産の最高級小麦のプライムハードを利用しているそう。

ここ数年国産が持て囃されるようになって、当サイトでもお店の蘊蓄に合わせて国産ならではの良さを表現しているものの、それは決して外麦がいけない訳ではなく、むしろこのプライムハードのような上質の小麦粉の存在を忘れてはいけないと思う。

その小麦粉の良さを食材を知り尽くしているミクニ出身のそんな店主に教えて頂くと、改めてこちらの麺の良さが表出する処となった。

そんなわけでそんな事もあって、麺量600gだったが気がつけば完食だった。精算を済ませて、挨拶して外に出る。スープ割りに至るお腹の余裕が無かったようで、横断歩道を歩き始めてからスープ割りを口にしないでお店を出た事に気づいた。

つい振り返ってしまったが今さらであり、台風で雨脚が強まりそうな気配に、その先を急いでいた猛暑がひと段落した初秋の正午頃であった。

(左フォト) 塩にぼしつけめん大盛+チャーシュー(汁・麺)/植物樹脂のつまようじ (2010.09.08)


夜半に僅かな降雪があったようで、うっすらと新たな雪がベンチ等に見られ、青空から燦々と陽射し降り注ぐものの、冷蔵庫の中に居るように寒い関東地方の街角であった。

今日もまた図書館に昼過ぎまで居て、比較的ほど近いこちらの店頭へやって来た。三人の方が並んでいて寒い事もあってか、先客の完食を心待ちしている並んでいる方々だった。

よく判るこの寒さであった。それでもしばらくすれば入店できて、冷水器で水を汲んで一番左端の空いた席に、腰を降ろしながら店主にご挨拶する私だった。

メニューがしばらく前から増えているので、そんな未食らーめんを愉しみたかった。今日はそんな中から、白味噌らーめんを大盛でお願いした。いつもチャーシュー増しにしているが、今回はなんとなくスルーしてみた。

毎月平日限定が変化するこちらで、今月はどんな感じかと見てみると、「つけめん冬味 週替わりの冬魚と牡蠣 渡り蟹風味 冬野菜と柚子の香り添え」とした題目で、どこかフランス料理店のコースメニューらしい雰囲気がいつもありお洒落だ。

羅臼の塩を利用して牡蠣は広島産と表記されていて、渡り蟹の特製アメリケーヌソース風味のバターと柚子を添えている事が案内されていた。毎週冬魚が替わるようで、今週の魚は北海道産のチカと言う、海水で泳ぐワカサギのような魚を用いているらしい。

食材は旬ものがいいとは聞くが、素人には判らないものの、プロの店主が利用するから、いい食材なのだろうとだけ理解できる。程なく到着。

いやいや、味噌ダレに魚粉が随分と投入されたらーめんで、白味噌だけに白い表面を想像して待っていたが然に非ずであった。自家製らしい魚粉が、合わせ味噌のラーメンの如く、スープの表面の色を濃くしていた。

それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

白味噌らーめんと言うよりは、自家製魚粉入り白味噌らーめんで、白味噌の風味を感じながらも独特な魚粉感が大きい満足感を与えてくれ、そうしていながら醤油スープに近いライトな感覚のラーメンと言う風情があった。

そんなラーメンでありつつも、太い麺がまたいい相性があるように思わせてくれ、相変わらず美味いチャーシューもそんな味噌らーめんにもぴったりな感じであった。そんなわけで、もう気が付けば完食だった。

ちなみに今まで四角いドンブリのこちらだったが、今回は青い地球のように丸かった。ともあれ、これまた美味し、魚介味噌らーめんだった。

(左フォト) 白味噌らーめん大盛 (2010.02.04)


暖かいと言う程でもないにせよ、ジャンパーのジッパーを全開にして外を歩いても、寒いと言うこともなかった、天気予報通りの冬気候の中休み的な感じの一月も下旬となった水曜日であった。そうした今日は、また歯医者の予約治療で本八幡に出た日で、歯も今回これで完治した。

その後に調べ物があり図書館へ。そしてランチの段になってその周辺のこちらへ入店する事にした昼下がりであった。そんなわけで店頭に到着すると、タイミングが良かったようで店頭に列のない状況で、遠くから二人組の先客が中へ入って行くのを見送るようにして見ていた。続いて入ろうとすると丁度満員になってしまったらしく、店主に外で待つよう促された。




入り口の左手に以前は竹のすだれが立て掛けてあって和の風情を高めていたが、強風か何かで壊れたか老朽して見映えが悪くなったかで外されており、その替わりカラフルにデザインされた縦縞の模様が施されたオブジェがあった。

店頭で待っていると、然程経たずしてお一人が精算して帰って行かれ、入れ替わるようにして入店すると、真ん中辺りのやや奥の席に案内を受けてそこに腰を降ろした私であった。

昨年の七月から自家製麺となって、メニューが刷新されてもう随分と経過してしまったが、9種のらーめんとつけめんがラインナップされているものの、ここまでに口にしたのは濃口にぼしつけめんと、祭日限定クラムチャウダー風らーめんだけ。

今回は塩にぼしらーめんとチャーシュー丼をオーダーして、改めてメニューを見直して豚骨系のスープがなくなった事を、カウンタ越しの厨房も見て実感したものであった。

そんな事を口火に店主と世間話しをすると、自家製麺にして普段利用する出汁スープも全て新しくして、変えていないのはタレ等のカエシだけと言う事を教えて頂いたものだった。程なく到着。

おお、にぼしが柔らかに香る、そんならーめんがやって来た。あいかわらずレアのチャーシューが横たわっていて、青菜と大判海苔も付いていて美味そうだ。

それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

今まで何度となく煮干しが入っていると言うらーめんを口にして来たが、マークシートで一つ一つチェックした来た訳ではないが、こんな煮干しを感じさせてくれるらーめんは初めてと言えた。

スーパーで買って来た煮干しを、ビニール袋を破って開くと香って来る匂いがあるがと思うが、実際ラーメンに入れて味わうとまた違う風情の香りと味わいになると思う。

ところがここで今愉しんでいる煮干しラーメンは、まさしく袋を破った瞬間に香って来る匂いであり、似ている風情も多少は今まであったが、ここまでの説得力は感じられなかった。

何処か郷愁に満ち溢れた味わいがあるもので、斬新にして唯一無二にしてよく知る香りだけに感動さえ覚えた。

以前の塩が上手く生きた味とも言えた。煮干しを焼いたか煎った感じがあり、焼いたかだけお聞きすると焼いてはいないそう。中太やや太の麺も風情よく、何気なく振り返ると、かちどき製粉さんの紙袋が横たわっていた。

それにしても美味しいレアチャーシューで、似たような感覚のものはよくあるが、ここを超える味わいや新鮮感はなく、そんな意味でもオプションで口にしたチャーシュー丼も、かなりに美味しいものと言えた。さすが二年連続で千葉拉麺通信の千葉拉麺大賞を受賞したこちらであった。

気が付けば完食。今月の平日夜限定を見ると、フランス産鴨のフォアグラと広島産牡蠣、麦味噌とトリュフ風味のらーめんとなっていた。今日も大変美味しラーメンとレアチャーシュー丼であった。

(左フォト) 塩にぼしらーめん/チャーシュー丼 (2010.01.20)


  2010.01.20 9つの味からまず選んで、ラーメンかつけ麺を決める。   2010.01.20 マンションの1階にあるとは思えない佇まい。


見上げた青空は心とは裏腹に、何処までも透明な宇宙(そら)を映すように澄んでいた、十一月後半祭日の月曜日の午前中であった。そして歩いて通る街角は、まだ秋の風情を変わらずに残しているものの、標高の高い山々はもう既に降雪しているようで、いつのまにか冬の訪れが始まっていた場所もあった。

そんな今日は祭日の月曜日と言う事で、久々こちらの限定を目当てに出掛ける事にした。どんな限定内容か判らないものの、それがまるでクリスマスプレゼントの紐を解くように人をワクワクとさせる。来月は大晦日の限定まで月曜日の祭日は無いから、まさしくひと足早いこちらからのクリスマスプレゼントなのかも知れない。

いつものようにJR本八幡駅から、徒歩でこちらに向かって行く。陽射しの傾斜角度が、秋の終わりが近い事を知らせていた。時折りだけ横を通過する乗用車は、通行人の私を察知して、充分な減速をしてから過ぎ去って行った。インターへ向かう通りに出ると、こちらが目の前の場所で、右折して通過する車の先に軽く十人を越えていた店頭の行列が視界に広がった。横断歩道専用の信号が点滅し始めて、慌てて小走りする。最後尾はマンションの前まで来ており、ざっと数えて15人強の方たちが並んでいた。少しすると5人程のグループ客が来て、小走りして良かったと実感する私であった。

1時間弱ほど待って店内に入れたが、今回の限定が外の貼り紙でクラムチャウダー風のらーめんと知って、そのインフォを撮影しようとデジカメを取り出して電源を入れると、無情にも「カードがありません」の文字が液晶に表示されていた。実はしばらく前にもやってしまったばかりで、デジカメケータイを利用する事にした今回のレポートであった。店主にご挨拶しつつ、限定らーめんに味玉のトッピングと、サブメニューのチャーシューごはんもお願いする。半年ぶりの店内。程なく到着。

おお、今回もまたかなり美味しそうなビジュアルだ。クラムチャウダーらしい色合いのスープからは、豚骨の香りが優雅に漂って来た。ケータイで撮影すると、シャッター音が店内に響いて、やはり恥ずかしかった。



それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

鶏ガラに昆布・あさり・帆立・干し海老をベースに、生クリーム・牛乳・バターを加えた如何にもクラムチャウダー的な要素が色濃く出たもので、かなり楽しめた限定のラーメンであった。

さらにパルメザンチーズと玄米フレークパウダーとピーナッツパウダーをブレンドした特製パウダーが掛かっていて、どこかパスタ料理にもなりそうなレシピだったが、不思議なほどにラーメンしており、さすが経験豊富な店主のラーメンであった。

店主はフレンチ出身で、ミクニにおられた方。今回のようなクラムチャウダーは、実はアメリカ東海岸ニューイングランド発祥の料理らしい。

しかしフランス料理とも思ってしまう位にそうしたお店でも提供されており、言わば店主にとってはお家芸の分野で、かなり本格的な味わいであった。

また奥久慈自然卵の半熟味付け卵も風情よろしく、チャーシューごはんも何時もと変わらないレアチャーシューで大変に美味しかった。

また味わいがクラムチャウダーに豚骨風味を感じたが、豚骨はインフォに無かったので利用していないよう。そんなわけで気が付けば完食だった。年明け1月11日の祭日はお休みだそう。今日も大変美味しラーメンであった。

(左フォト) クラムチャウダー風らーめん (2009.11.23)





昨夜からの雨が、時折り止んでは、また降り出していた、空はむせた荒野のような色をした、五月半ばの休日の日曜日だった。

そんな天候で遠出する気もなくなり、伸びきっていた髪の毛をさっぱりさせたくもなり、朝方にケータイから、いつもの理美容室に予約を入れてから、バスで本八幡に出た。そして、そこを出た頃には、正午を過ぎていた。しばらくだけは、雨も大丈夫な様な感じの風が、街を駆け抜けていた昼下がりだった。


最近になって投薬も終わり、また体調も良くなって来た。そんな頃になってから、またこちらへ行こうと決めていた訳でも無いが、沸々と不思議に、こちらへ行きたくなった。

前回訪問したのは、丁度一年前頃だった。その間に自家製麺となったこちらで、するとかなり変わったのだろうと、漠然と思ったものだった。住宅街のあまり乗用車が通らない、そんな本八幡の道を歩いて行き、某店の前にあるガス会社のビルを通り過ぎる頃、見掛けた事がある後ろ姿の男性がおられた。

もしやと思い、顔を覗き込めばやはりそうで、某ロッキーさんその人であった。所用の帰り道だそうで、思わず道ばたで世間話しに花が咲いた。こちらに行く事を告げて、そこを後にして、三人の外列があった店頭へ到着。

列が動いたばかりの三人と、そうでない三人のケースがあるが、今回そこは前者の方で、横断歩道を歩いていた時は六人程度だった。そんな事もあり、しばし後の入店となり、一番奥の空いた席に腰を降ろした。そして徐に目が合った、こちらの店主へ御挨拶。とても久々だっただけに、そんなやり取りだった。

メニューもまたバリエーションが増えていて、コップがカラフルとなっている。オーダーは濃口にぼしつけめんの、チャーシュー増しでお願いした。振り返って外の列を見ると、また人数がかさんでいて、タイミングが良かった様だった。程なく到着。

久々の菜のつけめんである。久々の菜のレアチャーシューである。自家製麺は、かなりの極太だ。オーラが放たれた、その芳香とそのビジュアルに、しばしの間うっとりする程。

そして我に返れば、クラッチをニュートラルから、ギアチェンジさせる様に、目の前のつけ麺を汁に浸して口にして行く私だった。加速度が増したその美味しさは、例えて言うなら一気に成層圏へ到達する良さで、その速さに身を焦がされる程の感動度だった。

シフトが変化して、更に久々なだけにとても新鮮で、何度も食して来ただけに、その変わらない持ち味が判り、時間を掛けて来たであろう微調整の末もあろうし、大変に満足度の高い逸品のつけめんであった。

チャーシューも、以前より全体の風情が進化した分、次元をレベルアップしたようにも感じる事ができ、いいことづくめだった、自家製麺化が落ち着いたこちらだった。瞬く間に麺が消え、スープ割りもまた感動的な程に、飛躍したものだった。気が付けば完食。精算の段となり支払いが済むと、「じゃ、また一年後に」と一本取られつつ、お店を後にした。

来る途中は時間の流れに、「光陰、矢の如し」と思ったものだったが、来て見れば神が降りて来た様なその美味しさに、思わず「降臨、菜の如し」と、言葉がすり替わっていた。 いや、やつぱり、良かった。

(左フォト) 濃口にぼしつけめん・チャーシューのせ (2009.05.17)


  2008.05.05 入り口横のる竹のすだれが風情を高める。   2009.05.17 冷水器横にあるカラフルなコップ。


薄く低い雲が青空を隠すものの、五月らしい暖かな気候に雨の落ちる気配も無い、ゴールデンウィーク真っ只中の月曜日。曇り。本八幡周辺で月曜日の祭日と言えば、菜の特別仕込みスープで、「祭日」が「菜日」となる訳で、心は晴れやか日本晴れな月曜日。そんな訳で本八幡駅から歩いて、正午を少し過ぎた12:10頃に特別営業日のこちらへ到着。



こうした限定の場合は夜の10食限定と違って、100食以上の充分な量をお店側も用意しているので、分散して訪問した方が待ち時間もそれ程で無く済む場合が多く、これを「限定ラーメンの法則」と言う(勝手に決めない)。

店頭には五人の外列。多少待って入店し、腰を下ろしてから店主と御挨拶しつつ、限定はらーめんとつけめんが選べるが、ダシを堪能したくなる感じだったので、らーめんの方にしてチャーシュー増しでお願いする。

店主は他店のラーメンを最近は殆ど口にしていないそうで、昨年はたった2杯だったそう。今回使用されている魚介食材が列記されており、動物系は鶏ガラのみらしい。それにしても厨房はズンドウが沢山あり、蒸気もハンパでは無く大変だと思う。程なく到着。

おお、やはり澄んだ深みのある色のスープから、ふんわりと来るその香りは、何とも言い難い素晴らしさがあった。それではと食して行けば、旨い×12の華麗にして裾野の広い、滋味深さがたまらない味わいの良さ。

昆布を重層的に用いた事により骨太なうま味があり、煮干しとさんま節等が立体的な魚介感を作り上げ、その他の食材が手を延ばしても届かない程の味の広大感を舌に打ち付けるもの。

チャーシューもいつもと変わらない美しいビジュアルにして、卓越した美味しさが封じ込められており、気が付けば完食。タレの濃さや塩加減は、言えば希望通りにしてくれる。いやはや、今日もとんでもなく、ズバッ!と良かった。

(左フォト) 5/5月曜祭日限定らーめん・チャーシューのせ (2008.05.05)





 
厨房内はトコロ狭しとズンドウがある。 市川IC近くの元フレンチシェフのお店。


抜ける様な青空の好天の気候なものの、北風が木々をざわめかせ凍える寒さが身に凍む、そんな日に散髪を思い立ち、頭をいつもよりさっぱりとさせ、さらに身に凍む水曜日。ああ、寒い。

現在の住家に引っ越して十数年が経過するが、それ以来通う本八幡のヘアカットショップがあり、今日もそこでの散髪。もう二度ほどアドレスと店名を変えており、今は、本八幡ボーリング場宝くじ売り場前で、八百屋だった場所に最近引っ越していた。

そんな今日は、またこちらに入店する事にした。駐車禁止強化に、この寒さもあるのか、外列も無く店内も先客がまばらな店内。店主と御挨拶して席に着き、豚骨塩つけめんのチャーシュー増しの冷や盛りでオーダー。隣りの飲食店が、駐禁の影響もあり、閉店してしまったそう。散髪の話しになり、店主はご自分でバリカンを使い済ませているらしい。程なく到着。今日もチャーシューは、春が近いのを思い出す桜色。

おそらくこちらで、一番食しているであろう、豚骨塩つけめん。ともあれ、口にして行けば、やはりこれはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い、いや美味い。

潮(うしお)極まる岬の外れ。強い北風、潮騒(しおさい)ざわめく漁港の岸壁。海苔の香りもさざめく菜の豚骨塩つけめん、だった。(勝手なナレーションを入れない)

男性的な塩の立ち方がまた良く、独特感のある魚粉がいい味を添わせており、太ストレートの麺の食感も、やはり素晴らしい。チャーシューも実に美味いもの。気が付けば麺が消えた。

スープ割りを鶏シフトでまた楽しみ、今日も完璧な、豚骨塩つけめんだった。いや、ズバン!と美味かった。

(左フォト) 豚骨塩つけめんチャーシュー増し (麺・汁) (2008.02.13)

※これ以前の実食レポートはこちらになります。