麺屋 純風 東京・門前仲町

※レポートは「支那そば屋蘭丸」時代。(2011.4.5より麺屋純風に店名改称)






小春日和にも似たそよ風が軽く吹き、穏やかな陽射しが街に降り注いでいた、十一月の下旬も後半となって来た木曜日の午前中であった。

少し前に門前仲町へ営業にやって来て、実はこちらの店主ともお会いする事ができた事があった。そんな事もあって最近は口にしていなかった、こちらの美味しいラーメンをまた是非とも堪能して見たくなり、出掛ける事にした本日であった。

都営地下鉄の電車を利用して、森下で乗り換えて門前仲町に到着。正午の時間もそう先ではない時間帯に店頭へ到着した。陽を真っ向から浴びていた、真っ白な暖簾が眩しかった、そんな暖簾が印象的な店頭であった。

見ると幾つかのインフォがあり、ランチタイムの限定で麺の大盛又は特盛の無料サービスがあるらしく、それに加えて更に小ライスのサービスもしてくれるようだった。何とも大盤振る舞いなこちらだ。

また支那そばと小カレーライスのセットが850円ともなっていて、支那そば650円だから200円でサブメニューが付く、お得なセットメニューもあった。

さて中へ入って行くと、丁度森田店主がおられて、思わず御挨拶。券売機で850円の特製塩そばと、230円の(小)チャーシューちらし飯のボタンを連打して、客スペース側のお店の方にチケットをお渡しして店主前の空いていたカウンタ席に腰掛けた。

都営新宿線西大島駅周辺にある本店が平成13年に開業して、その二年後の平成15年からこちらの門前仲町店が営業している。

初めて本店に訪問した時にも触れさせて頂いたように、店主は織田信長に仕えた森蘭丸の末裔で、店名もそうした由緒正しい所から来ている、実力を兼ね備えた人気ラーメン店だ。程なく到着。

おお、何とも可憐でありながらも、長崎を旅した時に感じた味のある、和洋折衷ならぬ中国的な和中折衷な美しい小道具を見ている感覚に近いものがあった。

それはまさしくそうした気風がそうさせているのであり、それほどにこだわりが半端ではない事が伝わって来るものであった。それは美味しそうなビジュアルだ。

それではと口にさせて貰えばそれはもう、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

それは至福と言う概念さえも不要にさせる美味しさで、表現的には言うなればうま味の十二単(じゅうにひとえ)状態で、じんわりと来る様々な食材一つ一つが、一つの羽衣の如く繊細な味わいで折り重なるものと言えた。

石神本でラーメンの命に対して「提供する側の心」と表現しておられるが、まさしく口にする側は血湧き肉躍る程に、それに対して酔いしれる事ができるだろう。

独学で見つけたその味わいは、豚骨鶏ガラの優れたバランス感があり、干しシイタケや昆布による和出汁で、そこにスルメも利用しているらしい。

麺は自家製麺で、これがまた独特な食感がありながら、その細さから信じられない程のまったり感が生じていたものだった。

サブメニューのチャーシューちらし飯も、細切れチャーシューの具材が多めに入っていて、ゴマ油が足されていてそれが何とも食欲をそそらせる良さだった。気が付けば完食。いやまたかなり美味しラーメン、ここに在りであった。


(左フォト) 特製塩そば/(小)チャーシューちらし飯/店頭外観 (2009.11.26)


 麺屋 純風

 住所:東京都江東区深川2-13-1  定休日:無休  営業時間:11:30〜15:00/17:30〜21:00

 アクセス:東京メトロ東西線他門前仲町駅出口6下車。出口前の清澄通りを右手に進んで行き、
       深川1丁目交差点で横断歩道を渡ってから葛西橋通りを右手に200m程進んで行った
       左側にあり。

     
勤務地が茅場町となって門前仲町の街が、とても身近となったここ最近であった。西大島の蘭丸さんの二号店が営業していると言う事で、会社帰りに寄って見る事にした。某店のすぐ隣りで、一度そこへ行った時に店頭を見た事もあった。

風情の良い店頭に到着。店内に入って券売機で、塩つけそば大盛950円に、杏仁豆腐100円も選び、手前のカウンタ席へ着席する。こちらは、すぐ隣りに負けない魅力のあるお店で、駅から少し離れているのに盛況な店内であった。

麺は細麺と太麺が選べ、太麺でお願いする。程なく到着。

いや、もう、やつぱり、良いねえ、である。何もかもが、普通の様でそうでないオリジナル感があり、何とも旨い旨い旨い。どこか昭和40年代辺りを、リニューアルした様なシフトで、麺も具もつけ汁も、夫々が夫々を引き立てる、良さがこのつけ麺にはあった。

スープ割りも具材が足され旨い旨い。デザートの杏仁豆腐も、こ、こ、これが百円?と思わず唸る自家製もので、どえらい冷たい美味しいデザートだったのだった。いや、これはデザート共に旨かった。

(2005.08.04)



2005.08 塩つけそば大盛950円



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