中国料理 北京亭 千葉・西千葉

起床時に布団から直ぐに出られなくなると、また本格的な冬が来たことを実感する、既にハーフコートが手放せないそんな12月初日の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、昼間は雨が多少降ったようだが止んで久しいらしく既に路面は乾いていた、ともあれ気温は低い初冬の午後7時過ぎだった。

ふと今夜はこちらの気分となって、今春以来半年ぶりの店頭へやって来た。老舗中華の味が駅前で楽しめる、何ともありがたいこちらだ。中へ入ろうとすると、店先に「本日餃子200円」の案内があり、思わず足が止まった。これは一緒に注文と固く誓った。本日のサービス品と言ったところだろう。



さっそく入店して単身客である仕草をし、促された席に腰を下ろした。そこから壁のメニューを見上げて、何気なく広東めんを選んでもちろん餃子も一緒にお願いした。

そう言えば広東麺をオーダーして口にすること自体、このサイトを始めてから確か一度も無かったような気がする。

大昔は何度となく口にしていただけに、もちろんどんなラーメンか知っている。しかし店によって意外なほど違う場合が多いラーメンと言えるのではないだろうか。

とは言え基本的な面はそう変わらず、いわゆる五目あんかけラーメン。野菜や肉類や魚介類に、練りものが入る店も少なくない。

私の場合味付けは八宝菜を入れ込む店が多かったので、どちらかと言えばだが塩味の方がイメージとして強い。しかしネットで調べて見ると塩味は少数派らしく、醤油味が大勢を占めているようだ。

チャンポンもそんな提供メニューと言えるし、ところ変われば品変わると言ったところだろう。食は広州にあり。そんな言葉が思わず去来した店内だった。

昭和40年創業のこちらだが、そう言えば東池袋大勝軒でもちょうどその頃にこの広東麺が提供されていたらしく、今春50周年を記念してウェブで広東麺が通信販売されていたようだ。程なく到着。

こちらは多数派の醤油味だった。なかなかのビジュアルが食欲をそそらせる。それでは行かせて貰えば、これが実に素敵でとんでもなく美味しいもの。

なるほど「食は広州にあり」だ。野菜はキャベツが中心で、鶏肉や揚げたレバーに、薩摩揚げやカマボコ等々が入っていた。

スープがこれにとても合った、いい雰囲気のある味付けと言えた。加水低めの風情の良い、中細ちぢれ麺がまた良かった。

今夜の餃子も変わらぬ美味しさ。気がつけば完食。いや、また何処かで広東麺を愉しみたくなった、そんな美味し広東麺でかなりとても良かった。

(左フォト) 広東めん/餃子 (2012.12.01)


 中国料理 北京亭@西千葉

 住所:千葉県千葉市稲毛区弥生町2-21  TEL043-251-7001

 定休日:日曜・月曜祝日・不定休  営業時間:平日11:00〜22:00/土曜・祝日11:00〜20:30

 アクセス:JR総武線西千葉駅北口下車。ロータリー奥の道路を左手に少し歩いた左側にあり。



  2012.12.01 夜の店頭外観。   2012.12.01 店内の壁のメニュー。


しだれた藤の花が雨を誘うかのように、風が街を駈けてまとまった降雨量の雨がそぼ降る5月上旬ゴールデンウイーク中の水曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、しだれヤナギのように雨が滴り落ちる午後8時近くだった。こう雨が降ると駅からそう遠くない再訪問店となるもので、そう言えばこちらもまた会社帰りに立ち寄れるとして訪れることにした。




そんなわけで総武線電車に一駅だけ乗って西千葉で途中下車。ロータリー前の道を左に数十mだけ歩いてその店頭へやって来た。

6年前に一度だけ入店した中華店で、その際に昭和40年に営業を始めた事をお聞きしたものだった。道路の向こう側は国立の千葉大学がある周辺だ。

傘をすぼめて入店すると中央の丸テーブル席に促されて、そこへ腰掛けると冷水が入ったコップが前に置かれた。テーブルにメニューリストの無いこちらで、見上げれば左右の壁面に様々の豊富な提供メニューが列記されていた。

こういうメニューを眺めてしまうと何時までも決まらないもので、そんなときは定番メニューを選ぶといい。と言うことでタンギョウにするかとなって、タンメンと餃子をオーダーした。

少し前まで横浜が勤務先だったが、JR東神奈川駅傍の南京亭へ入店してオーダーを待っている際には思わずこちらのことが脳裏を過ぎったものだ。

中国の都市に亭を付けた店名で、こうした店名は日本国内至る所にあるよう。繋がりがあるのか無いのかなんて営業している側でも判らないだろう。そう言えば市川市内には上海亭があったりする。

しばらくするといつの間にか10人近い団体客が入店していて、予約していたのか皆揃ったと見るとまるで中華街の名店で見るような様々な大皿料理がそのテーブルに並べられて行った。

先に座っていた相席の先客のところに鶏の唐揚げの定食が届いて、これがまた実に美味そうだった。後続が続いて満員に近い店内で、活気に満ちていたこちらだった。

4年前に建物の老朽化により一時期休業していたこちらのよう。2009年3月に営業再開を果たして今日に至っているらしい。中国料理の冠が取り払われていて、それが今風な感じだった。

入口の雰囲気が似通っていて夜だっただけに入店しても気がつかなったが、そう言われてみれば以前と比較して違う広さと間取りだった。程なく到着。

タンメンは野菜がかなり盛られていて、ほとんど油を使っていないようで、そのぶん迸る湯気が凄かった。餃子は小ぶりなサイズだったが、なかなかのオーラが感じられるものだ。

それではと行かせて貰えば、塩気が立つこともなく、優しい味わいがタマらない風情を示していた。香味野菜のコクがさりげなく来て、耳たぶのようなキクラゲの食感がまた良かった。

中細縮れ麺は玉子を利用している感じでその分コシ良く、量も千葉大学前の中華店もあってかボリュウムもあり美味しかった。

餃子もやはり素敵な色合いが味わいにもしみじみと来て、金額が300円ならばお得と言えた美味しい餃子だった。気がつけば完食。いや、なかなか風情のある美味しタンギョウだった。

(左フォト) タンメン/餃子 (2012.05.02)
  

某店を出て周辺で一服した後、そう遠くは無いJR西千葉駅へ徒歩で向かう。雨は止まず、雨に街路樹は、むせた香りを放つ。千葉大学を右折して、もうすぐ駅と言う所で、店名に歴史がありそうで、古そうな佇まいだが、真っ白で清潔な暖簾が風で揺れる、一軒の中華店が目に止まった。それがこちらで、予定を変えて思わず入店する事にした。

相変わらずシブいお店を選ぶな、と思うだろうが、ふっ、その通りである。(おいおい) 数人の先客の中、隅にあった円卓の席に一人で腰掛け、メニューボードから、五百円に満たないラーメンをお願いする。程なく到着。いやいや、しみじみと来る味わいの醤油味で、鶏から染み出た油に、煮干しの風情が自然で、昭和の風が風速五十粁!と言う感じのラーメンだった。

麺は柔く、でもコシが良い。チャーシューの硬質さは、まさしく昭和のラーメン。ナルトさえも、さりげなく美味しい。この地で昭和40年に開業したこちらだそう。でもこのラーメンは、それ以上の歴史が手に取れたものだった。気が付けば完食。精算して外に出れば、国立の千葉大学が目の前。いや、実に良かった。

(2006.07.05)


  2006.07.05 けっこう国内には同じ店名の中華店がある。   2006.07.05 ラーメン