柏 王道家 千葉・柏





青い空から陽射しが注いで低く浮遊する雲の連なりが夏を連想するものの、二十四節気の白露を迎えていることもあってか何とも秋らしい気温が続く10月前半の休日火曜日だった。

ここのところ常磐線沿線の柏方面へ訪れているが、昨年初秋に吉村家直系のこちらがそこから外れて独立しており、そう言えばとなって今回また柏へ出掛けることにした。

自家製麺に切り替える意向が発端なのか定かではないが、酒井製麺からそんな自家製麺となっているようだ。

昨年8月21日には既に2号店が野田市山崎に「家系ラーメン王道」と言う店名でオープンしており、その快進撃は独立してからも止まることは無いようだった。

そんなわけでまた柏駅を降り立ち、こちらの店頭へやって来た。月曜日定休に変わりは無いこちらだが、以前と違って祝日でも休業するようになっていた。さっそく入店するとかなり席が埋まるフロアーのこちらだ。

券売機の前に立って、中盛ラーメンのボタンを選ぶ。ふと見ると今月のサービスのインフォに、豚バラチャーシューが1枚10円で提供しているのを見つけた。

思わずチケットをお店の方に手渡す際にその豚バラを2枚お願いしつつも、さらに現在無料サービスとなっている野菜多めに薬味ネギ多めも一緒にお願いした。カウンタに20円置くよう求められ指示に従った。

促されて着席したカウンター席は、大振りのゲンコツがグツグツと煮えたぎるズンドウの前だった。厨房の方が時折り中を掻き混ぜては、そこからスープを逐一すくっていた。

どこかでチャーシューでも煮込んでいるのか、醤油の香りが漂う店内だった。そう言えばこちらに前回来た後で総本山である吉村家に2度訪れたが、これが吉村家のラーメンかと感動したものだ。

独立したその当時から独立融資制度を用意しているこちららしく、その貼り紙が店内の壁にもあった。一定期間修行を経験した人を対象にしているものらしい。千葉市・市川市・船橋市方面で独立する人を特に募集しているようだ。程なく到着。

それではと行かせて貰えば家系らしい怒涛の豚骨感に、自家製麺の狙った方向性が理解できるもの。醤油の風合いがそこは若干違い、家系でありつつもまた新たなラーメンの方向性さえも感じた。

体にいい行者ニンニクや刻み生姜に胡椒などを途中投入してその変化も愉しませて貰った。野菜も多めで燻製されたチャーシューも実に素敵。今月限定1枚10円の豚バラロールチャーシューも燻製されていないものの美味しく、気がつけば完食だった。

家系四天王と言えば、杉田家・はじめ家・環2家・王道家で、過日やっと千葉市内にある杉田家へ訪れたくらいだけに奥深い家系のラーメンを語るには余り有るところだ。いや、ともあれ本家吉村家に比較的近い味わいを感じるこちらで、とんでもなくかなり実に果てなく良かった。

(左フォト) 中盛ラーメン+豚バラ2枚・野菜&薬味ネギ多め/券売機周り/店頭 (2012.10.09)


 豚骨醤油ラーメン 柏 王道家 (カシワ オウドウヤ)

 住所:千葉県柏市旭町2-1-6金子ビル1F  TEL04-7143-1880  ※公式サイトはこちら

 定休日:月曜日   営業時間:平日・土曜・祝日11:00〜24:30/日曜日11:00〜24:00

 アクセス:JR常磐線柏駅南口下車。改札を出たら右側に出て、前の道を左手へ道なりに4分程
       進んだ左側。

 ★2012.10.9現在の提供メニュー(変更になった際はご容赦願います)

 ラーメン630円(麺量170g)/中盛ラーメン740円/大盛ラーメン870円/つけ麺700円(麺量255g)
 チャーシューメン740円/チャーシューメン中盛910円/チャーシューメン大盛990円/同つけ850円
 賄いめし150円※飯大盛無料サービス※同半ライス80円/白ライス100円/白半ライス60円
 ★マヨネーズ用意あり ★薬味ネギ多め出来ます 味玉80円/のり80円/わかめ50円
 ほうれん草80円/万能ねぎ100円/辛ねぎ100円/キムチ90円/ねぎもやし10円/魚粉10円
 キャベツ70円/きくらげ50円


※家系総本山吉村家直系時代。




冬色の陽射し注ぐ年明け間もない乾いた空気が続く、睦月前半日曜日の遅い午前中だった。ここ数日風邪と呼ぶ程ではないものの、気候の所為なのかやや不調が続いていたが、今朝になって随分復調して来た感じとなった。

いつも年末に投票して年始明けに発表される、千葉県人気インターネットサイト千葉拉麺通信による千葉拉致麺大賞が今年も発表された。その栄えある大賞に輝いたのは本八幡の菜で、残念ながらこちらでは無かったもののその次の第二位で、以前は毎年こちらが大賞に輝いていた。

そう言えば昨年の夏からこちらで始まった、土日限定の塩豚骨がまだ未食だった事をそれで思い出し、出掛ける事にした本日であった。杯数も限定の塩豚骨のようだったが、午前11時開店を狙って出掛けるのも何と言う事で、それから30分程度経ってから到着。

そこは愛される人気ラーメン店ゆえにカウンター席は満席で、券売機周りの長椅子に4人程が待っている状況だった。調理人賄いめしと言うのがあるようで、塩豚骨を確認すると大丈夫だそう。お店の方と壁のインフォの指示に従い、券売機でラーメンとライスのチケットを購入した。

私の直ぐ後に入って来たカップルは外で待つよう促され、私は券売機の横の店内の長椅子に促されて、数秒の差でかなりの格差が生じて、これはとてもラッキーであった。そう経過しない内に厨房前のカウンター席に座れ、買った券をテーブルに広げ、冷水器でコップに冷水を汲んでしばし待つ。

オーダーの確認の段となり、このチケットプレートで塩豚骨と調理人賄いめしの海苔チャーシューまぶしでお願いして、トントロ2枚もお願いして110円を手渡した。比較的若い方が手慣れた手つきでドンブリにスープを注いでおられたが、その両腕には火傷らしき跡が残っており、普段の大変さがいつもの事ながら伺い知れた。

こちらも多くの入店客にバリエーション豊富なトッピングに対応しており、最終確認としてお店の方が我々客の後ろに来て、厨房で提供する側に教えながら間違いのない方策を取っていた。そんな事もあり間違いのないオーダー品が、先客から順に到着して行った。程なく到着。おお、塩豚骨もまた美味そうだ。

冷水はセルフサービスのこちらだが、そうしたルールを知らないお客さんが「水が来ない」となるケースもあり、それが今回私の直前で起きたようで、それでも直ぐにオーダーしたラーメンはやって来た。そんな事があったからなのか別皿で来たトントロは、二枚に一枚が足されて合計三枚が乗っており、店主が人指し指を立てながら小声でサービスと言って渡してくれ嬉しい限りだった。

それではと口にして行けばこれがもう、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。豚骨の膨よかなうま味もあって、これがなかなかの塩豚骨の風情を造作していた。デフォルトのチャーシューはスモークされて美味しく、トントロチャーシューもまたいい風情のものであった。

酒井製麺らしいさっくり来る感じがいい中太麺も相変わらずで、海苔チャーシューまぶし賄いめしも良かった。カウンターに刻みしょうがと言うのがあり、これを後半になってからラーメンや賄いめしに入れると、さっぱりした感じになってまた良かった。気が付けば完食。今年で七年目の吉村家直系のこちらで、今回もまた美味しラーメンを堪能できた。

(左フォト)  塩豚骨+トントロ3枚/調理人賄いめし(海苔チャーシューまぶし) (2010.01.10)





未明の東海地方の地震に場所が場所だけにと思いつつ、見上げた上空は暗い雲が覆い、台風が関東海上を通過予定で大雨が懸念されていた、八月中旬お盆休み前日木曜日の朝だった。

その台風は、太平洋の遥か沖合いへ行ってしまったようで、地震の被害状況が明らかになり騒然の、朝方から変わらない空模様ながら気象状況は穏やかなままであった。場合によってはと思って、雨合羽を強化したパーツも準備したが使わずに済んでそれはそれで良かった。

これなら夜ラーメンも、会社帰りに立ち寄る事が出来ると、こちらへ向かう夕暮れ時であった。土日限定30食で塩豚骨が始まった情報をきっかけに、そんなこちらの家系ラーメンを楽しみたくなった。

明日から休みもあり早めに仕事も終わりタイムカードを通し、新松戸で乗り換えて柏駅で下車し店頭には午後六時前に到着した。2003年初頭に開業した、あの吉村家直系のお店で、直系だけに許される無添加本醸造醤油を使用する、麺はもちろん酒井製麺の家系ラーメン店だ。

中へ入ると以前と同じように左手に券売機があり、そこで中盛ラーメン740円に、こちら名物の目玉焼100円のボタンも連打した。中途半端な時間ながらそこは人気店と言う事で、お店の方に待ち合い席へ促され、しばし後に一番右端のカウンター席へ案内された。

とっても久々だった事もあり、腰掛けるなり70円の小銭を置いて、厨房におられる方にキャベツもお願いした。すると「そのままお待ち下さい」との事で、言われて気が付いた私であった。

ラーメン二郎の「ニンニク入れますか?」と、同じタイミングでなければ、いけなかったのだった。いわゆるフライングである。しばししてから後ろを何気なく振り返ると、キャベツなどの追加トッピングの表を改めて見返すと、そこに「魚粉10円」の文字を見つけた。

約4年振りのこちらだが、そう言えばそうした食材が、そんな間に流行り出していた(よく食す者の台詞では無い)。そんな訳でコールの際には、10円を更にカウンタトップに置いて、オール(濃さ・脂・麺の固さ等)普通、キャベツ、魚粉でお願いした。程なく到着。

おお、やって来ました、久々の家系ラーメンだ。目玉焼はまた醤油の小瓶とセットで別皿にしてやって来た。魚粉も別皿で来たのだが、10円にしてはかなりな量だった。

その魚粉を早速上から全部振りかけ、それではと口にしてから行けば、いやいやいやいや、もうもうもうもう、美味い美味い美味い美味い美味い。魚粉を掛ければそこはもう、違う世界と言いますか、もう何と言いますか、とにかく家系という領域から大きくその進路が変わっていた。

鰹節食材がこれ程までに、和風ラーメンにしてしまうのかと思う程で、インパクトの強い家系ラーメンだけに、ある意味他の追随を許さないラーメンだった。

もう百聞よりも、この魚粉家系ラーメンを一食しないと、その意味を判って貰えないと思う。キャベツも目玉焼もこちららしさがあり、もちろんそれは良かった。気が付けば完食。いやいやいやいやいやいやいや、もうそれは良かった。

(左フォト) 中盛ラーメン+キャベツ&魚粉/目玉焼 (2009.08.11)


  2009.08.11 今春柏駅前高島屋新館にルイ・ヴィトンがオープン。   2009.08.11 当時は家系総本山吉村家直系のこちら。


某店を出た後、馬橋駅に戻ってから一服して、今日のメインイベント、予定通りに数年前出来た流山免許センターへ免許更新へ向かう。南柏駅からバスに乗り、講習も済んで真新しい免許を手にする。外に出て、免許センター前のバス停の時刻を見ると、えらい便数が少なく待つ様。慣れない場所もあって、止む無くまたタクシーを利用して南柏駅に戻る。

さて、ではもう一杯と思い、腕時計を見るともうすぐ午後3時。中休みの無いこちらを思いだし、一駅電車に乗って午後三時半頃到着。数人の先客で空いた店内。券売機でラーメン590円を選び、店主前のカウンタ席に座り、キャベツ50円とキクラゲ20円もお願いする。とっても久々。程なく到着。

おお、さすがおそるべしな豪快な盛り付け。家系のラーメンを存分に楽しめた。いいねぇ、である。すいている時間帯だったので、店主と世間話しもする事が出来たのだった。麺がやや柔らか目だったものの、美味しいラーメンが堪能出来た。スープは、作り置きしないらしい。

(2005.02.16)

   
みどりの日、元天皇誕生日。久々、祭日のお休みになったのでまた嫁サンとラーメン店へ行く事にした。どこにするか少し悩んだが繁華街が近くに多いこちらへ行く事にした。少し強い春風が無数のわたぼうしを舞い上がらせる中、バスと電車を乗り継ぎ柏駅へ到着してこちらへ入店。券売機で嫁サンはチャーシューメン、自分は中盛チャーシューメンと目玉焼きというのがあったのでその券を買い、少し待ったが程なく着席。

嫁サンに家系ラーメンを説明して、決してイエティらーめんでは無い事を教える(嘘です)。目玉焼きってどんな目玉焼き?と思っていると、先にその目玉焼きがお皿に乗せて到着した。黄身が半熟になっているようで、ごく普通の目玉焼きだが上手に焼けている。二人とも麺は普通でお願いしたので、麺カタの人が先に到着してその後で到着する。目玉焼きを麺の上に置いてから食べ始める。湯(スープ)、麺とも変わらずに旨い。

中盛の量はかなりこれで大盛状態でボリュウムがあった。チャーシューがよくスモークされて独特な旨みがあって良かった。この前はよく判らずに食していたりする。途中、無臭ニンニクを入れて食べていたら、茹でキャベツが目の前を通りカクレトッピングがある様で次回は食べてみたい。完食してお店を出る。総括的にマジックをかけた様に旨かった。柏駅に戻って高島屋へ行ったら、マギー司郎さんがマジックショーをやっていたりする。

(2003.04.29)

柏駅近くに家系総本山の吉村家で10年近く修行された方が満を持して直系と云う事で、つい最近開店させたお店が出来たと知り早速訪問をしてみる事にした。柏駅前と言えば小さい頃よく買い物をしたり、遊びに出掛けたところである。

そういえば20代前半に現在の高島屋近くに出来たマンションの一室を買いたいと親に持ちかけ、「まだ早い!」と怒られ、バブル隆盛の頃、その一室の金額が三倍以上にも膨れ上がり、「なんであの時もっと強く押さなかったんだ」と怒られた面白い記憶が脳裏を過ぎる。閑話休題。

なお吉村家に行った事は無く、市川駅近くの市政家で家系ラーメンを知りラーメン本とウェブで得た知識ばかりが先行したりする。現在まさしくバブルの様に家系ラーメン店が乱立しているがその中にあって本流の家系ラーメン店の登場と云ったところか。

本当に久々に柏駅に降り立つ。オープンした時に行った柏そごうとは逆側に出て、地面に降り線路沿いの道を松戸方面に道なりに進んだところにそのお店が見えた。すごい行列が無ければ良いが・・・と思って近づくと列が無い。

今日は休店?と思ってさらに近づくとちゃんとやっている。中は空席がまばらにある感じ。券売機で標準のらーめんの券を買いカウンタ席一番道路側の席に座りカウンタトップに券を置く。

水を取り行き戻ってしばらくすると店主らしき方が隣りで食べている人と気さくに世間話しをしている。もしや大物ラーメンフリークと思いきや、食べ終わると厨房の中に入り厨房ガス器具の点検を始めたガス器具の代理店営業さんの様な方だったりする。

カウンタには色々な調味料がこれでもかと並べてある。行者ニンニクというのがあったり、無臭ニンニクがあったりで、辛み調味料は辛さのレベルが記載していたりする。

しばらくしてらーめんが到着する。券を買う際に券売機に貼り紙があり、「オープン記念でノリ増量中」的な事の他、「お奨めの具・キクラゲをカウンタに券を置く際に20円を一緒に置いておけばお入れします」とあったので十円玉二枚を券に添えていた。

というわけでノリが綺麗に表面をふさぎ、その上にチャーシューときくらげが乗ったラーメンであった。湯(スープ)はこれぞ家系と云った豚骨醤油に鶏油。今までの家系と較べ、豚骨醤油と鶏油(チーユ)の一体感を強く感じた。

融合して一つのスープとなっている感じである。麺はやらしく無いカン水が芳香する感じでとってもプリプリに旨い極太ストレート系酒井製麺。

舌にまとわりつくキクラゲの食感が面白く、青菜・チャーシュー・ノリもとっても良かった。気がつけば完食。いや、直系らしい家系らーめんを堪能できた。

(2003.01.29)



2005.02 ラーメン(キャベツ・キクラゲのせ)



2003.04 中盛チャーシューメン+目玉焼き