SHIMBASHI おらが 東京・新橋





朝方出掛ける前に玄関のドアへ正月飾りをつけると、除夜の鐘もそう先では無くなって来たことを実感出来た、そんな見上げれば青空が広がる十二月師走下旬の大晦日前日休日火曜日だった。

こちらがさらにまた移転を果たしたことを知り、そこはやはり気になるところとなった。

2008年3月17日に新橋周辺で開業したこちらで、二年後に二ヶ月ほど休業して再開したものの、老朽化したテナントビルの取り壊しによりその年の10月に閉店。

2011年3月に五反田界隈で再開業したが、諸事情により2014年9月2日に創業の地からそう遠くない場所に移転して、数ヶ月前のオープンまもない頃訪れたものだった。

どうやら少し前から、休業していたようだ。こうなるといつの間にか東京渋谷から千葉市原に移転していた、そちらも人気店と言えるハングリードラゴンみたいとつい思うしかなかった。

そんなわけで本日も電車で出掛けて、家電量販店外商営業時代は一番顧客先が多かっただけに、営業車でよく駆け巡っていた新橋のJR駅を降り立った。

内幸町から虎ノ門を経由して、皇居に迂回するコースが日常だった日々が懐かしい。西新橋交差点の横断歩道を渡ってから左折して、一つ目の右路地を曲がって程ないこちらの店頭へやって来た。

ほんの少し前までは店主出身先の麺屋大斗の西新橋店が営業していた場所らしく、内外装はほとんど変わってないようだった。しかも小型電光袖看板の側面に麺屋大斗の文字がまだ残っていて、正面側の方にだけおらがの店名が入っていた。

側面の店名は、これから消す予定だろうか。店頭の店舗壁面に細長い小窓のガラス窓があり、そこに「カモン・オラガ・ジョイナス・ヌードルズ」と英語でアピールする案内があった。

さっそく入店すると券売機が目の前にありそこへ立ち尽くした。少しだけ悩んでからラーメンのホタテの69を選んで、追加トッピングの味玉と玉ねぎのボタンを連打。

左手へ進むと開店まもない時間もあってか、先客ゼロのフロアに店主を含む三人の方が厨房におられた店内だった。チケットを厨房から出て来た方に手渡して、中ほどのカウンター席に腰掛けた。

行列店のこちらだがその行列が問題となってしまったらしく、そのためやむなく移転することになったそう。人気がでなければ厳しい稼業だが、人気が出過ぎても行列の問題に悩まされるとは大変なラーメン店主と言うしかなかった。

年末年始の予定をお聞きすると、大晦日の明日は午前の部で終了して、年明けは五日から営業されるそうだ。定休日は前店舗と同様に日曜日だそう。ちなみに祝日は、営業するらしい。

まもなく出来上がりと言う頃の麺上げ時、店主の華麗な湯切りパフォーマンスが見られた。程なく到着。

看板が外にあったこともあって、そう言えば海苔が大斗さんと同じ刺し方であることに気づかされた。ロックはピンク岩塩のピンクロックソルトのことらしく、ロックを数字に変換して命名したラーメンだそう。

別皿で来た玉ねぎを、撮影を終えた後でドンブリに滑らせて投入。柔らかそうなチャーシューが軽く炙られて食欲がそそられた。

それではと行かせて貰えば、岩塩の尖らないまろやか塩味に、複雑多面なホタテ風味のベジポタ的な豊かな瀞みの持ち味が実にたまらないもの。

麺は変わらぬカネジン食品製となる、やや太め気味の中太平打ちで、ちぢれ強めでありながらも弾力豊かなコシがありなかなか良かった。それだけに、気がつけば完食。

新橋駅に戻ると前方に見えた工事中の高架橋と高層ビルディングに時代の変化を目の当たりにした。今夏発表された東京モノレール東京駅延伸構想に対応した駅改良工事だろうか。

いや、かなりとんでもなく絶大に果てなく、確実に極めて実に素晴らしく美味しかった。

(左フォト) 店頭/ホタテの69+味玉&玉ねぎ/改良工事中のJR新橋駅 (2014.12.30)


 SHIMBASHI おらが T.K.O JPN

 住所:東京都港区西新橋1-15-7 曽根ビル1階  TEL 非公開  ※公式ツィッターはこちら

 定休日:日曜日 ※祝日営業  営業時間:11:00〜15:00/18:00〜未定

 アクセス:JR新橋駅日比谷口下車。外堀通りに出て左折して虎の門方面へ歩いて行き西新橋
       交差点の横断歩道を渡ってから左手に進み一つ目の右路地を入り程ない右側にあり。



この先の交差点の横断歩道を渡ってから左折する。

ここなら行列が出来ても大丈夫だろう。

フロアも適度に広く、適度な採光が素敵なフロア。

奥にはテーブル席もあり、至れり尽くせりな店内。

チャーシューも味玉も、何ともなオーラが感じられた。

今回の追加トッピング別皿玉ねぎ。

※「ORAGA」東京都港区新橋5-8-6 丸谷ビル1階時代。






後退していた夏の表層がまた煌めきとなって、涼しいそよ風が駆ける九月の街角にふり注いでいたそんな長月前半の休日火曜日だった。

新橋の地で2008年3月17日にオープンしたこちらが、なんと今月の二日から創業の場所近くで、営業を再開したと知ってそれならばと訪ねることにした。

嫁さんが特に予定もないと言うことで、それならばと久しぶり二人して出掛けた。

そんなわけでまた某サイト様から情報を仕入れて、夏に逆戻りした感のある街角に佇むその店頭へやって来た。昨日から夜営業も始まったと言う。

ZUND-BERのような雰囲気があるこちらだが、ネットによればよく知る麺屋大斗出身の店主らしい。

先述したように新橋で開業したこちらだが、その後2010年1月31日に諸般の事情により休業。二ヶ月後に再開したものの、テナントビルの取り壊しによりその10月に閉店したようだ。

周辺には今年の春先マッカーサー道路とも言われて来た環状2号線の新橋‐虎ノ門間がついに開通したが、その影響でのビル取り壊しだったのか定かではない。

そんな道路も現在では東京都が2020年東京五輪の際に、湾岸地区と新国立競技場を結ぶオリンピック道路として使用する予定案が浮上している。

さらなる開発が成されるとして周辺地域の活性化に直結するだけにその期待が高まっているようだ。閑話休題。

そして翌年の2011年3月に五反田周辺で待望の再開を果たしたが、そこも昨年五月に残念ながら閉店していたこちらだった。

開店まもない時間に到着すると、店先には12人の先客が店の前から行列を作っていた。その後ろに着くと、程なく後続客が続いて、行列が長く延びて行った。

前方直ぐ左手に店舗が見える位置で、よく見ると店舗名を表わす看板が全くないこちらであることに気づいた。

通り過ぎて行く人も新しい行列店が、いったい何を提供する何という店名なのか知りたくて、足を留める人が何人も居たようだった。

ともあれ待っていると、陽射しがさらに夏色に煌めいて、眩しく光り肌を焦がすほど。もうまもなくと言う頃、チケットを券売機で先に購入するよう促されてそうした。

その際に普段の一人と違った上に勘違いも働いてしまい、ついうっかり間違えてチケットを買ってしまったことに直ぐ気づいた。

恥ずかしい想いの中お詫びしながらも変更をお願いして、ホタテの69つけ麺と特製らーめんに玉ねぎのオーダーで落ち着いた。

その際につけ麺は並盛にするつもりだったが、中盛がサービスだそうでそれならばこうなればとなるものでそこは中盛でお願いした。

一度外列に戻って若干だけ待っていると、入店を促されて特に前後することもなく、嫁さんと二人並んでカウンター席に座れた。

こちらのトレードマークとも言えそうなマリリン・モンローがフォト状のものとなって、その他の往年の欧米スターと共に壁面上部に飾られていた。程なく到着。

それではとホタテのつけ麺を行かせて貰えば、唯一無二にして斬新な持ち味が実に衝撃的でたまらないもの。

ベジポタのようなドロ系の瀞みがあり、そこに複雑多面性を持つホタテ風味が洋風ポタージュスープを連想させるものだった。カネジン食品の太麺も素敵で良かった。

嫁さんの魚介醤油風味の特製らーめんも口にしたが、魚介が突出することもなくこちららしさが全開のものでこれまた絶大に素晴らしく良かった。

チャーシューや味玉も美味しく、気がつけば完食だった。いや、かなりとんでもなく絶大に素晴らしく途方もなく確実に素敵でなかなか良かった。

(左フォト) ホタテの69つけ麺中盛(汁・麺)/特製らーめん (2014.09.09)


2014年9月2日オープン。夜営業も昨日から。

店舗入口にある小型自動券売機。

冷水ポットの中にレモンスライスが入っていた。

マリリン・モンローなど往年の欧米スターが。

追加トッピングの別皿玉ねぎ。

今年開通した環状2号線を越えて行った右手にあり。
 
※「新橋おらが」東京都港区新橋4-14-6時代。





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昨日の雨に曇り空もあってか、すっかり冷えて込んでいた九月下旬で休日の、時折り微量の雨粒が落ちるそんな金曜日だった。

2008年3月にオープンして二度ほど訪問したこちらだが、今年の1月30日に突如閉店してファンを驚かせたものだったが、ちょうど二カ月後の3月30日に営業再開を果たして安堵の息をつかせた。

ところがそう思ったのも束の間、なんとまた来月30日を以て閉店してしまうらしい。

とにかくこれは営業している間にまた訪問しようと、鉄オタの血が騒いで新橋の関連ショップにも行きたくなった事も手伝って出掛ける事にした本日だった。

そんなわけで店頭に到着すれば、目の前の工事現場だった場所には、既に立派なビルがそびえていたそんな周辺であった。

何度となく店頭の道を通っていて何度となく行列を見ていたこちらで、本日も外にも行列ができそうな勢いだったが、中へ入って行くとぎりぎり店内の待ち列で留まっていた。

券売機で特製らーめんのボタンを選んで、たまねぎ増しのボタンも連打。

待ち受けていたお店の方にチケットを手渡して、数人の店内列の後ろに着いた。まもなく角席が空いてそこに促されて、程なくらーめんが到着した。

そのビジュアルは以前のらーめんと比較すると、気の所為か何処か雰囲気が異なるように思えた。

別皿で来た刻みタマネギを全て移して、それではと口にして行けば、ともあれその魚介感の優しい息吹は、こちららしい風が感じられるものだった。

豚骨に白身魚のコマイの魚介出汁らしく、カネジンの平打ち共にそんならしさのあるイケてる感じの美味し特製らーめんであった。

店内のインフォメーションにも、来月30日の閉店は建物老朽化の為と明示されており、現在移転先を探しているそう。気がつけば完食。いや、良かった。

(左フォト) 特製らーめん/店舗内のポスター (2010.09.24)


二十四節気の穀雨を過ぎれば、八十八夜を越して立夏まで、穀物の成長の助けとなる、春の雨が多くなる時期となる。

久々のそんなまとまった雨が、風も殆ど無く、穏やかに天空から降り注いでいた、四月下旬のやや寒めの休日の土曜日だった。

先日社内の上司の方が、最新バージョンのつけ麺の本を買われ、私が気にならない訳がなく、早速ちょっと見させて頂くと、こちらのお店のつけ麺が紹介されていた。

そう言えば以前らーめんを食して、さぞかしつけ麺もいいのだろうと、気になりながらも再訪していなかったお店。

それを思い出す機会となり、雨そぼ降る中鉄道ホビーショップへ訪問する道すがら、入店して見た私だった。

券売機で、こちらのつけ麺となる盛りそば中盛り360g750円に、味玉100円のボタンも連打。振り返ると七人席は満員で、待ち客は店内に一人だけで、お店の方にその後ろへ促された。

ちなみに満員のカウンター席には、夫婦に5歳前後の子供2人の家族連れがおられ、こちらのつけ麺を堪能していた。

愛する我が子に、是非ここのつけ麺を食べさせてやろうと思ったのだろう。

後続客がさらに押し寄せ、店内は待ちスペースが一杯となり、雨の中を外で待つ客が店頭に増え始め、そこはやはり人気店のこちらであった。しばしすると着席でき、程なくして到着。

おお、太麺の風情も見た目いい感じで、これはなかなかに旨そう。らーめんはかなり良く、これならつけめんもかなり良いだろうと思ったが、さてどうか?

こんな場合、必ず良いと言い切れないのは確かで、また期待が膨らみ過ぎると、幾ら良くてもイメージばかりが先行してしまう場合もある。

つまり、良かったらーめんの味が脳にインプットされている為、その味をつけ麺のシフトの中にも求めてしまう事が、生じてしまう恐れがあるのだ。

そんな事を注意しつつ、それではとトロミがかなり在ったつけ汁に、太平ちぢれの麺を浸して口にして行けば、おお、いやいやいや、もうもうもう、美味い美味い美味い美味い。

なるほど麺のコシを生かした感じの麺ゆえに、汁に通常よりもトロミを加えた所があり、その分脂が膜を作っていて、タレの塩気を一歩引かせた所があった。

しかし、それで奥行き感のある魚介の風味が、淡くも前面に押し出している風情を成し遂げており、なかなかのシフトを造作させていた。

ただ甘味を抑えている分、そこに好みの重点を置いている方は、らーめんの方がそのシフトを上げている分、つけめんでは無く、そちらへなびいてしまうだろう。

気が付けば麺が消え、スープ割りにして貰うと、みじん切りのタマネギの風情が、豊かな美味しさとしてじんわりと来たのであった。

(左フォト) 盛りそば中盛り360g+味玉(汁・麺) (2009.04.25)


個性を打ち出す新店のラッシュが続く新橋界隈で、こちらもまたそんなラーメン店と言う事で、五月雨らしい霧雨止まぬ寒さも感じる五月中旬の火曜日、ランチタイム時に店頭へ立つ。

同じ通りには、浅草開化楼の麺を提供するお店が路地を隔てて暖簾を掲げている。

その店頭には周辺のサラリーマンの方々が列を成し、また隣りの区画では工事がこれから始まる様なそんな周辺環境。

こちらもオープンまもない乍ら、外列は無いものの店内の席は満席で、券売機に三名の方が並んでおり、店内右奥の空間で、席を待つスタイルとなっていた。

特製らーめん880円の券を買い、お店の方に渡してその待ち列の後ろに着く。

目の前に広がる店内は、ハロゲンビーム球を多用しており、飾ってある額絵にも照明を当てていて、さてどこかで見た店内装の雰囲気だなと気付いた。

そしてさほど待たずして、小振りなL字カウンター席の、空いた一席に腰掛け、そして程なく到着。おお、これまた旨そうなビジュアル。

でも大した感じでも無さそうかなと思いつつ、レンゲでスープを一口啜る私であった。ところがこれがもう、「なんですと」と言う美味しさ。

もう、旨い×12が炸裂するダイナミックレンジと言えた(かなり判り辛い)。厚手のチャーシューに手をつければ、またこれがとても良く、肉肉しい感じの怒涛の美味しさが口内に沁み渡った。

さてこのスープの味の組み立て方といい、ハロゲンビームといい、センスのあるBGMといい、これはやはり多分、最近は行っていないがZUND-BER系に違いない。

いや、そうに決まっている(おいおい)。店主らしき方に迷惑がられない時を見計らって、それはさりげなく「ZUND-BER系ですよね?」と小声で尋ねてみた。

するとこれが当たっていて、面目躍如で胸を撫で下ろす私だった。しかし今思えば、単に合わせてくれたのかも知れない。

厨房に埼玉県三芳町にあるカネジン食品東京工場の箱が見えた。

麺はそのカネジンの良い所がとてもよく現れており、麺茹での力量がまたさすがなお店とも言え、これであればつけ麺もさぞかし良い事だろう。

前後するが、この系統的なラーメンと認識して食べ進めた次第だが、煮干し感がどうにも東池袋の息吹を感じ、タマネギも入っているがその刻み加減がまたざっくりと粗くやや大粒なもの。

それはまるで竹岡の梅乃家も思い出すラーメンだった。千葉県在住で大勝軒好きな人間としては、この上ないその良さを感じ取れたラーメンとなった。

すると、店主は何と大勝軒系でも修行経験があるそうで、千葉県木更津市出身で梅乃家もよく知っている事を教えて頂き、思わず即座に納得出来たものだった。

木更津のお婆ちゃんが、自分の事をオラと呼ぶ事から、今回ご自分の店の店名に親しみを感じて頂けるよう、この店名にしたそう。

世知辛いこの世の中に、素晴らしい名付け方と言えた。気が付けば完食。いや、ズバッ!と、ズドン!と、これが良かった。

(左フォト) 特製らーめん/店舗外観 (2008.05.13)