らーめん食べ歩き 
 奥村屋@千葉県柏市・新柏※閉店

あなたの自宅も暖簾を掛ければ・・・。
2005.12中華そば(醤油) 

2005.12塩つけそば

2006.02ブースカは、玄関左側。

2006.02店内は、おもちゃ博物館。

2006.02おくむらそば(塩)


アクセス 東武野田線新柏駅下車。柏方向線路沿い左手の階段を上がって徒歩8分、柏市豊住1-4-3。
定休日 月・火曜日
営業時間 11:30〜14:30/17:30〜20:00(土日祝11:30〜スープ切れ迄)


ラーメンを食べ歩く様になった頃、JR常磐線松戸駅界隈で、不動の人気を保ち続けていたお店がこちら。無化調と言う本質も、その味で教えてくれた様な気がする。

カーテンを引けば、暗い空から冷たい雨が降り注ぐ日曜日。たまには、虚実皮膜な作家の本でも読んで、家でゆっくりしようかとも思ったが、ふとこちらの塩らーめんを食したくなり出掛ける事にした。降り止まない雨の中、電車を乗り継ぎ、「閑静な」と言う冠が似合う住宅街を、歩き行き店頭に到着。

見上げればよく街で見掛ける新築一戸建てに、颯爽と白い暖簾が軽くたなびく奥村屋。玄関を上がると、奥さんが出て来られ御挨拶。席が塞がっているそうで、靴を脱いだ場所でしばし待つ。昭和40年代ヒーロー、快獣ブースカのソフビが、観葉植物から顔を出していた。

程なく着席して、おくむらそば(塩)800円をお願いする。今日はつけめんの方は、提供していないらしい。見ると厨房は店主お一人で、後続も続く人気店でラーメンと両方は、千手観音でもない限り厳しいと思う。程なく到着。

いやいやいや、旨い旨い旨い。じんわりでいて骨太な旨みに、海老がズバババンと押し寄せるスープ。麺も多い方で、レンゲが邪魔になりドンブリを手で掴み味わいながら食べ進める。気が付けば完食。いやいや、旨かった。

(2006.02.26)


閉ざされた青空、今にも降出しそうな暗い曇り空。すっかり冷え込んだ空気に、襟を上げる今年も既に雪の知らせが届く師走。東武線新柏駅で下車して歩き出すと、高圧線の高い鉄塔が凍えた空の下でそびえていた。電線の多い街並みが続く。

麺が変わった情報を知り、またこちらへ行って見る事にした。行列が店頭に出来ている覚悟をしていたがそれは無く、玄関で他人の家に入る様に入店。奥さんが出迎えて下さり、挨拶すると何処か違う雰囲気。すると某TV局の取材が来ているので、奥のドアからどうぞとの事。なるほど違う雰囲気はその為だった。

中に入るとデカいテレビカメラやナレーターらしき方が入っていた。ここは目立たないで行こうと着席。四人掛けテーブル席の残った一席に座った。やはりこれかなと、中華そばに、塩つけも一緒にお願いする。

前に座った方が話しかけて来られ、「デジカメ持ってるなんてインターネットやってるんですか?」との事で、素直にその旨を告げる。つい年間四百杯近く食べている事も話す。う〜ん、すまった。つい一人で二杯オーダーしたし、これでは目立たないとは言えなくなるので、これ以上お話しは控えるのだった。程なく到着。

と、同時にテレビカメラ隊も目の前に来られた。おお、やつぱり美味しい。旨みが以前より更に複雑に織り成しており、旨い旨い旨い。

麺はすごい期待してしまった所為か、希望ほどでは無かったが、そのモチモチ感はなかなかおそるべしだった。しかし塩つけは、蟹の風味に塩の持ち味が生かされ期待以上のつけ汁だった。麺もやはりつけめんにした方がその持ち味が生きていた。気が付けば二食を完食。

その間にテレビ取材も受けていたりした。「色んな旨みが広がってー、ラーメンのレインボーブリッジや〜!」と言おうと思ったが、そこは大人と言う事で踏み止まった。何しろ旨いの一言に尽きた奥村屋だった。挨拶後に精算して外へ出ると、落ち着いた新興住宅地に、冷たい小雨が静かに降り注いでいた。

(2005.12.04)


今月上旬に再開して、もうすぐ月の変わり目である。その前にも一度食べたい、となった。 と、言う訳で、昨夕から降り出した雨が降ったり止んだりの中、開店まもない時間に到着する。それにしても立派な住宅に暖簾が掛かっており、知り合いの家に上がる風情が面白い。

住宅街、小雨、平日の午前中、と言う状況の中で先客は6人で、さすが奥村屋なのだった。奥さんに挨拶して、丁度空いたテーブル席に腰を降ろし、あらかじめ決めていた、おくむらそば(塩)800円をお願いする。回りにはブリキの玩具にビートルズのBGMで、やはり「開運なんでも鑑定団」を思い出す。程なく到着。

う〜む、着実に右肩上がりの旨みが、じんわりとやって来た。食べるラーメンは前回と違うので、適切では無いが魚介が下がって別の旨味がドドンと前へ出て来た感じ。

何れにしろ、さやえんどうが妙に合う逸品で、今日も良かったのだった。麺がやや固い感じなものの、どこか健康志向的なものの、無理をせず営業して欲しいところであった。気がつけば完食。

帰り際、店主と玄関先で世間話しとなり、麺の事を言うと、8時間熟成の麺だそうで、それ以上だと固くなるらしい。スープは以前より濃度を上げたそうで、そ、そうだったのかー、と思いつつ、「あ、やっぱりそうですか」と言いつつ、ご挨拶してお店を後にした。湯島・大喜の店主も、先日駆けつけてくれたらしい。

(2005.06.29)


青葉インスパイア系と言われ、名声の高かったこちらが、昨年初頭から長い長い、それは長い臨時休業であった。再起を望んでいた一人だったが、ついに復活すると知った時、それはそれは驚いた。よし、それならば初日に行こうと決めたのだった。幸い行けるし、だった。

場所は自宅を改造しての再開と言う事で、東武線新柏駅から線路沿い住宅街の道を歩いて行く。すると、よく見慣れた電光立て看板が目に入った。思わずジ〜ン、である。つい嬉しくて早めに出たが、到着して腕時計に目をやると午前9時半過ぎ。う〜む、誰もいない。

でもしばらくして、お一人が来られた。すると奥さんに店主が出て来られ、感動の再会にまたジ〜ンとなったのだった。開店は11時半とまだ二時間近くあったが、「中へどうぞ」と引き入れられる。ごく普通の新築一軒家で、玄関で靴を脱ぎ、スリッパでダイニングへ入る。するとこれが凄いオールディズの世界に、レトロなブリキのおもちゃが、そこかしこにあり、まさしく北原照久の世界が広がっていた。

すぐ横を電車が通過して行く立地場所で、時折通る電車の轟音がする中、もう一人の方と世間話しを延々としていると、もう一人が引き入れられる頃に、まだ時間前だったが嬉しいご配慮で作ってくれる事になり、中華そば(特製)880円をお願いする。程なく到着。

やつぱり、旨い旨い旨い。閉める直前のインパクト程では無いにせよ、圧倒的なカツオの表現力と、複雑に織り成すその旨みは、なかなか無い素晴らしさがあった。麺は今回から自家製麺らしく、太平厚ストレートのボリュウム感の高いもので、まずまずであった。も、気がつけば完食。

と言う訳で、塩つけそば750円をオーダー。そう言えばここでつけ麺は初めて。程なく到着。塩の方が完成度が高い感じで、これまた良かったが、麺のボリュウムに、スープ割りが殆ど手がつけられないのだった。中華そば系は200g、つけそば系300gの麺。

精算して外に出ると、いつのまにか10人以上が並ばれていて、柏の大御所もおられ、思わず御挨拶。帰り道沿い駅近くに、ハワイアンな喫茶店を見つけて一服。久々の奥村屋体験に、感動の巻なのだった。いや、旨かった

(2005.06.04)

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 ※以下はJR松戸駅近くの松戸市松戸1339高橋ビル1F時代。


2002.9外観(以前の店舗)
2002.9地鶏そば(塩)

  ★公式HP 〜 ※非更新http://members.tripod.co.jp/amarone/ ★相互リンク


最近日本酒か何かの広告で、「阿(おもね)らない」と云うキャッチコピーを目にした時、まさしくこちらのらーめんはそうした気概があると感じた。人様に気に入られたくて作ってます、と云う所が無い。ある意味、職人気質な店主である。

そんな事を思っていたら例の煮干し味が恋しくなり、ごめんね♪ジロ〜♪と、歌いつつ、京成バスで松戸駅に出てこちらへ向かう。

開いて無くても別に困らない松戸駅界隈だが出来る事ならここで食べたい。大抵そんな気で歩いていたりする。丁度お昼真っ只中、午後0時を回ったばかり。しかし不定休が祟っているのか定かでは無いが外に行列は無かった。

それでも店内は空席を少し残すだけの盛況ぶり。相変わらずの独特な煮干しの香りが店内に立ち込める。店主の早業が目の前のカウンタ席へ着席。特製中華そばを注文する。程なく到着。

湯(スープ)は煮干しの甘さ際立つ豚骨醤油の極み。麺は太ちぢれでスープを良く吸い上げコシもしっかりしている麺。煮豚はトロカタとなって旨い。シナチクが大吟醸の様な日本酒に浸けた感じでフルーティー感さえある。と、言っておくが酒が全く駄目な方にはどうなのかな、と感じる。

そんな味だったりする。レンゲをカウンタに置いて丼を片手に持ち、一気に食べ、気が付いたら完食していた。まさしく「阿(おもね)らない」らーめんを堪能できた。よく「あとを引く」と言うが、煮干しの香りをしばらく体に感じる事が出来る、あと引きらーめんだったりする。

今日は運が良かった。のか?実は冒頭の歌を歌っていたら、直前になってタマには松二郎(ラーメン二郎松戸駅前店)へ行くかと云う気になりお店に着くと臨時休業。そう言えば「無」のお店ってどない?と思ったらやはりお休み。今日は奥村屋で食べるのが天命なんだと常磐線を横切ったりしている。

(2003.05.22)


中華そばがまた変わったとの事で嫁サンと共にお店へ伺う。ランチタイムとあって列があり並ぶと後ろにもできていく状態であった。アルバイトの女の子が辞めてしまったそうで奥さんが大変で、行列への配慮をして、お客にラーメンを運び、後片付けをして、皿洗いをしていた。人気店だけに計り知れないご苦労である。

自分は特製中華そば、嫁サンは地鶏梅塩そばを注文する。店内は四人掛け席に二人で座り、身を縮めないで食する感じになり嬉しいところだが、おそらく次のアルバイトが来るまでの間といったところか。ほどなく二人のラーメンが到着する。変わったという事だったが、基本的なところで言うと以前に戻ったという印象だった。

煮干しが醤油豚骨と肩を並べて、植物油の様なのがさっぱり感を演出している。麺は平打ち極太のちぢれでスープがよくからみ、カン水が嫌味無くプリプリで旨い。

最近ラーメン本に掲載されたその記事を、店内や店頭に飾るお店がよく見かけるが、こちらはそれが無いのが良いと思う。

そういった本を見て行く方には必要ないインフォだし、見ないで入った方は、「ウチの店は美味しい店なんだぞ」と食べる前から言われている様であまり良い印象にはならないと私は思う。真剣勝負で作って、「旨いか、そうで無いか自分の舌で決めてくれ」的なすっきりした店内や店頭が私は好きである。

(2003.02.12)


バス停で待っていると日陰になっており、北風が吹いてやや寒い面持ち。干からびた落ち葉がカラカラと音を立てて舗装道路の縁で止まる。秋は確実に深まっている。まもなく霜月、当然と言えば当然である。

暖簾が掛かっている事を願いつつ店の前に立つ。開いている。引き戸を引いたら二つ目のシャッターが無い事を願い(んなあるかい)入店。昼どきの割りにはすいている。

ちゃあしゅうそばに味玉をオーダー。公式ホームページにリンクして頂いたお礼をしたく、そばにおられた奥さんらしき方に「どなたがホームページを作られていらっしゃるのですか」と切り出す。すると店主に振られて店主から意外なお名前(それは内緒)を聞く。(○○様ありがとうございました)

続けてハンドル名を聞かれて名乗ると「あなたですかぁ」と、こりゃまた嬉しい反応。旨すぎて敷居が高いイメージがガラガラと音をたてて崩れた。幾何かの世間話しをした後に「また旨みを増やしましたよ」とのお話し。下敷きを見ると食材リストの内容が弱冠変わっている?早速出て来たらーめんを食す。

湯(スープ)の旨みは既にNHKフィル並みで、正直言って判った様なウソは言えない。しいて言えば以前よりば豚骨の旨みがやや濃くなった感じ。と言っておきます。店主はらーめんを作る事を楽しんでいるに違いない。「好きこそものの上手なれ」である。

麺はやけに柔らかいと思ったらカン水を感じず、それでコシは許せる範囲で美味しい(ハート)。そしてチャーシューが「旨い!」のひと事である。食感が無いとチャーシューはつまらない。

それも成就された感じ。店内も混んで来たので勤務先名刺を置いて店を後にする。そう言えば今度は味噌の塩を変える予定との事。面白い方である。リアクションをとるのを忘れていた。

(2002.10.30)


やや暑さがまたぶり返した感があるが、そよ風が吹き、もうすぐ訪れる季節の前奏曲をいざなっているかの様に感じる。午前11時32分お店に到着すると5人が並んでいた。程なく入店。

店内の匂いは以前となんら変わり無い煮干しと醤油の織り交ざった甘い良い香り。本日気になっていた内容が変わったという中華そばをチャーシューや味玉などが入っている特製中華そばで注文する。程なく到着。

湯(スープ)は確かに以前より煮干しの味が押さえられ、そして別の魚介系の味が感じられる。それがどうやら海老らしくさらに美味しくなった。麺はやや中太の平打ちタイプでスープがよく絡み、こちらも進化したようで旨い。

目をつむると、子供の頃行った勝浦の岩場あたりで遊んだ時かいだ匂いが回想される。具の味玉とチャーシューは単純で無い味付けで大変旨い。食べ終わって言えることは車で言うところの「わずかなマイナーチェンジ」という感じに私は思えた。

それにしても塩をとってみても小笠原天然塩と伯方の塩とクリスマス島天然塩と酵素塩とゲランド(フランス)の塩と五種の塩を使っているのだから凄すぎる。なお奥村屋の前にある喫茶店コロラドはチェーン店で明るくそれでいて落ち着けるいい喫茶店である。食後は珈琲という方はこちらへどうぞ。

(2002.09.18)


先月終わり頃、店の前に立つとスープ不具合で休店しており(そりゃないよ〜)、今回そのリベンジ。暖簾を見てホッとする。今日は晴天で、太陽がまぶしい12時前に入店した。

店内は既に満員間近といったところ。カウンタの椅子に案内され着席。塩味の地鶏そばを注文する。厨房では店主一人が真剣な面持ちでらーめんを手際よく作り、一杯一杯の作品が世に出されている感じを受けた。

店内には女性の店の方が二人いつもいらっしゃって、注文受けや、らーめんどんぶりの上げ下げ、洗い物、清算をテキパキとおこなっているまさしく店主の良きパートナーでお二人がいないと奥村屋は成立しないのかも知れない。程なく地鶏そばが到着する。

赤く細い海草がのり、より旨そうに見える。湯(スープ)は天然塩・海老油・鶏油が入って無化調だそうで、色はやや茶色がかっているが煮干しが前面に出てくる事はない仕様。あっさり仕上げながら、旨みの多重奏が舌の上で奏でられている。

鶏油は微量のようで天然塩の旨みのうしろにこっそりいる感じ?。地鶏は噛む度に独特の旨みが口の中に広がる。鶏油のような旨みがここから感じられる。柚子風味とあったが柚子そのものが三分の一程らーめんの上にのって良いアクセントになっている。

麺はやや中太のちぢれ麺でプリプリで、コシも良くスープがよく絡み旨い。具は他にシナチク・ノリ・青菜等がのる。食べ終わって店を出てしばらくしても天然塩の旨みが口の中に残りその旨さが時折脳裏をよぎる。暑さがぶり返した感のある今日に丁度よい一杯であった。

(追記)
今日からスープ・タレと麺が大々的に変わったそうです。地鶏そばは初めて食べたので気がつきませんでした。
お店のホームページはこちら。掲示板にそう書いてありました。

(2002.09.11)


店の中に入ると煮干しと醤油がからみあった甘い匂いが店内を覆う。鰹節、カタクチイワシの煮干し、マイワシの煮干しらしいが、魚介類の主張がこれほどはっきりしているお店は初めてで圧倒されてしまう。

粗雑な煮干しの湯(スープ)の匂いが飲んでみると、スッキリとした清涼感さえ感じる味わいがある。麺は中太でスープがよくからむ。

チャーシューはよく煮込んでいて箸で上げようとするとくずれるほどで、粗挽き胡椒が小量振られ焼豚の名前の如く焼きの工程が入っている。玉子はお約束の半熟モノ。値段は50円とこれはオトク。シナチクが大きくプリプリしておいしい。

冷水は冷水ボトルから勝手につぐ方式。透明の下敷きにメニューが納められているが裏には、使用されている食材が列記されている。それを食しながら眺める。「なるほどね〜」と思う。全然判らなかった。

(2002.06.26)


喜劇らーめん食べ歩きTOP