御徒町食堂 東京・御徒町 ※閉店



充満した蒸気が霞となって翻って見えた、裏生地のくすんだ色のように鈍い風合いを示していた、強い陽が射すものの蜃気楼でも現れそうな大空が広がっていた気がした8月後半の水曜日の朝方だった。

本日の午前中は仕事の所用で都内某所で会議に出席。それも済んで御徒町駅近くでメシと言うことになって、たまたま複数人数で偶然にも一度訪問した事のあるこちらへ入店した昼下がりだった。

何を選ぶか一人で入れば自分のペースでスパッと決めてしまうが、何人かでこうした食堂に入ると何がいいか直ぐに思い浮かばないものだ。

そんな時は大抵は目に付いたメニューで問題なければそれにしてしまうもので、今日もそんな調子でマーボ丼にラーメンのセットをオーダーした。程なく到着。

これで二回目のこちらの醤油ラーメンだが、これがなかなかに生姜がビリッと来る昔ながらの東京醤油のラーメンだった。思えば都内の路地裏の商店街の大衆中華のラーメンと言えば、以前はこんな生姜が利いたラーメンと相場が決まっていたものだ。

ラーメンに入る具材も個々にちゃんとしていて、これほど生姜が前に来ていたかな?と思いつつも、今日も美味しい御徒町食堂のラーメンであった。

マーボー豆腐もトロミの多いあんかけに豆腐や挽き肉が充分に入っていていい感じで、小椀のサラダも冷え冷えで美味しかった。いや、良かった。

(左フォト) ミニマーボ丼+ラーメンセット (2010.08.18)







朝の淡い陽射しが、都会の街に光と影を創り、雲の存在理由を忘れさせてしまう程に、雲一つ無い青空の広がる、二月・如月も中頃の木曜日だった。

そんな今日は、社内の方々がよく利用されているらしい、こちらが気になる所となっていて、きっかけもあり、出掛けて見る事にした。

御徒町と秋葉原の間の、山手線電車と京浜東北線電車が上を快走するガード下にある、下町の大衆食堂と言った風情を感じるお店。

以前勤めていた家電量販店も、ガードの下に店舗があったが、その賃料はとても廉価と言う事を、当時の店長から、聞いた事をふと思い出した道すがらだった。

実は、以前こちらと思って向かうと、袖看板の手前の店舗と勘違いして、やっていないのかと思ってしまった事があった。

「安くて、美味い、良心的な店」とある、看板を眺めつつ店内に入ると、午後一時過ぎの遅いランチタイムの時間ながら、半分ほどのテーブル席が埋まっていた。

壁にあるメニューから、ラーメンとミニチャーハンがセットになったチャーハンセット780円をお願いした。

一度お客さんが引いた感じの店内は、さらに後続が続きに続き、周囲に多くのライバル店がひしめく中、逆に盛り返しが始まり、なるほど人気の高い食堂だった。程なく到着。

おお、一見すると単なるあっさり醤油の、ラーメンと言う風情があるものの、どこか確固たる芯を感じるものがあり、夫々の具材も夫々に美味しそう。ちなみにデフォルトのラーメンは、御徒町ラーメンと言うネーミングがついていた。

それではと口にして行けば、なるほどな美味しさで、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

比較的濃い色の醤油スープは、色の割合いからすれば塩気が高そうだが、そんな事も無く低く、じんわりと来る昔ながらの東京系中華醤油ラーメンと言うもの。

麺がプリプリした柔らか目の中太ちぢれで、これに塩気にプラスされた甘みが、麺に絶妙なバランスで絡んで来る良さがあり、そこに海苔にナルトにチャーシュー、青菜にメンマと、豊富な具が寄り添って、満足感をさらに高いものとしていた。

ミニチャーハンが、また具沢山でありつつ、量もそれほど少なくは無く、個性を感じながらも王道を突き進んでいた、良さと旨さを舌へ主張していた。

これによく冷やされた、新鮮な野菜が多めに入った、サラダも付いて来たランチセットだった。食べ終えて見ると、意外にラーメンは、比較的ボリュウムがあった。気が付けば完食。いや、良かった。

(左フォト) 御徒町ラーメン/ミニチャーハン/店舗外観 (2009.02.11)


 中華 定食 御徒町食堂 (おかちまちしょくどう)

 住所:東京都台東区上野5-20-5  定休日:無休  営業時間:11:00〜16:00/17:00〜20:30

 アクセス:JR山手線御徒町駅南口下車。中央通り寄りガード下の道を秋葉原方面に少し進んだ
       左側のガード下。秋葉原周辺拉麺MAPはこちら

つまようじは、箸立ての側面にある。 ガード下の、人気中華食堂。



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