背脂醤油 のあ 東京・神田 ※閉店







雨の降る気配もなく今日も薄日が射して、穏やかにして風も無くそれほど寒くもない、そんな11月も下旬休日の金曜日だった。

そんな今日は午前中に所用を済ませた後、JR神田駅界隈に移転して新しいメニューを提供しているとして気になっていた、こちらへ出掛ける事にした。その名も、和牛脂そばだそう。

そんなわけでまた神田駅を下車して神田駅西口商店街ゲートを潜ってこちらを目指した。神保町時代は靖国通り沿いの賑やかな周辺の雑居ビルの3階だったが、こちらは商店街沿いでも無くどちらかと言えばもの静かなビジネス街の目立たない場所に在った。

ふと見るとその店先には神保町時代靖国通りにもあったその存在を知らせる比較的大きい電照看板が置かれていたのだが、横倒しされていたがそれがなんとも如何にもワザとしている風で、アルバイト募集の貼り紙がそれを裏付けるように貼られていた。もう既におそるべし。

そして待ち列用の椅子も如何にもウケ狙い的に置いてあり、地下に入る入り口をワザと半分塞いでいて入り憎くしており、さらに既におそるべしと言うしかなかった。

そんな椅子を避けるように入ろうとすると、今度は下から人が上がって来てそれが続いてしばし待ってやっと中へ入って行くと、その店内はこれまたワザと暗くしていてこちららしいと言うしかなかったその風情だった。

券売機の存在に気づいて回り込むと、和牛脂そばの並盛りと大盛りの2メニューが用意されていて、それにトッピングボタンが幾つか並んでいた。また300円券・400円券・500円券・1000円券と言うボタンがあったがそれは意味不明だった。

和牛脂そばの大盛りを不用意に押してしまい、さらにキャベツのトッピングボタンも連打。まあ大丈夫だろうと思いつつ振り向くと、ちょうど目の前に空いた一席があって、そこに促されてチケットを手渡しながら腰を降ろした。

そんな頃ちょうど正午となって、ランチタイム本番を迎えて階段の下には待ち列が出来て行ったこちらだった。

アルコールメニューが目の前に張られていて、和焼酎や日本酒のこだわり系の比較的メジャーな銘柄が並んでいた。店内の奥には大長軒食品KKとある麺箱がかなり山積みされていた。

店主らしき方に話しかけて見るとこれがフランクな方で、来週からは神保町でも提供していた、あぶらごはんも登場する予定だと教えてくれた。なおトンカツは内神田で提供する予定は無いそう。

まもなくしたら渋谷型のラーメンやつけめんも始めたいらしい。神保町でやっていた事も、こちらで取り入れたいそう。そう言えばこちらは神保町の前は渋谷で営業していて、神保町でも提供していた渋谷型をこちらでも始めるようだった。程なく到着。

大盛りボタンをうっかり押してしまった時はどうなることやらと思ったものだったが、そのやって来たオーダーメニューを見て胸を撫で下ろした私だった。神保町でも付いて来た無料キムチ惣菜が、こちらでも付いて来た。

さりげなくデジカメで撮影しようとファインダーを和牛脂そばに向けると、いつの間にかお姉さんが近寄って来ていて、普通盛りを間違えて持って来てしまったとお詫びのお言葉。なんですと?だった。

いやあのその、既にこれで充分なようですが・・と、思ったのも束の間、すげ替えたドンブリを下に降ろすと、さあ大変と言うしかなかった量だった。ゆうに1.5倍はあろうか、もう呆然とするしかなかった。既におそるべしどころか、果てしなくおそるべし。

先日も触れたが肉を多めに利用したメニューが多い昨今だが、それは大抵安価な豚ばら肉を利用したもの。ところがこちらはなんとメニューが物語るように和牛ばら肉で、肉屋に行けば100g300円以上は取りそうな代物。

そこで思った事はキャベツは止めておくべきだっただが、既にそれはもうバックフェスティバルだった。ともあれそれではと行かせて貰えば、牛肉らしい旨みが麺に絡んで来て、実に美味しいもの。

カウンターには様々な調味料があって、飽きそうになったらそれを入れて愉しめる配慮が成されて良かった。黒コショウに脂そばのたれ、お酢もそこは利用して見た。

キムチ惣菜にはこちららしい背脂が入っていて、それを少しずつ麺の上に乗せながらも口にして行った。なんとも言えない、野獣らしきコクを感じる処があって、それがまた良かった。

前半は何とかなると思ったが、後半になると予想外に和牛肉が負担に感じて、思うように食べ進めなかった。

肉の海に溺れそうになった処で、リングのロープに手を掛けるようにして店主にひと言お詫びの言葉を投げながら、肉を少しだけ残した器をカウンタトップに置いた。

店主の顔がほころんだ、気がしたのは気の所為か。いや、とんでもなくとんでもなかった、そんな和牛脂そば大盛りのキャベツ入りだった。

帰宅してからこちらの公式サイトを覗くと、なんとこの和牛脂そばが今日が最終日だった事が記されていた。知らずに出掛けただけに驚いた。ただし来春には、また提供する予定だそう。

しかも明日は臨時休業だそうで、月曜日からは夜営業にシフトチェンジするらしく、昼にお聞きした渋谷型のラーメンとつけめんの提供が和牛脂そばに変えて始まる事を伝えていた。

(左フォト) 和牛脂そば大盛り+キャベツ/キムチ/店内/店舗入口 (2010.11.26)


 背脂醤油 のあ     ※公式ブログサイトはこちら

 住所:東京都千代田区内神田3-4-4寿々木ビルB1F  定休日:日曜日

 営業時間:(〜2010.11.26)11:30〜15:00頃/(2010.11.29〜)18:00〜21:30LO

 アクセス:JR山手線神田駅西口下車。神田駅西口商店街に入って進んで行き、DPEショップ55
       ステーションを左折。十字路を越えて少し歩いた左手ビル奥の私道らしき左路地を入った
       場所にあり。秋葉原周辺拉麺MAPはこちら


※東京都千代田区神田神保町1-6樋谷ビル3階時代。






夏の擦り切れた頁をめくった様な、今日も暑く蝉吟も空にこだまする、九月もまだ前半の日曜日。渋谷にあった「背脂らーめんのあ」と言う名のラーメン店が、神田神保町に昨年暮れに移転して、とんかつ店として営業し、不定期で夜のみでラーメンも提供しているらしい。

ところが最近になって、毎日更新しているオフィシャルブログサイトを見つけると、今日は何を提供して夜の営業はどうするかが事細かに記されており、どうやら昼間もラーメンを提供している様子。

そんな訳で、本日の正午過ぎ、入店して見る事にした。実は昨日出掛ける予定だったが、ちょっと行きたいお店が出来てしまい、本日となった訳だが、昨日は本来の背脂醤油だが、今日は特別の日なのか新メニューの予定なのか、油そばの他は、鶏ラーメンとの鶏つけ麺のみの提供らしい。

こちらが入る一寸怪しさも感じる雑居ビル前に到着。背の高い電照看板があり、場所はすぐに判った。ビルの中に入るとやや暗い奥にエレベーターがあり、それに乗って上がる時には、もう気分は深夜番組「トゥナイト」(古い・・・)の、ナイトタイム。

エレベーターを降りると、以前はパブかショットバーだった様なエントランスで、気分どころか完全無欠な夜の世界だった。

先客の方が券売機で、メニューを選び中へ入って行った。それに続いて私も券売機前に立ち、鶏ラーメン900円と言う文字にあっさりしたラーメンを思い浮かべてタッチし、キムチ玉子100円の文字に面白そうとそれもタッチ。

あっさりなラーメンならこれも行っちゃえと、こてこてなイメージがありそうな、あぶらごはん200円も勢いでタッチ。しめて1200円のお買い上げの本日だった。入り口のエントランスは鏡張りで何だが、普段は和風料理のトンカツ店であれば、和のイメージの店内だろうと、そんな期待をして扉を勢いよく開けた。

外が見える窓の無い、そこは完全無欠なパブやショットバーそのものの店内装飾そのままで、厨房には店主と、もう一人の方がおられた。

空いた一席に腰掛け、しばし待ってふと振り返ると、月刊とらさん八月号が無料配布状態になっており、本にはこちらのお店が紹介されているそう。その紹介ページを広げると、何故最近になって昼営業もラーメンになったのか、よく理解出来た次第だった。程なく到着。

到着したそのラーメンは、あっさりと言う予想を大きく外した、もうこれでもかと言う程にトロミのありそうな、鶏白湯系のラーメンで、盛り具合がまたデンジャラスと言える程の量だった。

実は隣りの方がさっきから食していて、これが来るの?と気が付いた時には、コワさ半分ミタさ半分だった(おいおい)。最近この系統は昨今のブーム以来、食傷気味になってしまった感があったが、それでも良いシフト感があり、そこはもう旨い旨い旨い。

キムチ玉子も珍しいトッピングだが、ピンクに染まってなかなかのものだった。無料キムチ惣菜があり、あぶらごはんをそれを乗せてパクついたが、これも結構美味しいものだった。

周囲を見回せば夜の世界ヒャクパーな店内で、食欲以外の欲が湧きそうな環境だからか(おいおい)、カラダも胃袋もナイトモードになってしまったのか、量がサービス満点な事もあり、完食は出来ず終いだった。

気が付けば久々に、そのスープの濃さに、クラクラと来て、すまったのだった。昔は無かった仕様の、ラーメンスープもあったのか。20〜30代の若い方には、きっと好まれるラーメンだろうと思う。おそるべし、背脂醤油のあサンだった。

(左フォト) 鶏ラーメン+キムチ玉子/あぶらごはん等 (2008.09.07)


  2008.09.07 店舗入口にあったメニューインフォ   2008.09.07 雑居ビル店舗入り口。



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