らー麺にしかわ 千葉・鎌取






  立春が過ぎたばかりの関東地方は、今日も震える寒さが続きつつも青い空が何とも眩しく輝く、そんな二月上旬の金曜日であった。今日も午前中はJR千葉駅周辺に所用があって出掛け、それもほぼ正午前には済んでしまった晴天の千葉市内だった。

昼のラーメンは何処にするかと悩んだが、こちらが数駅外房線の電車に乗れば直ぐだと気が付いた。千葉駅5番線ホームの発着案内表示板を見やれば、あと10分後に茂原経由安房鴨川行きが発車する所だった。

そんなわけでそれに乗車して程ない鎌取駅で下車。ショッピングセンターへ続くスカイウォークを歩いて行き、駅からそう遠くないこちらの店頭に到着した。最近の多くはマンション一階の店舗フロアを駆使し、一軒家のように見せるラーメン店が大勢を占めている。しかしこちらは来る度に触れているが、正真正銘の長屋状の戸建て。大きい台風なんかが来たら、本当に心配してしまいそうだ。

そんなこともあって、かなり風情を醸す入り口で、白い小さな暖簾を潜ってその中へと入って行った。すると威勢がいい掛け声が奥から響いて来て、これが寿司屋に業態変更しても問題ない程に通りのいい声だった。

正午過ぎもあって周辺の方々で盛況な店内だったが、左手にも壁際にカウンターボードがあり椅子が並べられていて、手前の入り口寄りの空いていた席に冷水を汲んでから腰を降ろした。千葉市内でふと思って立ち寄っただけに、思わずメニューを手繰り寄せてしばしそれとにらめっこする私であった。通常メニューのラーメンは、豚骨醤油と醤油味の二本柱のようだった。

他につけ麺も普段からやっていて、ラインナップも豊富に味噌味や辛味などもある感じであった。人気商品らしい別腹デザートのアイスクリームも、末尾に紹介されていた。そんなメニューリストには品切れする場合もある旨の、注釈がついた限定らー麺も紹介されていた。太麺細麺どちらか選べるみそラーメンに、細麺のみの辛いラーメンの二つがあった。

今回そんな中から、限定の味噌ラーメンの太麺を選び、さらにチャーシュー丼も一緒にお願いした。後続が更に続いて盛況さが増して行く。程なく到着。おお、ひと昔前なら味噌ラーメンイコールこってりと言うのが当たり前だったが、なんとも見た目からしてあっさり風なそれは美味しそうなラーメンがやって来た。

それではと行かせて貰えば、いやいやいやいやいやいやいやいや。もう、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。味噌スープでも比較的薄味ながらさざ波のようにまったりと来るその味わいは、夏の夕暮れ時に耳を澄ませば聞こえて来る蝉のヒグラシの鳴き声のように、絶え間無く緩やかにふつふつと来る美味しいと言うしかない無化調感だった。

中太やや太の麺も自家製麺らしくとてもいいが、何処からしくないくらいの完璧さに近いものがあり、スープの味わいの良さと合わせて此処までやって来て良かったと思わせてくれた。

チャーシュー丼も刻みネギが適度に入ってこれまたかなり旨いもので、ご飯も肉もしっかり入って味もしっかり美味しかった。濃い味付けと甘い脂が夫々を飽和させていた感じだった。そんなわけで味噌らーめんながら、久々気が付けばスープまで完飲して完食してしまった。いやそれにしても何と言う美味い、限定みそ&サブメニューなのか、であった。

(左フォト) 限定みそラーメン太麺/チャーシュー丼 (2010.02.05)








 
局地的な豪雨が関東・東海地方を襲い、TVでは運転見合わせのテロップが流される、八月葉月下旬の金曜日だった。今日はまた休みをとって、千葉市内で定期検診があり、それが無事済んでからラーメンとなった。

本来は先日行ったばかりの、所用先周辺にある市内中心市街にある某店を考えていたが、予定より早く終わりそれなら千葉駅から、多少足を伸ばした所もいいなと、思いついたのが訪問店の中のこの周辺で一番良かったこちらのお店だった。

外房線電車も比較的本数があり、さほど千葉駅のホームで待たされる事なく、多少の時間で鎌取駅に到着した。二年振りのゆみ〜る鎌取ショッピングセンターが目前に広がる駅前で、建物は以前と大した差は感じられない周辺だった。

駅前のロータリーには、おそらく何十年も前からあったであろう大木が、ほぼそのままの姿で十数本近くがメインストリートの横にそびており、それもあり夏を惜しむ様にして鳴く、セミの喧噪が圧巻な程に轟いていた。そして夏の雲の隙間から、まだ暑い夏の陽射しが、まだ新しい街を照らしていた。

こちらのお店も、相変わらず寄り添う建物も無く、こじんまりさが愛らしい建物で、裏側に回れば(いちいち回らない)、また何とも言えない出汁の良い芳香が漂っていた。

正午を示す時計の針が、少しだけ動いた頃に入店。平日のニュータウンのランチ時もあってか、先客は奥に家族客がいる他は手前に二名がいるだけの店内。

厨房前のカウンター席の奥に腰掛け、メニューから限定つけめん750円を選び、チャーシューの良かった事が走馬灯の様に思い浮かび、断られても(断りません)それもお願いする事にした。太麺と細麺があるそうで、そこは太麺とした。

程なくするとグループ客に個人客と、後続客が続々と入店して来て盛況な店内に一変。グループ客の一人の私のすぐ隣りに座った人は、「これを見て来たんだ」と山路力也氏監修ラーメンマップ千葉の一部の白黒コピーを、指でつまんでぴらぴらさせていた。程なく到着。

おおー、これは旨そうで、麺はドンブリの上にもりそばの下に引かれる様な、小型の竹すだれの上に麺とチャーシュー等が乗っていた。汁は既存のスープと違う事を確認していたが、なるほど辛味噌醤油的な汁に多めのネギが浮く仕様。そう言えばつけめんは他に、みそつけと辛つけと極細麺の鰹出汁つけめんがあった。

それではと麺を口にすれば、汁との連携もあってか加水をワンランク落とした感じでやはり風情がよく、汁に付けて行かせて貰えばそれはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

厨房が見える位置に座っていたが、こだわった手法を段取りよくこなしており、気取らない良さに味付けのセンスも良く、なるほどと唸らせるものがあり、そこそこ遠方から来ても損を感じさないものがあった。

スープ割りをお願いすると、まるで甘酒の様に白い、豚骨スープがガラスのコップで来て、容器が容器だけにホントに甘酒の様だったりするが、それを汁に入れスープ割りもやはり納得のシフト。

えらい気に入ったので別腹デザートとある、ミルクアイスクリーム120円も楽しませて貰ったが、これまた素晴らしい食感の冷菓子に、ずばり来て良かったと思った。気が付けば完食。いや、やっぱり良かった。

(左フォト) 限定つけめん+チャーシュー(麺・汁)/ミルクアイスクリーム (2008.08.29)

最近車体カラーが変わった外房線電車。 駅前のゆみ〜る鎌取ショッピングセンター。






 
千葉ラーメン実食情報のトップに、ちゃんとした名前をつけたいと以前から考えていて、今回これを機に色々とイメージフォトも変えて、「千葉ラーメン序録」本日開店、だった。

そんな訳で、今日も千葉駅の先へ行って見ようと、こちらへ行く事にした。以前より、チャーシューが良い情報を貰い、気になっていたお店。

JR鎌取駅を下車すると、新しいショツピングタウン、ジャスコが入るゆみ〜る鎌取ショッピングセンターが目の前に広がる。そして少し歩いて店頭に到着。

おお、寄り添う建物が無く、まるでTDLの案内所の様。開店前だったので、ジャスコの店内ベンチで時間を潰して再度、こちらへ戻り入店。

昨年春にオープンした、まだ新しさがそのままの外観と店内。メニューから、とんこつしょうゆ煮玉子らー麺700円をお願いする。この他に、鶏+魚介の「鎌取中華そば」と言うのがあるらしい。

店内臭でラーメンの雰囲気が判る。店主は女性の様。程なく到着。

おお、ふわりと胡麻ラー油が香る。そう言えば店頭右手に、ドリフターズがよく使った様な、細長の四角い缶容器があった。ぶつけられた加藤茶さんが、よく目を寄り目にして倒れたものだった。タライも、よく落ちた。閑話休題。

そして何とも雑味の無い、丁寧な仕上げを魅せた豚骨醤油スープで、これは旨い旨い旨い。麺は自家製感のある中太麺で、お聞きするとやはりそうで、かなり良く、所持したプリントアウトの用紙にも記述されていたのだった。そしてこのチャーシューは、なるほどおそるべし。

分厚く旨みたつぷり。気が付けば完食だった。後味感も油感もこの上なく、いや、旨かった。


(左フォト) とんこつしょうゆ煮玉子らー麺/店舗外観 (2006.06.20)


 らー麺 にしかわ

 住所:千葉県千葉市緑区おゆみ野3-22-14  定休日:月曜日

 営業時間:11:30〜14:30/18:00〜24:30 ※日曜日は午前の部のみ

 アクセス:JR外房線鎌取駅南口下車。改札を左手に出て、ゆみ〜る鎌取ショッピングセンターの
       右手の通りを、スカイウォークから降りて進んで行く。しばらく行くと右手の並びにある、
       カフェ・タオ奥の道を右折し、さらに進んで右手に見える店舗。徒歩およそ3分。




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