むらさき山 東京・田町





どこか霞みの掛かった青空に、春に足を架けた様な、そんな陽気が街を包む。そして、春の花々が連想できそうな春の香が漂う木曜日、晴れ。

そんな今日は都内に所用があり、遠回りだが気になっていた、こちらへ出掛けて見る事にした。秋葉原から京浜東北線快速に乗り換え、何度となく下車した田町駅国道15号側へ出る。

その第一京浜を跨ぐ歩道橋をそのまま渡り、階段を降りたら右手に進み、しばらく歩いた路地裏に、風情良くその店は佇んでいた。

中に入ってそこに広がる店内の、イメージの違いに驚く私だった。店主の事が話題にされ店舗外観フォトをネットで見て、券売機も無い六人も入れば一杯の、狭い店内なんて思っていた。

ところが券売機はある所か、最新鋭のタッチパネル式液晶モニター付きで、ラーメン等のフォトまで入り、女性の合成音で案内までしてくれる、きらびやかな券売機。

そして15人以上は座れそうな、長いカウンターが奥まで広がる店内で、待ち客はいないもののほぼ満員だった。

唖然としながらも、こちらの特製ものらしい「紫(ゆかり)そば」850円を選び、入り口辺りの空いた一席に腰掛け、まるで上野駅中央口に降り立った家出少年の様に、上を見上げてため息をつく(おいおい)。

目の前には立て札メニューがあり、ご飯ものは全て「ごわん」と表記しているのが面白い。先月の6日にオープンしたばかりで、都内などのラーメン店で修行経験もある店主のお店らしい。程なく到着。

なるほど、これは良く出来たラーメンで、何処と言う訳ではないが、流行っている感じのラーメン店の魚介感のある豚骨醤油で、焦がしネギを入れた分、粘度を落として口当たりをよくしたもの。

麺は中太気味ストレートやや低加水の、ややカタ湯上げながら適度にスープを持ち上げていた。

チャーシューも豚バラ系で適度に味が染みたスタイルで好印象。メンマは乾燥物を戻した感じのもので、味玉は黄身がネットリと来る素晴らしさ。柚子胡椒があったので後半になって投入して見たが、また風情が変わって良かった。

ちなみに、柚子胡椒に胡椒は入っておらず、柚子と唐辛子で出来ている事を最近知った。

気が付けば完食。今風の魚介豚骨に、上手く揚げネギを用いていたラーメンだった。外に出ると周辺のサラリーマンの方々が外列を作っていて、既に人気店と言う風情があった。いや、良かった。


(左フォト) 紫(ゆかり)そば/最新鋭液晶タッチパネル式券売機/店舗外観 (2008.03.13)


 中華そば むらさき山

 住所:東京都港区芝5-23-8 定休日:日曜日 営業時間:11:30〜14:30/17:30〜22:00

 アクセス:JR山手線田町駅三田口側下車。建築会館裏手路地徒歩およそ4分程度。

三田口から、徒歩およそ4分。 建築会館裏手の路地裏にあり。



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