ラーメン・甘味処 美松 千葉・船橋







昨夜は350mlの缶ビール二本だけで気が付けば寝込んでしまったらしく、起床して布団から出ると爽やかな新年の青空が広がる、平成22年の元旦の午前中であった。

ちなみに今年の年男は、およそ一千万人で日本人口の約8%だそうで、そんな一人のサイト管理人であったりする。

そして元旦の日本列島はと言えば、日本海側を中心に大雪のようで、岐阜や名古屋の都市部も雪が降り続いているらしい。そんな日の関東地方は、降雨の気配さえない朝から日本晴れの日であった。

そんなわけで何時ものように、嫁さんと共に地元周辺にある中山法華経寺へ初詣と先祖の墓参りへ出掛けた。京成電車に乗って京成中山で降りれば、そこは法華経寺の参道で、それは緩やかな昇り坂を進んで行った。

山門を過ぎれば、大判焼きやお好み焼きなどの出店から来るそんな香りで、新年で初詣に来ている事を自覚していた。

いつもは刹堂で参拝していたが、今回は気分を変えて本堂でお賽銭を投げてお祈りした。そしてそのそばの焚き上げ所で古い破魔矢を手渡し、そして授与所で新しい破魔矢を購入。

その後は同じように花を買って、バケツに汲まれた水で墓石を清掃して墓参りを済ませた。見上げれば空は何処までも青く、時折り通る墓参者の世間話しだけが聞こえて来た。

昼食は元旦でも船橋駅まで出れば何処かが営業しているだろうと、軽く考えて京成電車でそこまで来たが意外な程に閉まっている店舗が多かった。

実はラーメン横丁辺りが、営業しているかもと、よく調べず期待して出掛けていた。

ともあれマクドナルドやケンタッキー等のファーストフード店や、日高屋などの外食店もそこそこ営業していたそこは船橋駅周辺であった。

そうしたお店に入っても良かったが、後はどんなお店が営業しているのか、興味本位で散歩して見る事にしたまもなく正午となる頃だった。

すると正午からこちらが営業するインフォが店頭にあった。一度だけ入店した事がある、ラーメンと甘味メニュー両方を提供しているお店だ。

昨年ちょっとしたきっかけがあって、三月からスイーツのブログを立ち上げた私にとって、これ以上ない元旦に訪問するラーメン店ではないだろうか。

こうなるともう、神様かご先祖様のお導きかも知れないと思っても、不思議ではない程と言えたし思えた。もうしばらくしてから開店と言う事で、周辺で時間を潰して店頭に戻った。

正午を過ぎていたがまだ営業していない。何処かで昨日のインフォを外し忘れたケースもあったので、店内を覗くと厨房に人がおられた。

お聞きして見ようとしたら入り口が開き、営業が始まったこちらだった。常連さんの要望が強く、元旦だけ営業されているようなお話しぶりであった。

メニューから今日は、ばか麺特製ラーメンとあんみつをお願いして、嫁さんはラーメンとみつまめがセットになった美松セットをお願いした。

私がオーダーした「ばか麺特製ラーメン」とは、毎年夏に開催される船橋市民まつりで披露される「ばか面おどり」から来ているそう。傍の壁には、そんなお面が飾られていた。程なく到着。

こちらは全て国産の食材を利用して作る本格出汁のラーメンのお店で、早朝から店主がズンドウを使って豚骨鶏ガラをじっくり炊き出しているそう。

ラーメンには桜エビとアサリが入っており、その昔は漁業の町だった船橋で漁獲されていたものらしい。

それではと行かせて貰えばこれがもう何ともじんわりと来るスープで、それはそれは美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。チャーシューも国産肉で、これが実にうんまい。

ばか面おどりはネットで調べて見ると、明治中期に疫病が流行ったのを契機に、厄払いだけでなく豊漁なども祈願して神社に奉納した踊りで、ヒョットコやオカメのお面を顔に付けて踊るものだそう。

小さい頃からこの周辺に住んでいた私であるが、今回初めて知った位なのでそんなに有名な踊りではないものだと思うが、昔からこの地域で根付いたものらしい。

あんみつやみつまめはオーダーすると、黒蜜か白蜜か選べて黒蜜で楽しんだが、勿論フルーツも新鮮でとても美味しいものだった。

なお余談だが、ラーメンと一緒に寒天が入ったあんみつ等を口にすると、これがけっこう寒天の所為でお腹いっぱいになったりする。

気が付けば完食。いやいやいや、インパクトはないラーメンではあるが、毎日食べても飽きない感じがあり、地元の方がうらやましく思ったそんなお店であった。

(左フォト) ばか麺特製ラーメン/ラーメン/あんみつ/みつまめ (2010.01.01)


 ラーメン・甘味処 美松(みまつ)

 住所:千葉県船橋市本町4-43-17 TEL047-424-7733 定休日:木曜日 営業時間:11:30〜20:00

 アクセス:JR総武線船橋駅南口下車。ロータリー左寄りの道を国道14号線へ向かって進んで行き、
       京成電鉄本線ガードを潜ってから二つ目の左路地の角にマツモトキヨシがある、仲通り
       商店会通りを入って行く。そうして歩いて行くと三差路の所にあり。

  

  2010.01.01 法華経寺の初詣の後、こちらへ出掛けた。   2010.01.01 店頭外観


ラーメンにデザート。塩気がある食べ物を食べると、甘い物が食べたくなる。自然な心理である。それを両方食べる事が出来るのがこちらである。船橋駅から程近い細い路地の中にそのお店はあった。入口を見るとラーメン、甘味処、おでんとあり、総合飲食業的要素を持つお店だったりする。

店内に入るとランチタイムを過ぎた午後二時過ぎとあってガラガラかと思いきや、基本は甘味処とあって女性が一人、女将さんらしき方と、世間話しをされていた。厨房には、別の女性が一人おられる。女将さんにラーメンをお願いしたがそれならばと、ミツマメをセットにして貰う。やや、ぶっきら棒だが人当たりは良く、ちゃんと対応してくれた。程なく到着。

ラードが軽く浮いた豚骨・鶏ガラがよく効いているあっさり醤油系のスープ。鶏ガラは地鶏を使っているらしい。麺もまずまず。甘味も出す所で、本来出るラーメンでは無い本格なもの。「美味しいですね」と言うと、「スープなんか旦那が作ってんのよ」との事。さらに、「人によっては体調の善し悪し、疲れ具合で、味なんて同じでも変わるものよ」とまったくその通りなので、「それは、本当にそうだと思いますよ」と返事する。まぁ商売柄、色々な出来事があるのだろう。ラーメンがするすると入り気がつけば完食。みつまめは黒蜜が上品な感じで、フルーツも新鮮でまた良かった。

(2003.11.28)


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