らーめん麺好 東京・中野富士見町





中野は新宿の先で滅多に来ない地区もあり、今回ラーメン本でよく見掛けたへ東中野某店に続いて、もう一軒行こうと石神氏のラーメン本を開いた。

するとその本で殿堂入りした、こちらがそう遠くない事があらかじめ判り、そこを出た後でチェーン系カフェで一息してから、都営大江戸線電車と東京メトロ丸の内支線を利用し、こちらの店頭に午後一時過ぎに到着した。

すぐ近くには規模の大きい佼成病院があり、中野通りが横切る十字路が直ぐ目の前で、店頭の向こうには京王バスの営業所らしき大変に広い駐車場に、沢山の路線バスが駐車されていた。

すでに開業してから12年が経つ、こちらも石神氏もこだわりを見せる無化調ラーメンのお店だ。

入り口もそんな風情とオーラを見せる店頭であったが、やけに大きい暖簾だけは新しく綺麗で、濃紺の色をしていて風で軽く揺れていた。

大抵は店内に入るとまず券売機を探すが、先程のお店と同じでそれは無いようで、そんな風にして店内を見渡していた私を見て、ちょうど空いていた入り口前のカウンター席に促すお店の方だった。

そこへ腰掛け、さて何にするかと考えたが、系統的には先程のお店と似ている事もあり、こちらではつけめんを選ぶ事にしてお願いした。

まもなくと言う頃、こちらが自家製麺なのか否か気になり、目の前におられた看板娘らしき方に、お聞きすると自家製麺ではないそう。程なく到着。

おお、店内に広がる出汁の香りらしい、うま味の風情を感じる小椀に入ったつけ汁に、中華的な色を感じるふっくらとした平打ちの太麺が皿に盛られやって来た。

そしてスープ割りのスープもあらかじめ最初にやって来たが、その容器は日本蕎麦の時に供されるものだった。最近のつけめんブームで、この容器を見る機会も増えるかと思いきや、金額も張るのもあってかごく稀だ。

さてそれではと行かせて貰えば、いやいやいやいや、何とも何とも、その風情たるや緻密な計算の上で成り立つ、うま味バランス配分の何たる絶妙なことなのか。

もうもうもう、美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。何気なく張り出されているインフォの海の幸山の幸に、それ以上の意味を感じてしまう程。

つけめんと言えば麺が主役と言われ、実際そうなのだが、こちらの酸味をこれ程感じながらも、旨みが前面となっていたつけ汁の存在感は大きかった。

火力の強さが、ものを言う美味さだ。味わいの深さに、信念以上のものを感じてしまうのは何故か。

そしてその汁に入っていた、味玉子も然る事ながら、太い短冊状のチャーシューも、どえらくこれが美味いものであった。

もう、気が付けば完食。スープ割り用に来た、白濁していたスープを椀に注げば、そこはやはり桃源郷行きの二段発射ロケットと言う事で、やはりおそるべしらーめん麺好さんであった。

ふと外を見れば、目の前にあるバス会社の名前の如くで、KO(京王)された土曜日の昼下がりだった。いやいやいやいや、良かった美味かった。


(左フォト) つけめん(汁・麺)/店頭外観 (2009.09.05)


 らーめん 麺好 弥生店

 住所:東京都中野区弥生町2-52-8 

 定休日:木曜日  営業時間:11:30〜16:00

 アクセス:東京メトロ丸の内支中野富士見町駅下車。外に出たら右へずっと進んで行き、中野通り
       と交差する信号交差点を越えて少し歩いた右側。徒歩およそ4分。



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