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らーめんまとい@東京都千代田区・淡路町 | ||||||
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薄曇りの空の下で、冬の間ずっと地中で生活を送って来たセミが、葉月の青葉の元でいっせいに鳴き出す様になった、風が穏やかな水曜日。 つじ田@神田お茶の水の路地裏に、とうかんや@南砂町出身で、浅草開化楼の麺のお店が、六月にオープンしたらしい。そろそろ落ち着いた頃と、行って見る事にした。まといとは、江戸時代に火消しの方が手にした、竿状の棒に飾りを施したもの。 午前中に松戸で所用があり、地下鉄千代田線を利用して新御茶ノ水駅で下車。つじ田の行列を横目に、正午過ぎのランチタイム時に店頭へ到着。お祭り好きの街らしい店名である。店内に入ると、お店の方に券売機へ促され、つけめんもあって気になったが、しお玉らーめん750円を選ぶ。 見ると、ラーメン月刊誌「とらさん」がこちらでも発売されており、今月号を購入。空いた数席のひとつに腰を降ろす。お店の方々を見ると、いかにも家族総出で営業している風情があった。おそらく個人経営と言う感じ。程なく到着。 なるほど、ゴマが振られて、スープは生姜の香りが立ち込め、ほぼ「とうかんや」に近いラーメン。香味油にニンニクと共に封じ込めているそう。いや、旨い旨い。麺は浅草開化楼の中太ちぢれの、こだわったかなり良い麺。TETSUで味わった「ちぃ麺」に近い。 チャーシューは、あまり主張させないで、香味野菜を前面に押し出した感じ。和風スープに豚骨スープと、鶏ガラスープを直前に合わせる手法も修行店と同じで、まずまずのラーメンで良かった。気が付けば完食。いや、良かった。 (2006.08.02) |