まーさぬやー 東京・秋葉原 ※閉店





朝の秋葉原界隈の歩道タイルに、陽射しが静かに降り注ぎ、無表情な顔の通勤客の足音が響く、11月の下旬も近い水曜日だった。

先週オープンしてまもない乍らも、また太麺を目当てに、こちらへ入店する事にした。木の灰をカン水代わりに使った麺の、いわゆる伝統的な沖縄そばのお店。

店頭に立つと外列は無かったが、暖簾を潜って店内に入ると、満員で二人の待ち客の方がおられ、その後ろに着いた。さらに後続も続いて、盛況さが増す店内。

ふと壁を見ると、限定10食とある全部のせ700円が、600円というメニューが増えていた。なるほどと言える戦略性が、読めて来た感じだった(おいおい)。

しばし後に、カウンター席に案内を受け、その全部のせが未だ大丈夫との事で、それを太麺でお願いして、まだ200円が100円のまぜご飯の、ジューシーも一緒にオーダーした。 

すると、こちらは後精算方式もあり、手書きの伝票に金額を書き、それをテーブルに置いて行った。帰る時はその走り書きの伝票で精算する様で、思わず念の為チェックして見た(おいおい)。

厨房には一人いる感じで、接客・搬出・精算・後片付けに一人の、二名のみでこなしている様で、多少後片付けがままならないものの、盛況なのに見事な対応力で、これはおそるべしなパターンだった。

ふとカウンタトップを見るとそこには、生の青菜らしきものが、お椀に入って置いてあった。これは何だろうと思っていると、手前にそれはフーチバーと言う名前の、沖縄よもぎだと紹介されており、沖縄そばやまぜご飯に、それを入れて沖縄の方は楽しんでいるそう。

苦味が柔らかく、肉や魚の匂いが気になる方には、臭み取りに良いらしい、そんな無料サービスの、トッピング品であった。程なく到着。無料であればと、早速それをソバと御飯に、適量と思う程度だけ入れてみる。

それではと口にすれば、あっさり風味のスープが何とも味わい深く、旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

麺は確かにかなり太い、その極太加減。平打ちで「きしめん」を大きくした、「ほうとう」に近いスタイルの麺だが、その喉越しはややカタめで、独特なものがあった。

全部いりの具は、通常の適度に弾力がある角煮チャーシューに、かなり太い骨に角煮状の肉が付いたナンコツ、そして大きい角煮状でプルプルしていた本ソーキ。どれも美味しいものだった。

さて先述のフーチバーだが、苦味が柔らかいとあったが、やや青臭い苦みが前に来る感じのもので、よく言えば大人の味としたもの。試して見たい方は、ちょっとだけ味見して、確認した方が良さそう。

とは言え、ヨモギに近い風情に、健康にも良さそうで、それほど悪くは無く、気が付けば完食だった。

いや、結構良かった。

(左フォト) 太麺木灰そば全部のせ+ジューシー/フーチバーのインフォ (2008.11.19)







待ち侘びた青空も束の間に、切ない雲が秋空を覆い、時折り強い南風の吹く、師走・年末を意識する時期になった、11月半ば金曜日の朝だった。

実は昨日のランチタイムの帰り道に、こちらが当日プレオープンで、開業しているのを偶然に見つけた。まだ午後一時半過ぎなのに、売り切れらしくその日は既に閉店していた。そんな訳で今日は、開業二日目のこちらへ、訪問する事にした。

天気が持ち直して来た昼過ぎの、遅いランチタイムとなり昨日早い閉店だったので心配だったが、店頭に到着すると五人の外列が出来ており、営業中だったので胸を撫で下ろし、その後ろへ着いた私だった。

店頭のインフォメーションを見ると、かなり本格的な蘊蓄の言葉が並んでいた。単なる沖縄そばで無く、木灰そばで行く所は、さすがアキバならではと言えるものがあり、これは既におそるべしだった。

比較的大きい、沖縄ではお馴染みのシーサーまで飾られて、店頭の気分を高めていた。そして、沖縄木灰(もっかい)そばの文字が、入口の上に大きく書かれていた。

立て看板には沖縄木灰そばに、ジューシー(炊き込みごはんを指すらしい)が付いたランチセットを、通常価格700円の所を、何と500円で提供している旨の、インフォーメーションが成されていた。

しばし後に順番となり中に入り、右隅道路寄りの席に案内を受けて着席。そのランチセットをオーダー。

その際にドラゴンアイスだった時に、店頭にいたペンギンはどうしたかお聞きすると、静岡の田舎に帰ったそう。田舎が静岡だったとは、それは知らなかった。今頃は秋葉原の喧噪から逃れ一息ついて、あぐらをかいている事だろう(おいおい)。

店内にはペンギンの代わりに、沖縄の海をイメージするかの様な、大きめの水槽に熱帯魚が泳いでいた。普段は太麺と細麺が選択出来るらしいが、太麺は既に無くなり細麺だけになるそう。他のオプション類も、どうやら既に完売らしい。

那覇市内で営業する、「けんぱーのすばや」と言う所に、修行にも行ったらしく、かなり本格的なのか?と胸が高鳴る。程なく到着。

一見するとウドンと言う風情で、沖縄そばと言うとそんな所だが、それではと口にすれば、澄んだスープがなかなかの美味しさで、そこはもう旨い旨い旨い旨い。麺は細麺でも充分に太く、この分だと太麺は、さぞかし太い麺なのだろう。

以前の沖縄そば店でも見た、こーれぐーすと言う名の、泡盛に唐辛子を漬け込んだ沖縄名物の香辛料もあり、後半それを数滴垂らして食したが、本格的なもので大変辛く、雰囲気がまた変化して良かった。沖縄そば独特の角煮もこれが美味しく、あえて欠点を探すとすれば、盛り付けの雰囲気が綺麗すぎる事か。

やや麺が堅かったが、沖縄そばは大抵こんな感じなのかも知れない。炊き込みごはんも、盛り付けの量も多めでよろしく、美味しいまぜご飯だった。

気が付けば完食。今月いっぱいは、ランチセットを五百円で、続ける予定らしい。どうやら池袋にも、こちらのお店がある模様。

お店のビルの上には、姉妹店らしき耳かき店があり、外に出るとそのお店のお姉さんが、ウサギさんの耳を付けてチラシを配っており、興味のある大御所は(おいおい)、耳をほじほじして貰うと、いーかもしんない。

店名の「まーさぬやー」は、沖縄の方言で、「美味しいお店」と言う事らしい。ふと見ると本日も既に、完売で閉店の看板が出ていた。おそるべし。いや、良かった。

(左フォト) 細麺木灰そば/ジューシー(炊き込みごはん)/熱帯魚が泳ぐ水槽 (2008.11.14)


 沖縄木灰そば まーさぬやー 秋葉原店 ※公式サイトはこちら

 住所:東京都千代田区外神田3-15-6 AKIBAKO TOWER 1階

 定休日:無休  営業時間:11:30〜完売次第終了

 アクセス:東京メトロ銀座線末広町駅下車。中央通りを秋葉原駅方面に少し向かって歩いた右側。
       徒歩およそ2分。またはJR山手線他秋葉原駅電気街口下車。中央通りを末広町駅方面
       に向かって歩いた左側。徒歩およそ5分にあった。


     
木灰(もっかい)を利用した本格沖縄仕様。 沖縄の液体香辛料、こーれぐーすもある。 入口店頭では、シーサーが待っている。   耳かきのお姉さんも待っている、かも。


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