中華そば まるき 千葉・松戸



透き通るように真っ青な空から初冬らしい陽射しがまた注いでいた、師走も中ほど近くになって来た12月前半の月曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、寒さが身に凍む月夜の午後七時過ぎだった。

こちらで修行したと言うか今なお修行中の身の方が営業する龍月が、まもなく本八幡の街に仮営業を終えてグランドオープンを迎える予定だ。修行中の身で店主と言うのは、新しいパターンと言えそう。

こちらの夜営業を任されている方だけに、面識が無くそうだったのかとなった。そんなわけでしばらくご無沙汰していたこともあって、仕事帰り夜営業のこちらへ訪れることにした。これも至極自然な成り行きだ。

と言うことで西船橋で武蔵野線に乗り換え、新松戸でさらに常磐緩行線電車に乗って、昼ならよくあるが夜はかなり久しぶりとなるそんな松戸駅前へやって来た。

休業中の周辺某店を確認しつつ、おそらく初めてであろう夜営業のこちらへ入店。するとなるほどつい先日お会いしたばかりの龍月店主その人がおられて、カウンター越しに挨拶し合う我々だった。

かなり昔に食した限定ねぎそばが偶然また提供されており、思わずそれをチャーハン(小)と共に食すことにした。10月上旬頃からネギの芯が固くなる直前の12月下旬頃まで提供している限定ラーメンだそう。

その後は思わず世間話しに花が咲いてしまった店内となった。店主の自宅はなんと昔実家があったその直ぐ近くのようで、当然最寄り駅も同じだけにしばらく前に訪れた五香むどうの店主ともすでに意気投合されているようだった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、ネギの切ないまでの瑞々しい新鮮な面持ちが、とても素敵なまるきの限定らーめんと言えた。

スープだけでなくカエシも普段と同じ限定らーめんだそうで、いつものラードをねぎ油に変えただけでここまで違う風合いが生まれるのだそう。

チャーハンがやはりまるき店主に近い味わいで、それはもう気がつけば完食だった。龍月が本営業を迎えても、夜になると弟さんにお店を任せてこちらにおられる龍月店主だそう。

ネギは松戸市大橋の斉藤憲司氏が作る極上ねぎだそうで、ネギ好きにはたまらない一杯だった。いや、とんでもなく素敵で美味しい、そんな限定ねぎそばで良かった。

(左フォト) 限定ねぎそば(小)/チャーハン(小) (2012.12.10)


 中華そば まるき    ※公式サイトはこちら。 ※下記データ(2015.6.16)情報更新

 住所:千葉県松戸市小根本51-2 定休日:水曜日 営業時間:11:00〜15:00/18:00〜21:00

 アクセス:JR常磐線松戸駅東口下車。イトーヨーカドー前の道路を左手に進んで行き、松戸市役所
       交差点を右折して程ない右側にあり。徒歩およそ7分で、松戸税務署の手前の右手にあり。






近々定期検診が控えている中また保険証が一時的に国保に変わる為土日明けその手続きで市役所へ赴く事にした日だった。そんなわけで路線バスを利用して松戸駅へ出て来た。

郵便局の所用も済ませて、高台にある松戸の市役所へ。その前に腹ごしらえと言う事で、その直ぐそばにあるこちらへ行く事にした。

こちらの目と鼻の先に昨年の七月オープンした三郷に本店があるつけめん店は、どうやら三月末日を以てご紹介しない内に閉店しまったよう。

その居抜きの場所を利用して、今度は今月末から五福亭と言う店名の台湾料理店がオープンするようだった。ご時世である。

そんな様子を確認しつつこちらへ入店すると、店主の威勢のいい挨拶に迎えられた。ランチタイムのいい時間もあって、全てのカウンターが塞がっていた。

しかも一人の方が席を空くのを、今か今かと店内の端に立って待っている程に盛況だった。

階段を一段上がってそこにある、券売機の前に立ち千円札を挿入して、中華そば小とチャーハン小のボタンを連打。丁度だけにおつりが落ちて来る事なく樹脂製のプレートだけが落ちて来た。

悩んで定まらない方でそんなに小食で無ければ、この2点セットがこちらの醍醐味を一番知る事ができるお奨めのセットだ。まもなくグループで来た先客が帰って行き、空いた席に腰を降ろした。

その時点で店主に改めて御挨拶。しばらくぶりに来た事をお詫びすると、「ゼータシゲッチさんでいいんですよね?」と店主の普通で大きい声が店内に大きく響いた。

ともあれしばらく前に営業していたつけめん店や、柏市内の修業先である大勝さんの近況などの話題を中心に世間話しに花が咲いた。

まとめて作らないこちらで、直前に好みを聞かれそれであればと麺やわらかめでお願いした。店頭には1日20食限定らしい、煮干だしカツオ酢醤油の冷やし中華のインフォがあった。

少し前の猛暑な日であれば間違いなくそれを選んだ事だろうが、ここ数日が涼しい日々だけにラーメン気分となった。程なく到着。

それではと行かせて貰えば、それはそれは素晴らしい味わいの中華そばで、さらに磨きの掛かった味わいの煮干し醤油スープ。やわらかめにして貰った草村商店の麺がまた実に良かった。

シンプルイズベストと添え書きされた煮豚と玉子と葱による焼きめしも、店主が高い火力と戦った末に出来上がった傑作でこれまたとんでもなく美味しいものだった。

気がつけば完食。いや、果てしなく良かった。

(左フォト) 中華そば(小)/チャーハン(小) (2011.08.22)







先日きら星さんの新しく開業した2号店へ訪問したものだが、そこでは羽釜を利用した豚骨ラーメンをウリにしていた。羽釜と言えばこちらで、以前から修行先の大勝さんから譲り受けた羽釜を永年の間利用しており、そんな羽釜の特長もこちらで知ったものであった。

しばらく前に永福町大勝軒にも訪問して、そして少し前には今まで厨房で見なかった店主をたまたま歩いている際に久々見掛け、思わず中へ入ってご挨拶して近々伺う約束をしていたりした。

そんなわけで今日辺りはまだ、営業しているだろうから出掛けて見ようと言う気になり、回復した天気の中をバスで松戸駅へ出た私であった。正午前の開店程ない時間に店頭へ到着すると、まるで魔法が解けて元の姿へ戻ったように、やはり店主がまたおられたまるきさんであった。

店内へ入りその店主にまたご挨拶しつつ券売機に立つと、限定そばのボタンが目につき、思わず反応してお聞きすると既に今年は終わったそう。それならと「まるきザスタンダード」で行こうと、中華そば小盛とチャーハン中盛のボタンを連打した。

一番左奥のテレビの下の席に一旦は腰を降ろしたが、撮影場所としては暗い事に気がつき、一つ席をずれて落ち着いたのであった。

店内はやはり人気店のこちらで、駅から結構離れた立地ながら、そこそこに席も埋まって盛況だった。今年は明後日の30日からお休みで、年明けは3日から営業するらしい。程なく到着。

先に来た中華そばから行かせて貰えばそれはもう、いやいやいや美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。煮干しのスープを口にする機会が増えた所為か、何ともこちらはそれが自然にフワリと来る事もあり、そうした意味でクセの抑え方が巧く感じられる。

煮干しーっとは感じられない分、味わい深いところが大人の煮干しスープとも言えた。煮干しは味のばらつきを抑える為に、本家永福町大勝軒と同じように産地の異なる数種類を利用しているよう。ちなみに麺とスープの相性や、そのバランスはかなりいいように今回も感じられた。

先述するように永福町大勝軒へ初めて訪問したが、行って見て如何にこちらがその系統の流れを汲んでいるか実感できた。と、同時にこちら独自のオリジナリティも、しっかりとあった事もそれで理解できた。

そうした意味でチャレンジャーとしての店主の一面を感じたものであった。それは今回訪問して交わした世間話しの中にも顕れていて、最近の永福町系でない煮干しラーメンの動向を逆に取材受け、そうした姿にも話しながら口にしたラーメンに、なるほどと思わせるものがあった訳だった。

そして中華料理人時代から大事に扱う中華鍋を振ってチャーハンを作る姿には、中華の伝統を重んじるまた違う一面が垣間見られ、それらが両立するからこそ店主にしか出せない素晴らしい煮干しラーメンがあるのだろうと思う。

そんな風にして来たチャーハンもこれまた美味しく、中盛はなるほどな量の良さに大変嬉しい限りで、そんな美味しさに夫々が気が付けば完食であった。いや、大変に美味し煮干しラーメンと炒飯であった。

(左フォト) 中華そば(小)/チャーハン(中) (2009.12.28)


好天の青空にそよ風が街を駆け抜け、衆院選は民主党に追い風が駆け抜けていた、八月も最終コーナーの就業土曜日だった。選挙前日のそんな日の夕暮れ時、こちらへまた行こうと思い立ち、JR松戸駅に降り立てばやや雲が出ているものの、雨の気配も無かった界隈であった。

松戸駅前だけに、各政党が党名を連呼する声が、漫然とあちらこちらから響いた。とめどもないシュプレヒコールとも言えないアピールが続いていた駅周辺を抜け、市役所の横の道を通り、暗くなり始めた午後六時過ぎにこちらへ到着した。何度か足を運んでも店主に会えず、夜の部の時間帯に行けばおられるのかなんてのもあって来たが、ガラスの扉の向こうには、また別の従業員の方がおられ、そんな中へ入って行った私であった。

さて今日は何にするかと右奥の券売機に立つと、また新しい限定があり辛口酸味スパイス煮干し鰹だしとあるつけ汁に、高橋製麺太麺使用の特製つけそばなる、そのメニューで行こうと限定850円のボタンを選んだ。並盛りだと麺量200gらしく、大盛りだと麺量400gだそうで、お店の指示に従って大盛り分の150円の現金を券売機のプレートと共に、空いていた席に腰掛けながらその前のカウンタトップに置いてお願いした。

直ぐに座れたが殆どの席が埋まる盛況な店内で、土曜日夕方の市役所などの官公庁が周辺にある駅からやや離れた場所でありながら、さすが人気を博しているこちらであった。見慣れない方は初めて見るものの、この仕事には精通している感じのようで、包丁さばきも厨房での動きも見事な流れを作っており、知らない人が見たら店主だと思うに違いない。程なく到着。

おお、やって来た限定のつけそばもそんなだから、なかなかの風情を見せていたビジュアルであった。それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや、もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。甘酢に辛味が調和した五味染み渡る美味しさで、高橋製麺の打ち立て感を前に出した太麺に絡んで、残暑を吹き飛ばす風流な良さがあった。

麺量400gなるもそれ故に、気が付けば麺が消えた。スープ割りをお願いすれば、こちら自慢の煮干しスープがナミナミとつけ汁の椀に注がれ、さらなるウマウマスパイラルを実感できた。そんなわけで、店主には会えなかったが、今日も良かった美味かった。なお、営業時間・定休日とも、変わっていた。

(2009.08.29)


  2009.08.29 限定・特製つけそば大盛(麺)   2009.08.29 限定・特製つけそば大盛(汁)







冷たい風が吹く訳でも無い、午前中は穏やかな陽射しが降り注いでいた、ハッピーマンデー制度により、本日が成人の日の祝日。

そんな今日は、こちらの今回の限定で提供している味噌ラーメンが、かなり良いらしいと言う情報を知り、大変気になる所となり出掛ける事にした。

お正月は不思議と晴れ着を見なかったが、今日はそこかしこで新成人となった女性の晴れ着が見受けられた。

正午を少し過ぎた頃に入店すると、満員御礼で数名が待つ店内だった。券売機が空くのを待ってから、限定らーめんのボタンを選び、久々せっかくの「まるき」と言う事で、チャーハン(小)のボタンも連打した。

しばし待ち空いた一席に腰掛けつつ、券売機から出て来た、プラスチックプレートをカウンタトップに置いた。

「赤だし山椒風味辛口」とある今回の限定味噌らーめんは、4種類の味噌をブレンドした味噌ダレだそうで、出汁はこちらお得意の煮干しカツオ豚骨。

もやし、キャベツ、チャーシュー等の具に、山椒・ブラックペッパー・韓国唐辛子等で辛味をつけ、カメリアラードも利用しているらしい。

また店主は、ご不在だった。厨房の方にお聞きすると、少年野球のコーチをしているそうで、たまにその関係でおられないそう。

少し前に、こちらも立派な公式サイトが完成していて、昨年の十月に若干営業時間が変わった案内が成されていた。程なく到着。

おお、ビジュアルからして、なかなかの味噌らーめん。三つ葉の上にはユズの皮が添えられ、ゴマやメンマも乗っていた。

それではと行かせて貰えばこれがもうもう、今年は丑年でモウモウ(おいおい)、いやいや猛々とした荒れ馬の様な煮干し出汁を、大相撲一月場所が始まっているからではないが、四人の猛者である四種ブレンドの濃厚味噌が、がっぷりと四つに組んで、お互いがせめぎ合い、お互いが荒々しさを主張。

何ともインパクの高い濃厚系味噌煮干しらーめんで、もう美味い美味い美味い美味い美味い。

麺が店主御実家の高橋製麺の、自家製とある低加水中太やや太ちぢれで、これがまた良い風情を醸していたが、実家だけに「自家製」とされたのだろうが、そこら辺を知っているだけに、思わず「ぷぷっ」と噴き出してしまいそうな限定らーめんのインフォだった。(おいおい)

それにしても、なかなかの味噌らーめんが二日続いたが、煮干し好き丈に甲乙付け難い二杯となった。この限定味噌らーめんは、三月一杯まで提供しているそう。

チャーハンも勿論良かった。気が付けば完食。 いや、なるほど、かなり良かった。

(左フォト) 冬季限定・味噌らーめん(赤だし山椒風味辛口)/チャーハン(小) (2009.01.12)




おだやかな春の陽射しが降り注ぐ、暖かい日が続くここ最近。木曜日、晴れ。先日、こちらに訪問したところ年中無休となっており、新しく任せる方が出来たらしく店主がおられず、しばらく待ちそうだったのもあり、その時はお店を出てしまった。

そんな事もあって、こちらのラーメンの味が日増しに募る結果となり、本日のランチタイム時にちょうど良かったので入店。今日も盛況な店内。松戸の市役所と税務署と保健所の、言わば松戸市のトライアングルゾーンの中にあるラーメン店。券売機の前に立ち、中華そば中盛750円を選ぶ。

麺は、永福町大勝軒でお馴染みの草村商店の低加水で1玉が150gで、中盛は1玉半だから、麺225gとなる。そんなチャーハンも絶賛する方が多い人気ラーメン店。

ふとワンタンも食したくなり、すぐに空いた一席に腰を降ろし、店主と御挨拶をしつつ、券売機で出て来たプレートと共に二百円を置いてワンタンもお願いする。後続客も続いて更に盛況な店内を受けて、自分の椅子をずらして詰める。程なく到着。

それではと口にして行けば、もうこれがやっぱり旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。さらに進化した感がある中華そばで、ワンタンがまた良かった。ちなみに、チャーシュー3枚・ワンタン・煮玉子が入る特製全部入りの「まるきそば」があるが、今回食しているのと金額は同じものの、チャーシューは中華そば時の2枚に味玉が入っていない分、ワンタンが多めに入っているもの。

店主は、以前の代替わり前の大勝@柏で修行経験があり、同じ煮干しだしではあるが、また違ったシフトのものの、大変に美味しいラーメンと言える。気が付けば完食。いやドカン!と良かった。

(左フォト) 中華そば中盛+わんたん/店舗外観 (2008.03.27)

先日、永久凍土から出て来た奇跡のマンモスを見に、丸ビル1階のマルキューブを訪れた。3万7千年前もの子マンモスが、まるでつい数日前に息が絶えたかの様に状態が良かったが、しかし地球温暖化が加速する問題の定義を忘れてはならないと痛感する。

さて開催場所を、もう一度記載するとマルキューブで、賢明な方は既にお気付きかと存じるが、体を壊した事もあってそう言えば「まるき」に行ってないな、となった。極めて安易だが、そんな訳で本日のランチ時出掛ける事にした。「マルキューブ」ならぬ、「まるき」へ。

午後一時前の盛況な時間帯、入店して券売機で中華そば中盛りに、メンマ追加トッピングにして、少ない空いた一つのカウンタ席に着席。忙しくオーダーをこなす店主の流麗な動き。まもなく出来る頃、そんな状況の中の為、手短かに店主へ御挨拶。程なく到着。あ、デジカメも、カメラ機能もある、ケータイも忘れていた。情けない。

それではと口にして行けば、おおー、これがもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。こだわり店の中で、埋もれている感のあるこちらだが、風情の良いパーツの夫々が、手抜きの無い美味しさを満たしてくれる。

心意気の高い店主の硬派さが、滲み出る旨さの中華そば。それにしても、ここのメンマは大変に旨い。気がつけば完食。JR松戸駅から徒歩で向かう方は、東口を出たら前方の階段を降り、左手がマクドナルドの交差点を左折し、まっすぐ歩けばこちらの店頭となる。 いや、旨かった。

(2008.01.10)

     
調味料も中華店の様に豊富なこちら。 2006.01 つけそば(大) 2006.10 限定・ねぎそば(中) 2006.12 まるきそば(中)

遥かなる大空からは、無情な冷たい雨が降り注ぎ、北風も出て人の行動力を鈍らせる火曜日。こんな日は、心に響くラーメンである。この空を日本晴れにさせる程の(おいおい)、そんな旨いラーメンを、しっかりと食したい。そんな事を思っていたら、こちらが身近もあって浮上し、出掛ける私だった。路線バスのガラス窓には、無数の水滴が付着し、車内暖房の所為で、風景が徐々にぼやけて行く車窓。雨が洗い流せるのは、アスファルトの埃くらいなもの。

止む気配の無い、雨が落ちて来る。雨脚が強まる中、店頭に到着。その所為もあってか、いつもより先客がまばら。店主に御挨拶し券売機で、まるきそば中盛を選んで、左手奥のカウンタ席に身を寄せる。外光でいつも明るい店内は、シックなバーの様に、穏やかなあかりが目立つ。程なく到着。

おおお、これはやはり、旨い旨い旨い旨い旨い旨い。また進化した感のあるスープで、心に響く煮干し醤油スープ。もう気が付けば完食。心晴れやか、陽射しが降り注ぐまるき店内。そんな一瞬を掴める、気がした旨いラーメンだ。外に出て折畳み傘を広げ、歩く松戸駅までの復路は、往路の時の気分と変わっていた。いや、これだよ、だった。Do you know it ?

(2006.12.26)

千葉のラーメンが大手出版社発行の首都圏ラーメン本で紹介される場合、多くの場合は最後に数ページ紹介されるだけで、千葉県民としては肩身の狭い思いをしている(大袈裟)。東京都の次にあってもよいではないか、だった。県内では数年前に何冊か発行され、二年前には京成電鉄がスタンプラリー形式にして、小冊子が無料で配布した事もあった。

そんな折り、同人誌的な千葉のラーメン本のお話しがあり、私も投稿を快く引き受けさせて貰った。最近担当するお店が決まり、そんな一店舗がこちら。そんな訳で、アスファルトに転がっている落葉が、そよぐ南風で揺れ動く、柔らかな陽射しが心地よい火曜日、昼の遅い時間帯にこちらの暖簾を潜る。

松戸で永福町大勝軒系ラーメンを提供するお店。限定ラーメンも積極的に提供しており、見ると現在は長葱とチャーシューの細切り和えそばの「ねぎそば」とインフォメーションされていた。お聞きすると、券売機のボタンは同じ金額のラーメンのボタンを押すそうで、「まるきそば中盛」にタッチ。そう言えばこちらの人気メニュー、シンプル・イズ・ベストと紹介されている、チャーハンもまだ未食だったので小盛のボタンも選ぶ。券売機から出て来た小さいプラスチックプレートを奥からいらした店主に渡してカウンタ席に腰を降ろす。ねぎそばの長葱は、地元松戸産で、しかも生産者は千葉県を代表する葱職人らしい。程なくラーメンが到着。

いやいやいやいや、これはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。強い火力でしっかり炒めた葱が仄かに甘く、こちらの無甘味料の完全無欠な、煮干しスープがズダダダダンと来て、細切りチャーシューの脂が程よく、気が付けば完食。チャーハンもなるほど、塩気が抑え気味に感じるのに、これ程旨いとはおそるべしだった。いや、旨かった。

(2006.10.17)

市役所が休みだと、ハローワークも休みだと思われがちで、実際に松戸職安の半分は休みなのだが、PC検索コーナーと職業紹介コーナーはやっている。そんな訳で、また松戸駅へ出てそこへ向かう。青い空に、白い大きい雲が流れる土曜日。画面とにらめっこの後、一段落をつけて昼食で外へ出る。

こちらの煮干しスープが恋しくなり、市役所山の向こうだったが行く事にした。松戸市役所は、まるで戦国時代の山城の如く、小高い山の上に建っており、そこをかすめて到着。券売機で悩んだ末、まるきそば(大)950円を選んだ。盛況な店内で、少し待って空いた席に腰掛ける。永福町大勝軒系らしく、煮干しのスープの芳香が店内を漂う。程なく到着。

醤油スープが以前より薄い色で、その分じんわりとしたコクが前に出て来た感じ。そして、もうこの上ない豚ガラ強めの煮干しスープが、ずばばんと押し寄せてやって来る。ワンタンは椎茸の旨みが、やはり怒涛の如く押し寄せ幸せなのだった。シナチクも旨く、気が付けば完食。いやいや、良かった。

(2006.02.18)

  
正月三が日は、大抵のお店は休日だったりする訳だが、昨日某ブログサイトでこちらの正月営業を知り、行って見る事にした。柏市の大勝さんで修行された店主の、永福町系インスパイア的ラーメン店のお店。松戸税務署の前で松戸市役所も近い市内中枢機関が点在する地域内にある。店頭には正午頃到着。

店内に入り、券売機の前でオーダー品を迷うのだった。チャーハンも食べて見たい、とか。そんなで、つけそば中盛を選んで押し、でもよく考えればチャーハンの気分で無くなり、50円を添えて詫びながら、大盛りでお願いする。TVでは箱根駅伝復路が放映されており、一位・二位が入れ替わって壮絶な展開。思わずTVに釘付け。そんなもあって、程なく到着。

煮干しが、こう味わうとまた良い感じでなかなか。中細ちぢれの麺も、やはり良い。何と言うか、飽きさせない良さを感じ取れる。その場で切り剥いで、添える柚子がまた嬉しい。麺は大盛でも300gだが、具も多くスープ割りも良く、満足感高い一杯を堪能出来た。いや、良かった。

(2006.01.03)

市役所に用事があり、その帰り道に入店する。盛況な店内、続く後続客。券売機で券を買った後で、全部入りとある、まるきそばと言うのがあるのに気付き、店主にお話しして、それの中盛(900円)に変更して貰う。この前初めて大勝さんのラーメンを食べてその味に感動したものだった。タンメンの限定らしきラーメンがあった。今日は後続客が続き、あまり店主ともお話しが出来なかったりする。程なく到着。

う〜む、なるほどその遺伝子がある旨いラーメン。何と表現すれば良いのか適切では無いかも知れないが、入口は違うけど出口は同じと言う感じで、どちらも共に良いと思う。これだけ具沢山で、この麺の量でこんなに旨くて900円は安い。「まごころ」さんと言い、「赤坂味一」さんと言い、市役所の近くのラーメン店って何故こんなに美味しいのか?

(2005.04.25)

私はたまに、お店で妙なオーダーをしてしまう癖がある様である。連食の事では無く、例えば先日こちらでお願いしたチャーシューワンタン麺がその様で、メニューには無いけれど大丈夫だろうと頼んだ訳だが、その注文に原因があるのに良くないと、不届きなレスポンスをしてしまった。

チャーシュー麺とワンタン麺は、醤油ダレのバランスを変えて出されておられているそうで、納得のいかないラーメンを出してしまったと先日、店主から電子メールが届いたのであった。これはお詫びせねばと、早速足を運ぶ事にした。爽やかな日差しだが、生暖かい強風が木々を揺らす中、京成バスで松戸駅に出る。

腕時計が午後二時を少し回った頃、暖簾を潜る。本日食したチャーシュー麺味玉入りは、煮干しの頭も大事に使った煮干しがガンガン感じるダシスープに、何とも言えない旨みが現れたタレが油にかき消される事無く、そしてその油自体も上品で、麺も低かん水ゆえ、カタメで麺のムニムニ感が見事で、青菜が彩りを添え、シナチクが良い意味で個性を主張していた。先日、チャーシューの旨みが少なく感じたのは、ワンタンの強力な肉の旨みの所為と気づき、チャーシューだけを味わえば突出しない味わい深いものと確認出来た。柚子の薄切りが別皿に添えられ、香り高い芳香を放ち、香りを楽しんでからラーメンに入れられる配慮も良かった。

食後、色々とラーメン談義に花が咲き、店主が某大御所と年齢が同じ事とか、まるきの店名の由来が、店主の結婚記念日が平成7年7月7日で、「喜」の旧漢字が、七が三つ、三角形状に並ぶ事からと教えて頂いた。「最高で普通に」と言う理念を持ち、常に前進を続ける姿勢に惜しまない喝采を送りたい所であった。夜の部では限定ラーメンもあるそうで、現在は味噌味を提供しているらしい。

ところでこちらのお店の店主は、柏市にある「大勝」で修行をされた経緯から「永福町大勝軒系」と言う事になるが、一口に「大勝軒」と言っても、三つの系統がある事も知らされた。他では「東池袋」も入る「中野大勝軒系」と、「代々木上原大勝軒系」がある。ちなみに「中野」の出所は「代々木上原」で、最近は「東池袋」から派生したお店も多く、「東池袋大勝軒系」と表されてきた感もある。

また麺はオープン当初、実家が「ひがし」さんにも卸している製麺所で、そちらの麺を利用していたが昨今のラーメンブームで需要が増えた関係で古くからおつきあいのあるお店を優先する為、永福町大勝軒系製麺所の草村商店の麺を現在利用しているらしい。厨房を覗くと、大勝軒と記された麺箱があった。雑誌で壁を汚す事を嫌う姿勢があり、中盛り、大盛りの麺の量も注文出来る様で、次回は中盛りで食してみたい。

(2004.03.11)

「三寒四温と人の云う」と、言う訳でまたやや寒さを感じるものの、バスから射す陽光は着実な暖かさを感じる二月も下旬。奥村屋さんのシャッターは未だ閉ざされたままであった。もう軽く、一カ月以上が経過している。休業を知らせる貼り紙には再開を望む常連の方たちの文字が寄せ書きさせられていた。神経痛が悪化したと言う情報もあるが定かでは無いらしい。煮干し系のこだわり深いラーメンを提供して、その賞賛は止まないお店だけに、とっても残念である。

煮干し。そうだ、久々いつもそこと比較をしてしまうこちらへ行くかと、そう遠くないこちらに足を向けた。松戸税務署のすぐソバで、松戸市役所もすぐ近くの場所に位置する。市役所敷地の駐車場に入る車で周辺道路が混雑している中、そうした車を擦り抜けて到着。腕時計は11時22分を指していた。以前11時開店だったのが、11時半に変わっている。しばらく時間を潰して待っていると時間になり、半開きのシャッターが全開に開けられた。

券売機の前に立つと、チャーシュー麺とワンタン麺のどちらにするか悩んでしまう事となった。「ワンタン250円で追加出来ますよ」との事でチャーシュー麺950円の券を250円と共にカウンタトップに置き着席した。一人で開店を待って一番で入店したが、どこからともなく後続客が入店して来て気が付けば店内に列が作られる盛況振り。相変わらずの人気は健在の様である。程なく到着。

湯(スープ)は煮干しを素直に出した仕様で、生姜も感じられるもの。う〜ん、醤油ダレを触った様な気がする感じである。どこか自分の趣味で無い仕様だった。また、麺も確かこうでは無かった筈。これもそう悪くは無い所であるのだが・・・。ここまで来ると、チャーシューが、どこか肉の旨みが違う感があった。しかし、ワンタンはシイタケがたっぷり入ってこれはなかなかというものであった。総括的にはまずまずの煮干し系ラーメンではあった。ふと、店内の後続客の方々を見ていると、ネクタイをしめたサラリーマン系の方が大半を占めていて、「麺カタメ」の言葉が連呼されていた。

(2004.02.27)

約三カ月前入店以来の訪問。列こそなかったが店内はほぼ満席の盛況ぶり。常連客を確実に作っている。駅からずいぶん離れており、旨いお店の証拠である。煮干し醤油のチャーシューに煮玉子を券売機で買い、プラスチックで出来たプレートをカウンタトップに置き着席。程なくらーめんが到着する。湯(スープ)は煮干し系の最近奥村屋がやめた系統の味に近く、胡椒などで味をまとめ、ラードを浮かした感じだが以前より格段に旨くなったように感じる。醤油が普通と違う様に思う。麺はやや中太の麺でコシがありモッチリ感もあり大変美味しい。

具のチャーシューは肩ロースを使用しているそうでよく煮込んで良い感じ。煮玉子もチャーシューのたれで煮込んだそうでいける。小さめのメニュープレートにそうした記載があるが、書いてあるのは聞かなくても判る程度の事が列記されている。スープの最後の一滴を飲み干し、感じた事は払ったお金以上の満足があったと言う事である。スープは「ニボシ」だが味は「ミツボシ」でありました。お後がよろしいようで・・・。

(2002.10.08)

初夏の日差しが照りつける昼下がり、ここを初めて訪れた。外観、内装とも職人かたぎのイメージをおしゃれに表した感じでなかなか良い。カウンタに置いてある名刺も洒落ている。店の中に入ると2〜3人の先客がいるだけで肩すかしをくらった。もっと混んでいるのかと思った。店内は奥村屋程ではないが、煮干しの結構な量の匂いがする。店主と奥さんらしき方と厨房は二人いた。

何げなく上を見上げてたまげた。1m以上はあるしゃもじが棚と壁縁を利用して置いてあった。なんに使うのだろう?などと思っている内に店主がずん胴のスープを雪平鍋のようなもので、すくっては落しを繰り返しスープの成分を均一にした後にどんぶりにいれる。平ざるはやや湾曲しており軽い湯きりといったところ。

湯(スープ)は煮干しが前面に出ていて魚介系?動物系?の油が浮いている。胡椒で味が整えられた感じ。麺はやや中細のちじれ麺で小麦粉の良い香りがする。具のチャーシューは小ぶりのトロトロで脂の量がやや多く良い感じ。味玉はよく味が染み込んでいて半熟になっており完璧。冷水は冷水機へ行き勝手につぐ方式で来店時に券売機で食券を買うのだが右のやや奥まった一段上の場所にあり先に来店していた中年のご夫婦が判らず席につき私が先に食券を買ってしまった。

ラーメンの味は近くにある分、奥村屋と比較してしまうが奥村屋のようなインパクトがなかった感じがしたが完成度の高いラーメンではあった。全材料を列記しなくてもよいが味の骨格部分だけでも知ればとても楽しめるラーメンだと素人心に思った。

(2002.07.12)