中華そば 丸福 東京・荻窪





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冬本番を迎えた感の在る、思わずコートを着込んで出掛けた師走も後半週末の土曜日。そんな今日も仕事が終わって外に出れば、そんな寒さが続く午後8時過ぎだった。

時に現在荻窪周辺には、丸福と言う名前の中華そば店が西荻窪駅南口近くに1軒と、荻窪駅近くの北口駅前商店街内に1軒が存在している。しかし平成17年初頭までは、荻窪駅近くのこちらの周辺に更にもう一店の丸福が在った。

以前こちらへだけ訪問した私だが丸福閉店の知らせに、てっきりこちらが閉店したのかと思えば違っていて、そんな閉店して行った店舗の存在を知ったものだった。そんな処をある程度すっきりさせたい気持ちになって、訪れる事にして今夜であった。

そんなわけでまた会社帰りに荻窪駅で途中下車して、今回は北口側に降り立った。店頭に到着すれば幅広の清潔感のある純白な暖簾が店一杯に掛けられていて、いい風情を感じつつ中へ入って行った。

すると入店してまもないような先客が一人おられて、引き戸を閉めて奥へ行こうとすれば丁度その引き戸を引き戻すようにして続く後続客が入って来られた店内だった。

手前辺りのカウンター席に腰を降ろせば、後続客は後ろを通り過ぎて奥へ進んでから腰掛けた。その方が座るか座らないかした時に、ワンタンメンをオーダー。店頭もそうだが何とも風情のある店内で、昭和26年創業の老舗らしい風格ある佇まいと言えた。

閉店して行ったもう一店は親の兄弟が経営していた中華そば店だったそう。全く違う経営らしく、殆ど交流も無かったのか閉店の経緯も知らないそう。荻窪駅前の創業店が軌道に乗ってしばらくしてから暖簾分けした感じだろうか。

創業店の流れを汲むこちらは、駅前再開発で現在こちらで営業しているよう。昭和59年に出来た西荻窪の丸福は、こちらの店主の実弟の方の店だそうで、交流はあるものの経営は夫々だそう。程なく到着。変な質問をしてしまった事もあり、店主が目の前だったので先に支払いを済ませた。

それではと行かせて貰えば、これぞ昭和の中華そばと言いたくなるもので、挽き肉がスープの味わいを引き立たせており、初めて口にしたこちらのワンタンは実にいい味を感じる良さだった。

ラーメンを作っている最中を目の当たりにした時は、ドンブリに入れたうま調らしき量に思わず引いてしまったが、これがどうしてなかなかの味わいで、それは気がつけば完食だった。

挨拶して良かった旨を告げてお店を後にした。いや、やはり良かった。余談だが帰宅してから更にネットで丸福について調べていると、平成18年2月武蔵野市内に閉店した方の丸福が復活した情報を見つけたが、そのお店も一昨年の二月に閉店してしまったようであった。

(左フォト) ワンタンメン/店頭外観 (2010.12.18)


 中華そば 丸福 荻窪本店   ※下記データ(2010.12.18)更新

 住所:東京都杉並区上荻1-6-1(荻窪北口駅前商店街内)  TEL03-3391-6003

 定休日:火曜日  営業時間:11:00〜15:00/17:00〜22:00 ※土日祝日〜21:00

 アクセス:JR中央線荻窪駅北口下車。上へ出たら右手に進み、横断歩道を渡って右手寄りにある
       荻窪北口駅前商店街のアーケードの中へ入って程ない右側にあり。


せっかく来たんだしと、某店に行くと多少の人数の列が出来ていた。その後ろに並ぶと前はグループ客の様で、後からどこからともなく来て、結構な人数が増えた。そんな事がありその列を離れて、程近い次候補のお店へ移動する。それが、こちら。1951年創業のこちらだそう。

中に入ると、午後二時過ぎで先客ゼロだったが、後続が続くわ続くわ、人気店の様相。壁のメニューから、中華そば630円をお願いする。見るとダムウェーダーがあり、お聞きすると二階が仕込みをする作業場らしい。

サッと麺の茹で湯に通したモヤシの坪ザルをズンドウにかけ、ラーメンが作られて行く。程なく到着。もうレトロの三文字の言葉が似合うラーメンで、鶏の油を素直に出したあっさり醤油。麺が柔らか目の多加水系。シナチクがヒキ肉と共に醤油で炊かれた感じのもので、まずまずのラーメンであった。

(左フォト) 中華そば (2005.07.17)


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