らぁめんの店 小櫻 茨城・土浦 ※閉店

春らしい不安定な雨雲から静かに雨粒が滴り落ちていた、ともあれ寒くもなく穏やかに降る雨は彷徨う旅人の足を留めさせるかのように、降雨量を上げていた4月下旬の休日金曜日だった。昨日は10数年ぶりに味噌バターラーメンを口にして、その重厚あるコクは朝になっても記憶の芯から離れないでいるようだった。




そんなラーメンのコクを払拭させてくれる程のラーメンを、提供してくれるお店をいつの間にか心の中で探していた。そしてそこから導きだされたラーメン店こそ、2年ほど御無沙汰していた平成11年に創業したこちらであった。

そんなわけで公式ブログ閉鎖もあって、念のため営業を確認してから出発。武蔵野線で新松戸に出て、柏で取手の先へ向かう常磐線電車を待った。幸いそう待つこともなく、特別快速土浦行きが入線して来た。

かくて雨そぼ降る常総路の車窓を眺めつつも久々に土浦へやって来た。駅前ロータリーのバス乗り場周辺で少し時間を潰してからその店頭へ到着。もうまもなく開店の時間だったが、雨もあってか行列も無く一人で暖簾が掛けられるのを待った。

程なくして扉が開いて営業が始まった。数人が駐車場の車の中だったのか後続客が続いた。入口辺りのカウンター席へ促されて、メニューからあらかじめ決めていた限定のえび香油魚醤らぁめんと霜ふりハーブのぶたごはんをお願いした。

お店の方にお聞きすると、情報通り最近は全く顔を見せない店主だそう。こうなると元気でやっているのか心配なところだ。夜営業は相変わらずやっているようだが、定休日は火曜だけでなく木曜日もお休みとなっていた。程なく到着。

えび香油がパチパチと音を立てていて、なかなかワイルドと言えるえび香油魚醤らぁめんだった。基本的には以前口にさせて貰ったえびつけのえび香油を、小桜麺に入れ込んだようなビジュアルだ。

それではと行かせて貰えば小櫻らしい海老の味わいも健在で、相変わらず美味しいチャーシューが多めに入り熱々感もあってなかなか良かった。

霜ふりハーブのぶたごはんも、鉾田市の佐伯養豚場で生産された極上ブランド豚の肉が惜し気もなく入っており、まさしく肉質の良さが光っていたそんなぶたごはんだった。気がつけば完食。

精算を済ませて外に出ると、降り止まない雨が暖簾を濡らしていた。店主がいないのは大変残念だったが、今回もインパクトのあるラーメンでなかなか実に美味しかった。

(左フォト) 限定・えび香油魚醤らぁめん/霜ふりハーブのぶたごはん/店頭外観 (2012.04.26)


 らぁめんの店 小櫻 (こざくら)

 住所:茨城県土浦市桜町4-2-15 TEL029-822-6008 定休日:火曜日・木曜日

 営業時間:11:30〜14:30/18:00〜21:00 ※専用駐車場5台分あり ※データ情報更新(2012.04.27)

 アクセス:JR常磐線土浦駅西口下車。ロータリー左手から伸びる県道24号を直進。桜4丁目公民館前
       の右路地を入った左側、徒歩およそ15分。

 






年が明けて本来なら何処にも無いはずの夏の彩りが、何かの裏側にでも隠れているような、そんなやや気温が高い日々が続いている今日この頃。

それでもいつもより早く起床して出掛ける日は、やはり冷え込んでいた雇用保険の関係で地元の職安へ朝早く訪問した午前中であった。

さてそんな今日は久々こちらの公式サイトを開くと、新年限定メニューのラーメンが始まっているよう。その名も「はぐれ味噌メタルらぁめん」と言うらしく、味噌ラーメンにデミグラスソースや数種類のチーズも入っているそう。

しかも麺の上に乗る具材は、店主の気まぐれでコロコロ変わるらしい。超レアなものが稀に乗るそうで、限定のネーミングはどうやら、ドラゴンクエストのはぐれメタルから来ている感じであった。ちなみに店主の出現率も低いらしい。(笑)

そんなわけで気になる所となり、職安で幾つかの所用も済ませた後で、またこちらへ出掛ける事にした。松戸駅の階段を降りると、ホームには丁度水戸行きの電車が特急の通過待ちで停車しておりタイミングも良かった。

およそ50分弱ほどで土浦に到着。以前来た時は閉店した土浦の駅ビルだったが、昨年7月からペルチ土浦としてオープンしていた。

それはそれで実にいい事だが、新年の賑やかしのセールをやっていて、その名前を見ると「ズババ!バーゲン」と言うネーミングで展開しており、最近はご無沙汰しているが、以前こちらで使っていた表現の一つで、思わず懐かしい限りであった。

そして店頭へ到着すると開店15分前と言う時間で、平日もあってか三番目をゲットできた。それでも開店時間になると、後ろには十人強の方が並んで、さすが超人気店のこちらであった。

入店前に新年限定味噌に、こぶたの半ごはんも一緒にオーダー。暖簾が入り口に掛けられて、店内に列が吸い込まれて行った。出現率が低いとあった店主だが、本日はおられて思わず新年のご挨拶。

新年限定味噌に釣られて来た事を告げると、その日によって違うマニアックな食材の出現率は、今日はそこそこのものだそうで、凄い時は凄い食材が出るのだろう。程なく到着。

おお、何れにしてもこれまたなかなかな、ビジュアルの味噌ラーメンがやって来た。具材も普段は見ない感じの肉があった。それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいや美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

牛スジとアキレス腱の肉を崩れるまでしっかりと煮込んだベースのスープに、大量の赤ワインを加えた自家製デミグラスだそうで、味噌味にそれがしっかりと感じられたスープで、チーズは比較的抑え気味となっていた。

八郷軍鶏と水郷地鶏のガラを利用しているそうで、テンメンジャンに紅一点や八丁味噌など数種類の味噌から作った味噌ダレには果汁が隠し味で使われているらしい。

1日10食の限定濃厚洋風味噌とは、さすがこちららしい斬新なアイデア満載のもので、麺量170gの中太ストレート麺も実に良かった。

通常のチャーシューとは違っていた肉は、鴨だとは判ったがアイガモのパストラミだそうで、これが実に柔らかく美味しいものであった。

今回の限定ラーメンは、クルマもアソビもイバラギブランドらしい、茨城県中古車情報誌月刊オートガイドとタイアップによる限定オリジナルだそうで、こちらを含む天天やドラゴンなど県内人気8店で提供しているらしい。

ふと隣りの方を見ていると、ラーメンに入っていた味玉を、私もオーダーしているこぶたの半ごはんの上に乗せ換えていた。

おや?と思い見ていると、その後で箸を使って味玉を半分に割ると、中から半熟の黄身がトロ〜リと出て炙られたコマ切れ肉に掛かり、それはそれは美味しそうだった。

思わず真似して食したが、これがとっても実に美味しく、これだから常連さんの一挙一動は気になる所であった。などとやっているうちに、気がつけば完食。今日もまた美味し限定洋風味噌と半熟味玉で楽しんだこぶたの半ごはんであった。

(左フォト) 新年限定・はぐれ味噌メタルらぁめん/拡大画像/こぶたの半ごはん (2010.01.08)
  






見上げれば雲一つ見当たらない、青空が広がる関東地方の、正月三が日が既に過ぎ去った日曜日。

振り返れば、常総台地の風景が遠くまで続く車窓の、常磐線勝田行き電車だった。グループ客がいないのか静寂が保たれる車内。ケータイに内蔵しているミュージックプレイヤー機能で、ステレオイヤホンから過ぎ去った時代の、日本のポピュラーソングが流れる。

また、こちらへ出掛ける事にした、そんな今日だった。店頭に到着したのは、午前11時半にお店が営業を開始して、一巡目のシャッター組が店内へ吸い込まれ、ひと段落して落ち着いた頃だった。六人の後ろに着く。

昨日公式ブログを見て気が付いていたが、店頭でも紹介されていて、限定でデミグラスソース仕立ての味噌らぁめんと言うのが始まっていた。こがしチーズトッピングを、百円で用意しているらしい。

また霞ケ浦の土浦に比較的程近い場所にある、霞ケ浦総合公園内のレストハウス水郷※では、こちらの店主プロデュースによる料理の提供も開始しているそう。

待ち列の人が少なくても、一巡目が入ったばかりと言うのは、かなり待つもので当然と言えば当然。結局中に入れたのは、それから二十分以上はゆうに過ぎていた。奥の薄暗いカウンター席の、一番手前に案内を受け着席する。さあオーダーである。

限定の味噌らーめんや、辛つけに支那そばも候補にあがりつつ、待ち時間に悩みに悩んで決めたのは、特製醤油らぁめん850円に、霜ふりハーブ肉を利用するこぶたの半ごはん250円で、それを来たお姉さんにお願いした。

厨房には今日も、店主がおられなかった。冷水を汲んで、しばし待つ。ふと営業時間の案内を見ると、定休日は火曜日のみだけになって、夜は9時までとなっていた。程なく到着。

おお、やや暗い店内ながらも、出汁の香りが膨よかに香って来て、今日もまた美味しそうなビジュアルのラーメン。

それではと口にして行けば、これがもう美味い美味い美味い美味い。魚醤のしょっつるをベースにして、焼きあごの出汁だそうで、魚粉では出ない魚介の趣が、これまた存分に味わえるもの。

半熟味玉も良いが、やはりチャーシューが完全無欠に美味しい。麺は中細ストレートのコシが豊かな麺で、なかなかシブい雰囲気のある麺だった。

手頃な量が良いこぶたの半ごはんも、ラーメンのチャーシューにも使われていた、よく炙ってある感じの霜ふりハーブ肉で、得も言われぬ旨さが口内を襲った。

精算時に、おられない店主の体調を気遣った言葉を投げると、何と霞ケ浦湖畔のレストハウス水郷の調理場に立っているとの事だった。


(左フォト) 特製醤油らぁめん/こぶたの半ごはん (2009.01.04)







真夏のプロローグかの様な、湿気が高く気温が上昇して止まない、薄い雲が掛かる陽射しの強い土曜日。車窓から見える深い緑の森、遠くに見える中底層マンション。

そして藤代手前左手で見える、日清食品関東工場の巨大カップヌードル。どれもが、夏色に染まる正午近くだった。

そんな訳で、また足がこちらに向き、灼熱の太陽が降り注ぐ中、JR土浦駅からこちらへ向かう。それにしても土曜日でも人通りの少ない駅周辺。

店頭に到着すると三人の外列で、逆に少なすぎて心配な程。しばし待って入店。

奥のカウンター席に、案内を受けて着席。相変わらず盛況な店内。厨房前を通ると、いつもおられる店主が不在で、変わりに若い方が厨房に三人程。

最近そう言えば公式ブログで、当店スタッフと言う言葉が頻繁に出ていたが、なるほどと言う所だった。

メニューは初めから、つけもり系の予定で、並んでいる時に外のインフォメーションに、辛つけを見つけそれにしようかと思ったが、よく見ると超激辛ハバネロバージョンだそう。

そこには「食後の体調はお客様の自己管理にてお願い致します」と注意書きが添えられており、ハンパが嫌いな店主らしい。

そしてもう一つのつけもりメニューに、えびつけ850円があったのでそれをお願いした。

ちなみにそのインフォには、麺の温度は当日の気温に応じて最適な状態で仕上げるとあり、熱いつけ汁と冷たい麺のバランスにも気を使われている素晴らしさを感じた。

なお麺量は普通盛り300gで、その上は大盛が600g150円増しと言う所からも、店主のハンパ嫌いがよく判る。折りからの気温の所為か、やや待ってから到着。

おお、もう見ただけで判る出来の良さ。店主は居なくて残念で、到着するまで心配だったが、そこは充分な許容範囲内。それではと行かせて貰えば、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

チャーシューの脂も相変わらず素敵で、海老の香ばしい味わいがたまらないもの。後半カウンターにあった一味唐辛子で、風景を変えて楽しんだ。

麺が気が付けば無くなり、スープ割りをお願いすると、小茶碗にスープが来て、そこにつけ汁を少しだけ入れ楽しめば、天使のささやきが聞こえて来そうな程に良かった。

いや、ズバッ!!と、旨かった。


(左フォト) えびつけ普通盛(汁・麺) (2008.07.05)





やや北寄りからの風が、気温を下げさせた、上空は雲一つ無い澄み渡る青空の、弥生の三月もすぐソコの水曜日。

昨年12月初旬の月曜日に(こういう事は不思議と忘れない)、一度フラれたこちらだが、本日仕切り直しとして出掛ける事にした。

柏駅から常磐線特別快速に乗り込むと、途中の利根川鉄橋付近辺りでは、先日の強風を懸念してか低速運転となったものの、その遅れを取り戻すかの様に、加速して常総路をひた走る勝田行き新鋭タイプの電車。

途中駅で停車する度に、一時的に緩やかな北風が車内の温度を下げる。時計の針が正午を過ぎた頃、電車は土浦駅の下りプラットホームへ、滑り込むように到着した。店頭に到着すると7名の外列の後ろに着き、しばし待った後に入店して、奥のカウンタ席に案内を受けて着席。

新進の創作メニューも気になったが、ここは予定通り限定の「魚醤らぁめん5X」を選び、ブログを見て知っていた新サイドメニューの、霜降りハーブ豚を炙っているらしい「ぶたごはん」も一緒にオーダー。

限定らーめんは、秋田・石川・福井・広島・福岡の各地の地魚醤をブレンドしたらしいカエシのスープに、 大きくカットした霜降りハーブ豚の炙りチャーシューや、穂先メンマが入っているらしい。

魚醤と言うとこちらでは、以前から秋田のしょっつるを用いており、使い慣れた食材だけに安心して選べる限定もの。程なく到着。

いやいや、穂先メンマがたっぷりと泳ぎ、チャーシューがしっかりと炙られ肉汁が浮き上がって、いつにも増して美味そう。

それでは始動と言う事で(おいおい)、食して行けばこれがもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い、いやもう美味い。

やはりむしろ魚醤をブレンドしているだけに、いつもより相殺された感のあるマイルド感があり、店主の普段の土俵の中ゆえに、その持ち味を充分に生かしたスープ。

現代となっては加水低めと言える中細ストレート麺が、そのスープを適度に持ち上げてくれた。そしてこのらーめんの最大のイベントが待っていた。

大降りに角切りされ、焦げが適度にある炙りチャーシューに食らいつく事で、邪魔でも入ろうものなら、思わずガルルルーとなりそう(誰も取らんがな・・・)。やはり旨いチャーシューが無ければ、ラーメンとは言えない位に重要な具材と言える。

そして、おもむろにぶたごはんにも手をつければ、細かくサイの目にカットされ、甘辛の味付けにバターを絡ませていて、これが又うんまい。気が付けば完食。 いや、ズバン!と旨かった。

(左フォト) 限定・魚醤らぁめん5X/霜降りハーブのぶたごはん (2008.02.27)

     
店名にも味が在る土浦駅早歩き8分のお店。 2004.02 限定・えび風味しょうゆらぁめん 2004.02 小櫻麺 2004.11 秋冬限定・鶏豚魚だし醤油
  
2005.12 えび・焦がし醤油W掛け(裏)汁 2005.12 えび・焦がし醤油W掛け(裏)麺 2007.10 創作・帰ってきたしお3号 店内をリニューアルして、色々なグッズが。
  
ここ最近、2〜3日に一杯はラーメンを食していて、以前よりはある程度元気も出て来た。そんな折り、久々こちらの一杯を堪能したくなり、常磐線電車に乗り土浦駅へ到着。昭和62年までは筑波鉄道の始発駅で、その遥か昔の昭和13年までは、常南電気鉄道と言う電車が阿見まで延伸していて、ツェッペリン飛行船が来日した時は臨時の電車が増発されたらしい。その頃の土浦は、今よりも活況だったのだろうか。

市内を散策しつつ、店頭へ午後一時頃に到着。五人程が並んでいた。しばし待って入店。また店主と御挨拶。メニューから、ウルトラマンのようなネーミングの、「帰ってきたしお3号」750円をお願いする。何度か選ぼうとしたが、その度に限定メニューに絆され、今回初めての「しお3号」。「帰ってきた」と言う事は一度メニューから消えたよう。やはり献血車のようなネーミング(おいおい)。イッツエフエムは統合により、レディオつくばになったらしい。程なく到着。

おお、やつぱり、旨い旨い旨い旨い旨い旨い。肉は肉らしく、スープは何とも塩気の中にある甘味が絶妙で、麺はしっとりしつつも喉越し豊かでいい感じ。気がつけば、多いスープも全て飲み干して完食。いや、旨かった。今後も、ごくたまに、更新したい(おいおい)。

(2007.10.31)
  
厨房拡張リニューアルオープン特別編はこちら。  (2007.03.05)
  
限定とりのつけそば大盛1050円特別編はこちら。 (2006.12.20)
  
今日も良い天候ながら、極月の肌寒い一日が始まっていた。見上げる青空は、どこまでも透き通っている様。それにしても今年は寒い冬と言える。たまには遠出するかと、こちらへ行く事にした。ついに、「いちご白書」と、語呂が似ているタイトルのブログまで始めた様。ところで埼玉県や神奈川県にも、良いお店はもちろん沢山ある訳だが、自分の今までの行動範囲で、やはりしばらくは続けて行きたいと思う今日この頃。ある意味、気ままだったりするが、である。

そんな訳で松戸駅まで出て、土浦へ出発した。土浦駅を出ると、いつもの様にまばらな人の閑散とした街角に、乗用車だけが行き来する駅前界隈。そして店頭に着くと丁度十人の列が待っていた。相変わらず、おそるべし。五台止められる専用駐車場が目の前にあり、常に空く事が無く出入りが続き、後続の方が後ろに並ばれて行く。しばらく待って入店して、店主とご挨拶。

今日はこちらの「塩3号A」と言う名の、まるで献血車の名前の様な塩ラーメンにしようかと思って来たが、つけもりメニューのところに、「えびつけ」の文字を見つけ、それで行こうと麺510gと表記されている大盛りでお願いする。お店のお姉さんが「だ、大丈夫ですか?」と来たので、問題無い旨お話しする。すると店主が「大盛は、べんてん並みの麺1kgですよ」との事。そ、それは、だ、大丈夫では無い、だった。今日辺りは特別なのか定かではないが、普通盛りが麺500g程度との事で、それでお願いするのだった。さすが小櫻、おそるべし。で、店主が「裏メニューで焦がし醤油やってますけど、エビとダブル掛けにします?」との事でもちろんお願いしちゃう。程なく到着。

おおっ、これを普通盛りと呼んでいいの?と言う麺の量と、風情の良いつけ汁だった。一口すれば、もうメロメロ状態に陥る。海老がズバンと来て、焦がし感ある醤油の深みが良いつけ汁。しっとり来る麺の艶やかさがたまらない。やめられない、とまらない、だった。気が付けば完食。スープ割りをお願いすると、茶碗でそれが来て、これだけだと、どんな感じ?と口にする。し、舌がヤケド一歩手前になる程に熱いのだった。慌てて冷水を口にする。つけ汁に入れ、やはりスープ割りに至るまで良かった。いや、旨かった。やつぱりおそるべし、だった。

(2005.12.30)
  
小櫻・どらすて出張店訪問IT'S FMパネリスト編はこちら。 (2005.08.27)
  
夏と言う名の本の一ページ目が、微風でめくられたかの様な午前中。某ケータイサイトで、また土浦の超が付く人気店の、こちらが気になる所となり、行く事にした。何かと結果待ちの今日この頃で、自宅でTVを見ていても、落ち着かないのもあったりする。そんな爽やかな日に、店主が爽やかかどうかは別にして、常磐線快速で正午少し前に到着。店頭に着くと、7人並んでいてその後ろへ並び立つ。やはり陽射しが強く盛夏の様。順番になって店内へ入り、丁度店主の前のカウンタ席へ案内を受ける。件のケータイサイトの限定と言う事で、ケータイ画面を開き見せ、「この小櫻オールスターズ(800円)で」と言ってお願いする。

するとつけめんの旨そうなフォトがあり、思わず 「つけもり普通盛(340g・700円)も、その後でお願いします」とつい告げてしまう。悲しいサガ、である。よく見るとその「つけもり」は、計測不能とある「アトミック盛り・1200円」があり、誰もが釘付けされる爆盛り。15分以内に食べると100円になるそうで、店主の息子さんが食べ切ったらしい。お、おそるべし、である。7月5日午後7時テレ東で、その模様が放映されるらしい。程なく到着。

オールスターズと言っても奇をてらわずに、何とも旨い醤油ラーメンで、スープに限らず、麺・チャーシュー・極太メンマに至るまで大変良かった。私が筑波軒に行った事を知っていて、「俺も面白いけどォ、あの店主もォ、面白いオヤジだったでしょォ」と場が盛り上がったのだった。その近くに「たまや」と言う良いお店がある事を教えてくれた。ただ、入り口が判らなくなるらしい。次につけもりが来て、酸味と油の使い方が絶妙で、短冊切りチャーシューが肉肉してこちらもやつぱり大変良かった。魅力ある麺に、ダシスープがしっかりしているから、どれを食べても旨い。気がつけば、その量にくらっとしつつ、スープ以外を完食。いや、くるくる旨かった。

(2005.06.20)
  
いつも休みの日は、どこに行くかなんて前日あたりから考えて出掛ける訳だが、夜のメールチェックの後で、がらりと訪問店が変わる場合がある。今日もそうだった。実は以前、こちらをお奨め頂いた方は龍ヶ崎ミニFM局の方で、先日アンケートのご依頼があり、お応えしたところ番組で一部を放送したとの事で、ネットでも聴けるらしいがどうも聴けない。するとこちらの店主に収録を焼いたCDを預けたご連絡を頂き、またこちらのラーメンを食べたいもあって出掛ける事にしたのであったのだった。祭日でも水曜が休日でお休み。東松戸駅に出て、柏駅から土浦行きに乗車。来た電車は四人掛けシートの、ガラガラ車内で足を放り投げる。途中、日清食品のカップヌードル工場があり、巨大なカップヌードルから湯気に見立てた白煙がたなびていた。荒川沖を出れば、次は土浦。

店先に着くと丁度開店時間で、十人以上の長い列がお店に吸い込まれて行くさなかだった。後ろに並ぶと店内の席が埋まり、列が止まりしばらく待つ。こういう時って、例え前が数人でもかなり待つ身となるのだった。秋とは思えない季節感で、陽射しが厳しいもうすぐ正午。やっと入店。引き入れて下さった店主にご挨拶する。「あ、ゼータガンダムさんですね?」・・・・・・今さら、アムロ行きます〜、でも無かった(それは初代)。CDが数枚入った紙袋を頂く。店頭にインフォがあった、秋冬限定のとりぶたさかなだし醤油らぁめん800円をお願いする。何とチャーシューは豚ばら鶏ももが合体しているらしい。合体。店主もきっと、好きに違いない(おいおい)。スープは焼きあごに羅臼昆布でがんがん攻めているらしい。程なく到着。

たすかにその通りで、前回と同じ感動物の麺も良く、刻みネギの表現が豊かで、シナチクもかなりこだわっていたのだった。チャーシューは、外側に食いちぎるのが楽しい豚ばらに、内側にぷよぷよした鶏ももが入り、大変美味しゅうございました、だった。気がつけば、スープも飲み干し、完食。いや、旨かった。

(2004.11.03)
  
二月も既に中旬。春が待ち遠しい、金曜日の休日である。頬にあたる風も、また和らいで来た様に感じる。松戸駅1番線ホーム、そこは自分にとって北の入り口であった。そんな場所から、今日は土浦へと出掛ける。茨城県と言うと、ガマの油売りの筑波山、梅の小枝が美しい偕楽園、地磁気の影響が少ない筑波学園都市。若い頃はローカル私鉄の旅で何度と無く訪れている。乗る事が出来なかったが、その昔水戸駅周辺に路面電車が走っていた事はあまり知られていない。でも今、ラーメンでは、「ともりん」とおっしゃる方がおられ、その存在感はラーメンフリークにとって大きい。

快速電車、取手行きが先に来たのでこれに乗車。利根川の長い鉄橋を渡ると茨城県に入り、すぐ取手駅に到着する。そこで次に来た電車に乗換え、土浦へと向かう。車内はもうガラガラ。常総の大地が左右に広がっている。近くでラジオを鳴らしている方がおられ、丁度ガラス窓から射す柔らかな陽の光りがぴったりな、山本達彦の懐かしい歌が流れていた。新しい街と、田舎の風景が交互に入れ替わる車窓が流れて行く。何度か乗った筑波山の麓を走っていた気動車の勇姿も今は見る事が出来ない。当時、その筑波鉄道の始発駅だった土浦駅に到着。乗った電車の終点でもあった。こちらのお店に向かうと、車道では車の往来をよく目にするものの、歩道を歩く人は少なく、一見都会的な風情に寂しさを感じた。ところがこちらに着くと、路地を入った所にあるこちらだけは違っていた。何人もの人が並び、その実力が換気扇から立ち込める香りもあり、ひしひしと伝わって来た。

しばらくするとお店の方が出て来て、先頭に並ぶ方と世間話しをされていた。その間も厨房からは音がしていたので、こちらの従業員さんかなと思っていた。しばらく待って中に入ると、その方はおもむろに厨房へ入って行く。先程までのにこやかな感じが、がらりと変わって料理人の顔に変わり、それは真剣にラーメンを作っておられた。「あの方が店主だったんだぁ」という感じ。冬季限定のえび風味しょうゆらぁめん700円の説明書きに心奪われ、それをオーダーする。エクストラバージンオリーブオイルのエビの香味油らしい。一通りラーメンを作ると、店主はサービス精神が旺盛で、帰る客に、「あ、これ、ともりんのCD、帰って聴いてみてね」とか、私が話し掛けても丁寧に受け応えしてくれ、私にもそのCDをくれた。五年前に開業したそうである。一日にラーメンを10杯近く食べた事があるらしい。それは凄過ぎる。「でもね、ともりんはもっと食べるんですよ」との事だった。歌によると最高16杯で、何度も地雷を踏んでいるらしい。そしてラーメンが程なく到着。

圧倒的なパワーみなぎるラーメンである。煮干しかと思いきや、それは全てエビで、複雑多面の二乗の旨みがどどどどっと押し寄せてやって来る。煮干しを入れるのは嫌いだそうで、魚もこだわった食材しか入れていないらしい。豚ゲンコツ、鶏ガラ、もみじ、牛ゲンコツ、サバ、ムロアジ、スルメ、羅臼昆布などなどが基本のダシスープに入っているらしい。麺は中太ストレートの自家製麺だそうで、むっちりもっちりが、ぱっつんぱっつんとやって来る(自分で書いたが訳の判らん比喩である)。チャーシューは一見大きいだけのバラロールだが、他のどこよりもいいというしか無い旨さがじゅわじゅわ〜とやって来る。もう、スペシャルな大・感・動。これが計算し尽くされているのなら、店主はもう神様である。これはすごいと、普通盛りでかなりな量だったが、チャーシューの煮汁が入っている小櫻麺600円をお願いする。回りが一瞬、シ〜ンとなるのが最近快感になりつつある。二杯目記念なのか、「これともりんのFM番組の収録のやつ、持ってって」とまたCDを頂く。ラーメンと同じで、やっぱり気前が良い。程なく二杯目到着。

チャーシューの煮汁だけあって、チャーシューが主役の、やっぱり旨いラーメンだったが、一杯目がインパクト有り過ぎだったので、やや大人しく感じてしまったが、やっぱり麺がもう感動ものである。さすがに二杯目で同じく量があり、スープは旨かったが残してしまった。清算すれば1300円で涙チョチョ切れである。実は或る方、竜ケ崎さん(仮名)という方から昨日メールを頂き、このお店の推奨を受け、自分の何かにまたヒットしたので来て見たが、松戸から片道820円を出して来た甲斐があった、ラーメンと店主であった。帰りも土浦始発の電車で車内はガラガラ。西日射す車窓を眺めながら帰途に着いた。それにしても旨苦しい。余談だが常磐線新型普通電車って、駅を出る度にチャルメラが鳴っていると思うのは私だけ?きっと、夜鳴きソバのおやじの、怨念がおんねん。そして自宅に戻り、二枚のCDをプレーヤーで聴こうとしたら、らーめん日記の歌は良かったが、FM番組収録の方はエラーで聴けなかったのであった。残念。

(2004.02.13)


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