創新麦庵 生粋 千葉・本八幡
※2016年6月閉店





生い茂った大木から落ち葉がはらはらと舞い始め、落ちた葉っぱの数だけ秋の色が深まってゆく、そんな九月も後半となって来た木曜日の朝だった。

本日は通勤乗車駅の本八幡界隈で営業する事にして、ランチタイムはこちらへ入店する事にした。

生粋さんと言えば「創新麺庵」を冠にして、ラーメンを池袋の本店と浦安の支店で提供しているが、今まで本八幡店はラーメンを提供する事なく、2年前までは「創新麦庵」としてウドンをウリにしていたが、その後は現在の「和菜一献」に冠を変えてモダンな和風スタイルの居酒屋として営業していた。

ところが今年の六月から、何とランチタイムの時間だけ、らーめん類の提供を始め出した。当初は時限的な特別営業で直ぐに普段の夜営業のみに戻るかと思っていた。

しかし、どうやら通年的に夜はそのまま居酒屋営業を行いつつ、昼のみラーメンを提供するいわゆる二毛作営業スタイルに定着したような本八幡店であった。そんなわけで、そろそろ色々と落ち着いた頃だろうと、本日出掛ける事にした。

店頭に到着すると、定着した割には暖簾が生粋さんらしくなく、やはり一定期間様子を見ているのだろうか?などと思いつつも入店しようと、入り口の引き戸を開ける。

するとこれが背の低い入り口で、首元あたりに何と鴨居があった。そんなだったから、軽く身を屈めて中へ入って行く。そして姿勢を元に戻して見渡すと、まるで大人の隠れ家のような、情緒のある店内が広がっていた。

まるで割烹料理店のような風情に、バーカウンターでダンディに料理を楽しみながら、自分の好きな銘柄の日本酒を嗜むのに、打ってつけな雰囲気を醸し出していた。

そんなおよそラーメン店のカウンターとは雰囲気が違う席の中程に腰掛け、オーダーは別にインフォされていた、秋刀魚(さんま)鶏白湯濃厚つけ麺をお願いした。

すると中盛麺量200gと大盛麺量300gどちらでも価格は同じだそうで、そこは当然大盛りにさせて貰った。お聞きするとこの秋刀魚鶏白湯は、浦安では提供していないそうで、池袋の本店とこちらの本八幡店だけだそう。

魚介濃厚鶏白湯と言えば、先日もラーメン劇場で楽しませて貰ったばかりだが、濃厚豚骨では引き出せなかった魚ごとの持ち味が表現出来そうで、今後更なるバリエーションの多様化を期待して良さそう。

なおこちらでは他にもラーメンメニューとして、正油そばや塩そば等もあり、そこはお好みでと言う所だった。程なく到着。

おお、つけ汁からその秋刀魚の香りが立ち上り、何とも食欲をそそらせた。それではと太平縮れの麺を汁に浸して行かせて貰えば、それはもう美味い美味い美味い美味い美味い美味い。

サンマの出汁と言えば麺屋武蔵さんだが、そのサンマを焼き魚にしてこれ程までに「サンマ!」と言えるようにしたのは、やはり生粋さん以外には考えられないだろう。と言っても淡くはあるがクドくない程度で、丁度いい感覚で楽しめた。

プリプリした太平縮れの麺は国産小麦が優雅に主張しており、まったりと汁に寄り添って来るサンマ感は、何れにしてもまるで七輪の上でウチワをバタつかせながら、焼かれるサンマが目に浮かんで来そうな程に、リアルな味わいが感じられるものだった。

麺を器から持ち上げると、水菜に加えてカラフルな細く裁断されたパプリカが付いて来て、ビジュアルで楽しませつつも瑞々しい野菜の甘みで舌も楽しませてくれた。

スープ割りに至るまで変わらない感動で、まさしく生粋な感動をもたらしてくれた。気が付けば完食。
いや、なかなかの旨いつけめんが楽しめた生粋さんだった。

(左フォト) 秋刀魚鶏白湯濃厚つけ麺(麺・汁)/店頭外観 (2009.09.17)


 創新麦庵 生粋 (きっすい) 本八幡店

 住所:千葉県市川市南八幡4-4-22グリーンターフ1階   定休日:無休

 営業時間:(らーめん類提供)11:30〜14:00のみ

 アクセス:JR総武線本八幡駅南口下車。ロータリーから延伸する道を進み、程ないマクドナルド
       がある十字路を右折してしばらく進み、突き当り少し前の左側にあるお店。



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