中華そば きりん 千葉・松戸 ※閉店





足早に過ぎてゆく雲が、夏らしい風景を変幻自在に変えて、晴れたかと思えば、すぐ雨がアスファルトを濡らした。

遠くに青空が見えつつも、一度止んだ雨がまた降り出していた、そんな7月前半の水曜日だった。

そんな日の、落ち着かない天気はそのままの夕暮れ時、またJR松戸駅改札口を降り立った。足早に家路を急ぐ通勤客を避けつつ、東口側に出て、こちらの店頭に到着した。

実は、しばらく前に路線バスの車窓から、うおてんラーメンさんが閉店してしまった様で、その場所に別のラーメン店が営業しているのを見つけていた。

そう、それが今回紹介する、松戸駅界隈にあるこちらのお店であった。

午後6時頃の店内を覗くと先客はゼロで、中の席並びなど殆ど前店のままであった。まるで店名看板を、すげ替えただけの感じにも見えた。そんな事を思いつつも入店。

券売機で一番左上にあったボタンの、680円する豚骨正油ラーメンを選び、サイドメニューも選ぶかとボタンを眺めると、250円のサケめしと言うのを見つけ、思わずそれにタッチした。

券をお店の方に手渡しつつ、中程のカウンター席に腰を降ろす。厨房におられた男性を見ると、以前ここにおられた方ではなかったが、話しかけて見ると、やはり魚店を経営する同じ会社が営むラーメン店だそう。

後でネットで調べて見ると、松戸市秋山にある「魚重」と言う鮮魚店の様だった。外食店をもう一店舗営業しているそうで、そこは中華店だそう。

今回くたびれて来た外装内装をリニューアルする際、ウリの魚介スープを豚骨ベースに切り替え、それを機に思い切って店名も新たにして人事異動までして臨んだらしい。程なく到着。

おお、うおてん時代には見なかった、なるほど白濁豚骨スープのラーメンがやって来た。いや、見た目も良く、これは美味そうだ。

それではと口にして行けば、これはもう、いやいやいや、美味い美味い美味い美味い。

魚を知り尽くした会社の魚介風味だけに、その口当たりはマイルドな豚骨スープともよくマッチして美味しく、小手先ではないコクの深みがさすが。

鶏ガラに利尻こんぶ、厳選鰹節に3種類の煮干しをふんだんに利用して、8時間煮詰めている出汁スープだそうで、別におられるこの味を整えた店長さんは、あの東天紅におられた方だそう。

また、麺は三河屋製麺さんだそうで、やや丸みのある形状の太平ストレートは、こちらだけのオリジナルだそう。

そして国産の小麦粉を利用しているらしく、コシも程良く茹で加減もいい感じで、これまたとても良い麺であった。

サイドメニューのサケめしも、魚屋と言う事もあり、ただのしょっぱいシャケと違い、ふっくらとした鮭の身があらかじめほぐして多めに入り、白米ともども大変に美味しいものであった。

店名の由来もこの際だからと確認して見ると、社長が決められたらしいが、そこら辺はあまり定かでは無かったのであった。

もう、気が付けば完食である。五月にリニューアルしたよう。いやいや、これは良かった美味かった。

(左フォト) 豚骨正油ラーメン/サケめし/店舗外観 (2009.07.08)


 中華そば きりん

 住所:千葉県松戸市松戸1240-3エクセル松戸103  定休日:月曜日

 営業時間:11:00〜14:00※金〜日曜〜15:00/17:00〜22:00※金〜土曜〜23:00※日曜〜21:30

 アクセス:JR常磐線松戸駅東口下車。正面階段を降りて直進し、突き当たりの道を右折して
       程なく行った右に入る路地角の手前。



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