麺匠 喜楽々 埼玉・東川口





随分と早い梅雨明けとなった翌日の今日は、朝からミラージュさえ見てしまいそうな程の勢いで、陽射しが盛夏を演出していた、七月半ばに週半ばの水曜日だった。

そんな今日は、さいたまスーパーアリーナで食品業界関係のイベントがあり、朝からそこへ赴き自社商品拡売活動に勤しんだ一日だった。

昼はスープカレー心で食事を済ませ、夕方にはイベント初日が無事終わり解散となった。さてまた夜ラで行こうと計画して、ここまで来たならば言う訳で、予定通りこちらへ向かう私であった。

JR武蔵野線東川口駅のそばにあるラーメン店で、2年前の9月までは「麺匠むさし坊」と名乗っていた、食材に対してこだわり高い、埼玉を代表する一店舗とされる有名人気店のこちらだ。

その駅で下車すると、本日は埼玉スタジアム2002において、浦和レッズ(浦和レッドダイヤモンズ)の清水エスパルス戦があるようだった。

スタジアムの最寄駅が埼玉高速鉄道線浦和美園駅である事から、同駅が乗り換え駅により、やたら混雑していた夕暮れ時の改札口であった。

それでも何とか改札口を出れば、暮れなずむ駅に夕陽が射し込んでいる周辺だった。

そして線路沿いを歩いて行けば、白いビルの1階に葦で編まれた大きな簾が半分を塞いでいたこちらがあり、入り口には「かき氷始めました」の大きな案内が、異彩を放っていたラーメン店だった。

「喜楽々」と書いて「きらら」と読ませるこちらだが、店名の看板を見上げて思った事は、渋谷の名店の名が中に入っていた事だった。夏季限定でこだわり高い、かき氷も提供しているこちらの様で、それもかなりの人気であるらしい。

券売機で券を買い、それぞれが夏季限定となる、冒頭はレッズと読ませるであろう「赤's津軽(冷)」と、リンゴシロップかき氷の「氷津軽」を選んだ。

厨房には、以前の店名が記載された麺箱があり、店内に入るとそこは全てが、「麺匠むさし坊」でもある様だった。程なく到着。

おお、赤いラー油が浮かぶ冷やしラーメンで、それは何ともいい風情とオーラがあるものだった。これはウマそうだ。入店する前はずいぶんと動き回って、周辺の暑さに汗が止まらない中で席についたので、思わず冷やしラーメンにした。

さてそれではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや、もう美味い美味い美味い美味い、これは美味い冷やしラーメンだ。

辛さは比較的ある方で、後半その所為で更なる汗が吹き出したが、むしろ気分は青空を仰ぐかの様に、爽快な気分となった辛味感だった。

冷やしラーメンながら充分な程に、こだわりある美味みが感じられ、煮干し感もすっきりした中で、二役も三役もしてそれがまた良かった。

ヤワめにして貰った中細ストレートの麺自体も、コシ良く喉越し良くいい小麦粉感であった。

チャーシューも冷やし系に対してどうかと思ったが、絶妙な温度管理と肉質の良さに、そんなトータル感で感動が味わえたものだった。

またラーメン店で初めて食べたかき氷も、いい刃で削っている事が口に入れた瞬間に訪れる、至福のひとときで全てを物語らせるものがあった。

リンゴシロップも砂糖水も、淡雪の感動をシフトアップさせる程に良かった。気が付けば完食である。いやいやいや、もうもうもう、うまうまエクスタシーだった(外来語使わない)。

(左フォト) 夏季限定冷やしラーメン「赤's津軽(冷)」/氷津軽(かき氷)/店舗外観 (2009.07.15)


 麺匠 喜楽々 (めんしょう きらら)

 住所:埼玉県川口市戸塚2-24-4  定休日:第3火曜日  営業時間:11:30〜翌1:00

 アクセス:JR武蔵野線東川口駅下車。改札を抜けたら右手の南口側に出て前方の横断歩道を渡り
       線路沿いの道を新松戸方面に60mほど進んだ右側にあり。徒歩1分程度。



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