ラーメン きら星 東京・武蔵境





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既に真夏と言える陽射しが今日も変わらずに注いで、青い空は上空に雲一つ無いものの、地平線近くのビルの向こうには雲が見えていた7月半ばの金曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また蒸した夏の夜だった。

まだ寒い時期の大震災まもない頃チャリティーラーメンで訪問して以来、ご無沙汰だったこちらと言う気分になって会社帰りに武蔵境駅でまた途中下車。

中野の駅のそばに2号店がありそちらにも以前訪れているが、それでもやはり自然とこちらにも行きたくなるもので、それは当然と言えば当然な事なのだろうと思う。

そんなわけで南口駅前に降り立ち、その右寄りに新しい公園らしき広場が出来ていたのを眺めつつ、そこから歩いて店頭へやって来た。入店するとほぼ満員の店内が広がっていた。

入口の券売機で特にこれとは決めていなかったが、特製濃厚つけめんを選ぶ事にした。

また以前のように券売機に大盛無料のインフォを見つけて、チケットをお店の方に手渡しながら大盛でお願いした私だった。

内容量も変わっておらず並盛り225gに対して大盛300gのサービス。やはり大盛増し無料サービスの風潮はここでも定着しており、それは揺るぎないものと言えた。

促された席は入口辺りの券売機の前の場所で、まるで券売機とお見合いが出来そうな位置だった。そんな場所だけに券売機のボタンがよく見えた。

現在のこちらの限定は「あぶらそば焼いちゃいました」と言うネーミングのもの。トロットロらしいその焼きチーズのせバージョンと言うのも用意されているよう。

程なく到着。それではと行かせて貰えば、やはりそこは本店にしかないバランス感と奥行き感を感じずにはいられないうまいもの。

これでもかと思うほどの濃厚豚骨に鶏と魚介を合わせたWスープのつけ汁。それに自家製の極太麺がまた実にタマらなく良かった。キャベツが塩漬け風になっていて、またその風合いがいい感じだった。

時にラーメンやつけめんは麺だスープだと言う論争があるが、いい麺やいいスープが出来てもそれを茹でて盛って、ズンドウからスープをすくって茶碗に注がれるまでが違えば全く別物になってしまう。

そんな基本が実に大切なのだと言う事がよく理解できた、とても美味しいこちらのつけめんであった 。スープ割りも勿論素晴らしく、気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく良かった。

(左フォト) 特製濃厚つけめん大盛(麺・汁) (2011.07.15)


 ラーメン きら星 (キラボシ)   ※下記データ(2011.7.15)情報更新

 住所:東京都武蔵野市境南3-11-13  TEL0422-30-0233  定休日:木曜日

 営業時間:11:30〜15:00/17:30〜21:00(LO) ※スープ切れ終了

 アクセス:JR中央線武蔵境駅南口下車。ロータリー奥先の道路を右に進み歩いた左側、徒歩約4分。


北風が首都圏を駆けて梅の小花を凍えさせ、完成すればその高さは634mを誇るスカイツリーが平然とそびえて希望の塔ともなっていた、計画停電が続く3月半ばの木曜日。

そんな今日は午後6時過ぎから立川駅前周辺の停電が濃厚になって来たと言う情報を受けて、急遽早上がりする事となった夕方だった。

今日はこちらで多摩組の方々が集結してチャリティーのラーメンを提供する予定を某ケータイラーメンサイトで昼過ぎに知った。ラーメン代金のお金を東北地方で困っている人々の為に寄付する目的だそう。

時ならぬいつもより早い退社となってまさかそうなるとは思っていなかったが、そうなのであれば諦めていただけに立ち寄る事にした。

そんなわけでまた武蔵境駅で途中下車して、こちらの店頭へ午後7時少し前頃にやって来た。店頭の電照看板は、昨今の電気節約により消されていた。

20人強の方々が並んでおり普段の外列であれば回避してしまう処だが、多摩組が集結してしかもその目的を知れば大した人数でも無く、むしろその人数に喜んで並ぶと言うものだった。

冷たい北風も普段なら震え上がる処だが、被災者の事を考えればそう思う事も無い。仙台周辺沿岸の街並みの嘘みたいな光景は今もって信じがたい処だ。

40分程経つと先頭となって特製味噌らーめん1000円にチャーシュー味玉が各100円を受けて、用意された大きめの缶にその金額を小銭入れにあった幾ばくかのお金と共に入れた。

まもなく入店を促されて入り口に近いカウンター席に腰を降ろした。材料費に光熱費もあると言うのに全てを寄付されるよう。程なく到着。

味噌だれはいつ樹さん謹製らしく、刻みネギは寒いなか外で頑張っておられた武蔵家のお兄さんが切ったものだそう。

それらをきら星さんらしい濃厚豚骨出汁に背脂を多めに入れたスープで、麺はいつも以上に渾身の力で打った普段と違うシフトの太ちぢれの自家製麺を利用しているのだそう。

それではと行かせて貰えばとんでもない美味しさ。現地に訪れて被災者の方々に無料でラーメンを振る舞う素晴らしい店主の事さえ浮かぶ程に良かった。

とろんと来るチャーシューが絶妙の質感で、味玉も実に良かった。多めのモヤシが背脂味噌のスープを優しくしてくれて、濃厚豚骨の風合いを底上げさせる美味しさにもしてくれた。

それは一糸乱れぬ一体感があるもので、多摩組が持つその結束力の強さが見えて来る美味しさと言えた。気がつけば完食。

大いなる愛を感じる、美味し多摩組特製味噌らーめんだった。

(左フォト) 多摩組特製味噌らーめんチャーシュー味玉増し/外列 (2011.03.17)









昨日は関東に向かっている台風の影響で最も低い10月の気温だったそうで、雨は収まったものの気温以上に寒く感じて、また夜半から雨模様らしいそんな就業の金曜日だった。

中央線沿線で気になって出掛けて、また訪問したいラーメン店を上げるとすれば、直ぐ浮かんで来るのがこちらで、しかし閉店が比較的早いだけに中野に行った方が間違いないのかなと留まっていた。

ともあれ、こちらにも行きたい。そんなわけで時間的に今夜なら大丈夫だろうと、また直ぐ帰りの通勤電車に乗って久しぶりに武蔵境駅のホームに降り立った。

何度も通勤で往復しているここ数週間だが、そう言えば高架になったようで、プラットホームに立って電車を見送って出口を探した時点で初めて実感した私だった。

2003年より始まった三鷹〜立川間工事も既に佳境に入っていて、開かずの踏切りだった小金井街道も立体交差化されており、よく遅れが目立っていた中央快速線だったが、今では以前のような事は無さそうと言えた。

南口を目指すと駅構内はまだ工事真っ只中で、まるで遊園地の大迷路をさ迷うようにして、そちら側のロータリーに結局遠回りしてそこへ出た。

そして更にメインストリートに出てこちら方面へ向かえばこれが驚きで、もうまるでこちらが仕掛けたサプライズのように、街路樹の幹や枝々にイルミネーションが奥まで続いて輝いていた。

それはまるで天の川を眺めるようにしてラーメンきら星へ向かうと言う、これ以上ないシチュエーションで路面チックならぬ浪漫チックな周辺であった。

見上げながら歩いて、そんな天の川が途切れる手前になると、ふと豚骨臭が香って来て、完璧と言うしかなかったプロモーションだった。(笑)

腕時計を目にすると閉店20分前で、店じまいの気配すらなかった店頭であった。以前と変わらない券売機の位置だったが、カウンター席の配置は二年前と結構変わっていて、まさしく光陰矢の如しと言えた。

そんな事を思いながら選んだボタンは、ラーメンのつもりでやって来たが、つい濃厚の文字に釣られて特製濃厚豚骨魚介つけめんを選んだ。

前は確か低いカウンター席だった。盛況な店内の中、奥の方が落ち着けそうだったのでそちらまで進んでから、大盛無料インフォの案内を2秒で見つけてそこは「大盛で」と告げて、チケットを手渡して腰を降ろした。

閉店間近ながら更に入店客が続いて来て、まるで発車間際の満員電車に乗客がなだれ込むように続いてやって来たこちらの午後9時近くで、どうやらその時間がラストオーダーのようだった。

店内に店主がおられなかったので中野の方かお聞きすると、最近はいつもこちらの方に居るが今日は会合か何かでたまたま不在だそう。

私も後続グループ客の我が儘に付き合って、カウンターの席を移動。つけめん麺量のインフォを見れば、最近は並盛りが225gで大盛りが300gらしかった。程なく到着。

つけ汁は、今回濃厚の文字が加わっていたものの、ほぼ2年前と同じ風情。一転して麺の方に視線を移せば、以前の中太麺と明らかに違っていて比較的太い平縮れ麺だった。

また麺の上に盛られた野菜は何かの影響もあってか、キャベツだけでなくモヤシも盛られていたこちらのつけめんであった。カツオ餡もかなり変わったようだった。

それではと行かせて貰えば、なんともインパクトを増大させたこちらの濃厚豚骨魚介つけめんで、モヤシが持つB級性を上手く巻き込んでいた。

そこに平縮れの麺が絡んで「きら星」らしさのある濃厚豚骨だけに、香味野菜が若干少ないかなと言う思いが過るものの、そこは価値ある一杯として成立している処がやはり凄かった美味しさと言えた。

2008年6月より始まった定休日の木曜日だけ営業のセカンドブランド「ぶっきら星」だが、チェンジ郎など様々なメニューを提供して来たものの、きら星満天の影響もあったのか定かではないが今年の5月辺りから休業しているらしい。

スープに至るまで良かった。現在は限定でこってりドロドロ系の味噌ラーメンを提供している模様。気がつけば完食だった。挨拶して外に出ると店頭の照明が消されていて、暖簾がいつの間にか仕舞われていた。いやいや、もうかなり良かった。


(左フォト) 特製濃厚豚骨魚介つけめん大盛(麺・汁)/駅からこちらまでのイルミ (2010.10.29)





そよそよと南風の吹く関東地方は、おおよその桜の開花で、青空とのコントラストがまた一段と眩しい、春の一日が始まっていた、そんな三月弥生の水曜日。晴れ。桜が咲く様になると、新しい季節を実感出来る。

先日とみ田さんとこちらのコラボらーめんイベント麺屋こうじ@柏で行われ訪問したが、思えばまだ一度しか行っておらず、そんな訳でまた本日出掛ける事にした。

中央線快速電車から車窓を眺めれば、開花した桜の木がまたビルの影や寺院の境内に、乱れ咲く姿が見える。JR武蔵境駅で改札を出ると、こちらまでの道程もまた桜の並木みち。

そんな春を満喫しつつ、店頭に到着すると、午前11時36分を時計の針が指していた。ちょうど開店して1クール目の方々が席に落ち着き、らーめんをオーダーした方が目の前に到着する頃で、店頭の4人の待ち客の後ろに着く。

私の後ろに4歳程度のお子さんを連れたお父さんが並ぶと、その後ろには5歳程度のお子さんを連れたお父さんが並んで微笑ましさを感じる。と、思ったのも束の間で賑やかな店頭。

多少だけ待った後に券売機へ立ち、店頭足元のメニューから「きら星風熊本ラーメン」等の気になるのもあったが、「つけめん普通盛り」麺240g750円に、「あぶり焼きチャーシューごはん」280円を選んだ。

ちなみにつけめん大盛は50円プラスで麺は300g。冷水機前の空いた席に腰掛ける。後続のお子さんの前には、小皿とフォークが置かれる。程なく到着。

おお、何と言ういい色の中太麺な事か。そこに色鮮やかなキャベツが盛られ、更にその上にこちら名物のカツオ餡。汁はビジュアルだけで粘度が判るもの。それではと行けばこれがもうあなた、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

カツオ以外にサバと煮干しの魚介とあったが、これはどちらかと言えば、「カツオる」「カツオれば」「カツオろう」「カツオれ」「カツオった」と、カツオ五段活用が出て来る程に、汁は鰹のインパクトが大。

もちろんそれは単調と言う事では無くむしろ逆であり、カツオと言う素材が持つ魅力を、唯一無二として十二分に引き出しているものであり、カツオ好きにはたまらない逸品と言えた。

麺もまた秀逸で中太でありながら、太麺の様にもっちりと来つつもしっとりさもあり、非熟成仕様でありながら熟成感っぽさと艶やかさも潜在する食感の妙がある気がした。

汁にはサイ状のチャーシューが沈んでこれがまた良かった。またサイドメニューのあぶり焼きチャーシューごはんは、ほぐされたチャーシューとスライスされたチャーシューが半々ずつ乗り、これまたハンパでない美味しさ。

スープ割りでは青ネギ等が足されとろけそうな良さだった。最後に畳み掛けなくては終わらない素晴らしさ・・・(おいおい)。気が付けば完食。

それにしてもクセが皆無の濃厚豚骨感。いや、ドバン!と良かった。

(左フォト) つけめん普通盛麺240g(麺・汁) (2008.03.26)

     
星は餡でも知っている♪らーめんのお店。 2008.03 あぶり焼きチャーシューごはん 2008.03 テレビ露出度も多いラーメン店。 2005.03 ラーメン

きら星@武蔵境&とみ田@松戸コラボラーメンイベント「鶏かさね」はこちら (2008.02.20)


こちらの店名を初めて知った時、何ともロマンチックな店名だなぁ、と思ったものである。夜空に輝く星、と言う意味で広く用いられ、信長公も用いている様だが、昼も営業しているらしい(おいおい)。ラーメンフリークで、ラーメン王選手権でも、第3位の実力の持ち主が開店させたお店と言う事で、以前から気になっていて、本日行く事にした。

お茶の水駅で中央線に乗り換え、武蔵境駅で下車して少し歩いた所にあった。正午近くで列も覚悟していたが、それ程混んでもいないが、先客で随分席が埋まっていた。券売機でラーメン650円を選び、カウンタ席手前に着席。若いご夫婦の気の利いたラーメン店と言う風情。昨年5月にオープンしたお店。程なく到着。

う〜む、さすが数千杯を食べた店主のラーメン、よく出来ているのだった。濃厚でクリーミーなトンコツスープに、意外とあっさりした醤油ダレ。ド豚骨でありながら、全く爽快なスープ。刻まれたキャベツとタマネギの具が、とっても良い。これに味噌ダレの様な雰囲気のかつお餡がかかり、溶かし込むと魚介の風味が開花する一杯で、二つの味が楽しめるもの。

チャーシューがまた贅沢にも厚みのあるものがドドンと乗り、もうメロメロにしてくれる。そして麺がこれまた独特で大秀逸。太平ちぢれの独特な食感でかなり良いもの。ニンニク風味が良いインパクトを増強して、気がつけば完食だった。とっても、ニューエイジなラーメンを堪能出来た。いや、良かった。

(2005.03.18)


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