らーめん 木尾田 千葉・本八幡





どこか秋色の陽射しが大気を冷やして、秋風が枯れ葉を転がせていたそんな10月下旬の週末土曜日。今日も仕事が終わって外に出れば、また穏やかに涼しいそんな午後7時過ぎだった。

実は先日小岩某店でこちらの最近の評判をお聞きして、半年程辺り前からまた行きたいと思っていただけに、それならば近い内にまた立ち寄って見ようと考えていた。

何しろ前回訪問したのは一昨年の2月で、かなり経過してしまった。あれほど良かったのに、何故かそれきりだった。

未訪店行脚に明け暮れているからかも知れないが、おそらくそうしたことをしていなかったら、地元だけにさぞかしこちらの暖簾を潜っていることだろう。

そう言えば昨年の暮れに店主が修行された、青葉インスパイア系で名高い和鉄@蒲田を訪れたものだ。そんなわけで仕事帰り勤務先周辺探訪をお休みし、直ぐ電車に乗って本八幡に着いた。

こうして食べ歩いていると幾つか気づかされることがあるが、その一つに「名店や人気店の傍に隠れた実力店あり」がある。

駅からこちらまでの途中に月梅さんがあるのも訪問が遅れた一因だなと思いつつ、営業していた同店の吸引力を意識しながらも通過して店頭に到着した。

すると店頭には「スープ」と題して、「化学調味料や油脂に頼らない濃厚動物系に魚介をブレンド。あまりラーメンでは使われない食材を使用し、一味も二味も違う味に仕上げました。」とい言う案内が目立つ場所に貼られてあった。

またドアには「豚骨と鶏がら、魚介等を長時間煮詰めた化調・油脂に頼らない素材の味わい」とも案内されていた。

以前はそこに「豚骨、鶏、野菜等を煮込んだスープに魚介を入れ、バランスよく仕上げました」とあったものだ。

入口横の券売機でつけめんとチャーシュー丼のボタンを連打。つけめんは並200gと大300gが選べるこちらで、そこはもちろん大300gでお願いした。

2008年12月22日にオープンしたこちらで、もうしばらくすれば丸4年を迎えるこちらだ。

ふと入店した時に派手なポスターが貼ってあったことを思い出して振りかえると、それは新京成とJCNグループ4局のコラボ企画でラーメン得々スタンプラリーなるイベントの案内だった。

新京成沿線の9店だけでなく合計12店の参加店で、長州ラーメン万龍軒新町店@新千葉や、中華創房希林@みどり台に本八幡のなりたけとこちらもそのようだ。程なく到着。

近年のラーメンやつけ麺はダシと言うよりは、アブラの味やインパクトを愉しむ傾向があると言える。

しかしやはり本来はこうした油脂や調味料に頼らない、手前にある月梅さんもそうだが本物重視の味わいが大切だと思う。

傾向的にはそう変わらないものの、以前とはかなり切り口が違うこちらのつけ汁で、三河屋製麺の太ストレートの風合いも相変わらずよく実に素晴らしいこちらのつけ麺だった。

チャーシュー丼も、とんでもなく美味しかった。気が付けば完食。いや、複雑な糸と糸が絡み合う如くの面持ちがあるものの王道感もあって、これはかなりとんでもなく実に素敵でとっても良かった。

(左フォト) つけめん大(麺・汁)/チャーシュー丼 (2012.10.27)


 らーめん 木尾田 (キオタ)

 住所:千葉県市川市八幡2-12-8  定休日:火曜日・日曜午後の部

 営業時間:平日・土曜11:30〜15:00/18:00〜23:00◆日曜11:30〜15:00

 アクセス:JR総武線本八幡駅北口下車。ロータリーから国道方面に進み、ひとつ目の右路地を
       入り、150mほど歩いた右側にあり。徒歩およそ5分。



  2012.10.27 普段は午後11時まで営業するこだわりらーめん店。   2012.10.27 店頭のさりげないインフォメーション。







大抵の場合冬の強い北風は、一日しっかり街を駆け抜けて翌日には穏やかな青空だけを臨むものだが、風神が地球温暖化を少しでもくい止めるかの如く、今日も北風が吹き荒れていた二月上旬の日曜日であった。

空き地に積まれた建築資材へ被せられた、青いビニールシートがバタバタと音を響かせ、コンビニの小さい袋が宙高く舞い上がっていた午前の遅い時間の本八幡界隈であった。

さてそんな今日は、また午後から図書館へ出掛ける事にした日で、最近本サイトを刷新したROCKY氏こと館長のブログサイトによると、こちらのラーメンに太麺バージョンが登場したようで、今回その前に寄って見ることにした。

寒風吹き荒ぶ中を入店すると、開店まもない時間もあってか、先客はゼロのガランとした店内が広がっていた。入り口の券売機を見ると、なるほど「らーめん太麺」と表記されたボタンが、特に目立たせる事なく用意されていた。

そのボタンを選ぶとチャーシュー丼のボタンにも目が止まってそれらを連打し、目の前の店主の前のカウンタトップにチケットを置いてお願いし、その近場のカウンター席に腰を降ろした。

前回教えて貰った大田区のラーメン店へ訪問した事を告げて、今日も梶畑店主と世間話しに花が咲いた店内であった。程なく到着。

つけ麺と同じ太麺と言う事で、ついかなり太い麺をイメージしていたが、どちらかと言えば最近極太麺が多い所為なのか中太に近い麺と言う感じであった。切刃は14番だそう。

それではと行かせて貰えば、いやいやいやいや、もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。脂は入れていないそうでその分優しい味わいが良く、太さがラーメンと大差ないのかそう太くない事もあって、麺と汁もなかなかバランスさえも良いらーめんが堪能できた。

バリエーションのあるメニューにしないのかお聞きして見ると、もうしばらく基本のスープを精進させて行きたいようで、その後でそうした展開もお考えのようであった。

チャーシュー丼もかなり美味しく、らーめんも少しだけ魚介を抑え気味にしているそうで、その所為かさらに唯一無二感が上昇して美味しく感じたものだった。

冒頭で券売機のボタンが地味な事に触れたが、そうした飾り付けをする事自体が、あまり好きではないそうであった。商売っ気のない昔気質な店主である事を何気なく知った本日だった。

二月と八月は外食店泣かせな月だそうで、今月は寒すぎて出足が鈍り、八月は暑すぎて出足が鈍るらしい。なるほど納得のお話しであった。

そんなわけで、もう気が付けば完食である。いや今日もまた美味し、らーめんとチャーシュー丼だった。

(左フォト) らーめん太麺/チャーシュー丼 (2010.02.07)


  2010.02.07 JR本八幡北口側に出来た魚介豚骨系のお店。   2010.02.07 和鉄@蒲田ご出身店主のこだわりらーめん店。







朝方は陽射しも注いで爽やかな一日の始まりだったが、午後から雨の予報が出ていた十二月第1週目土曜日の遅い午前中であった。

本日は夕方からラーメン関係の忘年会がある日で、そんな事もあり昨年の年末近くにオープンした、まもなく1周年を迎えるこちらへ嫁さんと二人で出掛ける事にした。開店まもない時間に店頭へ到着。雨が近い所為か雲が重なって来た界隈であった。和の佇まいが風流な、角地にあるこちらだ。

中へ入ると直ぐに券売機があり、そこで特製つけめん大盛に嫁さんは特製らーめんを選び、出て来たチケットを店主に手渡して一番奥のカウンター席に腰を降ろした。

ネットで和鉄のご出身と言う事を知り、それをきっかけに店主に話しかけた私だった。和鉄さんと言うと青葉を踏襲したラーメンを提供している事で知られているが、そことは異なる味を目指して開業したそう。

勉強の為か今でもらーめんを食べ歩いているそうで、最近行って良かった所をお聞きして見ると、即座に雪谷大塚の葉月の名前が挙がっていた。また以前よりも試行錯誤の上、結構味を変えて来たそう。それは興味深い。程なく到着。

おお、やはり期待して間違いないビジュアルで、今日もそれは美味そうなつけめんがやって来た。嫁さんの特製中華そばも、またいい感じだった。桜色のチャーシューで、近くのを彷彿としていた。

それではと行かせて貰えば、いやいやいやいや、もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い美味い。濃厚系や超濃厚系の魚介豚骨が流行る中で、むしろマイルドにシフトチェンジして来たその仕様はかなり新鮮味があるものだった。チャーシューがまた実にうんまい。

以前とほぼ同じ豚骨をメインにして、鶏と野菜の出汁に魚介を利かしたタイプながら、食材バランスや火の調節や煮込み時間を変えたそうで、そのマイルドな味わいはかなり好印象に映るものであった。煮干しなどの魚介食材は減らしたそうだが、マイルドになった分スープ割りでも煮干しが前に出ているのが面白かった。

以前は意識して修業先からわざと味わいを遠ざける為か、流行の濃厚感を打ち出していたが、今回は先述のようにいいまったりした感じが出ていて、そうした事によって一つのいい個性が顕れ易くなっていた。

特製らーめんも口にして見たが、やはりこだわっている感じの魚介バランスが、マイルドにした分判り易くなっていた。またラードの代わりに利用している背脂も、抑え気味になっていて脂におんぶしていない姿勢も良かった。

三河屋製麺の麺も、つけめんの太麺とらーめんの中太麺とも、つるつるしこしこした風情が良く、茹で方が上手くいい小麦粉感が最後まで続いていた。

そんなわけで、気が付けば完食。大抵スープを残す嫁さんが飲み干していた。飽きの来ない味わいを目指している事を教えてくれた。いや、こちらもまたかなり美味しな、らーめんとつけめんであった。

(左フォト) 特製つけめん[大盛300g](麺・汁)/特製らーめん (2009.12.05)





どこまでも続く遥かな青空は、微塵の雲も一つ無く、柔らかな陽射しが街角に燦々と降り注ぐ爽やかで穏やかな関東地方の二月下旬休日の土曜日だった。

そんな今日は、午前中から八幡周辺で所用があり、中途半端な時間にそれが終わった事もあり、この際だからと更にヘアカットも済まてせ、そこを出ると正午も近い時間であった。

最近になって、鶏・豚骨・野菜の食材を利用した、魚介とんこつ系のラーメン店が、この八幡周辺にも出来たとして、気になる所となっていた。それだけに丁度いい機会と言う事で、本日入って見る事にした。

それがこちらで、店主の梶畑氏のお名前を、バラして作った店名らしい。クイズ番組で、合体文字なんて言う企画があったが、それを思い出す発想が面白い。

そんなわけで正午前のこちらの店内へ入店する。やや薄暗い落ち着ける雰囲気の、そんな店内が目前に広がっていた。

入るとスグに券売機があり、そのボタン群を見て、今日はつけ麺で行くかとなった。並盛に大盛は750円で、特盛は800円となっている。麺量をお聞きすると、大盛は300gで特盛は400gだそう。

それを受けて、つけめん特盛を選ぶ私だった。先客で既にそこそこ盛況な店内で、後続も続いて盛況さが増して行く。程なく到着。

どこの麺のお店だったかなと思って入店したが、その麺のツヤに少しクスんだ色の風合いは、どう見ても最近某店で見慣れていた、雰囲気が似ている器もあり、連想もしてしまった、三河屋製麺さんの麺だった。

それではと口にして行けば、更にその製麺所と確信でき、約束されたかの様な風情が口内に広がる良さがあり、そこはもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。

店内に強い魚介臭が立ち込めていたが、それが詰まっていたつけ汁で、個性があるかと聞かれればそこはノーコメントと言うしか無いが、頑張ってその世界を広げようとしている所が見受けられた。

麺は太角ストレートで、ワザと個性を出そうとして固くしているのかと思いきや、今まで平太麺だったそうで、今日から麺をそれに変えたらしく、たまたま不慣れな面からそうなってしまったらしい。

しかしそれも許容範囲内で、良い風情があるいい麺で、念の為確認した所やはりそうだった、さすが三河屋製麺さんと言えた。

最近シフトを変えたのか不明だが、あえて言えば汁は麺彩房系にプラスアルファした感じがあり、そう言った意味では某店にも、通じるものを感じる事が出来た。

大変美味しいつけめんだった。 気が付けば完食。いや、なかなか良かった。

(左フォト) つけめん[特盛400g](麺・汁) (2009.02.21)