中華そば菊屋 千葉・市川 ※休業中





最近、JR総武線市川駅北口ロータリー近くに、ラーメン専門店の新店が出来たらしい。文具店等で買い物があり出掛け、ふと思いつきで行ったのが運のツキで、丁度定休日だった様でシャッターが閉まっていた。

何気なく市川駅ロータリーに戻れば、そう言えばあったなぁと、風情良くこちらの店舗が佇んでいた。青いビニールシートのヒサシに、赤い暖簾のコントラスト。一見すると中華料理店の風情だが、中華そばの四文字が店頭で踊っていた。そんな訳で本日は、こちらへ入って見る事にした。

ふと振り向けば反対側出口の高層ビルがひときわ目立つ、しばらくすれば人口が一気に増えそうなJR市川駅周辺。

市川市は、県内でも昭和9年と早い市制が成されたが、市の名前が選定される際にはなかなか決まらず、そんな中で上から読んでも市川市、下から読んでも市川市と言う理由から、市の名前が決まった逸話があったりする。

また大正時代には、京成の市川真間駅付近に東華園と言う名前の京成が直営する遊園地があり、菊人形展等が開催され、当時は随分と賑わったらしい。そんな訳で引き戸を開けると、ちょっとびっくりする店内。

なんと、眼下に店内を見下ろす様になっており、階段を二段降りて店の床に着地するシチュエーション。

厨房も狭そうだが、客スペースも負けていない狭さで、厨房寄りには5人も座れば肩がぶつかりそうなカウンタ席に、テーブル席と呼ぶには小さい、ドトールのテーブルより面積の狭そうなテーブル席で、ニ卓と数えるのも忍びないテーブル客席。

カウンター側に先客の4人がおられ、小さいテーブル席が空いていたので、その一席に腰を降ろす。するとお姉さんがごく当たり前の様に持って来たのは、冷水が入ったコップと、さらに熱いお茶が入った湯飲み茶碗の両方。それが通例の様で、後続客にも同じように提供されていた。

立て札メニューから、ワンタンメン700円の大盛100円増しでオーダー。こうした駅前外食店の割りには良い感じの客層。ふと見ると「ジャンボ餃子3ケ300円」のインフォがあり、つい最近まで近くにあった、ひさご亭さんを意識したメニューと言った感じ。こんな発見を見つけるのも、また面白い食べ歩き。

なおラーメンは500円で、チャーハンはスープ付きで提供していて、先客のタンメンがまた良さそうだった。程なく到着。

おお、あっさり醤油スープに、細ストレート麺が泳ぐラーメン。昭和40年代中期前後と言った風情で、多めに入ったワンタンの上に、厚めのチャーシューが置かれ、鳴門巻き、メンマ、インゲン、刻み長ネギと賑やかに具が乗るワンタンメン。

顔を近付ければ、胡麻油が香って来た。口にすればビジュアル通りの年代のラーメンで、もう旨い旨い旨い。麺はしっかり泳がせて網ザルですくっていて、もう少し古いか一度仕様を変えた感じの風情。

お聞きすると店主であるお母さんの、お母さんがここで開業したそうで、ざっと言ってもそんな時代のやはりラーメン。スープも麺も結構しっかりした良い風情があり、利便の高い立地店=それなりの図式にはあてはまらない中華そば店と言えた。

気が付けば完食。いや、じんわりさが絶妙な、損した気にはさせない、美味しいワンタンメンだった。

(左フォト) ワンタンメン大盛/店舗外観/JR市川駅北口ロータリー (2008.04.15)


 中華そば菊屋@市川駅北口 (ちゅうかそばきくや)

 住所:千葉県市川市市川1-8-1 定休日:土曜?未確認 営業時間:11:00〜?未確認

 アクセス:JR総武線市川駅北口ロータリー内左手。

メニューはラーメン500円から。 座ると冷水とお茶が、両方出て来た。



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