支那そば きび 東京・小川町





昨日東海地方まで梅雨入りして、午前中遅い時間から小雨が降り出し、関東地方も梅雨入りの予感をさせていた。バス停の近くで見つけた紫陽花の濃い水色の花が、そんな季節の気持ちを明るくさせた、雨空を仰いだ六月水無月上旬の休日木曜日だった。

秋葉原が久しぶりに勤務先となって、そう言えばこのサイトを始めた頃に何度か訪れたこちらへ訪れて見るかとなった。

そんなわけで本日もまた秋葉原に降り立ち、そぼ降る雨に傘を広げて歩いて行き、遠回りとなるがこちらの関連店が営業していた建物の前に立ち寄ってからその店頭へやって来た。

九年ぶりの店頭は、まるで時が止まっていたかのように、何一つ変わっていなかった。さっそく暖簾を潜って入店すれば、本日も狭いながら盛況な店内が広がっていた。

入り口寄りの空いていたテーブル席に促されて、そこへ着席。手が届く位置に在ったメニュースタンドを手に取り、そこから支那そばの醤油味をお願いした。するとまもなく冷水と一緒に、小梅が二つ入ったおちょこが以前のように目の前へ置かれた。

先月こちらの「目黒ぶらり」と世田谷区駒沢にある長野で展開する凌駕グループの東京初進出店「666」で、コラボラーメンをやっていたらしくその案内が店内入口の引き戸に貼られてあった。

こちらの店主は16歳の時に岡山より上京して、支那そばびぜん亭で修業。その後肉体労働だろうか建築業で資金を貯め、2001年1月29日こちらを創業させたのだそう。岡山と言えば昭和54年に一人旅をして、当時の周辺鉄道の岡山市電岡山臨港鉄道などをカメラに収めたものだ。

少し前まで秋葉原に関連店が営業していて、本日はそちらの跡地に立ち寄ってから来た。牛丼サンボの横路地奥で2010年1月4日から秋葉らーめん松風としてオープンさせたものだ。

しかしながら不調だったのか計画的な戦略営業だったのか、つけ麺ダッシュトリンピッグ〜まるもも食堂とリニューアルを重ねて営業していた。

その後きび太郎@浅草で修業された方が、その地で2013年11月2日から「らあめん学(さとる)」をオープンさせたが、残念ながら翌年の三月に閉店してしまった。

その跡地に立つと、そこに今月中旬から「麺や かいと」なるラーメン店がオープンすることが告知されていた。お聞きすると、まもなくオープンする新店は、こちらと全く関係ないことを教えてくれた。

ふと見上げると基本的にほぼ以前と変わらない内装で、古木を利用した風情豊かなフロアは心安らぐものだった。程なく到着。少し遅れて修業先のびぜん亭を彷彿とさせる、小さめの俵型おにぎりが二つ小皿に乗せられてやって来た。

それではと行かせて貰えば、こちららしい醤油スープの持ち味が実にたまらないもの。流行を追わず油に頼らないラーメン作りこそ支那そばきびの真骨頂であり、鶏と豚と野菜を生かすため時季によって食材投入や取り出しに火加減を調整しているそう。

麺の風合いも素敵で、比較的ほろほろとした煮豚が多めに入り、海苔にメンマにシャクシャクと来た青菜だけでなく、ワンタンも数枚入っていて嬉しい限りだった。

現在も営業中しているこちらの関連店は、2006年7月24日オープンの「麺 酒処 らん亭」に、2007年4月16日オープンの「麺処ぶらり日暮里店」、2010年4月に品達でオープンした「支那そばきび 桃太郎外伝 品川店」。

さらに2011年7月9日オープンの「醤油らーめんきび太郎」と、2013年6月22日にオープンした「麺処ぶらり目黒店」。そして2013年2月1日に秋葉原でオープンしてその12月に海外のタイ・バンコクの病院へ移転を果たした「まるもも食堂」の六店となるようだ。

気がつけば完食。そちらを出て秋葉原駅に戻り、その周辺のカフェに入って、しばしまったり。ネットで今年も関東地方が、梅雨入りしたことを報じていた。いや、かなりとんでもなく絶大に絶え間無く、何処までも果てなく途轍もなく実に良かった。

(左フォト) 店頭/支那そば(醤油)/ランチタイムサービス品 (2014.06.05)


 支那そば きび 神田本店

 住所:東京都千代田区神田小川町1-7 神田小川町ハイツ1階  ※公式サイトはこちら

 TEL03-5283-7707  定休日:土曜・日曜・祝日  営業時間:11:00〜15:00/17:00〜22:00

 アクセス:都営地下鉄新宿線小川町駅B6出口を出たら左に出て、二つ目の左路地を入って行く。
       程なく歩いた左側にあり。



秋葉原から向かう場合は、神田川の昌平橋を渡って行く。

岡山出身の店主が2001年1月29日に開業させた人気店。

店内は不思議と心安らぐ空間となっている。

古木を利用しているらしい。狭い分落ち着く。

支那そばでも具沢山で、ランチタイムはおにぎりが付く。

よく他店とコラボ企画するこちらのようだ。


また近くに納品があり、気が付けば暖簾を潜っていた。壁を見ると、平日の夜と土曜日のみの限定らしい、海老塩ワンタン麺800円のインフォ。梅塩つけめんのつもりだったので、それの大二玉850円でお願いする。

12時半過ぎに入店したが、後続客の絶えない人気店。サービスのおにぎりと共に程なく到着。いや、旨い旨い旨い。ゴマがプリプリの麺に絡まり、チャーシューも相変わらずの旨さ。スープ割り共に良かった。

(2005.03.25)



2005.03.25 梅塩つけめん大(二玉)



2005.02.03 冬季限定・味噌らーめん(大盛)



2005.01.24 塩ちゃあしゅうそば大盛



2004.07.03 醤油つけめん二玉半・叉焼増し



2004.03.29 店内は落ち着いた空間。



2003.09.02 ちゃあしゅうそば大盛


また付近にお届けものがあったので、限定味噌目当てにまたこちらへ。店主とご挨拶。もちろん冬季限定の味噌らーめんを大盛900円でお願いする。程なく到着。何と、モヤシの無い味噌ラーメン。

変わりにあるのはザク切りされた水菜で、麺の上にこれでもかと、ちりばめられていた。一味が多少振りかけられ、赤味噌シフトのスープで、水菜の緑のコントラストが、綺麗なビジュアルを形成していた。

麺は中太ちぢれ麺。麺を持ち上げると必ず水菜が付いて来て、赤味噌シフトの割に、サッパリ感をもプロデュースしていた。チャーシューとシナチクもちゃんと入り、満足の行く一杯に仕上がっていたのであった。

(2005.02.03)

また近くにお届けものがあり、こちらでランチタイム。午後一時近くの所為か、空いていた。昨年12月に、品達に支店が出来たが、ついぞ未食のまま。入る前から、塩ちゃあしゅうそば大盛に決めていて、一応メニューに目を通してから、それをお願いする。

しばらくしてからふと、壁に味噌らーめんの文字。な、何とそんな限定が始まっていた。サービスで吉備団子ならぬオニギリが付き、おちょこに入った小梅と共に先に来る。吉備団子も面白いと思うのだが、である。

ラーメンも程なく到着。以前より、やや野菜のコクの様な旨みの様な、そうで無いよなシフトの塩スープだったが、きび本来のスープはやつぱり良く、旨い旨い。チャーシュー、具とも良く美味しい塩チャーシューであった。

(2005.01.24)

食欲の秋である。今日は納品が無かったが、こちらが恋しくなり入店。塩ちゃあしゅうそば800円を、大盛100円でお願いする。ランチタイムとあって混んでいるものの、短いサラリーマンのランチタイムで列が出来る事は無い。回転が命の所為か、サイドメニューはたしか餃子しか無いお店である。程なく到着。

某ラーメン本で、このラーメンがとても美味しそうだったのがきっかけだったりしているが、やつぱり良かった。濃い味で押し倒す事無くじんわり来るスープ。麺は弾力ある中細ちぢれで、チャーシューは脂の甘み高い美味しさ。シソ味のおにぎりと梅干しがサービスについて、大満足の一杯だった。いや、旨かった。

(2004.10.18)

夏限定冷やし麺第二弾、「04夏ものがたり〜第一章から第二章へ〜梅しそおろし編」と、やたら長いネーミングのメニューが始まっているらしい。「青春の門〜望郷編」とか、若い方なら「ロード〜第四章」とか(何れにしても古)、思い出すかも知れない。

すると、「あ、すみません、ここにある、04夏ものがたり〜第一章から第二章へ〜梅しそおろし編をお願いしたいんですけど」 「はい、04夏ものがたり〜第一章から第二章へ〜梅しそおろし編ですね、ありがとうございます」なんて会話が店内で飛び交ってるのかもである。そんな事を気にした訳では無いが、どーしよーかなと思いつつ入店。「梅しそ・・・おろしかぁ・・・あ、すみません、醤油つけめんお願いします」となった。

二玉が上限になっているが、その上もいいのかお聞きすると、OKだそうで二玉半にして貰う。ついでにチャーシュー増し。程なく到着。つけ汁は酸味辛味があるものの、旨み感が優るなかなかのもの。麺もやつぱり良い。割りスープも内装と同じで風情高い。店主はここら辺育ちの様で、周辺の方のお客さんとそんな事が判る会話をされていた。良いお店である。

(2004.07.03)

また某掲示板で気になり、こちらへ入店。席に座って見渡すと、和の冴えた内装が素晴らしい。そして壁には、掲示板にもあった通りの限定冷やし麺の名前があった。「'04夏ものがたり」と。う〜む一見、チューブか、サザンオールスターズのノリの様に思えるが、落ち着いて考えれば、地方の観光地のお土産のノリと言える、限定冷やし麺のネーミングである。

すぐ近くの某店が、先月限りで閉店して、6/7より一杯480円のどんぶり食堂としてオープンするらしい。それもあってか、午後一時近くでも満員御礼状態の店内。その限定冷やし麺750円を大盛100円でお願いする。程なく到着。

中太の重厚感ある麺に、水菜の緑と、トマトの赤が鮮烈で、胡麻だれも平面的で無い美味しさが食欲を誘う。おにぎりがランチタイムのサービスなのか、ついて来て嬉しい限り。

気がつけば完食の一杯であった。思わず、「おかわり!」と言いたいくらいに旨い冷やし麺であった。ちなみに食べている間に流れていたBGMは、ずっと、なぜかデビュー当時の桜田淳子さんだった。

(2004.06.03)

「ワレワレハ、六億万光年ノ、彼方ニアル、チャーシュー星カラ、ヤッテ来タ。ワレワレハ、チャーシューニハ、目ガナイ。デモ、寿司ノ、大トロヲ、ホオバレバ、ツイ、ンーッ、ト唸ッテシマウノデアル」たすかに、そんな事をのたまう宇宙人が現れたら、親近感が湧くなと思いつつ、今日も勤務地アキバへ通勤。

また顧客納品があった関係で、こちらへ久々入店する。午後二時近くと言うのに盛況。とは言え、小さいテーブル席が空いていたので、奥側に腰を下ろす。メニューで、梅塩つけめんというのを見つけ麺二玉の大800円を来られた、どこと無く玉置浩二さん似の店主にお願いする。程なく到着。

以前食した時と、ややどこか違っていて、どこか中華麺っぽい中太麺。ともあれ程よいコシ加減である。つけ汁は油感が特に良い。塩と薄酢に香ばしい白ゴマが浮く仕様。梅は感じなかったが、麺の上にあった梅を入れるべきであったのであろうか。沈んでいたチャーシューの脂も、甘い感じで満足度が高かった。

随分久し振りに来て、言うのも変だったが、つい麺を仕様変更したかお聞きすると、「いえ、でも近々変えますよ」との事であった。スープ割りも良く、グレードの高いつけめんを堪能出来た。旨いお店程、不思議に物足りなさを感じるもので、そうしたお店で麺二玉の様なメニューがあるのは大変嬉しい限りである。

(2004.03.29)

塩はヒマラヤ岩塩を使用しているそうで、それではヒマラヤ体験しようと入店。ドアを開けたら猛吹雪で前が見えなくなり、氷に足は取られ、ペンギンに足を踏まれる訳では無い。(って、それはいない…) カウンタ席に座り、冷やし塩つけめん大を注文する。大は二玉らしい。ここでまずどれを注文しても来るのが、おちょこに入った小さい梅干しが二個である。そして程なく到着。

つけダレはヒマラヤ岩塩が多めに入っている感じだが、柑橘類もやや多めにも入って、大変にいい意味でフルーティに仕上がっていた。フニャフニャの、カン水を極力使って無さそうな麺はさすがに水で締めた分コシが良くなって楽しめたが一玉がやや少ない仕様でそれ程の多さは感じられなかった。

こうした冷やし系だと鶏チャーシューが顔を出すが、前回のチャーシューで脂が固形化されたまま二枚沈んでおり、?と云う所であった。総括的には強塩でも珍しい塩だけに楽しめたが、レギュラーメニューとするなら課題の多いつけめんであった。

(2003.09.05)

昼はセミ、夜は鈴虫の鳴き声が聴こえる今日この頃。薄曇りで時折、陽がさす火曜日。実は昨日、こちらを探したが勘違いをした様で、辿りつけなかったりしている。再度確認して本日暖簾を潜る。店内は薄暗く狭い。しかしその内装には目を見張るものがあった。ここまで凝ったのは初めてと言えるぐらい。

廃屋の古木を使って、壁に和紙を張り、それだけでは無い見てて飽きない店内であった。自ずとラーメンにも期待がかかる所。メニューでちゃあしゅうそばを見つけ、大盛でお願いして味玉も注文する。程なく到着。タイムサービスかシソが入ったおにぎりもついて来た。湯(スープ)の第一印象は、鶏ガラで丁寧にダシを取った感じの、栄屋ミルクホールに雰囲気が近いと感じた。

奇をてらわない正統派あっさり醤油といった面持ち。麺は中細ややちぢれのこだわりがある感じの柔らかい仕様だろうか?味玉も半熟で良かったし、チャーシューは深いコクの味付けがなされている味わい深いもの。ともすると、内装と打って変わった地味さを前半感じたが、食べ進めて行く内に旨みの裾野が広がって行く、なかなかのラーメンを堪能出来た。

ホームページをドットネットで開設している様で初めて訪問して見たが、外注?と感じる位に凄い素晴らしいサイトデザインで、掲示板もありフレンドリーでもあるサイトであった。飯田橋の人気店、びぜん亭で修行された親戚筋?の方らしい。豚ガラ・野菜も使用したスープと云う事を確認出来た。

帰りがけにすぐ近くにある喫茶店・神田珈琲倶楽部に入ったが、最近めっきり減った正統派の喫茶店で、ティーカップのギャラリースタイルで心がなごむ良い感じでもあった。ふと壁を見ると、あいだみつをさんの詩が額縁に納まっていた。読んで見る。「しあわせはいつも自分のこころがきめる」塩ラーメンにも興味が湧いて、また、行きたくなるラーメン店である。

(2003.09.02)