らーめん食べ歩き 
 かわかみ@東京都江東区・門前仲町※閉店

2005.10ここは深川、味な街。
2005.10チャシュウメン大

2005.12焼きそば

2005.12中華そば


アクセス

東京メトロ東西線門前仲町駅下車、徒歩およそ5分。冬木南交差点そば、江東区深川2-11-8にあった。
定休日 土日祭日
営業時間 10:30〜14:00


今日はこちら界隈に営業と言う事で、会社から徒歩で向かう事にした。永代橋近辺に差し掛かると、以前の勤務地があったビルが見えた。

会社は引っ越していて、別の会社が入っていたそのビルのその階のガラス窓を見てると、その眺めはブラインド以外は何も変わっておらず、25年前の自分に上から見下ろされている想像さえしてしまう。

永代橋を渡ると、丁度隅田川の背の低い遊覧船が足元を過ぎて行く。その轍の先には、高層ビルがそびえる。今思う事は25年と言うのは、自分にとってそれ程昔じゃないと言う事。

振り返って同じガラス窓にもう一度目を向けると、沢山の思い出が蘇っていた。橋を渡り切った所で、そのときだけ僕は途方に暮れた。

この前来て、その店内風情に中華そばも良く、そして人柄の良いお婆ちゃんが一人でやっておられ、一気に好きになったお店。前回は先客2後続1だったが、今日は暖簾を潜ると正午過ぎで先客0。

後続が続く事は無く、お話しすると普段は店を開けても日に五人くらいのお客さんだそうで、結構もてあます日々が続いているらしい。「でもこの年だから、あんまり来られても困っちゃうけどねー」との事だった。今日は、中華そば350円と焼きそば350円でお願いする。

ひ孫さんもおられるそう。現役中華そば店主で、ひ孫のおられる方はちょっといないと思う。戦前の建物かなと思ったら、昭和23年頃建てた建物だそうで、その頃はかき氷なんかをお婆ちゃんのお婆ちゃんが売っていたらしい。

中華そばを始めたのは昭和40年代初めからだそうで、昔は店内が満員に結構なったそうで、「その頃は私も若かったからねー」と懐かしがっておられた。程なく到着。

いや、焼きそばも旨い旨い。中華そばのチャーシューが刻まれたものにキャベツも量良く、蒸した麺が薄味でこれが美味しい。中華そばも、やつぱり良い。

醤油ダレはチャーシューの煮汁だそうで、何とも深みのある味わい。中華そばに焼きそばも食べて丁度良い量。これで合計700円は大絶賛もの。あんまり混まないで欲しいが、そこそこお客さんが来て欲しい、そんなお店だった。

(2005.12.05)


今日は門前仲町で、午前中のあいだ営業に勤しみ、そろそろ昼食時かなと言う頃、路地を何気なく歩いていると、目の前に「中華」と「焼そば」の文字が暖簾にある、何とも言い難いしみじみとした昭和の風情のある建物が現れたのだった。

衝動に憑かれるように、そこへ吸い込まれてしまう。さすが深川と言う感じ。背の低い暖簾を潜り、中に入ると富岡八幡宮が近いのもあってか、昭和の初期を感じさせる壁に、沢山の絵馬が天井近くまで掛けられていた。

メニューから、チャシュウメン大を、お一人でキリモリしている感じのおばあさんにお願いする。

そう言えば、ラーメンは中華そばとなって、ラーメンの文字が無い。席は六席の小さいカウンタに、民家の居間の様な小さい畳がひかれた部屋。時間が止まった様な店内。戦争で悲惨な体験をしたであろうおばあさんが、それは丁寧に注文したチャシュウメン大を仕上げていた。程なく到着。

小学校で野田の醤油工場に行った事があったが、昔の製法で作る蔵に入った時の香りが、中華そばから立ちのぼる。いや、その麹の香りたるや鮮烈。やはりカン水を使わない麺だが、その割りには柔らかいもののまずまずのコシであった。

愛情溢れるあっさり系醤油スープの香りが、それにのって伝わって来る。そしてまた、チャーシューが泣かせてくれる逸品。シナチクも風情があり柔らかく、気が付けば完食。いや、旨かった。

(2005.10.27)


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