魚介系醤油拉麺 海空土 千葉・都賀





遥かな夏の表層が記憶の彼方へ刻まれて行く時期だが、今日も比較的厳しい陽射しが街を焦がしていた、秋がこうなると待ち遠しいそんな9月前半の休日月曜日。

実は千葉勤務になってから、ずっとこちらの訪問を考えていた。先日はこちらで修行された店主が営む魚介醤油らーめん和屋を訪れたが、そう言えばとなって本日こそと店頭へ向かうことにした。

そんなわけでJR総武本線を利用して都賀駅へ降り立った。青い空にはモクモクとした大きな白雲が今日も迫り出していた。成田空港に着陸するのだろう、ジェット機がいつもより低空で通過して行った。

大手スーパーマーケットがある県道64号線が見えて来ればもうすぐで、その横断歩道を渡ってまもないこちらに到着した。乗用車が3台駐車出来る店頭には1台だけクルマが停まっていた。腕時計に目をやれば、ちょうど正午を過ぎたばかりだった。

さっそく入店すると左斜め前方に券売機があるこちらで、その前に立って本日はどうするかとなった。煮干しが利いた醤油のつもりで来たが、味噌も人気だけに悩みどころだ。

ふと見ると券売機のボタンの中に、冷し味噌と言う文字を見つけた。スーパーに行けばビールなど秋の文字が躍る商品が店頭に並んでいるが、今日も厳しい陽射しで駅からそこそこ歩いただけに額に汗が滲んでいた。

と言うわけでそのボタンを迷うことなく選んで、それならこれも行ってしまえとなって、ミニチャーシュー丼のボタンを連打した。

カウンタトップに2枚のチケットを置きながら促されたカウンター席に腰掛けると、冷水が入ったコップが置かれていて手にしただけで冷たさがジンと伝わって来た。

そこそこ盛況な店内。厨房には店主とお弟子さんがお二人おられて、店主の掛け声に厨房に緊張が走りながらも、店主の笑顔に厨房が和やかにもなっていた。

煮干しがウリのこちらだけに、店内には多くの煮干しに関する案内が貼られてあった。その煮干しは豊富なタンパク質に必要なアミノ酸がバランスよく含まれているそうで、老化防止などの効果があるタウリンはトップクラスの含有量らしい。

目がくりっとした大変堅いウルメイワシ、ダシの出が最も良いカタクチイワシ、ヒラゴとも呼ばれる貯蔵性に優れたマイワシの計3種の煮干しを利用するこちらだそう。

一部のネットサイトに定休日が無休になっているケースが複数見られたので、今回確認させて貰うと数年前に人員が充分の体制があった際に無休になったことが実際あったそうで、現在は以前のように火曜定休に戻っているのだそう。程なく到着。

冷たくされたドンブリに少なめのスープが入って、平打ちで太く縮れた麺がやや多めに盛られて、その上にチャーシューやメンマに白髪ネギに刻んだ紫蘇の葉などが乗っていた。

それではと行かせて貰えば、冷たい味噌が実に泣かせる美味しさ。冷たいだけに煮干し感は低いものの、その満足度はかなりの高さと言えた。

極太平打ちうねり麺の食感は、いくら永福町系とは言え草村商店では無いだろうと店主に確認すれば、やはり違うそうで特注でどこかの製麺所で作って貰ったようだった。

千切りキャベツも入ったチャ丼も実に美味しく、途中から冷製味噌スープを少しそこに入れて愉しんだりした。気がつけば完食。いや、かなりとんでもなく実に素敵で美味しい、そんな冷し味噌&ニチャーシュー丼だった。

(左フォト) 冷し味噌/ミニチャーシュー丼/煮干しインフォ (2012.09.10)


 魚介系醤油拉麺 海空土 (かいくうど)

 住所:千葉県千葉市若葉区都賀の台4-5-15  ※データ情報更新(2012.09.10)

 TEL043-251-6117  定休日:火曜日  営業時間:11:30〜21:00

 アクセス:JR総武本線・千葉モノレール線都賀駅西口下車。ロータリー右手手前の線路沿いの道
       を進んで行き、三つめの左路地を左折。ずっと歩いて行くと県道64号線の車道に出る。
       出たら近くの横断歩道を渡ってから左手へ少し歩いた右側にあり。






薄陽に照らし出された湿気を含んだ夏の風が、南の方角からJR本八幡駅のプラットホームに向かって吹いて来た、初夏薫るそんな7月半ばの金曜日だった。

時に近年の無化調らーめんブームは、品質の向上化・天然食材の認知化・健康管理の多様化など、人それぞれにそれらの認識度が高まり、沈静化に走る所か食品偽装問題等もはらみつつも人気度が高まっている昨今と言えるのではないだろうか。

だからこそ食の安全を求めて、無化調らーめんとも言えるのだろう。もちろん健康にも良い食材が、ふんだんに入る無化調らーめんであるが、その中には高カロリーになることもあるので、食べ過ぎには何れにしても注意が必要だと思う。

またそれを謳う殆どのお店はこだわり高いが、だからと言って全ての無化調らーめんが、イコール美味しいらーめんとは限らず、無化調らーめんだから美味しいと言う偶像があれば、それは捨てた方が良いのかも知れない。

良い醤油などシャープな持ち味のある食材が、その方向性を手助けしていることもあるのだろう。ともあれ美味しい無化調らーめんが氾濫しているのは、間違いの無い所の事実と言えた。

何はともあれ無化調らーめん万歳と言えて、幹書房が手掛ける「無化調ラーメンMAP」売切続出絶賛好評発売中だった。

そんなわけで月一度の定期検診の本日、以前から気になっていた、件の書籍にも掲載されている千葉市内成田寄りの永福町大勝軒系の、こちらへ訪問する事にした。

やや遅いランチ時の、午後二時近くに店頭へ到着。店看板には、魚介系醤油拉麺の後に「海空土」とあり、これで「土」が「陸」であれば「海空陸」で、もう自衛隊だと思ってしまうのは私だけか。

店頭には乗用車が三台駐車出来るスペースがあり、その車をすり抜けて赤文字でラーメンと書かれた暖簾を潜る。遅い平日のランチ時ながら盛況な店内。

券売機が判り易い場所にあり、味玉らー麺830円にと半ライス70円のボタンにタッチ。入り口そばのカウンター席に案内を受けて着席。至る所にある店内のインフォは、煮干しの良さを全て表現していた。程なく到着。

見た目からして既に永福町系で、それではと口にして行けばプリプリとした麺が、ラーメン全体をキュートな仕上がりにしており、これはもうとても旨い旨い旨い旨い旨い、旨い旨い旨い旨い旨い。

にがみを持つ煮干しを、甘い背脂で包んだ感じで、代変わり前に同じ大勝@柏で修行したまるき@松戸とは、また違う持ち味の流れを作っていた。

そんなキュートさがある一面、煮干しのダイナミックな味わいもありハマりそう。おそるべし、海空土さんだった。気が付けば完食。 いや、ズバン!と良かった。

(左フォト) 味玉らー麺/店舗外観 (2008.07.18)