支那ソバ かづ屋 東京・目黒

東京都目黒区下目黒3-6-1時代。




都会の銀杏の緑葉が漸くうなだれて色づき始めて来た、見上げれば今日も何時ものように白雲が朝陽を淡くさせていた、秋色の風薫る十月下旬木曜日の朝だった。さてそんな今日は何かとサンマで出て来る地名の、私的には雅叙園が浮かぶ目黒の駅周辺に出掛ける事にした。

そしてランチは、浜田山の名店「たんたん亭」出身の目黒駅に程近く山手通り沿いにある、ボール状になった大きい肉餡が入ったワンタンがウリの、人気ラーメン店のこちらへ入る事にした。

ちなみに過去には、武蔵小山と六本木にも支店を出していたがそこは現在閉店しているようで、三年前にオープンした五反田店と本店の2店舗体制で営業している。

今でこそラーメン激戦区となった目黒だが、バブル崩壊前はよくありがちな山手線の駅とその周辺で、揚州商人さんがこの地で成功して支店を増やして行き、目黒に昔から暮らす方にとってそれは語り草の話しなのかも知れない。

平成元年にオープンしたこちらの影響もあるであろうし、現在はラーメン二郎さんなど多くのラーメン店が駅周辺を中心に点在している。

正午近い午前中の時間に入店。先客でテーブル席が半分近く埋まっており、相席で右奥の席に腰掛けメニューから予定通りワンタンメンをお願いした。周辺のサラリーマンが上着を羽織らずに入って来たり、どこからともなくやって来た方が中を覗いてから入って来て、やはり変わらない人気を保っているこちらであった。程なく到着。

おお、大量の湯気が立ち昇る、何とも美味そうなビジュアルのラーメンがやって来た。しなやかなそうな白い麺が、ワンタンのない場所で顔を出していた。

それではと口にして行けばこれがもう、いやいやいやいや、もう美味い美味い美味い美味い美味い美味い。あっさりまったりした醤油スープは、煮干しと節のどちらが前と言う事もなく、ありそうでないバランス感がとっても絶妙な風情を保っており、箸が止まらない美味しさとはこの事か。

団子状になった肉餡が入るワンタンは生姜風味で、噛み締めれば肉汁が迸り美味しく、すする麺はこれまた小麦粉の味わいが奥深く、その支那ソバらしい支那ソバ感がたまらないものであった。

それゆえにもう、気が付けば完食であった。数年前から坦々麺メニューも始めたようで、常連さんらしき方々はそれをオーダーする方も少なくなかった。いや、今日も美味し一杯であった。

(左フォト) ワンタンメン/店頭外観 (2009.10.29)


 支那ソバ かづ屋 目黒本店

 住所:東京都目黒区下目黒3-2-4  TEL03-6420-0668  ※公式サイトはこちら

 定休日:年中無休  営業時間:平日・土曜11:00〜翌3:00◆日曜祭日11:00〜0:00

 アクセス:JR山手線目黒駅下車。目黒通りを権之介坂方面に進んで下って行き、山手通りの
       横断歩道を渡ってから左手に進んで行き山手通り沿い右側にあり。徒歩およそ12分。



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