中華そば屋伊藤 東京・王子







秋雨が止み陽射しが眩しい、10月初旬の雲が多い火曜日。陰っては照り返す陽は、穏やかで柔らかくなって来た。でもわずかに夏の余韻が、まだ残っている初秋。

こちらのお店の店主の息子さんが、鴬谷駅近くに、継承するラーメンのお店を開業させたらしい。そう言えば二年余りも御無沙汰だったので、まずこちらへ行く事にした。JR王子駅から都バスを利用して、丁度正午頃に店頭へ到着した。

以前来た時は定休日が金曜日に決まっていたが、張り紙には水曜日を消して、現在は月曜日になっていた。そして、煮干しの香りが溢れている店頭。

店内は満員で、やや待って入店。すだれが壁一面に張ってあり、和の風情。来られた若い女性に、以前はかけそばと表記していた、そば500円をお願いする。

二年も来ないと、色々変わっているものである。程なく到着。

いやいや、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い。煮干しがドカンと来て、独特な甘味料が煮干しの苦みを、抑えた上で引き立たせて塩気で整えたその味は、おそるべしな程に美味しい。

麺も変わらない、ぷっつりと来て、その飽きの来ない喉越し。気が付けば完食。いや、旨かった。

(左フォト) そば/すだれが壁に掛かり和の風情/店頭の暖簾 (2006.10.03)


 中華そば屋 伊藤 王子店

 住所:東京都北区豊島4-5-3 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)・第4日曜日

 TEL03-3913-2477 営業時間:平日11:00〜16:00/17:30〜19:30 ※土日祝11:00〜17:00

 アクセス:JR京浜東北線王子駅下車。バス乗り場10・12番から出る都バスに乗車し、三つ目の
       豊島四丁目停留所で下車。少し先に進み、信号を左折して次の信号で右折、しばらく
       歩いた右側。駅から歩くとおよそ18分。豊島中央商店街奥、。



昨日もだったが、嫁さんとラーメンを一緒に食べる約束をして、それで浮かんだのがこちらであった。

午前遅い時間、自宅を出ると藍色に染め抜いた様な低い雲が空を覆い、太陽を隠している今日も休日の水曜日。

でも雨が降る事も無く、電車で王子に到着する頃には空も晴れ渡った。

嫁さんもいるのでここからバスに乗り、三つ先の停留所で下車。三分程歩いてこちらに到着。出掛ける前に電話で営業を事前に確認していたりする。

午後一時頃中に入ると先客はゼロで、店主が営業時間の案内を、張り替えている最中であった。

最近は平日中休みを取り、土日はひっきりなしに来店客が来られるそうで、中休みを取らずに営業しているらしい。

今月から金曜日を休みにする予定だったが、来月中旬まで延ばし、それまでは無休で毎日営業するそうである。私は肉そば大盛、嫁さんは肉そばをお願いする。程なく到着。

丼が到着した途端に、そこから煮干しと枯れ節の、得も言われる独特でとんでもなく良い芳香が漂う。

口にすれば、麺の独特なぷっつり感が楽しく麺の大盛り具合も素晴らしい。

お客さんに「沖縄のソーキそばの麺に似てるね」と言われたらしい。鶏と煮干しの融合されたスープの旨みが激しく寄せては返す。やつぱり旨い旨い旨い。

ネギもいいし、豚もいい。嫁さんは旨いとスープを残さないが、奇麗に残さず丼の底が白かった。平日は結構ヒマだそうで、もてあましているらしい。都バスだと、豊島四丁目停留所近くである。

(2004.08.11)


休日明けの土日が、慣れて来たと痩せ我慢していたら、フロアの転属でシフトの関係により、休曜日が変わり、今日はお休み。ま、そんなもんである。朝から好天に恵まれた爽やかな桜風そよぐ火曜日。不思議と電車の接続が良く、秋葉原からJR京浜東北線電車に乗車して王子へ向かう。そもそも厳密に言うと、京浜東北線という路線は存在せず、かと言って線路も電車も存在すると言った、面白い路線である。東北本線、東海道線、根岸線をまたぐ路線となる。

王子駅の赤羽寄り改札口を出て、陸橋を三つまたぎ、豊島中央商店街に入り、城北信金(元王子信金)を過ぎる。しばらく行った右側、右側、う〜ん、無い。商店街が行き止まり、はてはて?である。時間は11:45を回っていた。確か黄色いテント幕が近くだったか?と来た道を戻ると、それらしいシャッターが半開きのお店があった。失敬をして覗くと、店主が今日のラーメンの出来をチェックされていた。

「あの〜 …」と声を掛けると、「あ、どうぞ、どうぞ」とシャッターを全開にして招き入れてくれた。真新しい壁と小さいカウンタ。それにテーブル席もあり、お祝いの花が華やか。メニューの小さい貼り紙には、かけそば500円と肉そば650円のみ。それに大盛150円で、もう一つの貼り紙には、自家製麺と調味料無添加の文字があった。カウンタ席中央に腰を下ろす。肉そばをお願いすると、後続客が続々と続いた。程なく到着。

どんぶりからは煮干しとかつお節の良い匂いが立ち込める。湯(スープ)は動物系は鶏のみだそうで、これに煮干しとかつお節、昆布が入って、得も言われぬ旨さ。麺も超感動の領域で旨い旨い旨い。これは旨いぞと、かけそばもお願いして食した。う〜ん、ねぎも良い。煮干しは高級料亭でしか使用されない、良い煮干ししか使ってないそうで、かつお節を甘くさえ感じさせてくれるもの。感動を店主にお伝えすると、「両脇におられたお客さんは毎日来て頂いてます」と教えてくれた。

店主のお兄さんが秋田で営業されていて、そのレシピを習い、こちらで最近開店されたらしい。「兄貴の味には及びませんが」と謙遜されておられた。秋田の味は知らないが、ここのラーメンは感動ものに旨かった。

(2004.04.06)


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