麺や福一 千葉・成田



一つ前のレポで触れたように過日の四街道某店でオフ会が催された際、こちらの店主も後半の頃から来られて、久々の再開に思わず近々訪問する事を約束した。

そんなわけで有名店修行店主のラーメン店を出た後、京成成田駅近くのドトールでまったりしてからこちらの店頭へやって来た。周辺の愛されるラーメン店と言う感じは今日も変わらず、ちょうど店頭ではお子さんを連れて来た家族連れが入店していた。

暖簾を潜って店内へ入ると、今日も盛況を極めた店内。入り口近くの待ち席に居ると単身客と言う事で先述の家族連れよりも早く席に促されて、手渡されていたメニューリストを繁々と眺めた私だった。

そんなメニューリストの最初に紹介されていたのが千葉のご当地ラーメンである竹岡式をアレンジして仕上げたらしい、平日限定とある濃口醤油ラーメンで思わずそれをお願いする事にした。そう言えば先程のお店と同じ醸造元の醤油を利用しており、こちらの利用が先だったろうか。

いつも思う事だがこちらは厨房と客スペースが完全に分かれていて、店主に来たよと合図を送りたくても送れない所が実にはがゆい。

以前は奥さんを通して挨拶させて貰ったが、店主の影すら見えなくなると後続客も来られて奥で多忙を極めて忙しいだけに、挨拶はもうどうでもいい気分になってしまうところ。程なく到着。

これまた濃い醤油色のスープの水面が、キラキラと輝く平日限定の濃口醤油ラーメンだった。それではと行かせて貰えば、これまたスペシャルに美味しいラーメン。

つい先程のラーメンと共通項が多いだけについ比較してしまうが、先程の方がより繊細な味わいが感じられつつも、こちらはこちらで野性味さえ見えて来そうなワイルド性が前に出ている雰囲気が良かった。

しばらく前から麺を京都の老舗製麺所らしい昭和6年創業の麺屋棣鄂(ていがく)にしたとラーメンフリーク仲間からお聞きしていたが、京都の製麺所はあまり知らなかったものの、なるほど個性の強い麺で店主が選んだのも頷けるものだった。その所為なのかネギの風合いが変化したように見えた。

チャーシューなどの具材も勿論美味しく、それはもう気がつけば完食だった。いや、今日も素晴らしい美味し平日限定ラーメンであった。

(左フォト) 平日限定濃口醤油ラーメン/店頭外観 (2011.04.06)


 麺や福一 (めんやふくいち)  ※鶏の骨はこちら

 住所:千葉県成田市花崎町846-15  TEL0476-22-1978  ※下記データ(2012.09.29)更新

 定休日:日曜日・月曜日  営業時間:11:30〜14:00/18:30〜21:00

 アクセス:JR成田線成田駅下車。東口左手の成田山近道とある看板の道を入りしばらく歩いた左側。






大空の厚い雲は取り払われないものの、昨日までの雨も止んで明るい陽射しも時折り射し出した、京成普通特急電車成田空港行きの車内。

大きいスーツケース等の、海外旅行バッグがそこかしこの、そんな渡航客が利用する電車。本日は、またこちらへ行く事にした、四月半ばの水曜日。曇り時々晴れ。

今回の訪問は、準レギュラーメニューで、「鶏味噌ラーメン」と言うメニューの開始をした情報を入手した為。いつもは夜だけのそんなメニューを、何と今だけしばらく平日13時から10食限定で出すとの事。

昨年出会ったこだわり抜いている味噌を、濃厚鶏スープに合わせ、寛永二年創業の浅草・やげん堀の七味唐辛子をアクセントとして使っているらしい。今までとは違ったアプローチで、引き算の美学的ラーメンだそう。これはもう、大変に気になるしかなかった。

そんな訳で、午後一時からと言う事で、店頭でしばしまったりと、待った後で暖簾を潜る。ついさっきから、光学三倍ズームの愛用のデジカメの調子が悪い。

露出が変で、今撮影したこちらの店頭のフォト映像もおかしく、やむなくケータイカメラで再撮影。精密製品だけに二年を越えると、色々過去にも問題が起きたものだ。そんな状況の中、盛況な店内へ入店。

入口付近の待合用の椅子に、四人程の家族客が待たれていたが、一人客と言う事で、空いていたカウンタ席に案内を受ける。早速に、鶏味噌ラーメンをオーダー。ふと到着した先客のオーダー品を見て、炙りチャーシューご飯も思わず追加でお願いする。

店主の奥さんとお母さんが店内をきりもみして、厨房は奥にあり店主は見えないお店。程なく到着。デジカメが元に戻らず、うっかりフラッシュを焚いてしまい、隣りの方が怪訝そうに見る。

やむなくケータイカメラで何枚かを撮影すると、その度に嫌になるくらいのシャッター音量が、店内にこだまする…。

ラーメンは、相変わらず繊細で、流麗なビジュアル。太い麺が見え、これがまた美味しそう。なるほど味噌は白味噌系で、鶏パイタンと合わせられており、まるで極上な甘酒の如く。これも店主のセンスが光る逸品で、いやいやもう、旨い旨い旨い旨い旨い旨い、いや美味い。

ラードが多めに入っている感じがあり、味付け的には、普段の方向性とそう変わらない感じで、なかなかなラーメン。野菜も多めに入っており、これが結構なボリュウム。

麺の食感が、さすがな太麺。やげん堀七味に、黒胡麻も一緒に前に来て、まるで炸裂する花火に、華やかさが増すもの。

炙りチャーシューご飯も脂が浮く程に良く、やはりウンマイ。気が付けば完食。いや、ドバン!と良かった。


(左フォト) 鶏味噌ラーメン/炙りチャーシューご飯 (2008.04.09)

ビジネス旅館福一のラーメン店。 2006.05 塩ラーメン 2006.05 自家製ジェラート2種盛り 2007.11 鶏白湯魚介焼干し味+三種叉焼

それにしても寒くなり、昨日は東北より北は雪が降ったと言うのだから、また一段と寒さを感じる。久々厚手のジャンパーに袖を通して出掛ける。数日前、成田新勝時裏手にある郷土資料館「成田山霊光館」において、成田周辺にかつて走っていた鉄道の資料本「成田の鉄道」を発売していると知り、本日出掛ける事にした。

そんな訳で、今日はこちらに入店。厨房は壁の奥にあり、そこで忙しく店主は調理中。勿論目が合う事もない。カウンタ席に御案内を受け着席。メニューを見ると、鶏白湯らーめんと言うのがあったので、それの魚介でプラス120円で焼き干し味にして、以前からある三種六枚チャーシュー350円もお願いする。麺は太麺と細麺が選べ、そこはやはり太麺。程なく到着。

おお、スープは何ともトロミがあるもので、どこか行徳にあるらあめん葫を思い出す感じのもの。麺はかなりウェーブがかかった太平麺で良い感じ。チャーシューは焼いた鶏チャーシュー、本八幡・菜を彷彿する豚肩ロースのレアチャーシュー、それに豚バラチャーシューとどれも相変わらず手がこんでいるもの。いやいや、もう旨い旨い旨い旨い旨い旨い。気が付けば完食。精算時に奥の店主を呼んで頂き、久々の再会を喜んで頂いた。いや、今日も旨かった。

(2007.11.20)

時ならぬ昨日の真夏日は、 まるで春の幻だったかの様に、低く垂れ込めた空から雨が落ち始め、 気温が下がる、休日の火曜日 ― 。しばらく前に、ビジネス旅館「福一」の一階で始めたラーメン店「福一」は、居酒屋営業スタイルとなっていたが、また以前の様なラーメン店スタイルに戻したらしい。本日そんなJR成田駅近くのこちらへ行って見る事にした。そんな祝日連休前。

遠い距離もあって予め開店前、電話で営業確認がてら御挨拶。雨足が強まり、天空から低く鈍い雷鳴が響く中、京成八幡駅10時32分発、快速成田行きに乗車。雨が、静かな空いた車内の窓ガラスを叩いて、弱冷房が窓を曇らせる。佐倉で後続の普通特急に乗換え、成田駅を下車して店頭に到着した。

丁度開店時間で、奥さんが暖簾を店先に掛けておられた。引き入れられ入店して、店主が奥の厨房から出てこられ御挨拶。カウンタ席に腰掛けて、豚骨魚介醤油ラーメン650円に、三種六枚チャーシュー350円の追加トッピングでお願いする。店舗は以前のスペースを閉め、フランス料理の店舗を利用してリニューアルオープンさせていた。体を壊され休業に追い込まれたが、回復して今はこのスタイルにした様。程なく到着。

おお、何とも豚骨のトロリ感が絶妙で、独特感高い魚介風味のスープに、さっぽろめんフーズの中太麺が何とも良く、油がやや多めなものの、これは旨い旨い旨い。三種のチャーシューは、豚肩ロース、豚バラ肉、鶏肉をしっかり綺麗に炙ったもので、何という手間の掛け様。気が付けば完食。何とも軽いもののドッシリ系に、すぐデザートへ移ろうかとも思ったが、微妙な静寂にせっかく来たんだしと、塩ラーメン700円もお願いしちゃう。程なく到着。

いやいや低加水気味の中細ちぢれ麺に、こだわり高い塩スープが絡み旨い旨い。デザートに自家製ジェラートがあり、ブラットオレンジにミックスベリーの2種盛りを食したが、こってりラーメンの後にあっさり感あるジェラートは、大変に合っていて美味しいデザートだった。オーガニックエキストラバージンオイル味もあって、これがまた人気のジェラートらしい。

夜は鶏白湯系のラーメンだそう。精算して外に出ると、雨はあがっており、空が幾分明るくなっていた。明日からの祝日3連休は、11時30分より14時まで特別営業だそうで、つけめんも明日から再開する様。いや、良かった。

(2006.05.02)

アメリカにも行っちゃう某大御所の10万アクセス記念カラオケオフ会に伺った所、当サイトの10万アクセスも同時にお祝い頂き、心よりお礼申し上げます。やつぱり大御所である。そんなオフ会で、こちらの店主の美声もまた聞く事が出来、また行きたくなり、某店訪問の後、さらに京成電車に乗り成田で下車。

古くは八日市場へ接続する成田鉄道の乗り換え駅がJR駅近くにあったらしい。お店に着くと午後一時前であった。ご挨拶をして、メニューから醤油つけめんをお願いする。程なく到着。

さすがフランス料理を10年近く修行された、店主の作品だけあって、旨いつけ汁と良い麺を使用されていたのだった。分厚いチャーシューがロースターで程よく焼かれ、旨いチャーシューを堪能したのであった。ただ割りスープの段になって、自分で急須から継ぎ足すスタイルで、バランスが判らずやや困ってしまうのだった。

もう一作品行きたい所だったが、三杯目となってしまう為、自粛したのであった。そんな世間話しから、ダイエットの話しなどで盛り上がりもして、後続客の入店を期に挨拶をしてお店を後にしたのだった。千葉ラーメンスタンプラリー、これで七軒目である。そういう訳で、ラーメンミュージアムはこちらです

(2004.08.18)

藤やつつじが咲き乱れている、さわやかな初夏を思わせる風がそよぐ水曜日。先日、ROCKYさんのサイト一周年記念のカラオケ大会で、鋭い眼光でマイクを握り、渋みのある顔で流行りの歌を熱唱している方がおられた。お聞きするとこちらの店主で、「あ、サイト訪問してます」との事。滝涙である。「星〜!!」である。思わず訪問を約束した。京成八幡から京成電車で、一路成田へ向かう。

さながら小旅行の気分。田園地帯を駆け抜け、電車が京成成田に着いたのは、出たのも遅くあって正午過ぎ。JRの駅は少し歩けばあり、駅横にある成田山近道とある道を入る。通りの右側は土手状になっていて、春の草花が迎えてくれた。少し歩くと、福一旅館という看板が見え、旅館の名前がラーメン店の名前になっている事が判る。

店主は旅館が団体さん等で忙しい時は、そちらを手伝う事もあるらしい。その奥にレストランプチマルシェというお店があり、夜はそちらでシェフをされているという何とマルチな行動力と、それだけでもう賞賛に値するという所である。その間にあるのがこちらのラーメン店で、以前はガレージで物置になっていたスペースを利用して開店させたらしい。

ちょうどランチタイムとあって先客が三名程おられ、中に入ると件のあの夜に熱唱されておられた店主が、フランス料理のシェフの服装で厨房に立っておられた。気が付いて頂き挨拶をして、先客を擦り抜ける様にカウンタ奥の座席へ着席する。背中の壁には判り易い言葉と文字で、こだわりのメッセージが列ねてあった。蘊蓄という言葉では片付けられないボード。メニューを一読して、しょうゆラーメンに、沖縄のブランド豚らしい寿豚のチャーシューを追加トッピングでお願いする。

見るとカウンタトップに電気ロースターがあり、スライスしたチャーシューを一枚一枚中に入れローストをしている。もうそれだけで涙ウルウルである。煮干しについてお聞きすると、しおは頭を外して、しょうゆの方はそのまま使っているらしい。程なく到着。

湯(スープ)は多種な油を用い程よいアツアツ感があり嬉しい。醤油が際立った感じが無く、たすかに煮干しの頭を外さなくてもそんな風情は無く、複雑多面的な薄味が心地良いスープ。随分とカエシの仕様を変え、これに落ち着いたらしい。麺は最近、カネジンさんの麺を加えたそうで、このラーメンで使用していて、浅草・つしまさんに近い、とっても良いもっちり感があった。そしてチャーシューがふんとに良く、アツアツで旨い。これだけ良いと煮豚の料理法自体が勿体ないといった所であった。

どこかやや肉の旨みが逃げている感じ。別にこちらのお店に限った話しでは無い。たまにあり、逆に中華料理店のそれは、まずそんな事は無い。そう言えば某ラーメン店では煮る前に一度フライパンでローストしていた。それとも茹で湯に秘密があるのか。食べるばかりで作り手になった事がないので何故?の文字が錯綜する。

何れにしても言うほど肉の旨味は逃げておらず、その評価は高評価で、肉質や量からしてこれで250円はお得過ぎる感があった。そして何れにしてもここまで来た甲斐があったという事でしおもお願いする。こちらも大変良く、神田・そらさんに近いものを感じた。こちらの麺は渡辺製麺という以前から利用している麺だそうで何れも中細で、こちらの方がより熟成させているそうで、そのむちむち感は前半気付か無かったが、後半その正体があからさまに出て来た。

日祭日のお休みについてお聞きすると、駅周辺という事で企業に勤める方の利用が多い結果などかららしい。大満足の二杯を綺麗に完食して清算をすませ、外に出てまた京成側の駅まで歩き出す。比較的静かな時期の成田の街を、春の暖かいそよ風が新緑をなぜていた。

(2004.04.21)