中華料理 ひさご亭 千葉・市川大野





曇り空で午後から雨の予報が出ているものの、正午近くでもまだ滴が落ちる気配がなく、ふと見れば梅の花が満開に咲いていた三月前半の木曜日であった。

そんな今日は特に予定も無い日で、朝から一月末日に閉店して行った三鷹の名店「江ぐち」の再開予定がないかネットサーフィンをしていたりした。

そんな事をしていたら、JR市川駅周辺にあったひさご亭のゲンコツ大の餃子が浮かんだ午前中だった。自宅から比較的近くのJR市川大野駅周辺には、暖簾分けをしたこちらがそう言えばある事を直ぐに思い出し、それならばと久々出掛ける事にした。

また自転車に跨がって、こざと北公園を目指して出発。ちなみに大野の町の周辺には多くの平将門伝説が残っており、市川市立第五中学校近辺には将門公が築いたと言われている出城跡がある。

また京都から勧請された天満宮もあり、地名も御門(みかど)や楯台に迎米(むかえごめ)など、多くの名残りとなる地名があるそう。

すでに春の香りがするそんな周辺を快走して、もう既に白鳥は北へ飛び立っていた、調整池の横を通ってこちらの店頭に到着した。

昭和28年に創業して平成20年に閉店してしまった、本店で修行した店主のお店だ。そう言えば本店は江ぐちと同じで、一月末日にどちらも閉店して行った。今のところどちらも再開する予定はないようだ。

よく店頭前の道路は通っているが、入店するのは約3年ぶり。前回訪問してまもなく、日除けテントが刷新されて、開店時間が30分繰り下がって正午ちょうどに変更したようだった。

開店まもない時間ながら、中へ入ると盛況な店内で、カウンター席は全て塞がっていた。空いていたテーブル席の一席に促されて腰を降ろし、メニューを見上げつつもあらかじめ決めていた、ラーメンと半餃子をオーダーした私だった。

先客の殆どは人気のゲンコツサイズの餃子をオーダーしていて、それが目の前をひと通り行き来してから、セットのようにオーダーしたタンメン等が行き来していた。程なく三個が皿に乗った餃子が到着。

おお、正直に言うと以前は若干本店より小振りで雰囲気も違うかなと思ったが、目の前に来たそれは本店のそれと寸分違わぬサイズであった。

そしてオーラも、同じように感じる事が出来たものだった。そう言えばお一人本店で見た気がする方が目の前におられた。

以前館長のサイトで、擦った生姜を醤油に入れて食すとかなりイケるとあったのを思い出し、お店の方にそれを相談すると快く別皿で擦り生姜を出してくれた。

それで口にすると、なるほどこれがかなりいい感じで、大変美味しい餃子が愉しめたものだった。やはり本店とまったく同じで、実にこれが良かった。

そしてラーメンも来て、そちらにも手を付けるとこれまた美味しく、じんわりと来るさざなみのようにやって来るうま味が良かった。

個々の具も夫々がいい感じで、チャーシューはロースの風合いよく、ナルト巻きもいい練り物の弾力があった。ボリュウムが凄い餃子なるも、そこは気が付けば完食だった。

精算時お聞きするとやはり本店にいらした方で、ただそのお一人だけで他の本店にいらした方はこちらにおられないそう。

いや、大変に良かった、ラーメンと半餃子であった。

(左フォト) ラーメン/半餃子(三ケ)/中は野菜たっぷりの餃子 (2010.03.04)


 中華料理 ひさご亭 大野店

 住所:千葉県市川市南大野3-22-2 TEL047-337-3366 

 定休日:水曜日 営業時間:12:00〜19:00

 アクセス:JR武蔵野線市川大野駅下車。こざと北公園へ向かって歩き、その調整池前にあり。



  2010.03.04 厨房側壁上の献立表。   2010.03.04 日除けテントが刷新された店舗の外観。




現在JR市川駅前の本店は、こちら特有の餃子のみ販売しており、店内でラーメン等を食す事は出来ない状態となっている。本店と変わらない、餃子にラーメンやタンメンをこちらで提供していると、以前本店で餃子を購入した際にお聞きしていた。

そんな折りに体調を崩してしまい、長い入院生活が続いてしまった。そう言えば行ってなかったなと、本日の昼時に自転車へ跨りこちらに到着。

丁度ランチタイム真っ盛りで盛況な店内。入口近くのカウンタ席が空いていたのでそこへ腰を降ろす。メニューを見上げ、シンプルにラーメンのみで行こうと思い、ラーメン550円だけでお願いする。程なく到着。

生姜に香味油のラードが多めの中華ラーメンで、細ちぢれの麺がまた良い風情を成し遂げ、なると巻きが柔らかめな点も良く、いや、これは、旨い旨い旨い旨い。

やはりラーメンのスープもどこか甘く、こちららしいシフト。シナチクさえも自然に美味しく、昔味なチャーシューがたまらない。気が付けば完食。いや、良かった。

(左フォト) ラーメン/店舗外観 (2007.12.20)

先日伺ったひさご亭がなんと自宅近くにも在ると知り、行く機会を伺っていた。本日午前中腰を痛めたがおとなしくしていたら幸い回復が早く午後には大分良くなったので遠出もはばからない事もあり、こちらに行く事にした。場所はすぐ判り、自宅からしばらく歩いた南大野の調整池がある「こざと北公園」の目の前にあった。

店内に入ると本店と似た様なカウンタ席と六人掛けテーブル席があり、先客は午後二時半過ぎでも二人おられた。テーブル席を独り占めしてから、チャーシューメンと三個入りの半餃子をお願いする。

しばらくして本店と変わらない、でっかい餃子が先に到着する。例の黒糖の様な甘みがあったから、醤油以外にお酢とラー油もたっぷり入れて食べた。自家製らしいラー油が良かったのか慣れたせいなのかここのが旨いのか、、この前よりずっと美味しく食べる事が出来た。

くせになってしまったのか?甘みの事をお聞きすると、「野菜の甘みですよ」との事だったが、「・・・・・・」としていると、「そ、それ以外は秘密なんです」との事だった。なるほど、と云う所だった。

ラーメンも到着する。湯(スープ)は生姜を感じるあっさりすっきり醤油味でなかなかであった。チャーシューはもとダレで味付けした感じでまずまずであった。麺はややコシが弱い細麺だったが美味しかった。ナルトの弾力も良く、こうした町のラーメン店で食べるラーメンとはやはり一味違っていた。

完食後、清算を済ませて外に出ると、池からサワサワと爽やかな風が来て思わず公園に入り、水面に近づき一息つく。また近くには美味しい手作りケーキのお店「バイエルン」があり、店内でそのケーキを楽しめる喫茶コーナーもある。本店しか行った事が無い方は是非こちらにも寄って欲しい。空気が美味しい分旨く感じることうけあいである。

(2003.06.27)


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