支那麺 はしご 東京・銀座

昨日見た自宅周辺の人通りが少ない銀杏は、結構な程に黄葉が進行していたが、都内の車が絶えない今日の中央通りの銀杏は、未だ若干色付き始めた程度であった。そんな所にも温暖化の起因が、はっきり感じとれた十一月前半週明け月曜日の朝だった。

昨夜は数年振りで大病後初めて高校時代の友人10人以上が集まる一足早い忘年会へ行き、結構呑んだが量を抑え気味にしていた為朝の寝覚めも良かった。しかしそれでもいつもよりは、どこか虚ろであったのかも知れない。





そんな今日は銀座界隈の営業と決めて、ランチは入船店に一度訪問した事がある、こちらへ入店をする事にした。こちらも担々麺がウリのラーメン店だ。

地下鉄銀座線の電車で銀座四丁目交差点下の銀座駅で下車し、晴海通りの歩道を歩いて、数寄屋橋交差点で信号が変わるのを待つ。目の前には数寄屋橋阪急百貨店だった建物の記憶で久しい、二年前に東急不動産が土地と建物を入れて1610億円で取得した銀座東芝ビルがあった。

以前こちらが地下の一角で営業していたビルで、昭和9年に竣工と言うからもう築年数70年以上の建物であるらしい。次の右路地を入り、その先の十字路を左折して少し歩くと、右手に移転して程ないこちらの入り口があった。

銀座5丁目の銀座東芝ビル閉館に伴い、そう遠くない場所のこちらを6月にオープンさせ、統合により9月から本店としてスタートしたお店だそう。

正午前のまもなく正午と言う時間に店頭へ立つ。自動ドアの左手にはメニューが用意されていた。右手には銘板らしきものがあり、黒い枠の中に「橋悟」と「昭和参拾九年」の二つの文字が刻まれていた。

店名の「はしご」を漢字にするとそうなる事を初めて知り、この屋号で昭和39年に創業した事が判る銘板であった。なおラーメン店としては、昭和50年に創業しているらしい。

さて中へ入って行くと長いカウンターが奥まで続いていて、比較的入り口寄りの少ない空いていた席に促されて着席した。

入り口のメニューを見て決めた、だあろうだんだんめんとあった太肉担々麺をお願いした。するとライスの確認があったので、無料のサービスがある事がすぐ理解できてお願いした。ほぼ満員の店内で殆どが身軽な常連さんの銀座のサラリーマンと言った感じであった。

先にライスが来ると皆一様にカウンターに置いてある、黄色いタクワンを細切りして昆布の旨みも加えたサービス惣菜をご飯の上に乗せており私も真似して担々麺を待った。

ラーメンを食べ始めの頃は、そうした観点の概念がない所から始めたが、今はこうしてある程度の事が判って来ると、こちらのようなラーメンもまた結構いいタイプだと言う事が理解できる。ちなみにこちらも無化調のラーメンだ。

こちらではラー油を「紅油(ホンユ)」と読んでおり、その分こだわった自家製らしい。なお現在こちらの銀座本店以外には、銀座八丁目店、赤坂店、新小岩店、入船店、谷中店が営業している。程なく到着。

おお、紅色(べにいろ)した担々麺の中央部には、あっさりした味付けでしっかり煮込んである煮豚が横たわり、その上に青菜が弧を描いて置かれていた。華の都銀座らしい担々麺ではないか。

それではと行かせて貰えばそれはもう、いやいやいやいや、無化調と言う嬉しさが先に立つ良さで、美味い美味い美味い美味い美味い美味い。胡麻は醤油スープに膜が張る程度で、ラー油と共に浮いており、それでもそれが少ないと言う事もない量であった。

柔らか目の細ストレート麺がまたいい風情で、なかなかの良さを成し遂げていた美味しさであった。太肉もうまい。

余談の話しとなるが、こうしてよく口にする担々麺だが、某サイトで某氏のご指摘で初めて気が付いたが、今まで気が付かずに「坦々麺」と表記していた。

語源は平坦とは全く関係ない、担いで売った所から来ている麺料理と言う事から「担々麺」が正解で、現在鋭意修正調整中ですのでご了承願います。パソコンの変換文字が似ていて、全く気が付きませんでした。

そんなわけで、気が付けば完食。本店が一番美味い法則は、こちらでも感じる事が出来た。いやこちらもまた良かった美味かった。


(左フォト) 太肉担々麺/サービス惣菜&ご飯/店頭外観 (2009.11.09)


 支那麺 はしご (橋悟) 銀座本店

 住所:東京都中央区銀座6-3-5第二ソワレ・ド・ビル1F   TEL03-3571-1750

 定休日:無休   営業時間:11:00〜翌5:00 ※土日祭日〜21:00

 アクセス:東京メトロ銀座駅下車。数寄屋橋交差点から新橋方向へ向かい、一つ目の右路地を
       入り、次の十字路を左折して少し歩いた右側。



喜劇らーめん食べ歩きTOP