博士ラーメン 別館 千葉・鎌ヶ谷







昨日は一カ月も早い位の暖かさだったようで、本日はまた三月中旬らしい暖かさに戻っていた。そして見上げれば澄み渡る青空から、目映いばかりの早春らしい陽射しが、街角に降り注いでいた日曜日午前中の遅い時間だった。

一昨日は久々に地元の博士ラーメンへ訪問して、そんな所からその本店にも足を運んで見たくなった本日であった。昭和51年5月創業のラーメン店で、医学博士の父に薬学博士の長兄と医学博士の次兄を持つ、まさしく博士ファミリーの方が経営するこちらだ。

現在では、アジアンダイニング「博士タイレストラン」、イタリア料理店「庭園イタリアン・ドクトーレ」、そしてこちらの「博士ラーメン別館」の3店舗を鎌ヶ谷駅から程近いこの同じ場所で展開している。

そんなわけで船橋に出て、東武野田線を利用して鎌ヶ谷駅に到着した。大正12年に北総鉄道として開業した駅で、総武鉄道と改称した後に昭和19年に東武鉄道に吸収されて現在の野田線となっている。

ちなみにそれ以前の大正初期頃に船橋鉄道と言う会社が設立された事があり、船橋と柏を結ぶ予定があったものの頓挫している事はあまり知られていない。

もしもその計画路線が予定通り開通していたならば、船橋から新京成の二和向台駅の方向に進んだ後、白井市役所の横を経由して柏駅に至るルートになっていた筈で鎌ヶ谷には寄らない予定となっていた。

また明治時代の後期から大正初期にかけては、行徳から中山を経由して木下街道を利用して現在の新京成線鎌ヶ谷大仏駅周辺に至る東葛人車鉄道が営業していて、物資や人間を乗せて手で押して動かす車両が行き来していた。

それも蒸気動力に変更して浦安まで路線を延ばす計画の申請が国から却下されてしまった頃の大正七年に営業路線が廃止されてしまった。

さてそんな鎌ヶ谷駅から数分歩いた場所のこちらで、異彩を放つ山小屋風の建物の中へ入店すると、入り口に二人の方が友人同志らしく世間話しをしながら長椅子に座って順番を待っていた。その隣りに腰掛けさせて貰い、さほど経たずして厨房前のカウンター席に促されてそこに座りなおした。

先程の長椅子の場所にあったメニューリストでこちらでもつけ麺が始まった事を知り、当初は茨城で130年続く老舗の醤油を利用した「特醸正油ラーメン」を考えていたが、その存在を知る所となりそちらへ考えを直す事にして「別館チャーシューつけ麺」なるメニューを大盛でお願いした私だった。

近年のつけ麺ブームは、今まであった同じようなものでは無いようで、とうとうこちらもでもメニューに加えさせる程のパワーがあったようだ。ちなみに最近商品の値下げをしたのか、そんな表記が成されていたメニューリストであった。

奥のタイレストランでもラーメン等の麺類を提供していて、そちらだけのメニューで「レッドカレーつけ麺」と「グリーンカレーつけ麺」を提供しているようだった。なおそちらとの違いはスープに鮪の頭を利用して、じっくり焼いたチャーシューをこちらで提供している事だそう。

実は私の周辺に居住するマイミク様から、20年程前に船橋駅周辺の市場通り沿いにもこちらがあった事を先日教えて貰う機会があった。

それで創業当時からオーナーの元で働いて来られた店長さんに確認すると、確かにその通りで直営の支店だったそうで此処から人や食材を当時送ったらしい。

なお現在直営の支店は無く、大町にあるお店はフランチャイズ契約で長年営業しているお店である。程なく到着。おお、完全無欠な太麺が実に美味そうで、汁は一見すると何処か東池袋大勝軒にも通じてそうな豚骨醤油色だった。麺の上には良い雰囲気がある、分厚いチャーシューが乗っていた。

それではと行かせて貰えば、なるほどこれが如何にも体に良さそうな博士ラーメンが編み出した雰囲気があるシフトのもので、漢方薬に近くもないが遠くもない香辛料感が、魚介風味と絶妙に合わさっていて実にマッチした感覚がたまらない美味しさだった。

まさしくここでしか味わえない、唯一無二のオリジナリティ感がありつつも、妙に醤油の味が日本人の心に訴えかけている所があり、そこに王道の二文字が去来しているのが大変面白いスタイルを造作していたつけ麺と言えた。

麺はやはりカン水不使用で、糖尿病予防にもいいギムネマに老化防止にいい黒胡麻のほか、ガン抑制になるキャベツの生青汁も練り込んでいるらしい。

またそんな麺の上には、緑色が鮮やかな小さなシークヮーサー半裁も楊枝に指して乗っていて、後半になってからつけ汁に果汁を絞って入れたが、これが柚子とはまた違ったフルーティーな趣きがあって良かった。

スープは先述の鮪の頭以外は、国産地豚のげん骨・青森産地鶏・大網白里産真鰯・薩摩産本鰹節・屋久島産鯖節・北海道産日高産昆布等を12時間炊き出した、開業以来変わらない無化調の自然健康スープだそう。

じっくり焼いたチャーシューも汁で温めて口にすれば味付け玉子共々実に美味しく、後半になってから何も言わない内に割りスープが来て、これまた風情の高さが如実に良かったスープ割りであった。もう、気が付けば完食である。

つけ麺としての麺の風合いも、通常のカン水麺のコシやモチモチ感や喉越しとほぼ変わらないものであり、魚介感を楽しむ風潮が強い現代的な面も忘れていないつけ麺で、そうした意味でも満足できた。

精算を済ませて外に出ると、一番奥まった場所にあるイタリア料理店「庭園イタリアン・ドクトーレ」では、カフェだけでも利用できる旨の案内があり、どうせならとそちらへ入店し680円のドルチェセットを選び、日替わりのチョコレートケーキと一緒にブレンドを愉しんだ。

(左フォト) 別館チャーシューつけ麺大盛(麺・汁)/創業当時の店舗/店舗外観 (2010.03.14)


 博士ラーメン 別館      ※公式サイトはこちら

 住所:千葉県鎌ヶ谷市道野辺本町1-15-12  TEL047-444-3212

 定休日:無休 営業時間:11:30〜23:00(LO22:30) ※2010.3月現在

 アクセス:東武鉄道野田線鎌ヶ谷駅東口下車。改札を左側に出て、ロータリー左奥の道を行くと
       県道8号線に出るのでそこを左に曲がり、しばらく進んだ右側。徒歩およそ2分。




敷地の一番奥にある庭園イタリアン「ドクトーレ」


「ドクトーレ」のチョコレートケーキのドルチェセット


「ドクトーレ」入口の田中静雄医学博士の銅像





本日も寒いものの大空の色に暖かさを感じ、頭を巡らせるとこちらが浮かび出掛ける事にした。経営者一家は医学博士もおられる、正真正銘の博士ファミリーだそう。健康に良いラーメンが信条で無化調。

昼過ぎに店頭へ到着。やはり人気店とあって、待ち客が入口周辺にちらほら。見るとファミレスや回転寿司店でよく見る予約記帳用紙が入口横にあり、名前と人数1を記入。寒さに辛抱たまらず、中に入ると暖かい店内。順番に名前が呼ばれ、自分の番となり席を案内受けて着席。

メニューから、こちららしいガン抑制効果があると謳い文句の「ガンキャベ」と命名されているキャベツの甘酢の浅漬けと、特沖縄天然塩チャーシューメンをオーダー。

程なくして、「ガンキャベ」が到着。ゴマ油が振りかけてあり、大変さっぱりしてラーメンを食す前にぴったりなサイドメニューと言えた。特有なキャベツと言う事では無く、通常のキャベツにはガンを抑制する効果があるらしい。そしてラーメンが到着。

それではと口にして行けば、もうこれはやはりと言うか、旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い旨い。鶏が下がって豚が強めのスープに、何とも形容し難い魚介の風味が、岩礁に打ち付ける荒波の如く。

そしてじんわりと、まったりと来るスープの上質さに、太平縮れのこれまた何とも形容し難い麺の食感がたまらない。もはやおそるべしの、言葉しか浮かばないラーメンだった。チャーシューも、その他の具も、いい感じ。気がつけば完食。いやいやいや、良かった、旨かった。

(2008.01.15)


晴天の、春の穏やかで爽やかな風が、桜の花びらを舞わせて、道路に敷き詰めて行く。木々の隙間からは、青い青い空が見える陽射しが眩しい正午前、今日は嫁サンと、久々にらーめんを食べようと、こちらに向かう。地図上で測ると、およそ5kmと近い割りに、バスと電車を乗り継いで、遠回りと便の少なさもあっても意外と行くのに時間が掛かる場所。40分近くかかって到着。

店内に入り、テーブル席に案内を受け着席。メニューで、限定とある築地マグロラーメン850円が気になって、嫁サンのねぎ塩ラーメンと共にお願いする。程なく到着。なるほど醤油ラーメンの上に、マグロの刺し身が5〜6切れ入り、刻み海苔が振りかかった一品。マグロはスープに入った部分の色が変わっていて、マグロのタタキ状態。しかしこれが魚介の甘み際立つラーメンで、何とも旨い旨い。舌が喜ぶと言うより、体が喜ぶ感じで、面白い程ヘルシー。嫁サンの塩ラーメンも少し食したが、コクに深みがあり、やはり美味しいラーメンであった。いや、旨かった。

(2005.04.15)

自宅からそう遠く無い所にある博士ラーメン市川大町本店。こだわり深い案内が店内のそこかしこにあり、ラーメンは何とも独特な味わいがあり、行く度に不思議な思いをしたものである。このサイトを初める少し前に、ラーメンにはまり関係本を買い集め読んで行くと、そのお店は鎌ヶ谷駅近くに本店があるという。言ってみれば総本山だ。

昨年暮れに大町のお店に食べ歩く様になってあらためて食し、今回こちらにも足を運んで見たくなった私だった。そんなわけで会社帰り船橋から東武線電車に乗り、鎌ヶ谷駅に着いたのは午後九時近くであった。

県道という割には比較的車の往来が少ない8号線で、そこを進むと早速ラーメンの香りがした。と思ったら家系ラーメン店が手前にあった。

そして少し歩いて行けば、ネオンきらめくこちらのラーメン店があった。それは一種のテーマパークでもあるかの様で、敷地に入るとグリーンの屋根のロッジハウス風建物が鎮座していた。思ったより小さいお店であった。

中に入ると市川大町本店と同じ様に、客席スペースと厨房スペースの間に窓ガラスを配した壁が同じ様にある。これを見ただけで、ああ博士ラーメンに来たんだと実感ができた。厨房と店内にお店の方が一人ずつおられ、どちらとも従業員という感じで、先輩後輩の雰囲気が二人のやり取りで感じ取れた。

特正油チャーシューを後輩風の方にオーダーする。到着前に、その後輩風の方に大町のお店でよく食べた事を告げ、「味は同じなんですか?」とお聞きしてみる。

そうすると奥の本店を指差しながら、「他店のお店はこの奥にある本店の味とほぼ一緒です。食材はそう変わらないんですが、ウチだけは製法を変えて、チャーシューをこだわり高く提供しているんです」との事だった。

本店はタイレストランにもなっており、ラーメンも提供していて同じ敷地にある。厨房の方はやはり博士の帽子をかぶっていた。程なく到着。

湯(スープ)は、やはり独特なコクの滋養味の高い味。支店と較べると、なるほどダシスープは似てはいるがどこか旨味が一歩リードしている感じ。そしてやはり大変に秀逸な麺。

カン水を使わず、ギムネマという大変に健康に良いものに加え、黒ゴマを練り込んである麺。それも茹で加減が絶妙で大感動の領域にさえある。そしてチャーシューがすんごい。かつて同じ様なものに出会った事が無い独特なもの。

甘味を感じ、なんとも言えない良さがあった。黒胡椒の辛味とのバランスも絶妙で気がつけば完食。店内禁煙で、この独特なコクはマグロの頭によるものが大きいのか定かでは無いが、さすが総本山のラーメンというものであった。

(2004.01.22)



2005.04 限定・築地マグロラーメン




2004.01 夜のネオンも雰囲気あり。



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