がんこやラーメンかるがん 茨城・千代田





幾重にも重なった八月の雲の隙間から、夏らしい熱気を伴った陽射しが容赦なく降り注ぐ、お盆休み初日水曜日の午前中であった。

当初は電車で土浦へ出掛ける予定だったが、せっかくなら茨城でもう一軒と言う事で、朝方のネットでこちらの存在を知る事となり、それならばとレンタカーで出掛ける事を思い立った。

よく利用する周辺のレンタカーショップに電話で確認すると、空いているそうで早速予約して出掛ける事にしたのであった。

手続きを済ませて、午前9時50分頃出発。市川市内から三郷ICへ向かうと、矢切まで外かんの側道が延長されており、比較的スムーズに常磐道まで出る事が出来た。

谷田部東パーキングエリアで一息して千代田石岡インターチェンジで出て、そこから少し土浦方面に戻った国道6号線沿いにあるこちらには午前11時半頃に到着した。

ネット等には「がんこやラーメン」として紹介されているが、看板を見るとその店名の後に「かるがん」と続いていて、思わずそれって何だろうと考える私であった。

敷地には広い駐車場があるものの、周辺の愛されるお店と言う事で殆どが埋まっており、何とか空いていた奥のスペースにレンタカーを駐車させて入店した。

24時間営業の周辺の良き人気ラーメン店で、大根おろしと梅干しを利用した「みぞれラーメン」が名物らしい。それも候補の一つだったが、常連さんに人気らしい、850円の岩のりチャーシューメンでお願いした。

壁には無数と言いたくなる程のメニューがあり、ねぎミソラーメンやつけ麺など一目で判る内容の他に、かごめ夷布ラーメンとか、竜安寺ラーメンとか、みちのくラーメンとか、青とんラーメンとか、おりべラーメンとか、そんなネーミングのものもあった。

また、電気ラーメンというのもあったが、しびれる程かなり辛いラーメンらしい。うまくすぐ座れたが、店内は盛況を極めて混雑しており、後ろには待ち客が席が空くのを待っておられた。

それにしても、「かるがん」とは、一体何の事なのか気になっていた。語呂が似ていて思い出した、九州じゃんがらラーメンの、「ぶるかん塾」みたいなものなのか。

ちょうどそこに先客のラーメンドンブリを、片付けに来られたお姉さんがそばにやって来たので、どんな意味があるのか以前から気になっていた事を(本日知ったばかりです)告げて、その方にお聞きしてみた私であった。

するとこれが長い話しになってしまうそうで、こんなに混雑しているので無理かぁと思えば、その後に続いてお話しが始まったのであった。要約すると、こちらの社長さんが子供の頃にあった駄菓子屋の店名だそうで、その名前はモンゴル語らしく、向こうにはその地名さえもあるらしい。

お忙しい中教えて頂き、心より御礼申し上げます、だった。そうすると直ぐ右手におられた常連さんらしき方が、そうだったのかぁと頻りに感心しておられ、よくぞ聞いてくれた的なお言葉を頂いたのであった。

それにしてもお盆休みで今回こちらに来た訳だが、ラーメン店もお店によっては、それでお休みする所も少なくない。ふと壁にその張り紙があり、読むと明日の13日木曜日から17日月曜日までこちらも休業する様で、 ・・・あ、危なかった。程なく到着。

おお、岩海苔が多めに盛られたラーメンで、スープはなるほど白濁した豚骨スープだ。それではと割り箸を割って行かせて貰えば、何ともこれがローカルな風情が豊かなラーメンで、とは言えこれがもうもう、いやいやいやいやいや、美味い美味い美味い美味い美味い。

じんわりと来る豚骨スープには、溶かした背脂が入っている感じがあり、中細ストレートの麺は非熟成のようなモチモチさがあるラーメンだ。

ラーメンショップ系に近いと言う情報もあったが、首都圏のラーメンショップ系とはまた違った感覚の味で、いわゆる街道沿い的な風情を感じるスープのラーメンだった。

チャーシューも良い雰囲気で、気が付けば完食。いや、何ともいい味の、ラーメンであった。

(左フォト) 岩のりチャーシューメン/盛況な店内/店舗外観 (2009.08.12)


 がんこやラーメン かるがん   [2009夏・茨城ラーメン紀行・前編]※後編はこちら

 住所:茨城県かすみがうら市下土田471  定休日:日曜日  営業時間:24時間営業

 アクセス:JR常磐線石岡駅下車。徒歩圏外。常磐道千代田石岡ICそば、国道6号線沿い。



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